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149件の議事録が該当しました。

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1960-05-03 第34回国会 衆議院 日米安全保障条約等特別委員会 第27号

田中(稔)委員 小澤委員長、あなたにお尋ねいたします。従来、国会における国民請願処理はきわめて粗略でありまして、会期末一瀉千軍千に運ぶのが慣例になっておりっます。ただし、戦前の議会におきましては別に請願委員会というものが設けられておりまして、請願事項は慎重に審議したのであります。今回の五百万に上る新安保条約批准反対請願は、従来の悪い慣例を破り、十分時間をかけて慎重に取り扱うべきものだと考えますがり

田中稔男

1960-05-03 第34回国会 衆議院 日米安全保障条約等特別委員会 第27号

田中(稔)委員 総理のただいまの御所見に関しましては、後ほどまた詳細にお尋ねすることにいたします。  そこで、この安保改定阻止国民会議調査によりますと、本日までに集計された、新安保条約批准反対する請願書の数は、すでに六百万をこえているのであります。日本議会史上、いまだかつてこういう事例はなかったのであります。先月二十五日、自由民主党は、安保審議を早急に打ち切るためっ、本会議において安保特別委員長

田中稔男

1960-05-03 第34回国会 衆議院 日米安全保障条約等特別委員会 第27号

田中(稔)委員 本日は憲法記念日であります。日本国憲法の前文によりますと、「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互関係を支配する崇高な理想を深く自働するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」こう書いてあります。さらに、第九条には「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使

田中稔男

1960-03-30 第34回国会 衆議院 運輸委員会 第11号

田中(稔)委員 どうも大臣の話は事実とだいぶん相違しているようであります。実は二十七日の夜にそういうことが起こったのでありますが、私どもは二十八日の午前一時ごろでありましたが、三池海上保安署に参りまして、保安署長鳥丸猪之市、次長の徳永淳、こういう保安官と会いまして、そうしていろいろ事実を究明したのであります。これらの保安官は、会社とは何ら関係なく行動したのだと申しておりますけれども、しかしながらだれが

田中稔男

1960-03-30 第34回国会 衆議院 運輸委員会 第11号

田中(稔)委員 ところが実はあなたの所管事項にかかることですが、海上保安庁の船、これが会社側にくみし、第二組合側に協力して正当なピケ行為を妨害している、こういう重大な事実があるのであります。大臣も御承知西日本新聞には、そのことの詳細が書いてあります。ごく要点だけをちょっと読んでみますが、会社側は第二組合組合員を約三百人、チャーターした鳴潮丸という船に乗せて熊本県の三角港から大牟田の第二人工島に

田中稔男

1960-03-30 第34回国会 衆議院 運輸委員会 第11号

田中(稔)委員  まず大臣にお尋ねしたいと思いますが、大臣楢橋渡君は、少年のころ炭鉱に働き、その後苦学して弁護士試験に及第し、今日大臣の地位につかれて、その立身出世美談はだれも知っているところであります。若いころ炭鉱で働かれた体験からして、炭鉱労働者の苦しい事情はよくわかると思う。たまたま大臣と私は同じ選挙区であります。私ども選挙区の大牟田で三井三池の炭鉱の深刻な争議が行なわれている。その場合

田中稔男

1959-12-16 第33回国会 衆議院 本会議 第19号

田中稔男君 私は、ここに、日本社会党代表して、新安保条約草案においては、在日米軍、特に国連軍の資格におけるその域外出動に関し、いかなる規制が加えられることになっているか、政府の明確なる答弁を求めんとするものであります(拍手)  政府は、かねて、在日米軍域外出動に関しては、新安保条約草案に付属する交換公文事前協議の規定を設け、場合によっては、その出動を拒否することができるから心配は要らない、と

田中稔男

1959-11-25 第33回国会 衆議院 外務委員会 第15号

田中(稔)委員 終戦時に近くなりまして戦争損害が大きくなったことは、もちろんありますけれども、しかしながら平和進駐のときから始まったベトナムにおける戦時状態、この戦時状態のもとにおいてベトナムの人民が損害苦痛とを経験したという、これは否定できない事実であります。だから日本がほんとうに戦争損害苦痛に対して賠償するというのであれば、形式的に四四年の八月二十五日というような時点以後の戦争損害考えるのでなく

田中稔男

1959-11-25 第33回国会 衆議院 外務委員会 第15号

田中(稔)委員 日本仏印にいわゆる平和進駐をいたしました。その後終戦時までに進駐に伴う軍事行動明号作戦イ号作戦ゲリラ討伐米軍による空襲等いろいろなことがあったのであります。これは直接の軍事行動でありまして、それに基づく戦争損害が多かれ少なかれベトナムに生じたのであります。これはベトナム国民に対して生じたのであります。なるほど政府は、ドゴールがパリに入りまして、日本フランスとが正式に交戦状態

田中稔男

1959-11-25 第33回国会 衆議院 外務委員会 第15号

田中(稔)委員 新聞に私が何か爆弾質問をするというような報道もありますが、爆弾質問になるかどうか別といたしまして、相当の時間を要する質問であります。ところが申し合わせによって非常に短く私の持ち時間が制限されているのであります。そこで問題の要点をしぼりまして、特別円等処理の問題を中心として、それと賠償との関係について政府当局にお伺いいたしたいと思うのであります。  まず第一に政府にお伺いいたしますが

田中稔男

1959-11-20 第33回国会 衆議院 外務委員会 第12号

田中(稔)委員 松本委員質問に関連いたしまして、簡単に議事進行に関する動議を提出いたしたいと思います。  国会における内閣総理大臣発言というものはきわめて重大であります。ところが、先ほどから私どもが盛んに南ベトナム賠償についての根拠ある数字の提出を要求しておるのでありますが、アジア局長説明によりますと、初めはそれがないかのごとく、戸叶里子君のただいまの質問に対しましてはあるかのように答弁されておる

田中稔男

1959-11-12 第33回国会 衆議院 外務委員会 第6号

田中(稔)委員 関連してちょっと総理にお尋ねいたしますが、外務省フランス政府に対してトラン・ヴァン・フー氏の国籍問題で照会をして、そうして回答があったわけです。それを一応信頼して御答弁になったわけです。それはそれで一応私はよいと思うのだが、しかし、今、穗積委員質問にもありましたように、きょうの産経の朝刊を読みますと、トラン・ヴァン・フー自身が、自分は二重国籍は持たなかったのだという重要な証言

田中稔男

1959-02-28 第31回国会 衆議院 外務委員会 第8号

田中(稔)委員 総理のこの施政方針演説の中に「互いにその政治的立場を理解しつつ、」という言葉かあります。これは中国側において毛異議はないと思う。つまり日本中国とは今日社会体制が違う。従って政治体制が違う。それにまた安保条約とか日華平和条約とかいうような既存の条約もある、こういうふうなことを全部なくしなければ、日本中国との貿易はできない、また日中関係の全般的な打開もできない、こういうことはいっていないのです

田中稔男

1959-02-28 第31回国会 衆議院 外務委員会 第8号

田中(稔)委員 政策を策定いたしますためには、正確な情報をキャッチしなければならぬのでありますが、今の御答弁を通じて承わることは、中国に関する情報はまちまちであり、情勢判断は困難であるという一語に尽きると思う。しかしそういうことでは日本政府責任者として私は非常に欠くるところがあると思う。だからこの機会に特に要望したいのは、中国の内外の情勢について一つ正確にして詳細な情報を集められて、正確な政策

田中稔男

1959-02-28 第31回国会 衆議院 外務委員会 第8号

田中(稔)委員 わが社会党は、中国政策におきまして岸総理並びに岸内閣と根本的に所見を異にしておるのであります。これは私ども非常に不幸だと考えております。血は水よりも濃しという言葉があります。だからあなたにも私にも同じ民族の血が流れておるのでありますから、ひとしおこのことを不幸と感じるわけであります。わが社会党中国政策についてあなたの内閣に勧告をしたい、さらにまた平和を愛する国民の名において要求をしたいと

田中稔男

1959-02-18 第31回国会 衆議院 外務委員会 第6号

田中(稔)委員 なるほど内乱条項を削除するとが期限をつけるとが、部分的に見れば改善だと言えないこともないようでありますけれども、問題の核心はそんなことじゃない。日本防衛義務を強化し、全体として日米軍事同盟を強化する。しがもそれを今まではアメリカから強制され、脅迫されてやむを得ずこういう条約を結んでおった、基地の提供というような義務を負っておった。ところが今度は日本が自主的な立場で積極的にアメリカ

田中稔男

1959-02-18 第31回国会 衆議院 外務委員会 第6号

田中(稔)委員 私もいずれあらためて総理と御一緒のときに本格的な質問をいたしたいと思いますが、二十分ほどの時間、中間的な質問をしたいと思います。  外務大臣外交演説中国問題に触れております。その場合に、日中関係の今日の不幸な事態が起った責任を一方的に中国側に転嫁して、外務大臣自身としては何らの反省のお言葉がないのです。私はこの点を非常に遺憾といたします。誤解だ、誤解だとおっしゃいますけれども

田中稔男

1958-11-01 第30回国会 衆議院 本会議 第16号

田中稔男君 私は、日本社会党代表して、ここに提案されておりまする日米日英原子力協定に関し反対の討論を行いたいと考えるものであります。  日本社会党は、原子力平和的利用そのものにつきましては、もとより積極的に賛成するものであります。しかしながら、私があえてここに両協定反対するのは、まず第一点として、両協定とも、わが国の独立を傷つける、はなはだしい不平等条約であるという理由によるものであります

田中稔男

1958-10-22 第30回国会 衆議院 外務委員会 第7号

田中(稔)委員 これは確かに、国旗を侮辱すると申しましても、その国旗の掲揚されておる場所であるとか、どういう場合に限られておるとか、また、それを侮辱した者が公務員であるか私人であるかというような、それぞれのケースによって問題は違ってくると思います。もし浅沼某が、ただ自分の家の部屋でこっそり中華人民共和国の旗を焼いたならば、おそらくこういう問題にならないと思う。だから、九十二条が適用されるか適用されないかという

田中稔男

1958-10-22 第30回国会 衆議院 外務委員会 第7号

田中(稔)委員 前回の委員会において、私はこの国旗事件につきまして、岸総理質問をいたしました。総理の御答弁はこうであります。「私はこれらの事件はきわめて遺憾なことであって、これが実情を十分検察関係で調べさせまして、これに対しては法規をもって厳に処断するつもりであります。」こう言うております。きょうは総理は見えておりませんから、一つ外務大臣の御見解を承わりたいと思いますが、ここに、ただ法規と言っておられます

田中稔男

1958-10-22 第30回国会 衆議院 外務委員会 第7号

田中(稔)委員 十月十日新橋ステージにおきまして右翼主催によって援蒋反共台湾激励大会というのが催されたのでありますが、その会場において、中華人民共和国国旗に火をつけて、極端な侮辱の意思を表示した者があるのであります。このことにつきまして、日中友好協会は、さっそく十月十三日警視庁に参りまして、事件の真相について説明を求めたのであります。総監もおられず、また部長、課長もおられなかったので、公安第二課

田中稔男

1958-10-17 第30回国会 衆議院 外務委員会 第5号

田中(稔)委員 昨年の岸・アイゼンハワー共同声明の中にも「国際共産主義は依然として大きな脅威であることについて意見の一致を見た。」とあります。また先ごろの藤山ダレス共同声明の中にも「国際共産主義が依然として世界平和に対するおもな脅威となっていることに意見一致した。」こうあります。盛んに国際共産主義脅威ということが言われておるのでありますが、ブラウン記者が紹介した最近の首相のインタビューの中にもこういうことを

田中稔男

1958-10-17 第30回国会 衆議院 外務委員会 第5号

田中(稔)委員 これはどちらがお答えいただいてもけっこうでありますが、現在進行している安保条約改定交渉、これは一体大体いつごろまでに妥結に至るお見込みであるか。外務大臣なんかのお話によりますと、非常にスピーディにおやりになるようなお話もあったのであります。それが少し速度が落ちたように考えられる。私どもといたしましては、十一月にはアメリカ議会中間選挙をやる、予想される結果は現在以上に野党である

田中稔男

1958-10-17 第30回国会 衆議院 外務委員会 第5号

田中(稔)委員 まず総理にお尋ねいたしたいと思います。ブラウン記者とのインタビュー内容は、総理が全面的にこれを否定されたのであります。まあどっちが正しか、はっきりさせる証拠がないようでありますから、結局これは水かけ論に終るのでありますが、しかし一般の国民の印象では、岸総理がやはり不用意に、あるいはむしろ故意にやったのではないか、非常に危険な放言をされた、こういうふうに受け取っておるのであります。

田中稔男

1958-09-01 第29回国会 衆議院 外務委員会 第12号

田中(稔)委員 今回藤山外務大臣国連通常総会に出席されるために、またアメリカ政府と広範な諸問題について会談されるために、渡米されることになりましたので、社会党代表して一言申し上げたいと思います。  申すまでもなく、藤山外務大臣は国を代表し、国民代表して行かれるのであります。断じて自由民主党代表して行かれるのではありません。従って私はここに国民的要望を代弁して、一言壮行の辞にかえたいと思う次第

田中稔男

1958-08-30 第29回国会 衆議院 外務委員会 第11号

田中(稔)委員 台湾の問題が東西緊張東西対立一つの所産であるというお話でありますが、少くとも台湾に関する限りはソ連というものは問題にならぬ。ソ連軍隊福建省の沿岸におるわけでも何でもない。問題は一方的にアメリカの問題である。一体、根本的な話になりますが、アメリカは何の権限があって、何の必要があって台湾軍隊を置き台湾海峡にその艦隊を置いておるのですか。

田中稔男

1958-08-30 第29回国会 衆議院 外務委員会 第11号

田中(稔)委員 話し合いで平和のうちに中国統一が実現するということは、わが社会党も心から希望するところであります。現在台湾海峡アメリカの第七艦隊がおる、台湾にもまたアメリカ軍隊がおり、蒋介石の軍隊一緒になりまして大陸反攻機会をうかがっておるという姿である。こういう条件がなくなりまして、中華人民共和国政府台湾政府台湾政府というよりもむしろ台湾に住んでおる人々、台湾人、それとの間に

田中稔男

1958-08-30 第29回国会 衆議院 外務委員会 第11号

田中(稔)委員 私は昨日発表されました佐多忠隆君の中国訪問報告書内容に関連いたしまして、二、三お尋ねいたしたいと思います。  先ほど帆足委員がお尋ねいたしましたことに対する御答弁の中で、アメリカ中国政策は、二つの中国というのではなく、あくまで台湾政府を唯一の正統政府考える、こういう立場だという御答弁がありました。私も現在アメリカ中国政策に関するオーソライズされた見解はまさにその通りだと思うのであります

田中稔男

1958-07-30 第29回国会 衆議院 外務委員会 第10号

田中(稔)委員 日本が承認した国の大使館が発表した印刷物であります。それを総理が否定されるということは、私やはり重大なことだと思うこのことにつきましてはまた後ほど申し上げようと思うのですが、総理米英レバノン及びヨルダンに対する派兵というものが内政干渉である、成功の見込みのない暴挙である、そういうふうにお考えにならないか。

田中稔男

1958-07-30 第29回国会 衆議院 外務委員会 第10号

田中(稔)委員 大体では困る、完全にと言ってもらいたかったのですが、その次にレバノンの反乱やイラクのクーデターは、アラブ民族主義米英植民地支配の手先となった自国の政権に対して行なった抵抗であります。外務省刷りものによりますと、レバノン情勢についてはこう書かれておる。「レバノン情勢=内戦は同国の特殊事情による全くの国内問題で外国からの干渉は避け、自主的解決に待つべきである。」こう書かれておりますが

田中稔男

1958-07-30 第29回国会 衆議院 外務委員会 第10号

田中(稔)委員 七月十二日の五大使会議で行われた中東情勢に関する判断は、まことに当を得たものであります。この正しい情勢判断アラブ共和国を初め広くアラブ国民の共鳴を得たことを、私は政府とともに心から喜ぶものであります。外務省から発表された刷りものによりますと、「アラブ・ナショナリズムというものの勢いは阻止することはできず、地域内各国政治体制いかんにかかわらずますます一般化してくるであろうと意見

田中稔男

1958-07-03 第29回国会 衆議院 外務委員会 第5号

田中(稔)委員 韓国から日本に密入国した朝鮮人の一部が、韓国には戻りたくない、北の方に行きたいということについての日本政府のお考えはわかる、従来通り本人の希望するところに帰す、行きたくないところには帰さない、これはその通りですが、そういうことは韓国政府代表は了解しているのですか。ちょっと私うかつな質問のようですが、その点あらためてお聞きしておきたい。

田中稔男

1958-07-03 第29回国会 衆議院 外務委員会 第5号

田中(稔)委員 今の松本委員からの質問に関連いたしまして、私も二、三補足的にお尋ねいたしたい。外務大臣、このごろはなかなか答弁が上手になられたというか、ずるくなられて、あいまいもことして捕捉しにくいような答弁で困るのです。だから繰り返しの質問になりますが、はっきり一つ答弁願いたい。  まず、大村収容所におる北鮮に返りたいという朝鮮人、この諸君北鮮に帰すという問題は、日韓会談その他政治問題と切り

田中稔男

1958-06-27 第29回国会 衆議院 外務委員会 第4号

田中(稔)委員 私の質問の的を巧みにはずされたのですが、私は、あなたのはずされた的に当る、そういう御答弁を実は要求しておるのです。朝鮮半島を南下する危険な勢力というものは、一体何をお考えになっておるのか。こういうことを言われている以上は、あなたに一つのはっきりしたお考えがあると思うのです。あるいはソ連勢力あるいは中国勢力ということになると思いますが、一体それがそういう侵略主義をとる勢力であるとお

田中稔男

1958-06-27 第29回国会 衆議院 外務委員会 第4号

田中(稔)委員 沢田全権のステーション・ホテルにおける演説内容について、今六四委員から追及的な質問がありました。大体これで済んでおると思いますが、若干要点についてさらに深めた御質問を申し上げてみたいと思います。  あなたはだいぶお年だと思います。つまりあなたが教養を受けられた時代というのは、やはり明治のよき時代であったわけで、大日本帝国はなやかなりし時代であったのであります。人間はやはり環境の産物

田中稔男

1958-06-25 第29回国会 衆議院 外務委員会 第3号

田中(稔)委員 それでいいようでありますけれども、とにかく沢田廉三氏の発言というこを別にいたしまして、三十八度線をなくするということが必要であって、三十八度線を北の方に向って移動させる、さらに鴨緑江の外にまで押しやるというような考えは間違いである。これは沢田さんの発言いかんにかかわらず、そういうように外務大臣考えになるかどうか、そこだけをはっきりお聞かせ願いたい。

田中稔男

1958-06-25 第29回国会 衆議院 外務委員会 第3号

田中(稔)委員 私は特に外務大臣の渡米問題について御質問を申し上げたいと思いますが、その前に今の帆足委員質問に関連いたしましてもう一度私からもお尋ねしたい。  沢田廉全権発言されましたのは、何でも六月十一日の朝鮮懇話会主催日韓会談政府代表をかこむ会という席上であると思います。今の帆足君の発言をもう少し具体的に申しますと、これは当日出た人のメモによる要旨でありまして必ずしも一言一句正確だとは

田中稔男

1958-04-09 第28回国会 衆議院 外務委員会 第20号

田中(稔)委員 まず劉君の身分の問題でありますが、劉君は、御承知のように昭和十七年岸総理が当時商工大臣をしておった東条内閣閣議決定に基いて、強制的に本人意思に反して日本に連れてこられた華人労務者の一人であります。この劉君の身分でありますが、強制連行ということははっきりしておるのでありまして、本人の自由な意思に基いて入国したものでないという点は明らかであります。この点につきまして政府のお考えをお

田中稔男

1958-04-09 第28回国会 衆議院 外務委員会 第20号

田中(稔)委員 先月の十二日に、中国人の劉連仁という人の問題につきまして岸総理質問をいたしましたが、すでに御承知のように劉君は、終戦直前にその使役されておりました明治鉱業所昭和炭鉱を脱出して、北海道の山の中に今日まで十三年間生活してきたのでありますが、この劉君につきましては、総理から、私に対する御答弁の中で非常に誠意ある御答弁をいただきましたので、私は非常に満足の意を表したのであります。その中

田中稔男

1958-03-19 第28回国会 衆議院 本会議 第17号

田中稔男君(続) 私は、今日の事情のもとにおいては、韓国とのみ正式の国交を結ぶことをやめて、外国軍隊の撤退の後に中立国機構監視のもとに行われる全鮮自由選挙により、南北朝鮮平和的統一が実現を見るまでは南北いずれとも何らかの暫定的外交関係を結び、その間経済的、文化的交流を続けていくことが最も妥当であると考えるが、岸総理及び藤山外務大臣所見をただすものであります。  最後に、一間、沖縄社会党中央執行委員

田中稔男

1958-03-19 第28回国会 衆議院 本会議 第17号

田中稔男君 すでに同僚諸君も御存じの通り、今日、日本外交は八方ふさがりの状態に陥っておるのであります。国民はひとしくこの現状を憂慮しております。私は、ここに、日本社会党代表して、日ソ関係日中関係及び日鮮関係の当面する諸問題について、岸総理藤山外務大臣その他関係閣僚にお尋ねしたいと考えるものであります。(拍手)  まず第一に、日ソ関係についていえば、ことしの漁業交渉は、すでに六十日以上を経過

田中稔男