1951-03-13 第10回国会 参議院 予算委員会 第26号
併し今の資本蓄積という観念が、今申上げました設備の近代化、更新化と結付いて参りますれば、これは資本蓄積も相当労働の生産性が上つて、労働者に還元するというふうな面が出て参ると私は思う。この点につきにましては單純な一つの問題としてお取げにならんで、どうせこの予算は、通産大臣を前に置いておいて言つたら悪いのですが、どうせ破綻します。
併し今の資本蓄積という観念が、今申上げました設備の近代化、更新化と結付いて参りますれば、これは資本蓄積も相当労働の生産性が上つて、労働者に還元するというふうな面が出て参ると私は思う。この点につきにましては單純な一つの問題としてお取げにならんで、どうせこの予算は、通産大臣を前に置いておいて言つたら悪いのですが、どうせ破綻します。
運賃が上つて労働者が首切られておる。こういう結果になつておるのでございます。そうすると、一体公共企業体としての独立採算制を基本にしたところの国有鉄道の任務というものは、結局は大衆には高い運賃を与えるし、輸送は減るし、労働者は首を切るということになつて、公共という問題と、独立採算制という問題とが、相反するのではないかと思うのであります。