デモ隊の先頭は自労がとりまして三キロに亘る行進が開始されたわけでありまするが、共産党員十数名はトラツクに乗りまして終始行進の全列を廻つてアカハタの発刊とか、日共は大衆の先頭に立つて闘うという宣伝を行い、又朝鮮人は金日成の肖像画とか北鮮旗を掲げ、朝鮮人、学生等の赤旗の竿は竹槍様の先を尖らしたものであつたということであります。
たとえばマ書簡によつてアカハタ類型紙等の取締りをやつておる。それは占領下でマ書簡に基いてやつておられると言いますけれども、問題は、日本の憲法から申しますならば、たとえば言論、出版、集会というものは全部保障されておる。
調査して後日報告するというならよろしいですが、あなたのほうはマツク書簡によつて「アカハタ」同類紙の記事に対して捜査又は家宅捜索をなさつたのです。而も町民の相当数の人をむやみに調べられておる。それによつて町の不安というものは非常なものであるのです。こういうような行き方をなさる場合において、而も検察庁、警察官を動員されたのかどうかもわからないのですか。
ただラジオで、いろいろと東京の状況が詳しく入つて、アカハタの歌の講習会をやり、非常に民主化されたというので、われわれ非常に喜んだことはありますが、そういうことは全然聞かなかつたです。
これらの間に話されたことは大よそ次のような内容であつて、アカハタ及び北海新報の記事とは次の諸点で異なつている。 第一に反動は帰すなと徳田、伊藤氏が要請した云々を私が単なるうわさであると明言はしていない。それは今回も中川氏宅を訪れ確認したことである。
○草葉隆圓君 そうすると、事実その人は今からお考えになつてアカハタの記者でなく、第三者にお話になつたことが、アカハタに第三者から伝わつて掲載されたということになりますか。
よつてアカハタの記事は私の本意に合せざるものにして甚だ遺憾とするところである。今や全国民を結集して在ソ同胞の救命及び引揚促進運動を展開しある重大なるとき、かかる誤つた報道が、如何に暗影を投じたかと思うと、誠に憤慨に堪えざるものあり。私は参院委員会を通じ、その証言内容を明瞭ならしめ、引揚促進対策をして遺漏なきことを願うものであります。
○淺岡信夫君 更にその末尾を見ますと、「(十日前、朝日新聞とアカハタ紙とにこの点に関する抗議を出しておきました)」そして只今の菅証人の証言によつてアカハタ紙に対しては抗議をしたということが書いてありまするが、これは私の解釈の仕方が悪いのか、或いは誤つておるかも知れませんが、朝日新聞とアカハタ紙とにこの点に関する抗議云々と書いてありまするが、朝日新聞にもそういうような抗議を出されたのですか。
しかしながらせんだつてアカハタ新聞か何かに、いろいろなことを書いてありましたから、これではいかぬと思いまして、私はこの問題は訴訟を提起いたしまして、そしてわれわれの立場をはつきりして、アカハタ紙に答えようと考えております。