1988-04-26 第112回国会 参議院 外務委員会 第5号
○説明員(阿部巳喜雄君) 輸出につきましては、このモントリオール議定書におきましては規制すべき量といたしまして生産量と消費量を掲げております。消費量の内訳は、これは実際の消費者が消費する量というものを把握することは困難でございますので、見かけの消費量という考え方をとっておりまして、消費量イコール生産量プラス輸入量マイナス輸出量という数値でございます。 したがいまして、モントリオール議定書を遵守するためには
○説明員(阿部巳喜雄君) 輸出につきましては、このモントリオール議定書におきましては規制すべき量といたしまして生産量と消費量を掲げております。消費量の内訳は、これは実際の消費者が消費する量というものを把握することは困難でございますので、見かけの消費量という考え方をとっておりまして、消費量イコール生産量プラス輸入量マイナス輸出量という数値でございます。 したがいまして、モントリオール議定書を遵守するためには
○説明員(阿部巳喜雄君) 現在調査中でございまして、正確な数値は申し上げられませんが、輸出輸入とも一万五千トン前後だと推定しております。
○説明員(阿部巳喜雄君) ただいま御指摘ありましたようにフロンは有用な化学品でございまして、冷蔵庫、ビル冷房あるいはカークーラー等の冷媒、ウレタン等のプラスチックの発泡剤、これは冷蔵庫の壁等の断熱材等にも使われておりまして、冷蔵庫の壁が年々薄くなってきて断熱効果が高まって中の収納庫の容積が非常に大きくなってきておりますが、そういうことに貢献しております。そういうふうなウレタンの断熱材をつくる際の発泡剤
○阿部説明員 お答え申し上げます。 米国デュポンが三月二十四日に発表した内容は、規制対象フロンの製造を段階的に秩序ある移行をして削減をしまして、代替品開発を条件に究極的には規制対象品の生産中止を目標として掲げるというものであるというふうに承知しております。 当省といたしましても、各製造者が議定書に従って生産する量を削減するとともに、中長期的な経営方針として代替品の開発に努めることは極めて重要であるというふうに
○阿部説明員 オゾン層の保護に関連いたしまして、フロンの放出がオゾン層の破壊の原因になるおそれがあるということを認識いたしまして本法案をつくったということでございます。
○阿部説明員 お答え申し上げます。 先生御指摘のとおり、今回の国会に特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律案の御審議をお願いしております。本法規規制対象のフロン及びハロンの世界的規模における放出がオゾン層の破壊を生じさせる可能性があるものという認識のもとに国際的に条約及び議定書が採択されました。 我が国政府としても、この趣旨をよく理解いたしまして賛同いたしましてこれに参加することとしたところでございます
○阿部説明員 先生御指摘のとおり、この議定書を円滑に進めるためには代替品の開発というのが特に重要だというふうに認識しております。このため、今国会で御審議をお願いしております特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律案においてもフロン等の代替品の開発及び利用の促進のための国の努力義務規定を設けているところでございます。 御指摘のフロン123、134aの研究開発の状況でございますが、123及び134a
○阿部説明員 御説明申し上げます。 農業用塩化ビニールフイルムは塩化ビニール樹脂を主原料とし、その他多種類の副原料を用いてフィルムに加工してつくられるものであります。また季節変動に対応してある程度の期間、相当量の在庫を抱えておく必要もある等流通経費もかかります。価格に占める原料費の割合は、私どもの聞いたところでは半分以下だということになっております。またフィルム加工に用いる原料も塩ビ樹脂等の原料でございますが
○説明員(阿部巳喜雄君) 御説明申し上げます。 通産省の調査によりますと、昭和六十年におけるフロンガスの出荷量は、冷媒用に四万四百七十一トン、エアゾール用に一万一千五百三十六トン、発泡剤として二万七千四百九十九トン、洗浄剤として四万四千五百十九トン、その他の用途に二千七十六トンでございました。世界におけるフロンの使用状況でございますが、公式な統計はございませんのではっきり申し上げることはできませんが
○阿部説明員 フロンガス規制について通産省といたしましても地球的規模の環境問題としてその重要性を認識しておりまして、昭和五十六年以来将来の環境悪化に対する予防的措置として業界に対してフロン11及びフロン12の生産能力の凍結、エアゾール用途に使用されるフロン11及び12の削減を指導してきております。 この問題につきましては、現在国連環境計画で行われておりますオゾン層保護条約、クロロフルオロカーボン規制議定書
○説明員(阿部巳喜雄君) フロン11、12というのは、御承知のように冷房用の冷媒として広く使われておりますし、またいろいろな産業の副資材という形でも広く使われている製品でございます。こういうものが規制をされますとやはり産業の発展という観点から非常に大きな影響を受けるわけでございます。そういうマイナス面とそれから地球環境を守るという両方を両立させないといかぬわけでございますが、そのためにはやはり代替物
○説明員(阿部巳喜雄君) ただいま環境庁の方から説明がありましたように、三十一日から行われますオゾン層問題に関する日米専門家会議は、フロンガスとオゾン層破壊との関係を科学的、技術的に、技術分野に関する意見交換を主たる目的とするものでございます。 当省といたしましても、両国専門家が率直な意見の交換を行い、本件について理解を深め合うことは非常に有意義なものと考えております。今後の政策立案あるいはその政策
○説明員(阿部巳喜雄君) 先生御指摘のように、フロンガスの問題につきましては世界的に非常に関心を持たれているわけでございますが、フロン11、フロン12という化学物質は一般的には非常に安定な化学物質でございますので、これが大気中に放出されますと成層圏に達するであろうということは科学者の認めるところでございます。 また、成層圏中でフロン11、12というものが分解されますと、実験段階での知見等に基づいて
○阿部(巳)説明員 御説明申し上げます。 本法改正の必要性でございますが、先生御指摘のように、国際的な調和を図るというのを今回の改正の主要な眼目の一つとして掲げてございます。 御承知のように、化審法は昭和四十八年に成立いたしまして、四十九年から施行しておりますが、この関係の法律といたしましては先進国の中でも非常に早い時期に制定された法律でございます。その後、EC諸国を初めといたしまして主要先進国
○阿部説明員 通産省としましても、御指摘のシンポジウムにつきましては、内容、趣旨等について十分把握の上、後援等について検討してまいりたいと思います。
○阿部説明員 御説明申し上げます。 トリクロロエチレン、テトラクロロエチレンにつきましては、有機物質の溶解力が非常にすぐれている等、溶剤として非常にすぐれた特質を持っておりますので、機械、金属部品等の脱脂洗浄剤等、それからドライクリーニング溶剤等として幅広く使用されているものと思われます。