1980-04-02 第91回国会 衆議院 文教委員会 第9号
また、オビ号のときなんかも冷戦の真っ最中でした。しかし宗谷はオビ号の救援を受けた。当時委員会でも、オビ号の救援なんか受けるべきでないという意見もありました。それから受けた後でも、オビ号なんかに助けてもらわなくても、ほっておけば宗谷は自力で脱出できたのだというようなこともありましたけれども、学術は学術で協力しておるわけです。これはお礼状か何か出しま、たか。
また、オビ号のときなんかも冷戦の真っ最中でした。しかし宗谷はオビ号の救援を受けた。当時委員会でも、オビ号の救援なんか受けるべきでないという意見もありました。それから受けた後でも、オビ号なんかに助けてもらわなくても、ほっておけば宗谷は自力で脱出できたのだというようなこともありましたけれども、学術は学術で協力しておるわけです。これはお礼状か何か出しま、たか。
新聞等でも御承知のとおりに、米ソに救援を依頼いたしまして、ソ連砕氷船オビ号あるいはアメリカの砕氷艦エディスト号等がそれぞれ現地にかけつけてくださり、あるいはエディスト号はかけつけるべくすでに出発いたしたというようなことであったわけでありますが、だんだん外回りが解けつつございましたが、幸い東南東の風も吹きまして、氷状がにわかに好転いたしまして、自力で脱出できるということになった次第でございます。
その前に、あの地域に船がいる状態をあらかじめ大体調べてあったわけでありますが、ソ連のオビ号がソ連のマラジョージナや基地に向かいつつあるという情報がございました。それからもう一つ、アメリカ側はグレーシャー号がかなり近くに、それから砕氷力の非常に強いエディスト号というのがアメリカの基地近くにおるということがわかっておったわけでありますが、それの救援要請をいたしました。
いつこの「ふじ」が群氷の厚い氷の壁を抜け切れるかということに関心を持っておりまして、ソ連の観測船オビ号やアメリカの観測船等の救援を待っておるという非常に暗いニュースに接したわけでありますが、しかし幸い自力で離脱できまして、五月九日ですか、日本に帰還することができるという朗報を得まして非常にうれしく思ったわけであります。
現状を申しますと、ソ連砕氷艦オビ号による救援活動がとりあえず不調に終わったため――とりあえずというのは、多少氷塊がゆるみましたならば、時間の許す限り、つまり引き返す時間の余裕があるならばまた来るという意味においてオビ号が引き返しておるわけでございまして、そのつもりでお聞きをいただきたいと思いますが、三月八日緊急本部連絡会を開催し、米国砕氷艦の「ふじ」救援を米国政府に依頼したのでございますが、米国砕氷艦
この前も、宗谷のときにも脱出ができなくてソ連のオビ号に助けてもらった。アメリカの砕氷艦に助けてもらった。一体明確には状況はどうなっているか。スクリューがこわれちゃったということが一つ。もう一つは、今後まだ続いていくであろう南極観測について、ふじ以上の大型、強力なる砕氷艦を派遣する考えがあるのかないのか。
そこでいま各国の協力を求めておりますが、ソ連のオビ号が十三ノットで四日間ぐらいの距離におります。そのほかアメリカの船はかなり遠いところにおるようでございまして、できるだけ各国の船の協力を得て脱出するようにしたいと思っております。普通の力でまいりますと、一日半で普通の海に脱出できる時間的距離にはございますけれども、氷の状況は依然として変わっておらないようです。
その一つの現われが、あそこの非常に人類に敵意さえも持っているような普通零下三十度、ひどいときは五十七度、そういうところで十二カ国の科学者が研究しているのですが、人間はまず個人を守ることが一番最初で、生存本能ですから、キューバがどうあろうとアメリカの飛行基地をソ連の飛行機が使ってみたり、日本の宗谷がだめならばソ連のオビ号が助けにいく。
その際に、本委員会の決議、あるいは学術会議の決議、それから、金はかかってもこれを再開したらどうかという、新聞のコラムなどを見ましてもそういう世論のあることなども情報としてお伝えして、ある場合には外国の協力を求めて、まさに領土権さえ主張しない南極条約、ソ連のオビ号でさえも困ったときには手伝うということでございますから、こういう国際協力の上にわれわれもやりたいという気持は、私の方から、行った者によく表明
が、この前宗谷が遭難したときでもソ連のオビ号が協力した事態を見ましても、これは私は観念的にそう妙なことを言うことがおかしいのじゃないか、こう思っております。
特に人命に関する問題でありますし、少なくともソ連のオビ号くらいのものはお作りになって、そうして万全を期してやはり世界の学術進歩に貢献するという意味においてこれを再開せられることを強く要望いたしまして、すでに時間もだいぶ超過したそうでありますので、これで終わります。
まず第一点の外国との協力の問題でありますが、この予備観測の場合に、ソ連のオビ号に救ってもらった。それから今度の本観測の場合には、バートンアイランド号によって協力してもらったことがございまして、これは御承知の通りに、地球観測年にからむ観測はすべて国際協力という線がはっきり出ておりまして、お互いに因ったときに助け合うということは当然のことなのであります。
またかりにバートン・アイランド号やオビ号にしても、そういう外国船の援助を得ても、ある限度が必ずあるわけであります。その限度以上のところをそういうふうにしてやる、それが最小限度であろう、こういう意味でありまして、決して航空機だけで、たとえば内地から飛んで行くというようなことを考えているわけでは毛頭ありませんし、また接岸した上において、そういう飛行機だけでやるということを考えておるわけではない。
○河野(正)委員 御承知のように昨年はソ連のオビ号、それから本年はアメリカの、バートン・アイランド号でありますが、こういった各船にそれぞれ援助救出を願った。ところがただいま永田隊長のお話を承わりますと、日本の科学者の水準というものは非常に高いのだ。なおまた優秀な人物も非常に多いのだというお話でございますし、私どもも率直にその点につきましては認めて参りたいと考えます。
第一回にはオビ号に助けられ、今度はバ一トン・アイランド号に助けられたのでありますが、一体宗谷の船でこれがやっていける考えがあるのか、また何かの方法でこうやったならば一つ成功してみせるというようなそういう御決意ができるものであるかどうかということをお伺いしたいと思います。
承わると、オビ号程度のものを作るのには、二年半かかって五十億円予算があればできるそうですが、日本の少国民に対しても、一昨年はオビ号に助けられた、昨年はバートン・アイランド号に助けられた、そして犬を十五匹残して帰ったというような点で、非常に青少年に対する影響も大きいわけで、今後これらのことは計画的に、日本の科学者が十分活動できる態勢を整えて上げることが、私は政治家の責任だと思うのですが、今後いかようにされるつもりか
伝え聞くところによると、ソビエト砕氷船のオビ号には、半分も学者が乗っている。そうして未知の南極洋の研究のために全力をあげていると聞いています。また、白い大陸といわれる南極には、すでに四つの基地を結ぶ八十マイルにも及ぶような恒常的な基地航路ができているとも聞いています。
ただ、帰りに氷に閉ざされまして、ソ連のオビ号に助けられたという事態も招来いたしたわけであります。昨年から比べまして、ことしは非常に気象条件が悪くて、特に天候としまして霧が多い、雪が多い。昨年から比べますと、非常に気象条件が悪かった。風も非常に悪かった。氷の状態も非常に悪かった。
予備観測が終りましてすぐにわれわれが問題にしましたのは、このようなオビ号に救援を依頼しなければならないような状態を起さずに、本観測をいかにして実施できるかという検討でございました。そのためにケープタウンから隊長は飛行機で帰ったのであります。
○野原委員 このことは、私無理もなかろうかとは思うのでございますけれども、実は予備観測が行われまして、そうして辛うじてオビ号の救援によって、予備観測でこの日本に帰ることができたときに、私どもしろうとながらこれを問題にしたことがあるわけであります。私どもだけでなしに国民全体が、南極というものは実におそろしいところだ、しろうとながらこう直感をしたわけであります。
これはかつて三大海軍国であったかもしれませんけれども、今日の宗谷は私はたとえばオビ号とかパートン・アイランド号、こういう船に次ぐ優秀な船であるとは実は思えない。これは新聞の記事だけによってであります。島居海上保安庁長官はどう考えていらっしゃるか、それほどの優秀な船であったのかなかったのか、御意見を承わりたい。
そういたしましたところ、ちょうど昨年援助を頼みましたソ連のオビ号もあの当時は氷にビセットされておりまして、応援、派遣できないというようなことでございまして、それ以外におきましては、アメリカの船を頼む以外にはもうないというようなことで、統合観測本部で適当な時期を実はみんなで考えておったわけでございます。
○政府委員(島居辰次郎君) 外国船の援助を頼みますについては、いろいろの方法があるわけでございまして、たとえば世間の人が事実をよく御存じなくていろいろなことを言われるのでありますが、船の方はすぐおわかりと思いますが、たとえば、去年のオビ号のような場合は、これはエマージェンシーの場合でございまして、船から船にSOSなりスリーXを出すという場合は、船から船へ連絡する場合でございまして、何ら本国の政府なり
そのゆえにおいて、昨年はオビ号、本年度はバートン・アイランド号に喜んで協力していただいております。そういう意味合いにおいて、事の成就におきましても、危険の防止につきましても、われわれといたしましては単に船の力ばかりでなく、考え得るあらゆる用意をいたしまして臨みました点は御了承いただきたいと存じます。
ところが去年はソ連のオビ号に協力を求め、救援を求めてやった。ことしはアメリカのバ号に救援を求めてやった。この問題だけをとらまえてみましても、いわゆる国際的な協力、まことにこれは美しい話であります。しかしながら考えてみれば何かしら宗谷に物足らぬものがあるのではないかという印象を与えていることは事実だと思います。
だから、文部省はなぜそのときに十分なる計画と準備をもって三十億か五十億か知りませんけれども、南極観測のりっぱな、グレイシャー号や、オビ号に負けないような船の建造に着手しなかったか。日本は船舶建造能力は世界的なので、国産でできないことはない。今日こういう事態になってこのような質問をするということははなはだ残念なことでありますけれども、私どもは実は去年もこの質問をやってきたのです。
それに比べまして外国の砕氷船、ソ連のオビ号にしても、バートン・アイランド号にいたしましても、これは六千五百トン、一万三千馬力、砕氷能力三・六メートルというような優秀な船でさえも南極においては行動が大いに制約されておるわけでございます。このように考えて参りますと、初めから宗谷では非常に無理があったのではないか。
というのは、私がここで繰り返してお尋ねしたいことは、宗谷は遺憾ながら去年はオビ号に助けられた。ことしはアイランド号の援助を受けて昭和基地百キロメートルのところまで辛うじて前進してきております。松本船長以下の御苦労は大へんだろうと思う。
われわれのところに報道せられるのは、昨年のソ連のオビ号との比較、それから今度の場合には米国のパートン・アイランド号との比較等が中心に比較がされておるのでありまして、従ってあの辺に比べると、どうもわれわれしろうとにはわからぬけれども、相当性能も劣っておるような状態で出発しておるのではなかろうか。
それから同じ意味で、二番目に船舶技術部長あるいは鳥居さんに対してもでありますが、この装備の点におきましても、昨年宗谷がとうとうオビ号に引っぱってもらう直前の状態を思い起してみましても、グレイシャーでしたかに救援を依頼するとかさせぬとか、その場合宗谷の能力とグレイシャーの能力というものは何だかちっともぴんとこなかった。しかしながらグレイシャーも相当強いだろうという話があった。
○水品説明員 オビ号の性能その他について事前発表が非常におくれておったというお話と、それから宗谷の性能についての御疑問でございますが、これも御承知のように、世界各国の砕氷船はほとんど全部にわたって公表されているのでございます。
一例をあげますと、ベルギー、豪州、アメリカも一隻閉じ込められておりましたし、この間のモスコーの放送によりますと、オビ号も相当氷原の中で苦労をしておるということが出ておりましたが、そういうようなわけで非常に悪いのでございます。
そこで宗谷よりも能力の大きいものと申しますと、大体アメリカのグレイシャーとかあるいはその他の砕氷艦、それとオビ号。先ほど申しましたように、本年は非常に氷の状況が悪いので、各地で氷に閉ざされており、またグレイシャーは羽を少し折損してニュージーランドで修理中ということでございます。
○佐藤(觀)委員 山本航海長にお尋ねするのですが、私はオビ号が救援に来たところをニュース映画で見たのですが、日本の宗谷が三メートルくらいも砕氷ができればあのように党々とやれると思うのでありますが、そのときにおいての山本君の気持、あのときの状態をもう少し説明をしていただきたいと思うのです。
○佐藤(觀)委員 これはわれわれの想像でございますが、オビ号が救援に来る前に、おそらく船があそこで越冬しなければならぬ、そうして海鷹丸の方に全部ヘリコプターで人を運ぶ、そういうような決心をされたということが当時の新聞に出ておったようでありますけれども、あのときの状況を少しお話いただきいと思います。
これは山本航海長さんからも御説明がございましたけれども、十三日間にわたりますその閉さされていらっしやるその間に、その付近にソ連の優秀船のオビ号がおったようでございますけれども、初めから宗谷の近くにいたオビ号に救援を依頼しないで、なぜ二週間もかかる距離のところにいた米国のグレイシャー号を先に頼んだのでございましょうか、まだこの点は納得いたしかねる点があるように実は思うわけでございます。