2021-04-14 第204回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第4号
そして、プルトニウムを廃棄しないで削減するためには、プルサーマル発電を増やすしかないと。しかしながら、このプルサーマル発電は現在四基のみという状況であって、政府としては今後の見通しというのをどこまで定めているのかというところで不安に思っている方が多いと思います。
そして、プルトニウムを廃棄しないで削減するためには、プルサーマル発電を増やすしかないと。しかしながら、このプルサーマル発電は現在四基のみという状況であって、政府としては今後の見通しというのをどこまで定めているのかというところで不安に思っている方が多いと思います。
しかし、いろいろお聞きすると、二〇一〇年に、高浜というのは、原発、プルサーマル発電を実施するということが決まっていた。ですから、その二年前から、このプルサーマルに関係する詳しい人が経産省から行っていたということなんですね。 私の質問に対して、菅原前経済産業大臣はこう答弁しているんですね。
私は、予算委員会で、高浜原発が立地する高浜町に経産省から二〇〇八年以降今日まで四人の出向者が送られ、プルサーマル発電を主導する副町長や政策推進室長などについてきたことを明らかにしました。経産省が人も知恵も出し、高浜町と一体でプルサーマルを推進してきたことは重大です。 しかし、これら出向者と元助役がどのような関係だったのか、全く明らかになっていません。
そういうもとで、この核燃サイクルが回っているかのように、ある意味一つの方策として行われていたのがプルサーマル発電であります。ですから、国としても必死でこのプルサーマルを推進していた、そういう時期であります。 しかし、先ほど言ったように、プルサーマルというのは核のごみを再利用するようなものですから、危険なわけです。危険だということですから、住民の反対運動も大きくなる。
つまり、経済産業省というのは、プルサーマル発電という、そのものへの対応についても副町長などの形で関与し、そして、それに伴って交付される交付金の前提となる地域振興計画づくりという点でも主導的な役割を果たしていた、こう言えるわけであります。
といいますのは、この時期、関電と高浜町というのは、二〇一〇年に高浜原発三、四号機のプルサーマルを実施する、プルサーマル発電を実施するということで、そこに向けて大きく動いていたんですね。配付資料の四にその年表をつけております。
私も、「もんじゅ」が地元にありまして、そしてまた、プルサーマル発電が高浜の三、四号機で本日も行われておりますので、今報道でも、核燃サイクル、日本はどうなるのか、進むべきか引くべきかというのは非常に新聞紙上をにぎわしております。その核燃サイクルの今後について、鈴木先生中心に伺わせていただければというふうに思います。
三号機のプルサーマル発電に向けたシンポジウムが、社員に参加や計画推進の立場で発言を組織した問題がありました。このとき私、共産党の北海道の専従職員で、実はこの問題は、我が党に内部文書、内部告発が届いたものとして当時新聞などでも報道され、私、そのときの資料も持っているんです。 こういうようなことからも、今回の申請の件と一連あわせて、体質の問題として非常に私は問題意識を持っています。
○逢坂分科員 そこで、このプルサーマル発電とかフルMOX発電というのは、これは民間事業者がやることでありますけれども、民間事業者が自主的に、自主判断で行っているものなのかどうかということなんですね。
プルサーマル発電で核燃サイクルを維持する方針でありますけれども、プルサーマルの導入も原発の再稼働も進まない状況であります。六ケ所村の再処理工場は二〇一八年度上期の操業開始を目指すとしていますが、フル稼働するとして、年約四トンのプルトニウムが抽出されます。核燃料サイクルの現状への認識について、経済産業省の所見を伺います。 それから、二〇一八年に日米原子力協定が期限を迎えます。
これを減らすためには、例えばフルMOXをもっとつくるとか、あるいはプルサーマル発電をどんどんやるとかということをしなければ、現実には減らないのではないか。しかも、使用済み核燃料を再加工してつくるMOX燃料は、通常のウラン燃料よりも高い、こういうことが言われているわけで、ここに資源の再利用としてのメリットはあるのかどうかというところなんですけれども、大臣、どう思われますか。
○世耕国務大臣 今、MOX燃料を使用してプルサーマル発電を行っているところが伊方の三号機など三基、規制委員会の審査を終えて、今七基が審査を受けているところであります。プルサーマルを実施する原発が、今後、審査が進めば再稼働もふえて、プルトニウムの消費も進んでいくというふうに考えています。
○世耕国務大臣 プルサーマル発電を行うことによって、使用済みのMOX燃料が発生をします。当面は、それぞれの原子力発電所で、法令に従って安全な環境下で保管をしてもらうということになります。
それで、核分裂性のプルトニウムはそのうち三十二トンぐらいというふうに理解をしているんですが、日本において、例えばプルサーマル発電でありますとか、あるいはフルMOX発電というものは、必ずしもうまくいっているというふうには、私は承知はしておらない。プルトニウムが減る方向よりも、どちらかというと、この間ふえる方向であった。 日本においてもそれはやれない。
この状況を見ますと、前提条件としてプルトニウム利用計画では十六基から十八基のプルサーマル発電できる原発の稼働が必要だということになるわけだけれども、全くそんな状況は見通せません。さらに、現在どれだけ稼働しているかといったら、先ほど御紹介あったとおり、プルサーマルはゼロです。原発の新増設はしない、これが今の政府の方針です。さらに、法の原則は、四十年で廃炉にするというのが原則となっています。
残りが出てくると、プルサーマル発電でフルに使うということでも残りが出てくるというふうに思うんですね、フル稼働した場合。一体これどこに使うんでしょうか。
○和田政宗君 では、プルサーマル発電について聞きますけれども、これもこれまでに各委員からも質問をしておりますけれども、このプルサーマル発電の計画につきましては、原発の多くが止まっている現状におきまして、政府の推進の考え方は変わらないのか、計画どおりいけるのかということも含めて、今後の政府の考え方を改めて大臣からお聞かせください。
一九九五年のナトリウム漏れ事故以来、使用済燃料を再処理、加工したMOX燃料を通常の原発で使うプルサーマル発電でプルトニウムを利用するとしてきました。しかし、青森県六ケ所村の再処理工場は、竣工予定を二十三回も延期してなお完成していません。MOX燃料加工工場も完成時期は延期され、経費は膨らむばかりで、国産のMOX燃料は一度も生産されていないのです。
なお、使用済み燃料を再処理する以上、回収したプルトニウムはMOX燃料に加工し、プルサーマル発電で利用する必要があることから、この意味で、使用済み燃料の再処理とMOX燃料加工は不可分であります。 こうしたことを踏まえて、競争が進展した新たな環境のもとにおいても、MOX燃料加工を含む再処理等の事業が全体として着実かつ効率的に実施できるよう、拠出金制度の対象とすることとしたということでございます。
そして、これも先ほど来御議論がありますように、いわゆるプルサーマル発電といいます、原子炉が稼働し、そこでMOX燃料を装荷し、無事御地元の理解も得て稼働し始める、こういったプロセスを経る必要がありまして、それぞれに乗り越えていく課題がある、このように認識をいたしております。
また、原発の再稼働につきましては、プルサーマル発電を行う炉も含めて、原子力規制委員会によって新規制基準に適合すると認められた場合のみ、地元の理解を得つつ再稼働を進める、こういうのが政府の一貫した方針でございまして、引き続き、この方針に従いまして、プルサーマルの着実な実施へ向けて取り組んでまいります。
再処理で生まれるプルトニウムを加工したMOX燃料を普通の原発で使うプルサーマル発電は、昨年までに十六基から十八基が稼働している計画でしたが、現時点で一基も動いておりません。仮にプルサーマルを強行しても、その後出てくる使用済みMOX燃料の取り扱いについて、具体的な場所や方法は何も決まっていません。本法案により再処理を進めても、核燃料サイクルが回る見通しは全くないのです。
高浜三号機というのは、プルサーマル発電を行う原発でもあります。また、四号機もプルサーマル発電で、既に燃料を装填し始めている。次に審査されております愛媛県の伊方原発三号機もプルサーマルであります。 配付資料の四枚目を見ていただきたいんですが、プルサーマル、これはプルトニウムとサーマルリアクターを足して二で割った日本の造語であります。
我が党は、同様のことがないか全ての電力会社を調べるように求めましたけれども、そうしますと、国が主催したプルサーマル発電のシンポジウムにおいて、事もあろうに保安院が中部電力と四国電力に、社員らの出席を促し、事業者の立場での発言を行うようにやらせを依頼していたということが明らかになりました。
これは、浜岡原子力四号のプルサーマル発電に係る交付金事業の実施を静岡県が見送ったことによるものでありますから、今回の私どもの措置とは無関係で、私どもは、これまでの発電の実績に応じた十割の交付金の支払いを行っていく。それから、発電の実績というのは過去二年でございますから、それから先についても、交付金の額は減らすことなくしっかりとお支払いをしていくということをまず申し上げました。
その上で、さらに聞かせていただくんですけれども、今大臣からお話のあった福島第一原発の三号機、これはまさにプルサーマル発電ということで、この三号機について、MOX燃料を使用していたがゆえに被害が拡大したとか、そういう事実があるかどうか。この点について簡潔にお伺いしたいと思います。
あわせて、ウランの再利用など考えると、プルサーマル発電をしっかり進めていく、それと核燃料サイクルの構築を行う。最終的には高速増殖炉、これの原子力発電、このことを行って、やはり資源が少ない国である我が国にとって、ウランを再利用していくという、こういうことが私は必要だと思います。もちろん、安全を最優先、このことは言うまでもございません。
プルサーマル発電は再処理の過程で発生するプルトニウムとウラン238を加工して燃料にしますから、これまでの再処理にプラス加工が必要になります。 この協定はそのためのものと理解していますが、ユーラトム二十五か国のうち、どこの国にどんなスケジュールで協力願いをするつもりですか。