1968-05-16 第58回国会 参議院 社会労働委員会 第14号
○藤田藤太郎君 私は、これから努力されることについていま議論をしていないのです。それは、法律を改正されたのだから、されるでありましょう。しかし、今日行なわれている二千三百件に近いものが二年間有効だということになると、いまの経済、国民所得、国民生活の水準と合わして見て、あなたは政治家として、これは事実上の問題として、これだけのものが二年間据え置きされるということを理解して法律を出されたのですか、そこのところが
○藤田藤太郎君 私は、これから努力されることについていま議論をしていないのです。それは、法律を改正されたのだから、されるでありましょう。しかし、今日行なわれている二千三百件に近いものが二年間有効だということになると、いまの経済、国民所得、国民生活の水準と合わして見て、あなたは政治家として、これは事実上の問題として、これだけのものが二年間据え置きされるということを理解して法律を出されたのですか、そこのところが
○藤田藤太郎君 法律の書いていることが実際の行政の中で生かされてこそ法律なんです。絵にかいたもちでポスターを幾ら張っても、事実問題がポスターに即して進まない限りは、それは今日の法制度を創設するための意義とは違うと私は思うのです。いま申し上げましたように、五人世帯で百九十万の分配所得の実質水準にあるときに、一万二千五百円の賃金の諸君が四百万もおる。いままでのことは私はさておくのでありますけれども、これから
○藤田藤太郎君 私は、政府案に対して、労働大臣に若干の質問をしたいと思います。 今度出された最低賃金法改正案は、いわゆる業者間協定の九条、十条の事項について廃止をする。方向としては一応われわれも了解するところでありますけれども、問題は、最低賃金というものは経済、国民生活の中でいかなる意義を持っておるのかということがこの提案説明では十分にくみとることができないわけであります。九条、十条関係では、この
○藤田藤太郎君 もうひとつでありますが法の二十七条、これについては、会計士とかまたは税理士とか計理士とか、付随して業務を行なうということであります。そのようなところは大蔵省の監督になると思いますが、この法律に基づいて、やはり労働省と厚生省が、そのほかの仕事は別ですが、社会保険労務士のやるこの業務というものは、そのもの自身は監督をきちっとやっていただきたい。先ほど申し上げた三つの原則との関係がそこらあたりからくずれたら
○藤田藤太郎君 私は大臣に質問して明確に確認をしておきたい。 この法の第二条の業務のところで、労務士の事務は社会保険を向上するためですから、そこでここに明確にしてありますように、労働争議に介入することを除く、これが一つの問題。それから——六条に、その社会保険労務士が業務をされるわけですが、ここで二以上のものを設けてはいかぬという厳格な問題がある。それから十八条の報酬は、これは報酬規制をして、一定の
○藤田藤太郎君 私は、皆さんの各党各派の御承認を得ましてただいま議決いたしました医師法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案を提出いたします。 原案を朗読して提案にかえます。 医師法の一部を改正する法律案に対する附 帯決議(案) 国民の生命健康の保持を預る医師の職責の重要性にかんがみ、国は、その養成のための医学教育はもちろん、医師となってからの医学研修についても、特段の配慮を払う責務
○藤田(藤)参議院議員 ただいま議題となりました診療エックス線技師法の一部を改正する法律案について、その提案理由を御説明申し上げます。 現在、放射線医療の分野における医師の協力者として、診療エックス線技師の制度が設けられております。その身分を規制する診療エックス線技師法が制定されましたのは、昭和二十六年でありました。 当時は、医療の重点が結核の防遏撲滅に注がれていた時期でありまして、その診断に必要
○藤田藤太郎君 どうも、梅本局長、ちょっと口をすべらしたかなにかしらぬけれども、住民の福祉を守る、主権在民の国家ですから、できるだけ国家が中心になって社会保障というものは進めていかなければいかぬ。医療は抜本改正を出しましたと言ったって、十割給付を七割にするのをわれわれに押しつけるようなものの考え方で答弁するのは、少し場違いじゃないか。そういうことまであなたのほうで便乗して言うなら、われわれは承知しない
○藤田藤太郎君 私も一言言っておきたい。 いまの失業保険、労災保険、全部一本の保険として船員保険というものはあると思うんですね。そうすると、ほとんどの陸上勤務は労働省で扱っておる。船員に関するだけは厚生省の一本の保険になる。たとえば労災保険のようなものをとってみると、業者が個々に補償をするというのを、全体の労災保険というかっこうでいまメリット制になっておりますけれども、やっぱりそういう趣旨で労災の
○藤田藤太郎君 そこで、将来の施設関係の計画ですね。老人もあり、身体障害者もあり、子供もありますし、おとなもありますし、そういう計画をどうされていくのかということが聞きたいわけです。将来についてなかなかいまきびしい。それにはやっぱり看護婦の養成が必要でありましょうし、看護婦が足らないから、病床は建ったけれども入ってもらうわけにはいかぬ、こういう情けない状態が一つあります。 それから二番目は、資金関係
○藤田藤太郎君 二、三点お伺いをしておきたいと、こう思うわけであります。 社会福祉施設については、昭和三十八年から四十二年までに、いろいろの角度から、古いものは建て直す、そうして利子補給をする、そういう形でこられたことはいいことだと思うのです。ただ、父兄の側でわからないことは、一つは料金の問題についてだいぶ意見がある。ですから、たとえば保育園の問題についてみても、この料金について標準料金かなにかというようなものをつくって
○藤田藤太郎君 私は日野原先生に先ほどお尋ねして、いま質問があってお答えになりましたね。だんだん突き詰めてまいりますと、先生は、インターンはもう廃止していいんだと。そうすると、インターンを廃止していいんだということになると、あくる日から医者として昭和二十一年の前の姿に戻していいと、こういうことになる。そこで、研修というものは、自主研修を、できるだけ技術の高い人、それから自分が習いたいというそのお医者
○藤田藤太郎君 日野原参考人にお伺いをしますが、私は専門家じゃありませんから、しろうとくさい質問だと御了承いただいた上でお答えを願いたいと思います。 昭和二十一年まではインターン制度がございませんでした。それでお医者さんが国民の生命、健康を守ってきた。それで、インターン制度が行なわれたけれども、先生は、不十分であったから成功しなかったと、こうおっしゃった。しかし、そこから先なんでありますが、二年間
○藤田藤太郎君 その公害のよって出てきた基本というものは、人間の生命、生存、そして健康を保持する、それから国民が生存上障害になることを公の害として考えるということになってきたのじゃないですか。各省の所管において公害をなくそうという、そのものさしの一番頂点にあるのは人間の生命、健康という、こういう形で公害対策というものが前に進まなければ意味がないと思うんです。産業はこれだけ伸ばさなければいかぬから、人間
○藤田藤太郎君 ちょっと関連質問。いまのような話なんですけれども、私は公害基本法を立法した基本精神というものはどこにあるのか。何といっても私は人間の生命、健康というものを第一義に置いて、他の各省においてその第一義を守っていくために公害基本法というものができたと思う。きょうは厚生大臣が見えてないわけですが、主権在民国家における人間の生命というものの保持、健康保持というたてまえに立って、自動車産業であろうと
○藤田藤太郎君 委員長の互選につきましては、投票の方法によらないで、選挙管理者にその指名を一任することの動議を提出いたします。
○藤田藤太郎君 いまのことに関係して、私さっき資料を要求しました。わかっていましたら、けっこうですが、企画庁を含めて、水俣病というあの水俣の現地の問題はまだ解決していません、具体的に。阿賀野川もしかり。そういう水質汚濁に関係していままで対策を講じられてきたが、その後の経過、どういう対策措置が講じられてきたか、経過を摘出して、またいまの原田さんが言われたような、たとえば大牟田川や青海川やその他の有機水銀
○藤田藤太郎君 関連。私は話を聞いておって、公害基本法というものはどういう趣旨でできたのかということがだんだんわからなくなってきておる。局長は、どこが原因でこの大牟田川の公害が起きている、根元はわかっていますと、こうおっしゃる。当然、法律できめているように、対策をしなければならぬわけです。しかし、公害基本法で公害対策会議、それも総理大臣を長として各閣僚の会議が行なわれ、それを中心にいろいろの対策を立
○藤田藤太郎君 私は地労委にあまり深い質問をしたいとは思わないわけですけれども、本来、争議が起きれば、いろいろの法律関係というても、労働三法の関係によって、特に労働関係調整法で調整に努力されると思うが、私はいま平子先生のおっしゃった中に一つ気になることがあるわけです。織田社長が会うと言い出した、いままでは会わなかったんだと。重大な県民二十何万という足をとめる争議のあっせん、またはあっせんに入らなくても
○藤田藤太郎君 そこで、懲罰委員会のところでも一つ聞きたいのですが、初め、懲罰委員会をやって結論を出したけれども、社長が反対をして今度出てきた。このときには強行採決には組合は従わないということであったのでありますけれども、それでよろしいということで進んできて、懲罰委員会できめたが組合は従わぬといって首切りを始めた。このときの議題は二十四名というのでありますが、今日、三百三十三名ですか首切りが出て、理由
○藤田藤太郎君 参考人の平子先生にちょっとお尋ねをしたいと思います。 一番あとからですが、二十日の日に、きのうです、力徳副委員長と会社は地労委の会長のあっせんで会うということであったのでありますけれども、どうもそれも実現しなかったといろぐあいに受け取っていいんですか。
○藤田藤太郎君 だから、そういうことをもう少しきちっとモデルをかいて、国民全体の健康を守らなければなりませんからこういうぐあいに処置をします、片っ方の入院の五百の中で百床あいだがら、百床の分は、他のいま成人病というような新しい病気がありますから、この人を入れるなら入れて、そうして結核のほうはいままでと変わらないで処置をしていくということであれば、何も特別会計云々という話をしなくても、長期資金を入れて
○藤田藤太郎君 あなたのおっしゃることを開いておりますと、結核患者は、措置入院を含めて、療養所入院者がだんだん減っていく。それじゃ、措置入院の全体の数というものは減っているんですか。その傾向をひとつお知らせいただきたい。 それからもう一つは、病床が余ってくるから、結核に類似するような他の患者のほうも収容しながらなおしていきたい。これに対して整備しなければいかぬ。で、最後のほうでは、そうすると患者がふえるから
○藤田藤太郎君 若松さん、結核予防の処理費というのは、できてから何年になりますか。菌を口から出したりするものを市町村との関係で処理をしよう。あの当初、結核菌というものは遺伝でない、そうして処置をしたら日本の国民の中から結核をなくすることができるという、非常に大きな構想で結核予防法というものを前進させたものだと思うんですね。それで、いろいろの角度から結核の撲滅のために努力をされてきている。されてきていると
○藤田藤太郎君 人命尊重の問題を、あなた口からおっしゃいましたけれども、過去の鉱山保安についてもこのような廃液からの人命保護についても、たかなか納得できぬような歴史があって、また今度カドミウムの問題もぼちぼち結論が出たらそれと一緒に研究したいということで日本の通産行政をやってもらいたくない。もっと人命を尊重してもらいたい。きょうは私は議論はいたしませんが、あらためてこの問題は明らかに私はしたいと思う
○藤田藤太郎君 私、お尋ねしたいのは、あとで書類でお願いした部分を除きますと、通産省としては——萩野先生等が御存じの人だけでも、二百何人の患者で半分以上の人がだんだん浮き彫りされてきた経過——小林先生、萩野先生の努力の経過があるわけですが、それもまた昭和三十五年ころから、いまのようなことが浮き彫りされてきておるわけです。いま厚生省の皆さんもおっしゃったように、現実にカドミウムがこの病気の根源だというところまできている
○藤田藤太郎君 参考人の皆さん御苦労さんでございます。せっかくいろいろな角度から御研さんをいただいているわけですが、私ちょっと二、三お聞きしておきたいと思います。 小林先生のお話の中に、それから萩野先生の中にも出てきたわけですが、カドミウム、亜鉛、鉛が入っている、水の中に。そういうものがどろ土の中にあって、一緒に流れている。いま摘出されているのはカドミウムでありますけれども、これが人体に及ぼす影響
○藤田藤太郎君 そういうことであれば、ああいう事態を起こしたときに、なぜもっと適切な監督行政によって正常な運行をはかるための処置がとられなかったか、私はそこが不思議なんです。十二日は実際は十二時から運行したといえども、その十二時までの間は、それじゃサボつたというのか、ストライキというのか、あとほど私は説明をいたしますけれども、それで欠便の問題で注意をしているということだけで事が済むとお思いになっているのですか
○藤田藤太郎君 運輸省は、国鉄も含めてでありますけれども、監督官庁の立場にあると思うんですね、国鉄、私鉄の。そうして、いま、バス、船もあると思う。これは定期的に住民の利便をはかるための認可であって、ただ営利だけで——営利がある程度伴わなければその事業をやる人も費用が続かないと思いますけれども、しかし、少なくともその認可を受けた者は、地域の利便をはかって、交通、産業、社会の発展に貢献するという絶対的な
○藤田藤太郎君 私は、本日、福島交通の事態について問題を明らかにしたい、そして、いま不正常な状態にあるのを正常な形にみんなでしなければならないのではないか、こういう立場から運輸省と労働省に質問をしたいのであります。 運輸省は、直接の業務の監督官庁の立場から、福島交通に対してはいろいろの角度からタッチしておいでになったと思うのでありますから、前段はひとつ運輸省から……。 十一月の十二日、公益事業である
○藤田藤太郎君 重要な問題は、きょうは質疑できませんでしょうけれども、いま問題になっているむち打ち症の問題、それから言い方はむずかしいのですが、イタイイタイ病というのですか、この問題、それから筋肉収縮病、この前ここで論議をしました問題、これらの今日までの経過と対策を私たち社会労働委員会に明らかにしておいてもらいたい。 それで、むち打ち病の問題でありますけれども、今日の新聞の記事として非常に大きく取
○藤田藤太郎君 あげて努力したいというのじゃなしに、私は看板どおりやってくださいと言っているんですよ。ようやく昨年から段階的なスタイルをとっていただいたのだけれども、ちょっと上げてこれ以上はこれだけだということがないように、ごみ処理というのは、人口の多いところは相当に金をかけなければどうにもならぬのです。そのことは保育所の問題も同じです。ここから先はもう一律だというようなことでちょん切って実態に合わないようなことはやりなさんな
○藤田藤太郎君 ちょっと一言……。私は、保育所の問題は、この前、相当長い時間をかけて保育所の整備の問題を申し上げたんです。ただ、この予算要求書にも出ているわけだけれども、「保育所施設整備費補助金」という中で、二分の一の補助をするということにして、新設四百カ所、増築五十カ所、改築五十カ所ということになっているわけです。それで、九十人以上は百万円、九十人以下は七十万円と。全く看板に偽りあり。いま、義務教育
○藤田藤太郎君 本来の労使関係でいえば、なんぼ関係機関といったって、機関が独立しているのですから、独立した作業や労働生産に応じて賃金が自主的にきめられ、労働三権が確立されているということなんですから独立的に解決すべきであって、そういう姿なんでありますけれども実際問題としてまあ同じような仕事を政府機関の仕事のある部分をさいて仕事をしているのですから、公務員賃金に準じてという事実上の問題が出てきたと思うのです
○藤田藤太郎君 私は、政労協と通称言っております政府関係機関に働いている人々の賃金労働条件の問題について、ただしておきたいと思うわけでございます。きょうは、労働大臣と、それから松永労政局長、亀岡官房副長官、この三人の方々にこの問題についてお尋ねをしたいわけでございます。 松永さんが見えていますから、労働省として、そこに働いておいでになる労働者の賃金、労働条件を今後どういう方向できめていこうとしておられるか
○藤田藤太郎君 第二班は、藤田、植木両理事が、十月二十六日から三日間にわたって、兵庫県及び大阪府を視察いたしました。 今回の視察においては、両府県のそれぞれに特有な事情を調査することにつとめました。 まず、兵庫県においては、神戸港を擁して、年間三千件をこえる港湾労働災害件数がここ数年横ばい状態を続けており、さらに山陽新幹線建設工事の本格化を控えているため、関係行政当局は労働災害防止対策に腐心しておりました
○藤田藤太郎君 私は、そういう答弁では納得できない。人事院は、政府と国会にこの勧告をされているわけです。ですから、私たちは、臨時国会を早く開いて、政府でもお考えになるでありましょうけれども、国会を開いて、その中でこの人事院勧告をどう実施するか。一日も早く国会を開いてという要求に対して、総理や皆さん方は外国へお仕事に行かれる。そのために、新聞で見ると、十一月末か十二月の初めにならなければ国会が開かれないということを
○藤田藤太郎君 勧告実施の問題が議論になってもう二カ月、その間に関係委員会でも議論をされて、いまおっしゃったように、一日も早くということをおっしゃってきたんです。わが参議院の社会労働委員会すら一カ月たった今日ですが、きのう六者で開いたけれども都市手当の問題の結論を得なかったということであり、この問題についてはあとで議論するといたしまして、一般の日本の生産についておられる方、公労協の労働者の皆さんが、
○藤田藤太郎君 給与関係の七大臣、いま三人お見えになっていますが、関係省の方はお見えになっているんでしょうか。——それじゃ、給与担当大臣の総務長官にお尋ねをいたしますが、人事院勧告が八月に出て、そして五月からの実施というものを人事院が勧告をされているわけであります。われわれは、先月は七日の日に委員会を開きまして、小柳委員から、完全に誠意を込めて実施すべきだということをここで質疑をされました。ところが
○藤田藤太郎君 今度の事故は、いま小柳委員が質疑しましたから、深くもう触れませんが、ただ、千六百の中には、私は、管理が少し緩慢過ぎやせぬかという気がするのです。だから、大きい作業場の場合は、山のどこか目的地でやるんでしょうけれども、いずれにしても、道路ぎわで採石をやっているところがたくさんある。だから、そういうところは子供が遊びに行って、爆破せぬでも、くずれてきて下敷きになるとか、子供ばかりじゃない
○藤田藤太郎君 私は、総務長官に、関連して一言。 労働大臣にも御見解を承りたいと思うのですが、いま国家公務員は、国民に対する、主権在民国家の奉仕者である、このことを強調されました。しかし、行政国家権力の執行者である。いまの佐藤内閣のきめた行政上の執行権を執行をする役割りにあるわけですね。そうしてその公務員が、いま小柳委員の質疑の中にありましたが、その使用者というか、むしろ国家権力執行の補助者としての
○藤田藤太郎君 私は、日本社会党を代表して健康保険法及び船員保険法の臨時特例に関する法律案に反対の態度を明らかにいたします。 本法律案の反対を叫んでいる国民の大多数は、「われわれには血と汗と労苦と涙のほか提供すべき何ものもない」と言っております。私は、この人たちに国民の厳粛な信託を受けて、この神聖な議場で、全力を尽くして本法案を審議し、政府がいままでの態度を改めない限り、廃案に追い込むことです、と
○藤田藤太郎君 関連。おかしいじゃないか。あの二十九年、三十年、三十一年の経緯があります。しかし、もう三十二年には赤字がだんだん減ってきておった。来年度の見通しは、政府の三十億を入れれば保険財政はやっていけるだろうということをあの当時議論の中に判断をした。しかし、結果的には、それが三十二年から三十三年になって黒字になった。しかし、そういう見通しを議論した中で、今後こういうことのないように、医療保障、
○藤田藤太郎君 いまの七十条ノ三が、昭和三十二年のときに、中小企業を主体にした政府管掌保険ということでできた。そのときの政府の約束は何であったかといえば、赤字が出ても困らないように毎年三十億ずつ積み立てて、大蔵大臣も厚生大臣も、社会保障確立のために、医療保障確立のためにこれを続けていくという確約をされてこの法律ができた。あなたの話もそれに似たような話をするのでありますけれども、それが十億になったり五億