2001-05-24 第151回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
○笹野貞子君 改革という言葉は大変格好がいいんですけれども、しかし、今まで何度も改革改革と言って改革できなかった事実があります。例えば、橋本内閣のときには行政改革初めいろんな改革を唱えたんですが、途中でとんざしたこともあります。私は何を言いたいかといいますと、改革をするときには、今までやってきたいろんな歴史、過程、制度というものに対して反省をしっかり持って改革をしなければ、私はやっぱりそれは国民は納得
○笹野貞子君 改革という言葉は大変格好がいいんですけれども、しかし、今まで何度も改革改革と言って改革できなかった事実があります。例えば、橋本内閣のときには行政改革初めいろんな改革を唱えたんですが、途中でとんざしたこともあります。私は何を言いたいかといいますと、改革をするときには、今までやってきたいろんな歴史、過程、制度というものに対して反省をしっかり持って改革をしなければ、私はやっぱりそれは国民は納得
○笹野貞子君 柳澤大臣のお答えは非常にわかりやすかったんですが、塩川大臣はちょっと私わかりづらいところがありますので再度御質問させていただきますが、いい悪いではない、これはニーズに合わないからだとおっしゃったんですが、じゃニーズに合わなかった部分をちょっと内容的にお知らせいただけますか。
○笹野貞子君 無所属の笹野貞子と申します。 私は男性に余りお世辞を言わないので非常に嫌われるんですが、しかし両大臣に対しまして、心より御就任のお祝いを申し上げたいというふうに思います。 さて、私はこの委員会に初めて出させていただきまして、今御議論を聞いておりますと、非常におもしろく、興味があります。やっぱり女性というのは家計を預かっておりまして、一カ月の収入と支出というものに対して非常に興味を持
○笹野貞子君 大臣、これは深読みをかえってしたくなりますね。 我々は、物事が決まらないときはそれは平行線だという言葉をよく使います。これは私にしてみると、こういう発言を、まだ何カ月もあるわけです二十一世紀になるまで、今は八月ですからまだ足かけ半年もあるわけですから、半年も前から何かできないことを予想して、それを今から責任逃れをするような、そういう言葉に聞こえてなりません。 私は大臣にしっかりと申
○笹野貞子君 その二〇〇〇年をめどにとか全力を尽くすとか努力するというのは非常に格好よく聞こえますけれども、しかし、私にしたらだんだんわかりづらくなりまして、なぜかというと、野中幹事長の言葉はどう考えてもそうは聞こえないですね。新しい若い大統領が出てきたので領土問題と並行して平和条約を考えないといけないという、この並行してというのと領土問題を解決してというのとどう違うんでしょうか。
○笹野貞子君 民主党・新緑風会の笹野でございます。 このたびは、三大臣及び政務次官の諸先生におきましては御就任まことにおめでとうございます。非常に重大な時期になりました。各大臣、各政務次官、この二十世紀を後世に輝かしい歴史を残すために御奮闘いただきますことを、まずもってお祈りさせていただきます。 それでは最初に、北方領土問題について外務大臣に御質問いたしたいというふうに思います。 プーチン大統領
○笹野貞子君 歴代の大臣は、メーデーになりますと御出席いただきまして大変元気よくごあいさつをいただきまして、私たち働く者に対して大変激励をしていただくというそういうことになっておりますので、私も新しい大臣でもありますのできっとすばらしいごあいさつが聞けるのだろうと楽しみにしたわけですが、そういう点では本当に残念な思いでした。 本来ならば、私はここでひっくり返って怒って大臣にもっとかみつきたいところですけれども
○笹野貞子君 実は、聞くところによりますと、五月一日メーデーでございますが、東京の中央メーデーに対して大臣は御欠席なされたということを聞きました。私は、労働大臣として、歴代の大臣が御出席になっているわけですから、ちょっと寂しいなという思いで見ておりましたけれども、ただいま大臣は、一人一人の労働者の意見を聞くことが重大ですし、組合の意見を聞くことも大変重大だということですが、ではどのようなお考えで御欠席
○笹野貞子君 民主党・新緑風会の笹野でございます。質問をさせていただきます。 この法案の審議に先立ちまして、労働行政を進めるに当たっての労働大臣の基本姿勢というんでしょうか、それについてちょっとお伺いをいたしたいというふうに思います。 二十一世紀も間近に迫りまして、いろんな問題があります。雇用対策、労働条件対策、女子の就業支援対策、あるいは少子高齢化が進む中でどういうことがあるかという非常に大きな
○笹野貞子君 私は、ただいま可決されました沖縄振興開発金融公庫法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・保守党、民主党・新緑風会、公明党・改革クラブ、日本共産党、社会民主党・護憲連合及び参議院クラブの各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 沖縄振興開発金融公庫法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行に当たり、次の諸点につき適切
○笹野貞子君 これからが会長に対する私の意見です。 やっぱり人の意見をきちっと聞くということは大変重要なことですから、これから、今後とも、この憲法調査会は急ぐことなくみんなの意見を聞いて、二十一世紀に通じるような憲法をひとつみんなで論議していただきたい。 まず、そのことを申し上げまして、非常に会長の女性に対する温かい御配慮、ありがとうございました。
○笹野貞子君 いえ、とてもこれも重大なことです。 憲法の改正がほうふつとあるという意見でしたけれども、少なくとも女性にはそんなほうふつと意見がありません。この憲法がすばらしいという、女性のほとんどが思っているということでございます。
○笹野貞子君 民主党・新緑風会の笹野貞子と申します。 最初に会長にお礼を申し上げたいと思います。 二十世紀最後のときにこのような大変な憲法調査会のイベントをなさるということは、とてもすばらしいことでありますし、今、自民党の皆さんから憲法改正の……
○笹野貞子君 大臣はロシア人の気質というのを御存じだというふうに思いますが、つい最近までは非常に一党支配的なそういう体制の中にいた国でもありますし、世界史の大変な歴史の中で、ある種力によって力を制すというそういう軍事的な考え方、それから私たち日本からいうと、まだ民主主義というのが定着していない、そういう中で、内政干渉とはいえ、あのように一般市民を巻き込んだ、軍事的な力によって抑え込むということはやっぱりちょっと
○笹野貞子君 聞くところによると、外務大臣は御同行なさらないというふうに今聞いたので、私としては初めてなられる総理大臣が成功するようにと祈っておりますけれども、そんなに簡単に胸襟を開くような相手でもないというふうに思いますので、その点は、日本の国の将来をかけた会談になるわけですから、ひとつ頑張ってきていただかなければいけないと心からそのように思っております。 さて、続いてチェチェン問題についてお話
○笹野貞子君 民主党・新緑風会の笹野貞子と申します。 外務大臣に質問をさせていただきます。 東洋レーヨンの重役だった森本忠夫さんという方が「ロシア商法の知恵」という非常に大作の本を書いております。この本を読みますと、世界の商人の中で一番商売が上手で、そして日本人が一番手ごわい相手がロシア人だ、ロシア人というのは一番商売上手で、交渉相手としては手ごわいということを非常にわかりやすくおもしろく書いた
○笹野貞子君 民主党・新緑風会の笹野でございます。 先ほど佐藤委員の方から、憲法がどれだけ日本の国にわかられているのか、そして、興味がどこにあるのかということを調査すべきだという御意見がありました。これは私も全くそうで、国民から乖離した議論をするというのはこの調査会としては非常におもしろい議論にはなりません。 そこで私は、大学の講義の中で憲法という講座が果たして今の大学の学生の中でどれだけとっているか
○笹野貞子君 本来でしたらたくさん質問をしたいんですが、まとめて質問させていただきます。 西尾参考人にお聞きしたいんですが、私が思っていたことと随分違う文化なので今ちょっとショックを受けながら、先生が思っていらっしゃる日本独自の文化、どこの国の影響も受けなかった文化というのであれば、男性と女性という性差についての文化はどのように先生は思っていらっしゃるんでしょうか。 それから、それと関連して、先
○笹野貞子君 今、次官の御説明によると、収支とんとんでいくんじゃないかということですが、私は雇用保険については大変に政策の間違いがあったんではないかと思うんです。 ちょっと過去の歴史を振り返りますと、この雇用保険法の改正は、平成四年、平成五年、平成十年と今度というふうに改正がありますけれども、平成四年の改正のときは国庫負担二五%から二二・五%に下げて、そしてなおかつ労使の料率を千分の十一から千分の
○笹野貞子君 かつて労働省は失業なき労働移動ということを非常に積極的に推進をしてまいりましたけれども、かけ声だけで失業率はどんどん上がっていく。今、大臣のお話しになりました政策は私は大変いいと思いますけれども、失業してからのフォローだけの政策じゃなくて、きのうの委員会で私の同僚議員の長谷川委員が、雇用ということに対するもっと積極的な政策を法的を含めてしなければいけないという論点を展開したわけですが、
○笹野貞子君 皆さんおはようございます。民主党の笹野と申します。質問をさせていただきます。 まず第一に大臣からお願いをいたしたいというふうに思います。大臣とはいろいろなところでお目にかかって、大臣はケインズ理論が大変に御専門ということでして、私はきょうは大臣の予算に係るケインズ理論をぜひともお聞かせいただきたい、そんなふうに楽しみにしてまいりました。 それでは、まず第一問から質問させていただきたいと
○笹野貞子君 民主党の笹野貞子でございます。 原則論は先ほど民主党の江田幹事が述べましたので、私は重複しない意味で女性の視点からお話をさせていただきたいと思います。今までのお話の中で女性のことが一言も触れておりませんので、私はそこに力を入れてお話をいたしたいというふうに思っております。 この調査会は、何か時代に合わないとか、あるいはそういう問題が随分発言の中にありますけれども、私は、憲法が理念としているその
○笹野貞子君 私は、ただいま可決されました職業安定法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明党、社会民主党・護憲連合、自由党及び参議院の会の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 職業安定法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について適切な措置を講ずべきである。 一、現下の厳しい雇用・失業情勢の下で
○笹野貞子君 私は、ただいま可決されました労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明党、社会民主党・護憲連合、自由党及び参議院の会の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律等の一部を改正
○笹野貞子君 私は、ただいま可決されました労働安全衛生法及び作業環境測定法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明党、日本共産党、社会民主党・護憲連合、自由党及び参議院の会の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 労働安全衛生法及び作業環境測定法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について適切な措置を講ずべきである
○笹野貞子君 私は、民主党・新緑風会を代表して、ただいま議題となりました男女共同参画社会基本法について、小渕総理並びに野中官房長官、陣内法務大臣に質問いたします。 日本国憲法第十三条は、すべて国民は、個人として尊重される。また、その十四条では、すべて国民は、法のもとに平等であると高らかに宣言されていることは既に周知のことであります。ゆえに各種の法律や制度は、この憲法の理念を具体的に推進し、実現することは
○笹野貞子君 私は、ただいま可決されました雇用・能力開発機構法案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明党、日本共産党、社会民主党・護憲連合、自由党及び参議院の会の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 雇用・能力開発機構法案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について適切な措置を講ずべきである。 一、雇用・能力開発機構において、その業務運営の円滑適正化
○笹野貞子君 私は、自由民主党、民主党・新緑風会、公明、社会民主党・護憲連合及び自由党を代表して、労働基準法の一部を改正する法律案について、原案に賛成するとともに、日本共産党提出の修正案に反対の意見を表明するものであります。 今日、我が国を取り巻く環境は著しく変化しており、また雇用の形態や勤労者の働く意識の多様化も大きく進んでおります。このような中で、働く人々が意欲にあふれ、健康で安心して仕事ができるよう
○笹野貞子君 私から申し上げますと、調査の対象になったのは課長以上で千五十名なんですね。ですから、課長以上で千五十名というのはもう全大蔵省の課長以上が調べられたというのと同じじゃないかというふうに思います。それで現実に処分をされたのはその中の百十二名ということです。この大蔵省が百十二名の処分をされているというのは、私は大蔵省というのはもう壊滅的などうしようもない省に成り下がってしまったんじゃないかというふうに
○笹野貞子君 大臣は労働大臣になられて初めて労働省の予算というのを詳しくお知りになって、特別会計というのは労使が出し合っているお金ということを御認識いただいたということは、私は、大臣になるときに一番先に全部労働大臣から始められるとすばらしくこの働く人のための認識がみんなよくなるんじゃないかなという、そんな今考え方を持っております。 五千億円というこのお金について、私はもう一度もうちょっと御認識いただきたいんです
○笹野貞子君 民主党・新緑風会を代表いたしまして、私、笹野と、麗しき小宮山議員と二人で質問をさせていただきます。 今、私たちが審議しております労働基準法の改正というのは非常に重大な法律の改正だというふうに認識をしておりますが、先日の委員会で労働大臣が、私にしてみるとおやというような御発言をなさいましたので、労働基準法の改正の質問なんですが、それと関連を非常にするというふうに思いますので、そのことについてきょうは
○笹野貞子君 総理の今の御発言は、事実としてよくわかりました。しかし、目標を達成するというその御意思はどのように受けとめたらよろしいのでしょう。
○笹野貞子君 私も素直に聞きますと、火だるまというのは、総理がいろんな批判に耐えてもう全身やけどになってしまったというそういう意味なのか、それとも、私たちはだるまというと紙でつくっただるまを思い出すんですが、あれに火をつけるとすぐ燃え尽きてしまうので、途中で燃えちゃったらおっぽり出すという意味なのか。非常に私はこの火だるまという言葉に、きょうの質問を考えるときにうんうん頭を抱えて、どういう意味なんだろうかというそんな
○笹野貞子君 私は民主党を代表して、この重大な法案に対して質問をさせていただきたいというふうに思います。 行政改革というのは、本当に言うはやすし、行うのは大変だというふうに思います。しかし、今果敢にもそれに挑戦しようとしているこの時期、私は、こういう大きな法案、そして国家百年の計を見据えたこういう法案というのは、十分に審議しても尽くせないぐらい審議をしなければいけないというふうな思いでいっぱいでございます
○笹野貞子君 私は、民主党・新緑風会を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました金融システム改革のための関係法律の整備等に関する法律案外三案に対し、橋本総理並びに松永大蔵大臣に対して質問を申し上げます。 まず、我が国経済の現状認識についてであります。 戦後最悪とも言われる今回の政策不況は泥沼化の様相を呈しており、まさにデフレスパイラルに陥った感じがあります。本年四月の卸売物価は前年比二・三%
○笹野貞子君 もちろん大臣としては御努力いただいているとは思うんですけれども、この復帰二十六年目を迎えて、意欲的にひとつお取り組みいただきたいというふうに思います。 さて、沖縄の問題につきまして、四月十七日に国防総省が新たな東アジア戦略報告というのを策定しているという報道がありました。これは五年に一遍だそうですが、前回は九五年の報告だったそうです。アメリカの十万人前方展開堅持というのを九五年にはこれを
○笹野貞子君 大臣の今のお気持ちは大変よく理解いたしましたけれども、しかし私といたしましては、お互いに遠い人たちと話をしていてもこれは解決するのかなというそんな感じがいたします。日本の中で二人が会うことの方が非常に簡単にいくはずなのに、それがどうして知事と首相とが何度も会うというその機会をつくれないのか。 私は自分で直接聞いたわけじゃないんですが、新聞などによると、首相の方が何か日程が合わないとかいって
○笹野貞子君 私は、新しい民主党を代表いたしまして、大臣に御質問させていただきます。 私たち、四月二十七日に四つの政党が集まりまして新しい民主党という政党をつくりました。きょうの質問は、新しい民主党としての質問をさせていただきたいというふうに思います。私たちの政党は、保守とか革新とかというもうちょっと聞き飽きたような範疇ではなくて、民主中道という非常に常識的なバランス感覚を持った政党としてこれから
○笹野貞子君 私は、やっぱり今のお話を聞いていまして、この予算を見ると国民はどう思うのかな、この大変な失業不安、日本のこれからは、将来はどうなるんだろうかというときに、一番重大な雇用に対する対策の予算も少なくなったというのは、これは国民の不安を解消するのではなくてかえって増幅させてしまうんではないかというような危惧を私は感じているところです。 雇用対策というのは、ただ失業を予防したりあるいは再就職
○笹野貞子君 こういう現状で雇用が非常に不安定になってくる、そういうときには雇用対策というのは非常に重大なんで、だんだん失業率が高くなってくることになりますと国民は大変不安を感じまして、みんな買い控えをしてしまう。こういう雇用の不安という情報が流れれば流れるほど、みんな生活が不安になってしまいます。 特に女性は、自分の夫がそういう状況に追い込まれたら、もうこれは老後のために蓄えなければいけないということで
○笹野貞子君 質問をさせていただきます。 ただいまの御議論を聞いておりまして、私は非常に一つの感慨にふけりました。といいますのは、日本はヨーロッパから見ると失業率が著しく低いというこの統計なんですが、局長は今、日本の経済が非常に力強いという御指摘でしたけれども、確かに私はそれは否定はいたしません。しかし、国際比較として日本の失業率が低い一つの理由の中に、女性の働き方というのが非常に大きく作用しているんじゃないか