1996-02-14 第136回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
○参考人(茅原郁生君) 御質問の趣旨は次の三点と受けとめました。一つは、中国の核は本当に脅威なのかということであろうかと思います。もう一つは、米中関係が戦略的関係になるのではないか、中国はそれをどう見ておるか。三つ目は、米国の関与戦略を中国はどのように受けとめておるかということであったかと理解いたしました。 まず、中国の核についての問題でありますが、先ほどもちょっと御紹介いたしました一九八七年に解放軍報
○参考人(茅原郁生君) 御質問の趣旨は次の三点と受けとめました。一つは、中国の核は本当に脅威なのかということであろうかと思います。もう一つは、米中関係が戦略的関係になるのではないか、中国はそれをどう見ておるか。三つ目は、米国の関与戦略を中国はどのように受けとめておるかということであったかと理解いたしました。 まず、中国の核についての問題でありますが、先ほどもちょっと御紹介いたしました一九八七年に解放軍報
○参考人(茅原郁生君) 中国の日本に対する見方についての御質問でございましたが、基本的に日本の経済力なり潜在力については非常に高い評価をしていると思います。 それから、軍事力につきましても、どこで見るかということなんですが、事象的に申しますと、例えば日本の海上自衛隊の力はアジア随一の海軍力であり大変脅威であるというような論文はあります。もちろんこれらはためにするところが多々あるわけでございまして、
○参考人(茅原郁生君) 茅原でございます。このような国権の最高機関に参考人として呼んでいただきまして大変光栄に存じますとともに、大変な責任を感じておるところでございます。 私は平素、中国、とりわけ中国の軍事に関して研究をしている者でございますが、本日のテーマであります北東アジア地域の安全保障に関して中国がいかにかかわるかという観点から御報告をさせていただきます。 言うまでもなく、中国は地域覇権主義