2008-12-24 第170回国会 参議院 環境委員会 第3号
お濠は、その美しい景観とともに、絶滅危惧種が確認されるなど、多種多様な側面から重要な役割を担っておりますが、一方で、水質の悪化やアオコ発生などの問題がこれまで指摘されております。これは、かつて余剰水を供給していた淀橋浄水場が昭和四十年に閉鎖され、濠水が停滞するようになったためで、雨水の不足、落枝葉、ごみ、下水道汚水などの流入が水質の改善を困難にしているということです。
お濠は、その美しい景観とともに、絶滅危惧種が確認されるなど、多種多様な側面から重要な役割を担っておりますが、一方で、水質の悪化やアオコ発生などの問題がこれまで指摘されております。これは、かつて余剰水を供給していた淀橋浄水場が昭和四十年に閉鎖され、濠水が停滞するようになったためで、雨水の不足、落枝葉、ごみ、下水道汚水などの流入が水質の改善を困難にしているということです。
十五年十月二十二日付で、仮屋漁業協同組合より、「藤の平ダムのアオコ発生による下流域への影響対策について」という陳情書が出されております。十五年三月に完成したダム、これが河口付近にあるこの漁業組合の養殖に対して大きな影響があったと。アオコが発生し、そのために、この下の方に書いてあるように、マダイ、トラフグがこれほど死んだということが指摘をされているわけです。
○中林委員 助言者会議の先生方もほかの学者も、アオコ発生については、やはり住民が一番目につくものですから、一番心配の種になっております。最終報告をおまとめになった先生も、もう少し時間があればこれは予測は可能だということも新聞などでおっしゃっている、そういうこともあるわけですね。
アオコの発生量の予測についてですが、昭和五十九年十月のこの委員会で、私の質問に対しまして当時の井上局長が、アオコ発生のメカニズムは解明されていない、こういうふうに答えられました。昨年の農水省の補足説明でも、アオコの発生量を予測することは困難である、こういうふうに言っております。しかし、淡水化した場合の最大の心配は、何といっても藍藻が影響を与えるところのアオコ発生です。
これらの濃度が異常に上がってくるというようなことであればアオコ発生の可能性は非常に大きいわけでございます。 それからこれに対する対策といたしましては、基本的にはやはり富栄養化を防止するということでございまして、従来のCOD規制に加えてさらに現在窒素、燐の規制をも行うべく検討しているわけでございます。
○片山甚市君 アオコ発生のときに飲料水への影響は即断できないと、県の関係者が当時そういう発言をされておるんですが、問題が発生してからでは遅いのでありまして、その後の水質調査や発生防止対策についてはどのように環境庁として把握されていますか。
ところで、相模湖のアオコ発生の負荷量というのを、いただいた資料で見ますと、CODですけれども、神奈川県の七%に対して山梨県は九三%、それから窒素が、神奈川県が六%に対して山梨県が九四%。燐も同じなんです。神奈川県は六%ですが、山梨県は九四%。この法案はこの現実に対してどのような対策としての機能を持ち得るのか、ぼつぼつ時間が来ましたので、簡単にお答えいただきたい。