1999-05-13 第145回国会 衆議院 外務委員会 第5号
プリマコフ首相が解任されたことは非常に大きな出来事である、こう思っておりますが、少なくとも現時点で日本の側から、今月末の私のロシアに行くということを取りやめるとか、そういうことは一切考えておりませんで、現時点では着々と準備を進める、こういうことでありますし、ロシアがこれからもコソボ問題の解決に向けて政治的努力を発揮していただく、そのことを大いに期待している、こういうことでございます。
プリマコフ首相が解任されたことは非常に大きな出来事である、こう思っておりますが、少なくとも現時点で日本の側から、今月末の私のロシアに行くということを取りやめるとか、そういうことは一切考えておりませんで、現時点では着々と準備を進める、こういうことでありますし、ロシアがこれからもコソボ問題の解決に向けて政治的努力を発揮していただく、そのことを大いに期待している、こういうことでございます。
報道で質問をするのは大変申しわけないのでありまするけれども、大変ロシアの情勢を象徴しているように、プリマコフ首相が解任をされたのであります。今も申し上げましたように、ロシアは、NATOによるユーゴスラビア空爆問題の調停役を果たしているわけでありまするけれども、内政混乱で調停工作の失速が懸念をされるのではないのか、そういった心配もございます。
次に、朝日新聞の社説でも今回問題になりましたが、主要八カ国のG8を開くようにとか、あるいは国連の安保理会議を開くようにとか、あるいはプリマコフ首相の調停の第二次案を検討したらいいのではないかということで、今ロシアの下院議員団がユーゴに出かけているとか、さまざまな平和的な解決に向けて検討が始まっております。
最近ではエリツィン大統領とプリマコフ首相との間で主導権争い、権力闘争が激化しているというニュースも流れておりまして、大統領周辺の汚職問題が取りざたされていることもあり、IMFからの融資が得られないような場合にはロシアの経済は破産状態になってしまうのではないかということが言われております。
それから、現在の困難は、もちろん昨年のチェルノムイルジン内閣の退陣から、今回キリエンコ内閣の退陣に続く困難の継続でございますけれども、最近の明るい面といいますか若干評価できます面というのは、やはりプリマコフ内閣になりましてから、プリマコフ首相は独特の政治的なすぐれた面を持っておられまして、議会の信任をまず得て発足したと。
モスクワにおきまして、エリツィン大統領初め、プリマコフ首相等とお話を申し上げましたが、私は、日ロの関係を加速していくという点におきましては、ロシア側の責任ある方々のお気持ちも極めて強いものと認識をいたしてまいりました。
○国務大臣(高村正彦君) プリマコフ首相という極めて知日派の首相ができたということは、ロシア政局が安定の方向に向かっているということとともに、ひとまずよかったなと、こう思っているわけであります。