1976-10-12 第78回国会 参議院 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第2号
○橋本敦君 それはさらに確実な調査をお願いするといたしまして、いま挙げた事件以外に、疑獄事件として国会あるいは世上で問題になったけれども、しかし事件にならなかったというような関係で葬られた事件が、戦後数えてみますと、たとえば吉田元総理が関係された五井産業事件、あるいはそれ以外にも東独からのカリ輸入問題の事件、電源開発問題、あるいは全購連の汚職事件、数々あって、ざっと数えて四十件ぐらいある。
○橋本敦君 それはさらに確実な調査をお願いするといたしまして、いま挙げた事件以外に、疑獄事件として国会あるいは世上で問題になったけれども、しかし事件にならなかったというような関係で葬られた事件が、戦後数えてみますと、たとえば吉田元総理が関係された五井産業事件、あるいはそれ以外にも東独からのカリ輸入問題の事件、電源開発問題、あるいは全購連の汚職事件、数々あって、ざっと数えて四十件ぐらいある。
しかもその事務局長の佐藤昇というのは、有名な五井産業事件の佐藤昇に違いない。これは当時大問題を起した人物だ。この人物を後援会の事務局長にして、そうして一般国民から集めた浄財を千何百円もわけがわからぬことをしておる。これは当時新聞に大々的に報道せられているはずであるが、これに対して一体検察庁は何をしておるんだ。答弁をしていただきたい。
私らの推測するのには、おそらく体育界にも関係があるし、いわゆる昭和電工だとか五井産業事件だというようなところに連なっておるところを見たら、いわゆる財界の方に顔がきくからよかろうじゃないかというようなことで、この人を理事長が承認をして事務局長になられたように思うのであります。そういうような安易なことが今度のようなことになった。
私は佐藤事務局長と面識はあるけれども、久しく親交をしておりませんのでよくわからないのでありまして、聞くところによると数年前でございますか、五井産業株式会社の社長とかしておられたということを聞いておりました。経緯その他については存じません。
○原田委員 今聞きますと五井産業事件とか昭和電工事件に関係のあった人だというようなことが出ておるのですが、こういう人をこういう重大な事務局長の役職に据えたということは、これは一体だれがしたのですか。平山理事長に信頼されておるのに、その信頼を裏切ってまことに申しわけないということを佐藤氏が言っておるのですが、佐藤氏を事務局局にしたのは平山さんが推薦されて事務局長になられたのですか、どうですか。
古い話になりますと、五井産業事件、二重煙突事件等、これは時間的には近年のできごとでありますけれども、あまりにもわれわれの記憶から薄れてしまつたほどたくさんの事件が最近次々と起つて参つております。
(拍手)現段階の資本家階級は、常に対政府あるいは対国会活動を意のままに続けておりまするが、しかもその強力なる闘争の武器といたしましては、あり余る黄金を活溌に振りまいているのでありまして、彼ら資本家たちは、その武器に災いされて、今私が思い浮ぶだけを拾つてみましても、たとえば炭鉱国外管理法案の事件、また今の吉田内閣のできますためのきつかけとなつた昭和電工事件、さらにまた五井産業の事件、または二重煙突事件等々
現内閣にある大橋総裁の問題があり、或いは、五井産業事件が問題になり、枢要なところに問題が発端しておつたのがだんだん下のほうまでそれが発展して参つて明らかになつて来た。もはやこれ以上国民は安閑として見ておられなくなつた。
五井産業といい、小滝炭鉱の不正融資といい、今また旭冷蔵の不正融資といい、吉田内閣の黒星だ。私はかような内閣を信任しない、国民の名において信任しない。私も自由党だが、自由党を愛するがゆえにかような側近政治を好まない。その意味において私は申し上げているのでありまして、今またこの真珠の問題にしても、まつたく係々が思いついたままに、ほとんど株の投機事業みたいなことでやつておられる。
昨年度、自由党政府が関係したと見られているところの事件だけでも、五井産業事件、小滝炭鉱事件、競輪続行に関するスキヤンダル、日発分断に関するところのスキヤンダル、四つも大きなものがあります。
(拍手) 第三点としては、多数党の上に乗つかつているところの自由党内閣は、その内閣自体の中に、すでに大橋法務総裁にからまるところの二重煙突事件のごときもの、あるいはまた、さきに五井産業事件のごとく、また自発の含み資産のごとく、その内閣、その政党にからまるところの多くの不正の事実もあるのであります。われわれは、これはすでに国民の信託に沿わないものであると信ずるのである。
自由党はかつては日発問題あるいは五井産業、ひいては小滝炭鉱の不正融資、さらにまたここにわれわれ与党の議員が前もつて数時間にわたつて忠告し、警告を発しているにかかわらず、その刑事上の罪をあえて犯すのみならず、権威ある見返り資金を一種の私情にわたつて放出する、かような内閣は、われわれは信任するわけに行かない。つきましては……。
これは五井産業事件の場合のみならず、当衆議院の法務委員会が横浜の検察庁を査察いたしましたときにも、証人として出て来たような巡査に対しまして、これをみな左遷するというようなことをやつておる。今衆議院におきましては、行政監察委員会ができたのでありますが、そこでも私は申したのであります。一体警視庁なり検察庁は、事が明るみに出ることを非常に恐れる傾向がある。
次に先般参議院の法務委員会におきまして、いわゆる五井産業事件なるものが調査せられました。この調査の過程におきまして、警視庁のそれぞれの係の課員が数名証人として出頭して証言をしたのであります。
それから次に、部分的な問題でありますけれども、この前の前々国会において法務委員会は警察及び検察の事務の民主化を目的といたしましていわゆる五井産業を中心に検察及び警察関係のかたがたの御協力を頂いて、証言を頂いていろいろと調査したのでありますが、その後に行われた警視庁の人事において、これは法務総裁の直接の御管轄の下ではないのでありますけれども、その人事において果してフエアーであるかどうかという点について
近くは五井産業の事件がございます。ときの最高政府の要人が、幾人か問題に関連ある者として召喚されております。政党の重要な幹部も法に問われるという事態を生じているのであります。これは私共国民が最も遺憾に存じているところなのであります。(「その通り」と呼ぶ者あり、拍手)首相の施政方針演説の中にも、一言もこれらの官吏の不正な行為に対して反省の言葉がおありになりませんでした。
たとえば五井産業事件のごときは、明らかにその重要性から見て当然取上げるべき事案であつたにもかかわらず、事件の渦中に吉田首相や当時の増田官房長官がおるとの疑いがあつたために、自由党の諸君は絶対多数にものを言わせて、この取上げを恥知らずにも否決してしまつたのであります。
○小林英三君 これは私が最初申述べましたように五井産業事件というものは、これは一般の国民ばかりでなしに、相当インテリ階級の方もその内容を誤まり伝えられたり、誤信をしておるという点が沢山ある。
五井産業については只今小林委員の発言しておられるようなこともありますが、併し最近政府なり、或いは警察関係なり、或いはその他社会の重大なる責任を帶びておる人々の間に不正事件が続発しておるということは、これは各位のよく御承知のところであります。
本調査は御承知の通り司法制度に関する事項及び新刑事訴訟法の運営に関する事項並に青少年犯罪に関する事項及び五井産業に関する事項等を今日まで調査して参つたのでありますが、先に申しました三事項につきましては、未だ調査がその中途でありますし、五井産業につきましても全部完了するに至りませんので、ここに中間報告をいたしたいと存じます。お手許に差上げましたところの中間報告書を御承認願いたいと思います。
検察に対する旧制度時代の弊害を除去し、これが向上を計るとともに、その民主的運営と能率的処理を期するため、客観事情の推移に伴う検察、裁判、行刑等の制度とその運営の実情を調査し、時宜に適切なるところに従つて、或は立法の資となし、或は関係機関に示唆、勧告すること等を目的として「検察、裁判の運営等に関する調査」を進めており、現に司法制度に関する事項、新刑事訴訟法の運用に関する事項、青少年犯罪に関する事項、五井産業事件
もう一つは、今やかましくなりかけて、政府或いは與党でこれを消し止めようとしている五井産業或いは金相哲事件、こういうことに関して、増田官房長官に相当濃い疑いの雲がかかつておる。このことをも反共的な方向へ持つて行つて問題をずらすことで肩代りしようとしているということが明らかに見てとられる。
すなわち、五井産業事件、金相哲事件、都不動産事件等にからむ幾多のスキヤンダルを生み、各種公団における不正事件続発等の綱紀紊乱は、また吉田内閣の本質的性格から来たものであり、その政治的責任は明らかであります。 昨年一月の総選挙において、国民が吉田内閣に二百七十名の絶対多数を與えたのは、その国民的背景の上に国の自主権を回復し、国民の利益と生活を向上せしめんがためであります。
これを要するに、政府は諸般の施策ことごとく当を失し、あまつさえ五井産業事件を初め、鉱工品公団本件のごとき綱紀紊乱を惹起していることは、きわめて重大な事柄であります。今日、もしこの反動的傾向の著しい内閣が引続き施政を担当するならば、吉田首相の独裁的性格と、自由党の多数を頼む横暴によつて、健全なる民主政治の発展はとうてい期待することができないのであります。
五井産業事件を放棄し、鉱工品公団事件を無規し、徳田要請を取上げ、いやしくも一党の首領に対して、自由党の諸君は何をしたか。礼儀も知らず、恥も知らず、ファシスト団のしり馬に乗つて、日の丸梯団の一部の者の片言隻句を寄せ集めて、反ソ反共の陰謀委員会にしたではないか。本決議案は、これらの陰謀の一つである。 私は最後に言うが、引揚げ問題の根本は一体どこにあるか。反ソ反共によつたこの闘いにあるのだ。