1988-02-16 第112回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号
それは我が国周辺におけるソ連海軍力の増強であり、第七艦隊の近代化である、そう見ることができます。 シーレーン防衛は、こういう全体的な動き、特にアメリカ海軍の西太平洋における前進配備及び近代化と切り離して論じることはできない。シーレーン防衛を船団護衛という部分に限定して論じますと、太平洋の広さは船団護衛なるシーレーン防衛が成り立つには余りに広過ぎる。
それは我が国周辺におけるソ連海軍力の増強であり、第七艦隊の近代化である、そう見ることができます。 シーレーン防衛は、こういう全体的な動き、特にアメリカ海軍の西太平洋における前進配備及び近代化と切り離して論じることはできない。シーレーン防衛を船団護衛という部分に限定して論じますと、太平洋の広さは船団護衛なるシーレーン防衛が成り立つには余りに広過ぎる。
今後の核戦力削減の面でその問題も検討されなければならない問題だとは思いますが、太平洋地域における核戦力というものは、ここ数年のウラジオストクやまたカムチャツカ、オホーツク海におけるソ連海軍力の拡充というものを抜きにして考えることはできないのではないか、その意味でも太平洋地域におけるソ連海軍力の拡充の実態をどう御判断され、それに対する抑止力を我々は持たないでいいのか、この点についてどうお考えになっていらっしゃるのか
ソ連海軍力の太平洋における拡充、これは客観的な事実でありまして、これを否定することは何人たりともできないだろうと思います。そして、それが一般的に日本の安全保障に悪い影響を与える、これも客観的な事実であろうと思います。
第三に、米国が近年急速に作戦遂行態勢の整備を推進している新海洋戦略は、競争戦略を海洋に応用して、空母戦闘群を擁する米海軍力の優位をチョークポイントに制約されたソ連海軍力の地政的弱点に指向する戦略にほかなりません。
こうなってまいりまして、ではいっそそのソ連海軍力を徹底的に破壊し尽くせばいい、こういうふうになってくるわけでありまして、そういう考え方というものは八三年の防衛白書以降出てきているわけであります。日米共同対処による機動対決力を有するアメリカの任務部隊を使用することを含めてシーレーン防衛に当たるのだ、こういうふうに言い始めているわけであります。
そうしてそのためには、いま北村参考人もおっしゃいましたように、どうしてもやはりソ連に対する基地攻撃が必要である、ソ連海軍力の撃滅が伴わなくてはこれは有効ではない、こういうことになってまいります。 したがいまして、結局ソ連との全面戦争、その全面戦争においてソ連に勝つ力を持たなきゃならない。戦っても負けるのでは意味がない。
これは明らかに大出委員の質問も、日本の海峡防衛について、ソ連海軍力の太平洋進出を防ぐための米戦略の一環としてこれが細み込まれておるんだということで、それを前提にして、それで総理にお尋ねをしたんです。
これは十七日のアメリカ下院の軍事委員会の公聴会の証言、レーマン米海軍長官ら米海軍三高官の証言、「日本の海峡防衛が「ソ連海軍力の太平洋進出を防ぐ」ための米戦略の一環として組み込まれていることを強調するとともに、」つまり日本の海峡封鎖が、ソ連の太平洋進出、これを防ぐアメリカの戦略の一環だということを強調したというんですね、ここで。そして「同盟国周辺での機雷作戦の実施を求める方針を明確にした。」
○岩垂委員 きのうの新聞の夕刊にそれぞれ出ておりましたが、アメリカのレーマン海軍長官ら海軍の三高官が十七日に下院軍事委員会の公聴会で証言をして、日本の海峡防衛が、ソ連海軍力の太平洋進出を防ぐための米戦略の一環として組み込まれていることを強調して、特に、米国が機雷封鎖を実施する必要があると認める海峡がたまたま同盟国に接しているケースが多く、その代表的な例が日本だ、こういうふうに実はなっているわけであります
客観的事実としてソ連海軍力がふえているということは観念論としてあるわけでしょう。私もそれは否定しませんよ。しかし、皆さんが言っているほどそんな差はありませんよということを数量的に事実として、いろいろこっちも調べてやった。では岡崎参事官の答弁はどうなるんですか。太平洋艦隊と言うときには第三艦隊と第七艦隊を合同したものである、これはちょっとぐらい勉強する人ならわかります。
防衛問題に関してはい「ソ連のアフガニスタン侵入、日本の北方領土に対するソ連基地の設定、ソ連海軍力の日本海への進出等の情勢から見て政府は防衛力の増強に一段と努力すべきではないか。防衛大綱は今日の情勢に合わないのではないか。また、米国がわが国に求めている着実で顕著な防衛費の増加と防衛力増強要請にどう対処するのか。海洋有事の際の対策がないのは怠慢ではないか。
ラムズフェルド報告では、ソ連海軍力の飛躍的な増強で、西太平洋における海上航路が危険になっておるという認識のもとで、脅威の対象を明らかにソ連と規定をいたしております。そのソ連という脅威に対抗する手段として、日本が西太平洋で対潜水艦作戦を遂行する能力を改善することは日本の利益である、米国はこの分野で日米協調が増進することを希望する、と述べられております。
○星野力君 今度のシュレジンジャー国防長官の国防報告では、このジエゴガルシア島の基地の問題に関連しまして、「中東の現状とソ連海軍力の拡張およびその全世界への展開からみて、」云々と、こういうふうに関係づけられておるのでありますが、明らかにソ連海軍力の拡張というようなことを一つの対象にしておりますし、それから中東情勢というものをにらんでおるかとも思うのでありますが、ソ連は別にインド洋に基地を持っておると