2014-05-15 第186回国会 参議院 環境委員会 第7号
ということを考えると、いわゆるテーブルミート、例えば都内のスーパーで普通に売っていて、それが豚肉とか安い牛肉と同じような価格帯で出せるかというと、そういった肉ではないんじゃないかというふうに私は考えています。
ということを考えると、いわゆるテーブルミート、例えば都内のスーパーで普通に売っていて、それが豚肉とか安い牛肉と同じような価格帯で出せるかというと、そういった肉ではないんじゃないかというふうに私は考えています。
自由化によりまして特に輸入面で顕著なのは、いわゆるテーブルミートに適したチルド、冷蔵輸入牛肉の輸入が急増している、こういうことでございまして、品質的に競合のしやすい乳用種等の枝肉価格が低下しているわけでございます。
昨年の四月に牛肉を自由化いたしまして、その結果、今お話しのように、四、五月、一時輸入が伸びたのでございますけれども、その後は量的には伸びてないという状態でございますけれども、質的には、テーブルミートに適しておりますチルド牛肉、この輸入が急増しております。
牛肉自由化が予定されておるんでその影響ではないかということもございますが、豚肉の消費につきましては、日本では家庭用のテーブルミートと申しますか、この消費というのは四割ぐらいでございまして、六割はハム、ソーセージ等で消費されております。ですから、豚肉につきましては加工品での消費が主体でございますので、今後牛肉とは余り競合しないんではないかというふうに考えております。
いわゆる豚肉の需要構造につきましては牛肉と若干違いまして、いわゆる家庭用のテーブルミートの需要はやや少ないわけでございまして、ハムだとかソーセージとか、そういった加工用の原料としてのウエートはかなり高くなってきておるわけでございます。現実の数字をとってみましても、いわゆる家計消費は、昭和五十五年以降かなり毎年、対前年比で減っておるわけでございます。
ただ、豚肉については、現在の需要構造を見ますと、家庭用のテーブルミートとしての役割よりも加工品の原料として相当のウエートを持っておりますので、影響を受けるにしても一定の限度があるのではなかろうか。それからまた鳥肉についてですが、これは豚肉に比べますと、牛肉との競合度合いといいますか、競争度合いというのは低いのではないかというふうに私ども見ております。
しかも台湾物は、テーブルミート用といいまして、すぐに我々が食卓で使う、つまり加工しない、そういうものとして使われているわけです。そういう点では、国産物と非常に競合が強くて、生産者の方も、需給の失調あるいは価格低迷の要因になっているなんて全中も指摘をしておりますが、まさにそういうわけなんです。
例えて申しますと、ヨーロッパでございますとハム、ソーセージ等の加工品で消費するのが一般でございますが、日本の場合は、半分以上はテーブルミートと申しましょうか精肉として利用される、その際も全体の部位に需要がいくのではございませんで、ヒレとかロースといった特定の部位に需要が集中してしまう、そこで馬とかももの肉は需要が低いまま安値で放出されていくという問題がございます。
ただ、消費形態、日本の消費構造に特異性がございまして、ヨーロッパでございますと、大体豚の消費は、ほとんどがハム、ソーセージ等の加工品で消費されているという実態でございますが、日本の場合は約半分は、いわゆるテーブルミートと申しましょうか、生肉として利用される、残りがハム、ソーセージ等の加工品に回っているという実態があるということがまず一つ。
と申しますのは、先ほどもちょっと申し上げたわけでございますが、日本人の豚肉の消費の形態というものが、外国と異なりまして、半分程度は生肉、いわゆるテーブルミートとして消費される。テーブルミートとしての消費も、主としてヒレとかロースに集中する。ももとか肩は余り消費されないという偏った消費が行われている。
特に食卓で使いますいわばテーブルミートというものはなかなか伸びておりませんで、むしろ加工原料に回って全体の需要が伸びるという状態でございます。これについては自由化のされている物資でございまして、差額関税で対外関係を調整しているわけでございますが、これも大体国内生産の一割強ぐらいのものが輸入に入ってきている。
一割が入ります場合でもほとんどが加工原料用でございまして、テーブルミートにつきましてはほぼ自給をしているという形でございます。輸出国は主としてデンマーク、カナダ等でございますが、最近デンマーク等で口蹄疫が発現しておりますので、輸入量は減っております。金額的に申しますとこれも一千億を若干超える水準でございます。 その他のものといたしましては鶏肉、鶏卵等がございます。
加工向けの豚肉は、日本の消費者に向くような加工品をつくるということから、品質が国内産に比べて加工適性がある、と申しますのは、日本の豚肉の生産はどちらかといえばフレッシュミートあるいはテーブルミートと言ってもよろしいかと思いますが、それを中心にして拡大をしてきたことから、なかなか加工適性から見て国際競争力が十分ではないということがございます。
それから、具体的に輸入肉というかっこうで表示するのかどうかということにつきましては、これは加工用の肉、フローズンとか、そういったものは別といたしまして、なまもので直接テーブルミートに回るものにつきましては、できるならば、やはり輸入肉というかっこうで表示するという形で、業界で実態に即して御相談してお決め願った方がいいのじゃないかと私は思っております。
それによって最終的にはテーブルミートというかっこうで食卓に供するという形になりまして、次々に商品形態が変わっていくという一つの特色がありまして、それが牛肉流通が非常に複雑であるという一つの原因ではないかと思っているわけであります。