2000-05-18 第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第17号
○政府参考人(藤森泰明君) 町づくりと鉄道整備との関係についてお答え申し上げます。 御案内のとおり、鉄道は経済社会活動の基盤として大変重要な輸送機能を担っておりまして、その整備につきましては住民の方々の関心も非常に高いものと私どもも認識しているところでございます。 したがいまして、例えば東京圏に関しましては、ことしの一月に運輸政策審議会に鉄道整備に関する中期的な基本計画を策定していただいたところでございますけれども
○政府参考人(藤森泰明君) 町づくりと鉄道整備との関係についてお答え申し上げます。 御案内のとおり、鉄道は経済社会活動の基盤として大変重要な輸送機能を担っておりまして、その整備につきましては住民の方々の関心も非常に高いものと私どもも認識しているところでございます。 したがいまして、例えば東京圏に関しましては、ことしの一月に運輸政策審議会に鉄道整備に関する中期的な基本計画を策定していただいたところでございますけれども
○藤森政府参考人 一般的に地下鉄に曲線が多いということは、ただいま先生が御指摘の理由によるものが多いというふうに私どもも考えるところでございます。 御指摘の、線路の最小曲線半径についてでございますが、普通鉄道構造規則の規定によりまして、当該線路の輸送特性に応じた設計最高速度ごとに定められております。例えば、設計最高速度が時速百十キロメートルを超える場合には六百メートル、あるいは時速七十キロメートル
○説明員(藤森泰明君) お答え申し上げます。 コンクリートの耐用年数につきましては、良好な維持管理を行えば半永久的に耐用年数が期待できるのではないかというふうに私どもも考えているところでございます。
○藤森説明員 HSSTでございますが、これは常電導磁石の吸引力により浮上いたしまして、リニアモーターによって時速百キロ程度の速度で走行する鉄道でございます。これは、騒音が低いとか振動が小さいとか、そういった点で環境に与える影響が小さいという特性もございまして、また、登坂能力や複雑な地形への適応能力といった点でもすぐれた特性を有しているところでございます。 運輸省におきましては、平成元年度から四年度
○説明員(藤森泰明君) この新しい財団法人の鉄道総合技術研究所には、従来の鉄道技術研究所、鉄道労働科学研究所の職員も含めまして、さらには先ほど言いました構造物設計事務所あるいは車両の設計関係の方も含みますけれども、そういったところがら職員を採用して研究を行っているところでございます。
○説明員(藤森泰明君) 先ほど申し上げましたように、試験研究業務機関としましては、鉄道技術研究所と鉄道労働科学研究所の両研究所がございましたが、これらはいずれの旅客鉄道会社にも附属しない財団法人として独立させるということとされまして、現在、財団法人の鉄道総合技術研究所というものが設立されまして、昭和六十二年の四月に国鉄から事業、資産、権利等を承継いたしまして、研究を進めているところでございます。
○説明員(藤森泰明君) 旧国鉄には、鉄道技術の基礎分野から応用分野までの研究試験等を行います鉄道技術研究所というものと、鉄道に関する心理学、人間工学面等の調査研究を行います鉄道労働科学研究所の二つの研究所がございました。それ以外にも技術研究部門として浮上式鉄道宮崎実験センターあるいは構造物設計事務所等がございました。
○説明員(藤森泰明君) 山陽新幹線におきましては、高架橋が八カ所で落橋いたしました。そのうち一カ所につきましては、道路交通の関係から早急な撤去が求められましたために新設いたしましたけれども、その他のものにつきましてはJR西日本、あるいは鉄道総合研究所というものがございますが、そういったところ等の専門家が実際にそのスラブ等を目視いたしまして、目視等で構造物の健全度を診断いたしまして、その上で復旧に使用
○説明員(藤森泰明君) ただいまの御質問でございますが、新幹線鉄道整備事業費補助につきまして三十二億円をお願いしたところでございますが、これは北陸新幹線の高崎−長野間についての事業でございます。
○藤森説明員 山陽新幹線の運行再開を認めるに当たりまして、運輸省の方では、線路のなじみ等を考慮いたしまして運転速度の向上を段階的に行う、それから、その具体的な進め方についてはJR西日本の自主的な判断で行うようにというふうに申し伝えたところでございます。 今回の地震で大きな被害を受けました区間につきましては、現在、御指摘のとおり時速百七十キロメートルで徐行運転をしているところでございますが、その速度向上
○藤森説明員 御指摘の微気圧波対策でございますが、先生御指摘のように、トンネルの入り口に緩衝工を設置する方法がございまして、長いトンネルにつきましてはそういう方法を採用してまいりました。これが長坂トンネルのように短いトンネルに対して効果があるかどうかということにつきまして、JR西日本の方で鉄道総研等と共同で調査研究を進めてまいりました。その結果、このような短いトンネルに対しても十分有効であるということが
○藤森説明員 山陽新幹線の新大阪—姫路間の災害による復興工事に対します検査でございますが、三月二十七日、二十八日に躯体の完成検査を行いました。それから、四月四日から六日にかけまして、実際に電車を走らせまして施設の安全性を検査いたしたところでございます。その結果は、JR西日本の自主検査結果も含めまして運転の走行には支障ないということで、営業運転には支障ないと判断いたしまして、運転の再開を認めたというところでございます
○説明員(藤森泰明君) 今回の兵庫県南部地震によります鉄道施設の復旧に要する額についてでございますが、その概算値は全体で三千五百三十億円となっております。このうち、神戸市の地下鉄、それから神戸高速鉄道及び神戸新交通の復旧見込み額は合計で約六百四十億円でございます。また、今回鉄道施設災害復旧費補助金の対象としております他の五社の復旧見込み額は約九百四十億円となっております。
○説明員(藤森泰明君) 上野駅の周辺におきましては、地下水の揚水規制によりまして昭和四十年ごろから地下水位が緩やかに上昇してきていることが判明いたしております。そのことが構造物の下面に作用する水圧の増加という形であらわれることが予想されておりますので、上野駅におきましては、東北・上越新幹線の上野地下駅におきます影響というものが心配されるようになってきましたので、JR東日本におきまして、外部の専門家も
○藤森説明員 「のぞみ」あるいは「ひかり」が停止するまでに要する時間でございますけれども、ただいま先生が申されましたとおり、七十秒から九十秒、その間、停止するまでの距離が大体二キロから四キロ必要になるというふうになっておるところでございます。したがいまして、その間、少しでも早く地震を感知いたしまして列車をとめるということが重要でございますけれども、東海道新幹線におきましてはユレダスという装置を整備しておりまして
○説明員(藤森泰明君) 鉄道の方につきまして御説明を申し上げたいと思います。 今回の地震によります鉄道の被害でございますが、山陽新幹線、東海道山陽線、阪神電鉄、阪急電鉄などを中心にいたしまして高架橋が落下をするなど大規模な被害を受けたところでございます。 その復旧についてでございますが、今まで事業者におきまして懸命な努力が続けられているところでございまして、地震発生当日の一月十七日じゅうに運行再開
○藤森説明員 御指摘のとおり、台風二十六号によりまして、JR仙山線の奥新川-面白山高原間におきまして約二百メートルにわたりまして築堤の流失、橋げたの流失等の被害を受けまして、現在も作並と山形問で不通となっておりまして、バス代行輸送を行っているところでございます。 災害発生後、JR東日本におきまして鋭意復旧工事を実施してきておるところでございまして、現在盛り上等を施工中でございますが、今までのところ
○説明員(藤森泰明君) 御指摘のとおり、鉄道施設が大規模な自然災害を受けました場合には、災害の規模あるいは鉄道事業者の経営等が一定の条件を満たしました場合には、その災害復旧に要する費用に対しまして、先生御指摘の鉄道軌道整備法に基づく補助というものを行うことができるとされております。 今の段階では、JR北海道は個々の被害箇所につきまして具体的な復旧計画あるいはこれに要する費用等について詳細な検討をしているところでございます
○藤森説明員 今回の地震による鉄道関係の被害状況につきましては、今先生御指摘のとおり、JR北海道の根室本線ほか二線区及び釧路開発埠頭におきまして約三百七十カ所で被害が発生したという報告を受けております。 地震に強い鉄道の整備ということでございますが、釧路湿原等と鉄道の被害との因果関係について、現在のところまだ私ども情報が手に入っておりませんのでこの場で正しいお答えができないところでございますが、いずれにしましても
○藤森説明員 島原鉄道につきましては、たび重なる土石流等により大きな被害を受けまして、現在もなお一部区間において運休となっているところでございます。その復旧についてでございますが、現在、被害を受けました地域全体の防災事業といたしまして導流堤の設置、河川改修などの事業が実施されておりまして、島原鉄道ではこれらの事業と整合性を図りました復旧方法を考えるとしまして、高架形式による具体的な復旧につきまして現在細部
○藤森説明員 小田急小田原線の複々線化事業につきましては、都市計画事業として施行される既設線の連続立体交差事業と、輸送力の増強を目的とした線増工事、この二つを一体的に行うことで計画されております。 この路線につきましては、大部分が高架方式で昭和三十九年に都市計画決定され、小田急電鉄ではこの都市計画に基づきまして高架複々線化の用地買収を行ってきたところでございます。 この高架方式の採用に当たりましては
○説明員(藤森泰明君) 豊肥本線の方におきましては橋梁が流されるという被害を受けまして、河川管理者とも協議をしながら現在復旧方について努めておるところでございますが、十一月の一日に現地における復旧工事に着手することとなったというふうに聞いておるところでございます。
○説明員(藤森泰明君) それでは、鉄道につきまして御説明させていただきます。 JR九州等で約九百五十カ所の被害を受けておりますが、その後、鋭意復旧に努力いたしまして、現在肥薩線とそれから豊肥本線においてまだ開通していないという状況になっております。
○藤森説明員 JR九州におきましては、ただいま御指摘のとおり、六月以降の集中豪雨等によりまして、多くの被害を受けたと私どもも承知しておるところでございます。現在、JR九州におきまして、個々の被災箇所につきまして、具体的な復旧計画及びこれに要する費用につきまして詳細な検討を行っているところでございます。 運輸省といたしましては、現在行われておりますJR九州の検討結果が十一月末ごろにはまとまると聞いておりますので
○藤森説明員 ただいま御指摘のように、JR九州におきましては、六月以降の豪雨等によりまして、被害額が八十億円を超えるというふうな発表をしておるところでございます。ただ、この額につきましては、被害直後に試算したものでございまして、個々の被害状況や復旧方法に関しまして、必ずしも十分に精査されたものではございません。現在JR九州では、個々の被災箇所に対しまして、具体的な復旧計画及びこれに基づく災害復旧に要
○藤森説明員 台風十三号によりましてJR九州は多くの箇所で被害を受けましたが、鋭意復旧に努めまして、逐次運転再開を行ってきたところでございます。しかしながら、九月二十七日現在、豊肥線、久大線、日豊線及び肥薩線の四線区におきまして、築堤崩壊等により今なお一部区間が不通となっております。これらの線区につきましては、久大線が十月下旬、日豊線及び肥薩線が十一月上旬の開通をめどに復旧作業が行われておるところでございます
○説明員(藤森泰明君) JR九州の今申し上げました二項につきましては、私どもの手元のデータでは該当することだろうと思っております。
○説明員(藤森泰明君) 鉄道施設が大規模な自然災害を受けました場合に災害の規模、鉄道事業者の経営状況等が一定の要件を満たした場合にその災害復旧に要する費用に対しまして鉄道軌道整備法に基づく補助を行うことができる規定となっております。 その要件でございますが、幾つかございます。主要なものを申し上げますと、一つは災害復旧事業費の額でございますが、これが災害を受けた鉄道の前年度の運輸収入の一割以上の額であること
○説明員(藤森泰明君) 鉄道につきまして申し上げます。 鉄道防災につきましては、運輸省は昭和五十三年度から、日豊本線を初めとしまして、旅客会社等が行う鉄道線路の防災施設整備事業について、国の治山治水事業に準ずるものにつきましては補助金を交付するという制度を使いまして、鉄道防災事業の促進を図ってきたところでございます。 今回の豪雨による災害につきましては、JR九州におきましては、日豊本線を初めとしまして