1958-02-21 第28回国会 衆議院 社会労働委員会 第11号
○田子委員 どうぞそういうふうに願いたいと思います。 次に地方の厚生行政をざっと見ますと、背内務省が管理をし、知事の任免ちっちょくも内務大臣の手にあり、その命令が徹底したときとは非常に違うのであります。なかなか容易ならぬ場面であることは私もよくわかるのですが、県によっては厚生行政はほとんど生活保護法の運用が一番で、その他のものは軽んぜられているような傾向がはっきり見られる。福祉事務所がありますけれども
○田子委員 どうぞそういうふうに願いたいと思います。 次に地方の厚生行政をざっと見ますと、背内務省が管理をし、知事の任免ちっちょくも内務大臣の手にあり、その命令が徹底したときとは非常に違うのであります。なかなか容易ならぬ場面であることは私もよくわかるのですが、県によっては厚生行政はほとんど生活保護法の運用が一番で、その他のものは軽んぜられているような傾向がはっきり見られる。福祉事務所がありますけれども
○田子委員 私の申すこととお話とはちょっと違うようですが、私は前に大臣が言うたことはやはり実行したいのだ、それにはつながりをつけるために各前の大臣を利用するとかあるいは委員長を利用するとか、そういうことをしたいというのです。今のお話はよほど別なことをいっておられるようですけれども、たとえば三十二年の厚生白書を読みまして、三十一年に比べると、三十一年度では非常に母子年金を強調している。いかにも調査すればあすでもかかるかのように
○田子委員 質疑に入ります前に一言お許しを願いたいことは、時代にそぐわない老骨のために与党、野党の質問の時間をお与え下さいましたことはまことに感謝にたえないところでありまして、この点諸君に対し深く敬意を表したいと思います。 私の質疑というのはきわめて簡単な、常識的なものでありますから、法律とか数字とかをあげて申すのではありません。 厚生大臣は厚生白書の一ページ目に序文を書いていらっしゃるのであります
○田子委員 営農資金のことは国会が開けるまでに支出は困難でございましようから、その額というものは大体どのくらい見込んでおられるでありましようか、それを承つておけば、いずれ事務当局の方で支出をなさるのに何かの方法があろうと思いますから……。
○田子委員 東北の凍霜害を実地にごらんくださいました各委員から、非常な正確な御報告があり、また当局に対してるる御質問がありました。その結論としまして、大臣はあの地帯をよく御承知でありますし、この間の凶作もよく御承知であります。従つていかなる生活をしておるかということも、大臣はよく知つておられるのであります。去る六月十五日までの被害状況につきましては、当局は数字がないからいかんとも策が立たない、二週間後
○田子委員 今の御説明に関連してちよつと申しておきたい。これは農林当局にもまた他の委員にもお聞き願いたいのですが、今のお話のは、凍霜害に関連して、おそらく水稲と気象の関係をお話になつたろうと思う。私たちきのうから申し上げていることは、ことに私の関係して御説明いたしました岩手の四郡並びに一郡の約半分、これはあわ、ひえ、大豆、小豆、とうもろこし、こういうものを食べておる地帯で、水稲は微々たるものです。この
○田子委員 私は岩手の災害地を視察しました四日間の感想を、ごく切り詰めて、委員長並びに委員各位のお許しを得て申し上げたいと思います。 この地帯、二戸、九戸、下閉伊、上閉伊並びに岩手郡の一部、これは岩手県におきます旧南部領でございます。この地帯の霜の一番おそいのは、今までの記録では五月の十日でございます。しかるに今回の事例は一箇月遅れの六月九日及び十日であります。今まで晩霜は一回十日に来たことがあるそうでありますが
○田子委員 ただいまたいへん御適切な御質問がありましたが、岩手、青森の被害というものは、ラジオの放送による、地域は岩手でも非常な広い、一部でも他県では二つぐらい合せたような地方で、交通はなはだ不便、電信電話等もほとんど利用のきかない地帯でございますが、この場合お役所も非常な御多忙でございましようけれども、どうか御都合をしていただきまして、早急に被害の実況を御調査願えませんでしようか、これをちよつと承
○田子委員 本請願は岩手県盛岡市菜園鍼灸師三浦彬敬君の御提出にかかるものであります。同君はこの種の連合会の副会長をしており、長年この業に従事しておるものであります。請願の要旨は請願文書に明瞭に書いてございますが、要点は、健康保険法並びに生活保護法の中に医療給付の事項としましてはり及びきゆうを挿入願いたいということでございます。御承知のようにはり、きゆうは近年科学的に研究せられまして、単に日本の学界においてその
○田子委員 関連して一言お尋ねしたい。今各法律に規定しております補助率の改訂案が出るやに承りましたが、内容は知りませんが、予算を見ますと不満の点が非常に多いのであります。かりに当該委員会、本会議においてその法案が全部否決されるか、または政府の意図します補助率よりも高く決定した場合には、昭和二十九年度予算はいかようになるのでありましようか、政府のお見込みをただしたいと思う。
○田子国務大臣 国務大臣としても、また議員としましても、ハイアライ法案そのものに反対する態度を表明いたします。
○田子国務大臣 昨日お答えしましたのは、芳賀委員から、大臣は抱負経綸ありやというお問いがありまして、それで現在は法律と昭和二十八年度の予算によつて行う以外に大した抱負がないという意味で申し上げまして、古今を比較したという意味ではございません。
○田子国務大臣 昨日当委員会におきまして、芳賀委員の御質問に対する私の答弁中、―――――――――――― ――――― こういう言葉を私も速記録に発見したのでありますが、いろいろ誤解を生ずる憂いもありますと存じますので、ここにあらためてこの言葉は取消すことにいたしたいと存じます。右御了承を願います。なお憲法遵法の精神は人後に落ちないつもりでございます。
○国務大臣(田子一民君) 全く素人でありまして、これから皆さんの御意見をよく拝聴して進みたいと思いますけれども、私の県も実は岩手県で、漁業の県でございまして、遠洋漁業と申しますか、船を大型にしますることとか、或いは遠洋に漁業を発展をさせますとか、又この国際漁場の条約改訂の、ごときは一日も早くやりたいというような感じを漠然と素人的に思つておりますが、まだ実は三日に就任しまして役所の具体的な話を聞こうと
○国務大臣(田子一民君) 只今提案されました以西機船底びき網漁業及び遠洋かつお・まぐろ漁業の許可等についての漁業法の臨時特例に関する法律案につきまして提案理由の御説明をいたしたいと存じます。 以西機船底びき網漁業及び遠洋かつお・まぐろ漁業につきましては、講和後の漁場の拡大に応じまして資源の開発に努めなければならないのは勿論でありますが、他方、資源の保護並びに国際的な関連をも十分に考慮いたしますことが
○国務大臣(田子一民君) 初めてお目にかかります。このたび農林大臣に命ぜられましたものでございますが、委員長のお許しを得まして一言御挨拶をいたしたいと思います。 農林行政、殊に水産行政は甚だ素人と申上げるより、何も知らんというような程度の者でありますが、現在の国会法は委員会が国会活動の中心になつておりまして、皆様は練達堪能な永年の御経験を持つておられる、又識見を持つておられる方であります。どうぞ御鞭撻御指導
○田子国務大臣 金子委員の御質疑の要点は、青森事件そのものではなかつたという御趣旨でありますが、私の就任いたしましたのは三月の三日でございます。そうしてこの青森に職員を派遣しましたのは三月の二日であります。引継ぎの際に前大臣から別にお話はなかつたのでありますけれども、係からこういう御質問があるから、出張させて調べた結果ではこうであるということを報告を受けました。それから新聞の記事はいかにもまことしやかに
○田子国務大臣 去る二月二十八日本委員会におきまして、金子委員より青森県農業共済組合連合会にかかる事件につきまして御質問がありました。これにお答えをいたします。 この事件は二月二十八日の都下新聞に掲載されておる事件でありますが、御質問がありまして、ただちに三月二日担当職員を現地に派遣いたしまして、詳細調査をいたしたのでございます。今ここに概要を御説明申し上げたいと思います。 第一に事件の全貌は、
○国務大臣(田子一民君) お答えいたします。カルテルと肥料価格についての御質問がございました。普通のカルテルの場合におきましては、価格の引上げが当然伴いまするけれども、本法案第二十四条をごらんになればわかりますように、このカルテル結成を許可しまするのには、公正取引委員会の承認を得、なおかつ主務大臣がこれを認可いたすのでありまして、その認可すべき場合についても詳細に規定をしておるのであります。従つて、
○国務大臣(田子一民君) お尋ねのハイアライ法案の提案者の一人でございます。但し、これは衆議院議員としての提案者でありまして、今以て私はこの法案の可否については相当議論をするのであります。但し閣僚としますれば、従来の慣例を調べて見ますと、提案者として、議員提出の法律案に署名しておりません。従つて、三日に認証式が行われました直後、提出者氏名削除を手続きいたしております。併しこの法案そのものは、我が日本憲法第八十九条
○国務大臣(田子一民君) お答えいたします。この間食糧増産についてお答えをいたしましたが、只今石黒委員より懇々食糧増産の重要性、その実に国家の存立、国民生活の安定上最も重大なことを御指摘になりました。全然これは御同感でございます。不敏ながらその線に沿うて努力いたしたいと思います。なお昭和二十八年度の性格が、五カ年計画の当初予算として不足であり、私は五カ年間には是非この所期の目的を達成したいということを
○国務大臣(田子一民君) わかりました。肥料は輸出物資と産業としまして指定されておりますことは御承知の通りであります。従つて国際市場に売ります価格についての規定は、国際的に定まるわけでございますから、その価格の決定と内地生産者の販売価格との差はおのずから生ずるということは、これは止むを得んと思うのであります。今御指摘にありましたが、輸出における損害を農民に負担するということをおつしやいましたけれども
○国務大臣(田子一民君) 増産計画の予算の問題を御質問でありますが、これは五カ年計画、後の五カ年、合わせて十年間における大体の計画を立つておることをよく知つておるのでありますが、二十八年度予算につきましては、只今御指摘のように、農林省の考えと又大蔵省の考えとの調節には、相当の苦労があつたのでございます。大体この増産は必ずしも二十八年度そのものに予定の実現をしませんでも、当初の五カ年の計画を実行いたすことによりまして
○田子国務大臣 御発言中を特に委員長のお許しを得まして、ここにごあいさつをいたす光栄をにないました。 今回農林大臣の地位につくことに相なりましたが、御承知のように、全然未知の世界と申しますか、しろうと中のしろうとの身でこれに当ることになりました。はなはだ慚愧にたえないところでございます。国会法によりますと、立法活動、議会活動の中心がことごとく委員会に収められております。しかして委員会がその道の練達堪能
○国務大臣(田子一民君) 只今の御質疑にお答えいたします。我が国の食糧増産の極めて重大でありますることは、只今小林議員もお述べになりました通りであります。政府においても全然同感であります。今、予算面につきましてその少額なるがごときお話がありました。この政府の増産五ヶ年計画なるものは、必ずしも二十八年度と限つたものでないのでありまして、この五年間、次の五年間、合せて十年間に所期の目的を達成せんとするものでありますから
○国務大臣(田子一民君) お答えいたします。 只今のは相当重要なフアクターをコンビネーシヨンするので、ちよつとお答えできないと思いますので政府委員に答弁してもらいます。(岩木哲夫君「それでは駄目だ」と呼ぶ)
○国務大臣(田子一民君) お答えいたします。これは相当困難が伴う問題と思います。又重要な問題と思う。従つて研究の余地をお与え下さることを望みます。
○国務大臣(田子一民君) 岡本委員の御質問にお答えいたします。昨日は丁度参議院の農林委員会におきまして法律案の説明中に御質問がありましたので、この席におりませんでしたことは誠に申訳けないことに考えます。 御質問の点は二点あるようでございます。一点は国有林野の払下げ問題、それには或いは綱紀粛正というようなことにそむく場合もあるかと思うが、これについてどう思うかと、こういうように承りましたが、これはひとり
○国務大臣(田子一民君) 只今議題となりました農業災害補償法に基く家畜共済の臨時特例に関する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申上げます。 農業災害補償法におきましては、家畜共済は、死亡廃用共済、疾病傷害共済及び生産共済の三つに分れておりまして疾病傷害共済に加入いたしますには、死亡廃用共済に加入していなければなりませんが、死亡廃用共済に加入いたしますには、必ずしも疾病傷害共済に加入することを
○国務大臣(田子一民君) 只今議題になりました農業災害補償法の一部を敵正する法律案につきましてその提案理由を御説明いたします。 農業災害補償制度につきましては、昨年第十三国会におきまして成立した農業災害補償法一部改正法、農業災害補償法臨時特例法及び農業共済基金法によりまして制度の政善がなされたのでありますが、本制度実施五年の経験に徴しまして、更に、農業負担の軽減、蚕繭共済制度の改善、共済団体の性格
○国務大臣(田子一民君) 委員長の御許しを得まして、一言就任の御挨拶を申上げます。 三日に農林大臣を拝命いたしましたが、全くの素人でありまして、殊に引継ぎもまだ途上にあるという状態であります。併し国会法によりますと、立法活動は委員会を中心として行われておるのでありまして、従つて皆さまの御支援、御鞭撻を頂きますれば、いささか以て大過なきを得るかと存ずるのであります。何とぞよろしく御願いいたします。
○田子国務大臣 ただいま本委員会に付託となりました農業委員会法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げたいと存じます。 農業委員会法が制定せられましてから満二年、市町村農業委員会及び都道府県農業委員会が発足しましてから一年有半を経ておりますが、その間農業委員会は、農地等の利用関係の調整、自作農の創設維持、農地等の交換分合、また農業総合計画の樹立及び実施についての建議、諮問答申等
○田子国務大臣 委員長のお許しを得まして、ごあいさつを申し上げます。 去る三日農林大臣の命を拝しました。かかる重要なる地位を与えられましても、元来何らの素養もなく、はなはだ忸怩たるものがございます。しかし現在の国会法を見ますると、委員会は議会運営の中心をなしまして立法事務には最も力強く進んでおるように存ぜられます。委員各位にはこの道の練達堪能の方々がお集りになりまして、この御指導、この御意見に従つて
○国務大臣(田子一民君) 今のお尋ねにつきましてお答えする前に、一昨日の午後就任いたしまして、只今事務引継最中でございます。二月四日の大邦丸事件のことは監視船の足らざる点もあつたかのようであります。今事務局におきましても、私といたしましても今後監視船の増強、いわゆる監視の増強に力をいたしたいと思つております。
○国務大臣(田子一民君) お答えいたします。 先般硫安協会が硫安の建値を発表いたしまして、先ほど申上げました通り、これは只今公正取引委員会で調査中でございます。硫安の国内価格と輸出価格の調整につきましては、肥料対策委員会におきまして検討中であります。なお、硫安を輸出産業の一つとして認めている以上は、国内価格と輸出価格の差のありますることは、これは認めなければならんと思うのであります。併し国内価格につきまして
○国務大臣(田子一民君) お答えいたします。硫安、週燐酸等の需給につきましては、生産担当の官庁でありまする通産省と協議の上に、国内需要の充足を第一義と考え、又輸出数量り決定、燐礦石の輸入割当の決定等を行なつておりますが、これは、貿易管理令による輸出許可、為替管理によりまする輸入許可等であります。これらは国民経済の安定を図るためであります。なお、最近の硫安の価格の問題は、現在公取委員会で調査中でございます