2012-08-02 第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第12号
現行制度の枠組みの下で、マクロ経済スライド方式の導入により年金財政の持続可能性を高めるものでありました。これに対して、民主党は、所得比例年金への例外なき一元化と消費税を財源とする最低保障年金の創設という、制度の枠組みを全面的に組み替える改革法案を提案していました。以来、長い間、社会保険方式か税方式かという対立軸を最大の争点として年金改革は争われてきました。
現行制度の枠組みの下で、マクロ経済スライド方式の導入により年金財政の持続可能性を高めるものでありました。これに対して、民主党は、所得比例年金への例外なき一元化と消費税を財源とする最低保障年金の創設という、制度の枠組みを全面的に組み替える改革法案を提案していました。以来、長い間、社会保険方式か税方式かという対立軸を最大の争点として年金改革は争われてきました。
私、このことをかんがみて、相当な心意気を持たない限り、先ほどもマクロ経済スライド方式なるものがどれほど受益格差に与えたかという、影響を、さしたるものでないということが証明されているという、このことも併せて、森岡政務官、もう尾辻大臣にもおっしゃってください。本当にかなり性根を入れなければ、今の年金制度が持続可能などということを言える日はそう近くには訪れない。
この私学共済法の最大の問題点は、国家公務員共済法の改正規定を準用し、マクロ経済スライド方式を導入し、厚生年金に合わせて今後国会審議抜きで私学共済年金の給付水準を自動的に引き下げること、また掛金も同様に引き上げることにありました。私学共済年金法の審議の中で、現行の掛金率が一〇・四六%なのに最終的には二〇・三五%にもなることが明らかになりました。
本法案に反対する第一の理由は、マクロ経済スライド方式の導入により、国家公務員共済年金の給付水準を今後毎年国会審議抜きで自動的に引き下げようとしていることであります。
しかも、しかも問題はこのマクロ経済スライド方式ですよ。これでもってどんどんどんどん下がる、毎年毎年下がっていくという方式が今度取られることになります。こういう給付引下げ二十年間連続してずっとやっていくというやり方を取っているような国というのは、これはありますか。
物価スライド方式から、ただいま申し上げましたマクロ経済スライド方式に移行する点であります。要は、物価の伸びほどには給付の伸びを確保できないということでありまして、しかも、そうしたマクロ経済推計の前提が先ほどの内閣府の経済財政モデルに依拠している点が更に問題であります。
三番目が、いわゆるマクロ経済スライド方式の導入。四番目が、保険料を二〇一七年まで毎年〇・三五四%ずつ引き上げて積立金を維持しまして、二〇五〇年以降はそれを徐々に取り崩す形のいわゆる有限均衡方式を採用している点であります。
今回、政府案では、いわゆるマクロ経済スライド方式を採用して、ある意味では自動的にずっと行くようにビルトインされているという御説明なんですが、そうしますと、これまでは五年に一度の財政再計算をして、良くも悪くも、どっちかいうと悪い方が多かったものだからそのたびに信用を失ってきたという経緯はあるんですが、五年に少なくとも一度ちゃんと計算をして、必要な手を打っていく、早めに軌道修正していくということは可能だったと