2006-06-14 第164回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第6号
それで、南極地域観測隊の方の投票についてのことに最後移らせていただきますけれども、今般の制度におきましては南極地域観測隊隊員のファクス投票が認められるわけですが、ただ、それは補欠選挙、再選挙は認められないと、このようになっているわけでございます。何ゆえそうされたのか、お示しください。
それで、南極地域観測隊の方の投票についてのことに最後移らせていただきますけれども、今般の制度におきましては南極地域観測隊隊員のファクス投票が認められるわけですが、ただ、それは補欠選挙、再選挙は認められないと、このようになっているわけでございます。何ゆえそうされたのか、お示しください。
ただ、技術的な問題がかなり難しくて、これはなかなか実現しなかったんですが、ファクス投票、それも秘密が守られる形のファクス投票のやり方が開発をされまして、それで投票用紙等も大体今月いっぱいには用意をしておくというような状態にまで来ております。 そんなことで、小冊子をつくったり、あるいは都道府県の選挙管理委員会や海運会社などにそうしたものを配ったりして、いろいろ準備を進めているところでございます。
先般、これも参考人からの意見であったわけですが、これまでの厳格な選挙制度を確かに維持はしなきゃいけないでしょう、しかし一方では有権者の利便のためにもファクス投票なんかの新しい投票方法を考えていい時代に来たのではないですか、こういう意見も在外に住んでおる代表の方からありました。
また、ファクス投票等については、午前中の議論でもお答えいたしましたように、そのような実験等もされておることでございまして、それらについても十分合研究をいたしておるところでございます。
アメリカの場合に暁例えばファクス投票だとか複数投票日だとか、あるいは投票箱を移動させて地方に持っていくというようなシステムがどんどんとられております。現在、アメリカの場合には、不在者投票でもって郵便投票をするパーセントが二〇%あるというふうに言われています。
問題はファクス投票なんですね。ファクス投票をしますと、どうしてもだれに書いたということが選管レベルでは明らかになる、あるいは送り手の段階でもってだれに書いたかが明らかになるという点でやはり大きなネックになっております。ですから、外国でもアメリカとニュージーランド以外のところで何回か、北欧とかオーストラリアに聞きましたけれども、ファクス投票はちょっと認められないという意見も有力であります。
○参考人(戸波江二君) ファクス投票についてのお尋ねで、現在アメリカの十州以上でもってファクス投票が実施されているというふうに聞いております。それから、そのほかの国では、私の調査したところではニュージーランドでも船員の方についてファクス投票がなされているというふうに聞いております。
いわゆる外国航路の船に乗っていらっしゃる方あるいは遠洋漁業の方々、こういう方々が船の上で投票ができる仕組みというのは考えられないかという問題でございますが、具体的にはファクス投票を模擬投票でやった事例が報告されておりますが、そういう事例を通しまして、こういう制度をつくっていくことを自治省はどう考えているのか、現時点での検討状況をお知らせください。