1984-12-01 第102回国会 参議院 環境特別委員会 第1号
○美濃部亮吉君 御異議ないと認めます。 それでは、委員長に粕谷照美君を指名いたします。(拍手) ───────────── 〔粕谷照美君委員長席に着く)
○美濃部亮吉君 御異議ないと認めます。 それでは、委員長に粕谷照美君を指名いたします。(拍手) ───────────── 〔粕谷照美君委員長席に着く)
○美濃部亮吉君 ただいまから環境特別委員会を開会いたします。 本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。 これより委員長の選任を行います。 つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
○美濃部亮吉君 それでは、これが文部省の守るべき原則である、文部省の持っておらるべき哲学であるということについてはどう御返事なさいますか。
○美濃部亮吉君 大変にありがとうございました。 それでは、民主主義的な教育というものはどういうものか。これは文教委員会でも申し上げましたことの繰り返しになりますけれども、これは教育基本法の中に非常によく書かれているように思われます。 そこで教育基本法の中には「不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負って行われるべきものである」、それから「教育行政は、この自覚のもとに、教育の目的を
○美濃部亮吉君 私に割り当てられた時間はわずか十五分でございます。質問に対して大臣は大変よくおしゃべりなさいますので、私はノーかイエスだけで返事をしていただきたい、またそういうふうな質問をいたしますから。 それで、まず第一に、教育を論ずる上において大臣と同じ土俵に上がらなければ議論ができない。私は、民主主義的な教育というものを課題にして論じたいと思いますが、それに対してはノーかイエスか、どちらでございましょう
○美濃部亮吉君 そうはおっしゃいますけれども、奨学資金に利子を支払うということは、私は、教育を受けることが国の義務であって国民の権利であるとするならば、国が貸与ではなくして給付、つまり返さないでもいい、つまり、これだけお金を上げるから教育を受けてくれと、そういう貸与でなくて給付である、それを中心にしている。それは民主主義的な教育というものを考えて当然のことだと思うんですね。それでありますから、私は民主主義的
○美濃部亮吉君 それではその前提を踏まえまして先に論議を進めたいと思いますけれども、今申しましたことは、もう一回簡単に申しますと、教育というものは国がなすべき義務を負い、国民が要求をする権利を持っている、そういうことであるというふうに思います。これに対して、今の奨学資金に有利子制度を導入するということ、これは非常に重大な問題を含んでおるというふうに思います。この有利子制度を導入するということは、教育資金
○美濃部亮吉君 いつものとおり最後になりまして、あと三十分でございますが、もうしばらく御辛抱をお願い申し上げます。 前回の委員会を通じまして、憲法及び教育基本法に基づきまして、民主主義国家である日本における教育というものについて、すべての国民は能力がある限り教育を受ける権利を持っており、国は修学困難な者に対して修学の方法を講じなければならないということ、このことは、教育というものは憲法の二十五条にあるように
○美濃部亮吉君 一つ土俵に上がれたような気がして非常にうれしく思います。 もう一回、重複いたしますけれども、今の法律に掲げられている教育に関するいろいろな条項をまとめてみますと、こういうことになると思うんです。教育というものは平和と福祉に貢献する人物、つまり、民主主義の実現に貢献し得る人物を育てる、それが教育である、したがって、できるだけ多くの国民が教育を受けなければならない、そうしてまた、すべての
○美濃部亮吉君 それでは、今までもたびたびこの委員会で話題になりましたけれども、教育というものをどう考えるかということを、何から何まで引き抜くことはできませんけれども、重要なものを重要な法律の中から簡単にしてお話をしたいと思うんです。 それで、まず憲法ですけれども、二十五条に、これはたびたび出てまいりますけれども、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」、これは有名な条文
○美濃部亮吉君 きょうは、日本育英会法案の討論をするはずですけれども、私は育英会法という言葉が大変に気に入らないんで、それについてはなお後で質問をいたします。できるだけ育英会法という言葉は使いたくないので、奨学資金法とか、別室言葉を使いますから、どうぞあしからずお許し願いたいと思います。 それで、いろいろお話し合いを始めます前に、私は、何といいますか、総論的な部分、つまり、いろいろな問題、基本的な
○美濃部亮吉君 それで、もう一つ関さんに御質問いたしますけれども、霞ケ浦、手賀沼、印旛沼、これはワースト一番、二番というふうに非常に悪くなっている。そうして一遍悪くなった湖沼の水をきれいにするということは非常に難しいことであると思います。それでありますから、こういう湖沼の水をよくする、少なくともこれ以上は悪くしないという努力はなすべきであって、非常に重要であると思いますけれども、それと同時に、悪くなりつつある
○美濃部亮吉君 確かにそうだと思うのでございます。例えば。ハリでは水道の水は飲みませんから、ミネラルウオーターの、少し高いけれども瓶に入った水以外には飲まない。日本では考えられないような状況になっているんで、つまり水についての考え方ですね、これを変えなければならないんじゃないか、そう思います。 しかしながら、日本の水質の問題においては下水道が何よりも問題だ。というのは、私が知事になりましたときに、
○美濃部亮吉君 一番最後になりましたけれども、森下さんにお願いをいたします。 私は、今我々が勉強しております、湖沼の水質をよくする、これは理論的には非常に簡単だと思うんです。それは、先ほど関さんも森下さんも言われましたように、日本の湖沼の水質をよくしよう、そうすれば下水を完備して、二次、三次の下水まで完備する、そうすれば一応は湖沼の水質はもとに戻るということは確実ではありますけれども、現実的には非常
○美濃部亮吉君 私は、そういうふうにして東京都民の憩いの場所というものも考えなければならない。 そうして、それは伊豆七島、これも自然のままをできるだけ保存をしてそうして憩いの場所とする。それから森林地帯として多摩丘陵、これも完全に手を入れてはいけないということを市長さんに頼みまして、手を全然入れさせなかった。その結果として、埼玉県の多摩丘陵のこっち側に行ってみますと、埼玉県側は全部開拓をして住宅を
○美濃部亮吉君 この議論はこのくらいで打ち切ります。というのは、幾ら議論をしてもとめどがないので、私のきょうの目的はそういうことではないんで、理解は一向いたしませんけれども、これ以上議論をしてもむだだと思うので打ち切ることにいたします。 それで、つまり健康にして文化的な生活を保障するということは、私は、環境庁の最終目標であると同時に、また地方自治体も、やはり自治体の住民に対して健康にして文化的な生活
○美濃部亮吉君 先ほどの中村議員の質問についての上田長官の御答弁でございますけれども、質問の内容を簡単に言いますならば、昨日私が申しました、水質の問題とそれから自然環境の問題とは切り離すべからざる一体の関係であるにもかかわらず、それをなぜ切り離したか、それから、ひいて環境庁のあり方というようなことに対する御答弁でございまして、中村議員は大変に説得力がある御答弁であるというお話で、私はそうは思わないで
○美濃部亮吉君 私は今の議論は大変間違っているというふうに思います。というのは、この公害審議会の今読みました結論は、湖沼汚濁あるいは湖沼を守るということの、客観的とおっしゃったけれども、哲学であり原則である、それを述べているというふうに思うんですよ。それですから、その上に築かれる法律なり行政の施策なりもその哲学に、原則に従ったものでなければならない。そうしてその原則は、水質と自然の保護とは一体のものであって
○美濃部亮吉君 それでは、今の中公審の答申の中で、水質とそれから自然の環境とは一体になっているものであって、その両者は切り離すことができないんだということを繰り返し述べられております。非常にたくさんございますから全部お読みすることは時間がかかりますから、抜きます一と、例えば「湖沼の水質汚濁の問題は全国的に広がっており、このまま推移すれば汚濁が更に進行することが懸念される。一方、」「湖沼周辺の自然的環境
○美濃部亮吉君 小会派の悲しさで、いつでも最終に回されまして、皆さんお疲れのところで質問をすることになりますけれども、もうしばらくでございますから御辛抱を願います。 今度の湖沼法は、五十六年の一月二十七日に出されました中公審の答申を尊重して、そうしてこの答申をもとにしてつくられたものであるというふうなお話でございましたけれども、そう考えていいのでございましょうか。
○美濃部亮吉君 私は自然破壊が進んでいるということが非常に心配でございまして、この二年、三年、自然破壊が問題になっているところをできるだけたくさん自分の目で見たいと思って回ってみたのでございます。それのすべてについてお話しする時間はとてもございませんけれども、大きいところについて少しお話をしてみたいと思うんでございますが、自然破壊につきましては、自然破壊というか、企業なら企業を誘致する、あるいはその
○美濃部亮吉君 私もそう思いまして、例えば、私が知事をしておりました閥に、東京から目土山が見える日というものが非常にふえまして、その後もまたふえつつあるということが言えると思うんです。しかし、これは汚染の源泉が個別的に識別できるような汚染、そういう汚染は把握することができて、いかにもよくなっていっていると思いますけれども、しかしながら、集合汚染と申しましょうか、きょうも話に出ましたダイオキシンとかあるいは
○美濃部亮吉君 いよいよ私が最後の質問者でございますから、あと四十分間御辛抱をお願いをいたします。 最初に長官に御質問いたしますけれども、長官は、所信表明でも、またその他の場合でも、公害による汚染は漸次よくなりつつある、改善されつつあるというふうなことを申されたように思いますが、そう考えてよろしゅうございましょうか。
○美濃部亮吉君 阿部さんにお伺いいたしますが、と申しますことは、今までのようにいい悪いは別にして、安い値段でいい音楽を複写をして楽しむということがだんだんできなくなるということでしょうか。
○美濃部亮吉君 大体、もう議論は尽くしてしまったような気がいたしますから、私は簡単に二、三質問をいたします。 阿部先生にお答え願いたいんですけれども、この著作権法の一部を改正する法律が施行されたといたしまして、高速ダビングでレコードを安く複写をして、そうしてそれが一般に普及されるという今までのような傾向がどのくらいやまるでしょうか。非常に効果があるか、非常に効果があってそういう事態はほとんどなくなるか
○美濃部亮吉君 今、大臣のおっしゃったことはもちろん大切ですけれども、しかし、私の言いますのは、今の大臣はやや演繹的に教育の目標とは何かというふうな、つまり抽象的なものを想定して、それと現状とがどう格差があるかと。そういう点で私の帰納的と言ったのは、その教育の目標それ自体を、やはり荒廃の現象を分析していくことによって相対的にあらわす、探っていくという両方必要だと思うんです。 しかし、それはもうここでどんなに
○美濃部亮吉君 私、長い間、大学の先生をしておりましたけれども、教育には全く専門家ではないんで、大臣の方が教育についてはいろいろむしろ専門家であると思っておりますので、そのつもりでおいで願いたいと思うんですが、教育の荒廃と申しましても、いろんな現象があります。ちょっと概略言ってみましても、教育一般につきましては、教科書をどうするか、教育の方法をどうするか、教育制度がどうなっているか、あるいは教師の暴力
○美濃部亮吉君 大分もう大臣もお疲れでございましょうし、私も知事を十年間務めまして、委員会のつらさはよくわかっておりますんで、できるだけお互いに簡潔にいたしたいと思います。それでございますから、もう簡単に答弁の要領だけしていただければ結構でございますから。 第一の質問は、私は、今の教育の問題の中において一番重要なのは、いわゆる教育の荒廃と言われている現象であると思うんです。これは、これから将来の日本
○美濃部亮吉君 もう少し環境庁は積極的に出るべきではないかと思うんですね。つまり、設置法にも「行政を総合的に推進すること」と、それが任務の一つになっているんで、つまり、県の方から上がってこないから何にも言わないんだというんじゃ情けないので、積極的にもっと出ていただきたいということをお願いをする次第でございます。 それからもう一つは、石垣島の白保のサンゴ礁の問題でございます。これは私も二千キロくらい
○美濃部亮吉君 わかりました。 そういたしますと、私は、環境庁は日本の自然を保護し整備し、あるいは環境を保全するということに一生懸命に努力をしてくださっていると、したがって日本の自然は保たれ、保護され、整備されているというふうに思いまして、私はその自然破壊というようなことが問題になっている箇所を日本じゅう回ってみました。まだもちろん全部は回り切れませんけれども、二十五、六カ所を回ってみました。
○美濃部亮吉君 環境庁の設置法であるとかあるいは長官の所信表明などを見まして、環境庁がどういう責任と申しましょうか責務と申しましょうか、を日本の行政の中で背負っているのかということを私なりにまとめてみますと次のようになると思うんです。 〔委員長退席、理事丸谷金保君着席〕 環境庁の最大の任務幾つかございますけれども、その一つは次のようなものであると考えられます。これは憲法二十五条で国民に保障されました
○美濃部亮吉君 一番目の委員会は別として、三つの委員会が討議の結果答申をしたと、その答申が実際に実現したと、あるいは実行したというものはどういうものがあるんでしょうかというお尋ねです。
○美濃部亮吉君 その点はこれだけにしておきまして……。 そして、こういう審議会が答申を出します。そうすると、それは政府としては大体において尊重をする、出された答申は無視するということは絶対に言わないで、答申は尊重するということをほとんどすべて、現実に言いますか言外にあるかは別として、そういうことになっていると思うんです。 それで尊重という言葉は、字引を引きますと、とうといものとして重要視するというふうに
○美濃部亮吉君 大分長い時間討論をいたしまして、私はできるだけ簡潔にいわゆる教育臨調などについて御質問をいたします。 戦後と申しましょうか、教育に関する、教育全般に関する審議会あるいは委員会というふうなものは幾つかできております。その重要なもの、主なものを挙げますと、第一には教育刷新委員会、これは昭和二十一年で、終戦の後、日本が民主主義になり従来とすっかり情勢も変わったと。その中において学校の教育
○美濃部亮吉君 お二方の留学生の方々はどういう御感想をお持ちでございましょうか。お二人さんは大変に秀才でしょうから、そういう話学ができて、そうして十分知識を吸収でき得る素地を持っておられると思いますけれども、皆さん方のような素地を持っておられない方が相当の人数おられるんじゃないだろうか。そういう方々は日本に留学することによってどれだけのプラスを得られるのか、そういう点ちょっとお話し願いたいんですけれども
○美濃部亮吉君 私は留学生のことについてはほとんど全く素人で知識がございません。ただ、私自身一九三二年から四年までですか、ベルリンに留学をして勉強した経験がございます。その経験に照らしても語学の問題が非常に重要なんではないか、殊に、自然科学は別として人文科学になりますと、その国の言葉が、つまり日本語がどのくらいわかるかと、つまり話すと聞くというだけではなくって、もう少し日本語が十分に、何といいますか
○美濃部亮吉君 大分時間もたちまして、私は、一つ質問をいたしまして、皆さん方に御返答いただきたいと思うんです。 それで、いまの日本の教育、大学を含めまして一番の問題は、いわゆる教育の荒廃と言われている問題であって、大学は余り問題はないと思いますけれども、高等学校以下、あるいは偏差値の問題であるとか、あるいは落ちこぼれの問題であるとか、あるいは校内暴力、家庭暴力の問題とか、あるいは非行とか、登校拒否
○美濃部亮吉君 御異議ないと認めます。 それでは、委員長に穐山篤君を指名いたします。 ————————————— 〔穐山篤君委員長席に着く〕
○美濃部亮吉君 ただいまから環境特別委員会を開会いたします。 本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。 これより委員長の選任を行います。 つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
○美濃部亮吉君 御異議ないと認めます。 それでは、委員長に穐山篤君を指名いたします。(拍手) ───────────── 〔穐山篤君委員長席に着く〕
○美濃部亮吉君 ただいまから環境特別委員会を開会いたします。 本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。 これより委員長の選任を行います。 つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
○美濃部亮吉君 御異議ないと認めます。 それでは、委員長に穐山篤君を指名いたします。(拍手) ───────────── 〔穐山篤君委員長席に着く〕
○美濃部亮吉君 ただいまから環境特別委員会を開会いたします。 本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。 これより委員長の選任を行います。 つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
○美濃部亮吉君 私は、年長のゆえをもちまして、議員一同を代表いたし、ただいま就任されました新議長並びに新副議長に対しましてお祝いの言葉を申し上げ、そしてまた、退任されました前議長並びに前副議長に対しましてお礼の言葉を申し上げたいと思います。 木村睦男君は議長に当選せられ、阿具根登君は副議長に当選せられました。私ども一同、衷心より祝意を表する次第であります。 御両君は、皆様御承知のとおり長年にわたり
○美濃部亮吉君 そうして、それが貨幣価値を安定させるということがいかに重要であるかということは、昭和以来、多くの人々が——余り多くはないかもしれませんけれども、数人の人々がそのために命を落とした。つまり、井上準之助氏は貨幣価値を安定させるために金解禁、つまり金の価値に通貨の価値をリンクさせるということを実行いたしまして、これは失敗に終わったと言うことができるかもしれませんけれども、井上さんの貨幣価値
○美濃部亮吉君 私も、お話のように貨幣価値、通貨の価値を守るということが一番大切な役割りではないか。それが国民及び日本の経済の運営について、それを安定せしめる上に非常に力があると。その点において通貨価値を守るということが一番必要なんじゃないか、そう思っておりますが、大体正しいとお考えですか。
○美濃部亮吉君 私は日銀総裁にお伺いいたします。大変遅く御足労願いまして、ありがとうございました。 最初に、日本銀行は政治的、社会的役割りと申しましょうか、責任と申しましょうか、その最大なものは何であるかというふうにお考えでございますか。
○美濃部亮吉君(続) もし誤りであると考えるならば、どうしたら日本経済を安定成長の路線に導くことができるか。また大蔵大臣に対しては、いまの財政危機を踏まえて、どうしたらインフレを避けることができるか等を質問したいと思います。 私の質問を終わります。(拍手) 〔国務大臣中曽根康弘君登壇、拍手〕
○美濃部亮吉君 私は、無党派クラブを代表いたしまして、経済の基本的問題について質問をいたします。 その前に、私たちは、田中角榮議員辞職勧告案に賛意を表しますし、心からの声援を送りたいと申し上げておきます。 さて、総理は、昨年の所信表明演説において、「終戦後三十年、いまや日本は、高度経済成長を経て、自由世界第二位の経済大国に発展しました。国民は、手にした物の豊かさの上に、心の豊かさを心から求めております