1992-05-12 第123回国会 参議院 外務委員会 第8号
そこに書いてあることは、入植してまず第一に驚いたのは、募集要綱は自営開拓農であったことに対して植民地は国営農場であり入植者はコロノで、国内の土地のない農民及び失業者を保護するための国営設備であった。私ども先進国の優秀な農業者を利用して自国の原始農業開発のため体裁よく受け入れたこともわかった。
そこに書いてあることは、入植してまず第一に驚いたのは、募集要綱は自営開拓農であったことに対して植民地は国営農場であり入植者はコロノで、国内の土地のない農民及び失業者を保護するための国営設備であった。私ども先進国の優秀な農業者を利用して自国の原始農業開発のため体裁よく受け入れたこともわかった。
これは移民の方が申し立てていらっしゃるのですが、入植してまず第一に驚いたのは、募集要綱は自営開拓農であったことに対して植民地は国営農場であり入植者はコロノで、国内の土地のない農民及び失業者を保護するための国営設備に入ったと。
送出は総員で八百十八名、うち呼び任せが三百五十五名、農業をやっている者が二百八十七名、その中で百世の者が百二十七名、コロノといいますか雇用農というのが百六十名、技術移住者が百七十六名、合計八百十八名のように伺っているのでございます。
○受田委員 現に、南米等におきましては、いわゆる雇用移住者という、コロノと言われる人々の独立ということが非常に問題にされているのですが、この雇用移住者の中で独立している者が何人おるか、その生活実態はどうなっておるか、それが助成・指導はどうしておるか、これをひとつお答え願います。
○高木政府委員 この数字を正確なことを申し上げるのは非常にむずかしい問題でございますが、農業のコロノ移住者の場合には、この独立をできるだけ促進するためのコロノ融資というものをやっております。独立のために土地を買うとかあるいはその他の費用のために約五十万円の現地における融資をやっております。
私も、現地でいろいろお話を伺ってみましたところ、たとえば土地を持っておりますと、ある程度土地を担保に金が借りられるというようでありますが、土地のない場合、またコロノとして入植した人が独立する資金とかいうような場合には、なかなか金融がつかないで困っておられるように承っております。
その点で、移住振興会社におきましては、雇用移住で行った人が独立する場合に、コロノ独立融資というものも五十万円のワク内でやっているのですが、こういうことをやったりいたしております。
○竹内委員 帰国者の陳述を見てみますと、募集要綱のいろいろな点を取り上げておりますが、われれわが現地に行ったら自営開拓農ではなかったのだ、行ってみたら、向こうの法律によってコロノの扱いを受けるという宣言を受けてびっくりした、こういうことが出てくるわけであります。
○竹内委員 そこで、募集要綱の説明が多少足らなかったのではないかと思われます点の一つに、例のコロノの問題があって、これが移住者を相当に刺激した問題のようでありますが、向こうに渡ります前に、あっせん所その他においてそういう点の説明、講習を相当やったはずでありますが、そういう場合の募集要綱に対する説明の任に当たったのは外務省ですか海外協会ですか。
大体入植条件あるいは移住者の資格などと申しましても、実際行ってみますと、コロノというものはあの国の方々に聞いてみましても、こじきの次くらいの最も卑しい身分であって、人も相手にしない。国内の一番レベルの低い貧困者、自立のできない者を保護するようなものでありまして、それを国が経営しておる農場の中に入れるようなことになっておるわけです。
自営開拓農として募集されたけれども、私ども行ってみますと、国家が経営する国営農場のコロノ、いわゆる管理農業といいますか、いわゆる農林省の役人が数名おりまして、その農場管理をやっておる。配分された耕地の約一割しか自由作は認めないといった強い制約のある管理農業という中で、われわれ努めて参ったものでございます。
それから、国営農場における雇用農業労務者のような御感想を、移住者がお漏らしになっていたのですが、この植民法におけるコロノというのは、農業定着者というか、農業移住者という意味なんでございます。ブラジルの植民法にも同じ言葉がございまして、農業地帯に定着する移住者をコロノと言うことになっております。
移住会社の分譲地へ入る移住者だけをお考えになっていると思うのでありますが、一般雇用農業労務者も、会社のコロノの独立融資があるから促進されるのでございますし、また渡航前融資の助けをもって移住についての踏み切りができていく人もございますので、会社の活動範囲ですか、会社の投融資の影響は移住着全部にわたっている、こういうふうに御了解願わぬと、会社の移住地だけへの数をおとりになると少し幅が狭過ぎるのではないかと
それから雇用移住者のコロノの独立融資をやっておりますし、結局戦後移住会社ができましてから出しました移住者は、現地における短期、長期融資、あるいは移住地の分譲、あるいは渡航前融資等、大体全部関係しておる次第でございます。
○高木政府委員 井出先生少し誤解をしておられるのだと思うのですが、派米労務者はごく一部でございますが、ブラジルにコロノとして行きます移住者も移住会社がコロノ独立融資、あるいは短期、長期融資、あるいはその他の融資をやっておるのでございまして、移住会社の分譲地に入る移住者の数だけが移住会社の活動、こういうふうにおとりになるのは非常に狭いのでございまして、派米協議会で担当して出しますものと、移住会社の分譲地
○高木政府委員 このスペイン語のコロノの説明を補足させていただきたいと思います。 この言葉はブラジルにもございます。ブラジルの植民法では、コロノというのは農業地帯に入る者、農業移植者が全部コロノでございます。これは私有地であろうと、国有地であろうと、農業地帯に入る農業移住者をコロノと言っております。
○横田参考人 私は、コロノという、逆に若干なにがあると思うのです。それでブラジルにおけるコロノ、これはほんとうのコロノでしょう。ですけれども、ドミニカの国営の開拓地におけるコロノというのは、私は単なる入植者だろう。それで自分の作ったものがみな自分のものになり、自由にそれが処分できるということは、私は自営農だと思います。信じています。
○横田参考人 今のコロノというのは、訳せば、私は入植者と訳しましたが、コロノは普通コロノといって、訳してない。ただ、しいて訳せば小作人ですけれども、ドミニカにおる日本人移住者は小作人でもないのです。なぜかなれば、アレンダミエント、賃借料を払ってない。
普通しゃべることしかわかりませんが、ある意味の解釈では、コロノとは落ち人をさすという解釈の方法もあるらしいです。その点一つ勉強してみたいと思うのですが……。
○久保参考人 それについては、管理官からの文書にコロノという文字が入っておりますし、向こう側はあくまでもコロノとして待遇したわけです。私はそういう文書を持っております。
○当銀参考人 私たちは語学の専門家でないから、コロノの詳しい解釈はどの点までかよくわかりませんが、現実にわれわれがドミニカに行って受けた待遇と、それからわれわれが呼ばれる場合に、コロノと呼ばれるわけです。住んでいるところはコロニアでお前たちはコロノ、結局われわれの身分は公式的にはドミニカ国におけるコロノとはっきりなっているのです。その点は議論の余地はないのではないかと思います。
(四) 移住者全員が、現在問題として居る自営農であるかコロノであるかについて、大使の答弁は「あくまでも自営農である」と明言しながら他の応答の中に於いては、「皆さんは芸妓に例えるならば一人前の芸妓でなく半玉である」と申されて居るが一国の代表者がこの様に言を左右してよいものか。又自営農とは如何なる経営形態のものを自営農と称するか。
それから、これが募集要項と非常に違うのだというお話、これはコロノであって、自営開拓でないというお話でございますが、募集要項にもこの点は書いてございまして、国有地に入ること、それから地権は八年ないし十年で向こうの法律に従って得られるのだということが、募集要項には書いてございます。
○西村(力)委員 自営農を募集する、こういう大見出しで行って、実際はコロノという、こういう資格で、そこで定着をしなければならぬ、こういう制限に追い込まれていった。
○高木政府委員 南米のコロノというのは、いわゆる雇用労務者であって、自分の責任でやるのじゃないのであります。ドミニカの国営農場に入った場合には、一定の制限はありますけれども、これは自分の責任でやっていくのであります。ただ、地権は最初からもらうのじゃなくて、八年ないし十年たてばその法律に従ってもらえるということになっておる。募集要項にも書いてございます。その説明はなされたものと思います。
いろいろな研究もしておりますし、その努力は多とするものでありますが、しかしこれは背景が三菱でございまして、また三菱であるからできるわけでありまして、三菱が早く四、五十年前から南米に着目したことについては敬意を払うものでありますが、何としても海外移住振興会社は資金が比較的少ないし、その大半はコロノの独立営農に対する資金の供与等が口数からいっても多いくらいでありますから、どうして天下の三菱に一億数千万かの
われわれとしてはできる限りわれわれの資金を南米にコロノとして行かれた方々または自営農として行かれた方々の営農の基礎をほんとうに確立することができるような方向にこれを使って参りたいということにつきましては、常に念願をしているところでございます。
サンパウロのコロノ、つまり雇用契約移住者、こういうものにはすぐには土地は要らない。それから移住会社が大きな土地を買って移住地を経営していくのにはサンパウロのような非常に高い土地代のところよりも、むしろパラグァイあるいはアマゾンあるいはボリビアのように国が土地を無償でくれる、こういうようなところへの計画移住がむしろ重点となってくるわけでございます。
それから三十五年度から新しくやりましたのは、サンパウロ等への雇用労務者が独立するためのコロノ独立融資というものを復活いたしまして、これはサンパウロにすでに入って成功しておる日本人のところに雇用されていく移住者が、三年ないし四年で独立できるように、若干彼らの貯金の足らぬところをコロノ独立融資で出す、これは三十五年の四月から始まったのでございます。
それからサンパウロ地区のコロノ、これが御指摘の農業労働者ということだと思いますが、これは確かに雇われて参りまして、そのときの契約の条件にもよりますが、大体数年たちますと、これがだんだん自作農に伸展して参る、これが過去の日本の移民の大体の姿であったわけでございます。現在でも数から申しますと、これが一番多いと思います。
親戚とか何かが向うに行っておりまして、自分のところの農場で使用するために——これはコロノと普通称しておりますが、そういったものを呼び寄せる場合もあるのであります。おそらくあなたのおっしゃいますところの花嫁移民といいますのは、親戚呼び寄せか、あるいは近親呼び寄せの範疇に入るべき人たちだと思います。
これは従来も戦前におきましてはいわゆるコロノ移民、雇用契約でもって参りました移民がほとんど大部分であったわけでございますが、戦後におきましてもコロノ移民の数は相当多いわけでございます。
ただいま向うに参ります移民は大別いたしまして、向うの連邦政府の植民地に入りますいわゆる自営開拓と申しますか、そういう移民と、コーヒー園等の個人に雇われたような格好で参りますコロノ移民と、大体二種類に分れます。連邦政府の植民地に入ります移民につきましては、これは先般のウナ事件以来向う側の取扱いが多少変りまして十八コントの生活資金を必ず携行しなければならぬ、これが一つの条件になります。
○説明員(石井喬君) 先ほど申し上げましたように、ただいま出ております移民の形態に二つございまして、コロノ移民と連邦政府の植民地に入る移民とがございます。コロノ移民の方につきましては、これは別に指導その他のことはございません。おのおの個人個人において入っております。そういう必要の起きておりますのは連邦政府に入る移民でございます。
それからいわゆるコロノでもって向うへおいでになった方々の中には、独立する際にこの会社から金を借りなければなかなか独立できないという方もかなりおられると思いますが、同時に契約の内容その他によりまして、そういうことでなしに、自分だけで独立できる方も相当あるというように考えまして、そのうち、これははっきりした数は、十分調査しないと、あるいは具体的な段階にならないとわかりませんが、一応まあここに書いてございますような
○穗積委員 それではその支店は調査、それからあとの移民に対する援護等の活動はもちろんなさると思うのだが、今のコロノ移民の場合でも、経営主からの申し入れ条件、宣伝でなくて、会社自身として情報をお集めになるのか、あるいは向うの政府の受け入れの場合でも同じですか、そういう場合にはどうなりますか。
○穗積委員 それではちょっとお尋ねいたしますが、おもに会社の事業計画、資金計画は、かの地の入植国政府の申し入れ、またはコロノ移民の場合には企業主の計画を基礎として事業計画または資金計画を立てるわけですか。