1967-06-07 第55回国会 衆議院 産業公害対策特別委員会 第8号
イーグル号事件、三十七年二月二十四日に一万六千トンのアメリカ油送船が座礁をして油を出したという事件がありました。この当時は一万六千トンですからまあいいとしまして、五万トン、八万トン、十万トン、十五万トンというふうな大型船がこうした事故を万が一起こしたとしたらばどういう対策があるんだろうか、こういう点でひとつ当局の見解を伺いたいと思います。
イーグル号事件、三十七年二月二十四日に一万六千トンのアメリカ油送船が座礁をして油を出したという事件がありました。この当時は一万六千トンですからまあいいとしまして、五万トン、八万トン、十万トン、十五万トンというふうな大型船がこうした事故を万が一起こしたとしたらばどういう対策があるんだろうか、こういう点でひとつ当局の見解を伺いたいと思います。
○板川委員 そういう災害というものは実際予想しないときに起こるもので、イーグル号事件でも富津沖で座礁をしておりますから、あるいは東京湾内で座礁がなくても、場合によると衝突ということもあり得るわけですね。そこでこういうよその事故を契機にしまして、安全対策というものをひとつ強化してもらいたいと思うのです。 それについて産業計画会議でいろいろと提言がございますが、大臣御承知と思います。知りませんか。
○政府委員(庄野五一郎君) イーグル号の廃油によるノリ被害の問題につきましては、その後イーグル号のほうとも折衝いたしまして、一億七千万円程度と記憶しておりますが、賠償金が出されたわけでございまして、地元のほうもそれによって承知をして、解決いたしております。
○木島義夫君 それでは、十三日かなんかと思いましたが、イーグル・コリア号のチヤーター問題について調達庁が調べたところが、イーグル号は米軍の依頼で油を陸揚げして、陸揚げすると同時に関係がなくなった、だから米軍とは関係ないのだということが調達庁の返事であった。こういうことであった。
○清澤俊英君 今のお話の中で、イーグル号のその側近で取った油と、それから千葉海岸のどこかで漂流したのか、あるいは付着しておったのかを調査した結果は、これは大体同一なものだという試験結果が千葉県の試験所では出たと、こうおっしゃるのですか。
なお、今回提出いたしました資料は五つございますが、そのうちで、イーグル号の船内から取りました油とそれからイーグル号の舷側で取りました油は、これは大体類似のものである、こういう鑑定をされております。これは相当油の濃度が高かったのでまあ分析もできた、こういうことであります。
それから他の三つは、一つはイーグル号の船内から、もう一つはイーグル号の舷側ごく近いところ、もう一つは、第二海堡の北側に浮流いたしておった油と、合わせて五つでございますが、そのうちでイーグル号の船内で取った油と、それからイーグル号のすぐ近くの舷側で取りました油は、比較的濃度が高かったので、これらについては類似のものであるというふうに鑑定されておるわけでございますが、その他の、つまり青堀海岸で取りました
海上保安庁といたしましては、ノリひびの被害が、このイーグル号の船から出た油であるかどうかということを、調査いたしておったのでございますが、神奈川県の工業試験所に鑑定を依頼をいたしたり、いろいろいたしておったのでございますが、諸般の情勢から判断をいたしまして、これはイーグル号から出た石油だろうということを、ほぼ断定をいたしているわけでございます。
こまかいことでございますが、採取いたしました場所は、イーグル号の破孔付近の海上が一カ所、それから青堀海岸が一カ所、それからイーグル号の左舷の付近の海上、それから第二海堡の北方の海上、青堀海岸のノリひびの場所でございます。試験を依頼いたしましたのは、先ほど大臣からお答えいたしました神奈川県の工業試験所でございます。
今も申し上げました五カ所のうち、イーグル号付近のものは、イーグル号の油と同じでございまするが、その他の青堀海岸とか、あるいは第二海堡の北方の海上とか、あるいはノリひびのものにつきましては、水分が非常に多うございまして、工業試験所の試験結果では同一のものであると断定できないということでございます。
それからイーグル号の船内で取りました油とイーグル号の周辺で取りました油につきましては、これは類似のものであるという趣旨の鑑定でございます。
○説明員(松野清秀君) 私どもは、先ほども申しましたように、イーグル号の遭難現場からノリひびのところまで連なったような実況は見聞いたしておりません。
○説明員(松野清秀君) 青堀海岸で採取しましたものと、イーグル号の周辺で採取した油につきましては、分析が不能の状態になったので鑑定はできないと、こういう趣旨であります。ただしイーグル号の船内で取りました油と、イーグル号の周辺で取りました油とにつきましては類似性を認める、こういう鑑定でございます。
○説明員(松野清秀君) やはりイーグル号の油によるものだということがはっきりいたしますれば、必要に応じてむろん海上保安庁としても、そういう点の立証につきましてできるだけの努力をいたす考えであります。
○説明員(松野清秀君) 先ほど来申しましたように、確かに重油がイーグル号から流れ出たことは、これはもうはっきりしております。
なお、今回発生いたしましたノリの被害が、イーグル号から出ました油かどうかという点につきましては、もちろん私ども調査を進めておりますが、まだイーグル号の油であるというような断定を下すまでには至っておりません。