1993-02-23 第126回国会 衆議院 科学技術委員会 第3号
○荒井説明員 事故の起こった建屋につきましては、その補助ボイラー、これは五台設置されておりますが、この補助ボイラーについてはすべて現在停止した状態でございます。それで、人身事故ということもございまして、まず現場保存がされまして、その現場の確認後、調査を開始する、そういう段階になっております。
○荒井説明員 事故の起こった建屋につきましては、その補助ボイラー、これは五台設置されておりますが、この補助ボイラーについてはすべて現在停止した状態でございます。それで、人身事故ということもございまして、まず現場保存がされまして、その現場の確認後、調査を開始する、そういう段階になっております。
○荒井説明員 昨日午後四時過ぎに、東京電力福島第二原子力発電所の補助ボイラーにつながる蒸気供給管から高温の蒸気の漏えいがございまして、一人の人が死亡し、二人の方がけがをされたという人身事故が発生いたしました。 この補助ボイラーのある建物は、原子炉本体のある建物とは別棟に設置されておりまして、また、この補助ボイラーは洗濯廃液の処理あるいは発電所内の暖房等に利用される蒸気を供給するためのものでございます
○説明員(荒井行雄君) お答えいたします。 PWRとBWR、これはPWRは加圧水型原子炉、BWRは沸騰水型原子炉といっています。両方ともいわゆる軽水を冷却材及び減速材に使用して、燃料の核分裂によって発生した熱を蒸気に変えてタービンを回転させ電気を発生させるという構造でございまして、基本的には同様のものでございます。 ただ、一点大きく違いますのは、PWRにつきましては蒸気発生器を介在させてタービン
○荒井説明員 お答えいたします。 原子力開発を推進していく上で、先生御指摘のように日本国内だけではなくて世界の原子力発電の安全が確保されることが重要であるというような認識から、当省としても旧ソ連の原子力発電所の安全確保、これも極めて重要なことであると認識しております。そういう観点から、当省の旧ソ連、東欧の原子力発電に対する安全性向上に対する取り組みといたしましては、従来から国際原子力機関等におきましての
○説明員(荒井行雄君) 当省として、既に申し上げましたように、事象という表現で慣用的に使っており、その言葉自身がまだ必ずしも定着していないということでこのような言葉を今後とも使わせていただくということでございます。
○説明員(荒井行雄君) 一般的に事故、故障、トラブルなどにさまざまた言葉が用いられておるところでございますが、これらの言葉の定義は必ずしも明確なわけではございませんので、当省としては包括して事象という言葉を使っておるわけでございますが、決して今回の美浜事象について軽く見せるという意味で事象というふうに言っているわけではございません。当省としては慣用として事象という表現を用いておるわけでございます。したがって
○説明員(荒井行雄君) お答えいたします。 事故の原因ということでございますが、通産省としては、今回の事象につきまして調査特別委員会を設置し、その審議を踏まえつつ調査を進めてきたところでございますが、六月六日に原因の推定、再発防止策と方法等にかかわるそれまでの調査状況を取りまとめて公表したところでございます。 原因につきましては、振れどめ金具が設計どおりの範囲まで挿入しておらず、大幅に挿入不足であったということから
○荒井説明員 お答え申し上げます。 今回の関西電力の美浜二号機蒸気発生器伝熱管損傷事象は、通産省としても、ECCSが初めて作動するという極めて重大な事象ということで認識しており、原因究明を徹底的に行い、再発防止策を講ずるという方向で今鋭意調査検討をやっておるわけでございます。今回の事象につきまして、当省としては、調査特別委員会を設置し、その意見を踏まえつつ調査を進めておりまして、六月六日に、原因の
○荒井説明員 六月六日の報告、これは先ほど申しました調査特別委員会を設けまして、そこで審議していただき、その御意見を踏まえながら通産省として調査をしておるわけでございますが、その調査の中間的な取りまとめをやったわけでございます。 それで、その調査の六月六日の中間的な取りまとめでは、金属調査を行いまして、その破断原因の推定等を行いました。その中では、蒸気発生器の伝熱管に振れどめ金具というものが設けられておるわけですが
○荒井説明員 お答えいたします。 資源エネルギー庁は、関西電力美浜発電所二号機の伝熱管損傷事象につきまして原子力発電技術顧問会の中に調査特別委員会を設けまして、その審議を踏まえつつ調査を進めております。 それで、その結果判明した伝熱管破断に関する原因調査及び再発防止策としての今後実施、検討すべき事項について六月六日に取りまとめたところでございます。 今後、本事象に係る蒸気発生器等につきまして周辺伝熱管
○荒井説明員 現在において、今回事故のありましたソ連のチェルノブイル発電所の事故の状況がどのようであったか、それから設備がどのような設備であったかというようなところにつきましては、いまだ詳細な情報が入ってございません。したがって、今御指摘の新聞に指摘されたようなソ連原子炉において、一体ECCSがどのような機能を果たしたかというようなことについては、現在云々できるような段階ではでざいません。 ただ、