1952-07-25 第13回国会 参議院 地方行政委員会 第69号
○吉川末次郎君 今のに関連して、大体この警察法は、マツカーサー書簡、好ましくないことでありますが、事実上GHQのデイレクテイブのようなものによつて作られたと思うのですが、従つてこの向うのデイレクテイブや、マツカーサー・レターに、それについてどういう言葉が使われておつたかということを、直ちに法律の解釈にそれがあてはまるわけではありませんが、参考資料にすべきもので、飽くまでも法律解釈は日本の文字によつて
○吉川末次郎君 今のに関連して、大体この警察法は、マツカーサー書簡、好ましくないことでありますが、事実上GHQのデイレクテイブのようなものによつて作られたと思うのですが、従つてこの向うのデイレクテイブや、マツカーサー・レターに、それについてどういう言葉が使われておつたかということを、直ちに法律の解釈にそれがあてはまるわけではありませんが、参考資料にすべきもので、飽くまでも法律解釈は日本の文字によつて
しかも占領下において、いわゆるデイレクテイブというものになれば、これは相当強硬なものになるが、メモランダムあるいはサゼスチヨンというものに対しては、国会その他の機関も、それが不当なものであれば、相当抗議をして是正させた例もたくさんある。これは文部省も御存じです。
○政府委員(三橋則雄君) 今のお尋ねでございますが、先ほど御答弁申上げましたように、総司令部からのデイレクテイブによつて、傷病者に関しまする恩給を除きましては、支給をとめられてしまつたのであります。支給を差止める命令を受けたのであります。それと同時に又、昭和二十年十一月二十四日のデイレクテイヴの第三項に掲げてありますごとく、恩給の証書を無効にすべしという命令を受けたのであります。
若しヴエルサイユ條約に比較するものがあるといたしますれば、そればむしろポツダム宣言並びにそのポツダム宣言から出されました幾多の連合軍最高司令官のデイレクテイブその他の命令、これらの集積したものがむしろヴエルサイユ條約に匹敵するものと思われるのであります。
それはなぜかといいますと、ほんとうのGHQの要望というものはデイレクテイブの形で出ておるはずだが、この問題について、デイレクテイブが出ておるかどうか。もし出ておるとすれば、ひとつそれを見せていただきたい。
○佐藤(達)政府委員 終戦直後におきましては、御承知のようにデイレクテイブ・ナンバー・ワンと申しますか、指令第一号、第二号、たしか第三号まで出ておつたと思います。はつきり命令の形をとりまして、三回まではたしか出ておりましたが、そのあとの形式は、御承知の通りに覚書という形で来ておるのが多くあります。その覚書の中にも、スキヤツピンと銘打つたものもあり、その他いろいろなものもある。
ただデイレクテイブに基いて出すのでありまして、好むとか好まないという問題ではないと考えております。
○國務大臣(横尾龍君) 実は私はポ政令とかデイレクテイブというようなことは毛頭考えていなかつたので、それで是非向うに交渉したいという考え方はあつたのであります。
○政府委員(岡崎勝男君) ポ政令が出ましたことは、司令部のデイレクテイブによるものでありまして、國会開会中にデイレクテイブを出すことの可否は問題になりますから、私は御答弁を差控える。こう申したのであります。
○首藤政府委員 メモランダムを出す、あるいはデイレクテイブを出すことは向うの自由でありまして、こちらの方からそれを要請するわけには参りかねる性質のものであります。同時にこの問題に関しましても、日本政府といたしましては、日本経済の実態、特に電源開発の工事の現状とにらみ合せまして、あらゆる努力を拂つて、早期放出を幾たびか懇請いたしたのでありますが、法案が通過しなければ見返り資金の放出はできない。
○砂間委員 首藤政務次官がそういうふうに申されましたが、そういう権限を持つているとしても、それはめちやくちやにやるのではなくて、そういうことをやる場合にははつきりしたメモランダムなりあるいはデイレクテイブなりを出してなされると思うのです。もしそういう指令なり覚書なり出ておるならば、何月何日にマツカーサー元帥がどういう形でそれを出しておるのかそれを御明示願いたい。
こう見ますと、この書簡の本旨は、むろん日本政府の要請に対して向うが許可を與えたという形で、決して向うがこうしろというデイレクテイブを與えたのではないというように解釈するのが正当だと思うのであります。この点大橋法務総裁は、われわれと見解を異にするのであるか、お聞きします。
單にマツカーサー元帥の書簡によつて、デイレクテイブの取扱いという形でありますると、将来の日本の組織の建前から言うと、これは特殊な扱いになり過ぎる。私たちはこれは平常の、常態のものとして取扱われるような制度、機構のものになつた方がいいのではないかと考えておるのであります。どうか政府におかれましても、すみやかにこの問題を解決していただきたい。国民に対して明らかにしていただきたいと思つております。
なおこれはマツカーサー元帥の手紙に基きまする、つまりデイレクテイブとなりますので、政府としてもこの趣旨に間違いのないよう実行いたすべく万々の研究を進めているわけであります。
○須田政府委員 実はモナコの水路局のデイレクテイブ・コミテイーというのがありますが、そのコミテイのデイレクターは案は私のよく知り合つた友人関係の人でありますので、現在私的にいろいろなことを諮問して来ている状況にあります。で私自身としては、必ず加入の許可を得るものと判断しております。
その案に対しまして、これは別にデイレクテイブではありませんので、早急にそれに対する意見を出して貰いたいということになつておるわけであります。
ことにこの問題を当初大藏省に移管した問題が、デイレクテイブで出ておるから、普通の扱いと多少異なつた扱いをしなければならぬというので、事務的な扱いも大体きよう報曽によりますと、次官同士の話合いがついて、この次の次の閣議あたりにこれを出しまして、正式に連合軍に日本政府の意向、あるいは國会の意向を添えて、すみやかにこれが実現するように努力する考えでおります。
なおこの政府関係で、郵便貯金が相当引き上げ超過になつてしまつておりまして、この融資は約三百億程度あるのでありますが、これをデイレクテイブによりまして国債と地方債以外に融資ができないということも、相当金融には影響いたしておりますので、この方から預金部の金をどういうふうに使うかということについても、ただいま折衝いたしておるようなわけであります。
実は飲食営業緊急措置令か四月の三十日で期限が切れますので、政府といたしましては、昨年末以來期限が切れたあとをどうするかという点につきまして、関係方面のデイレクテイブでできました指令でありますので、十分折衝を三月初旬までいたしておつたのであります。
二、連合國最高司令官に行政責任を転嫁するごとき誤解を生ぜしめ、却つて米國の日本占領政策に副はざる結果となる虞れあり、又内閣の責任を曖昧にする懸念がある、三、デイレクテイブ又はメモランダムにより、政府においてこれを遵守することが適切である。四、國内法に挿入することは前例がないから、決議その他の措置により、右の趣旨を生かすようにする方が望ましい。こういう修正の理由であるのであります。
○北澤委員 ですから私は法の建前としては、第六項、第七項の事項は國内法に入れずに、司令部の日本政府に対するデイレクテイブの中に書いてもらいたいと思う。現にただいまここにお配りになりましたGHQの日本政府に対する覚書の第三項には「日本政府は総司令部によつて承認された額と目的においてのみ資金から引出しをなすことが出來る。」
○殖田國務大臣 ごもつともな御議論でありますが、最高司令官の命令に関する解釈につきましては、さような考えを入れる余地がないのでありまして、しかもこの今度の政令の改正は、初めの一九四六年一月四日のデイレクテイブの範囲内において行われておりまして、特に新らしい重大な命令はないのであります。
○殖田國務大臣 その点はデイレクテイブの文句の通りに書きましたので、結社を入れた方がいいかもしれませんが、それはデイレクテイブにございません言葉で、デイレクテイブの通りに書いたものであります。
最初に二月二十日の臨時総会で、先ほど申しました十財閥関係の五十六人の個人指定を決定しましたのち、さらにこの財閥追加ということを推進しなければならぬことになつておつたのでありますが、十財閥の人については、さきにデイレクテイブが出ております。
つまり連合軍のデイレクテイブとかポツダム宣言とかいうものが基準で、その範囲で日本人は自由に動けるものだという解釈をしておりました。だから期限がくるまでは勝手にやれるものだ。日本人の権利というものは、ある一定のわく以内ならば十分やれるものだということを思つたのです。ところがかりに森系だと言つて簡單に首を切らせたり、デイレクテイブを切らせたりするということは、私は当然越権じやないかと思つております。
○大島證人 私は四箇月前後ほど在勤いたしましたけれども、いわゆる仰々しい形のデイレクテイブ、あるいは何と申しますかその他の形で、要するに文書で向うの意思をはつきりと言つてくるという問題は少かつた。