1969-09-09 第61回国会 衆議院 法務委員会 第30号
○猪俣委員 ただ、その後どうも様子がよくわからない。関係者が法務省にも相当陳情にも行っておりますが、はっきりしない。実は七日付の内外タイムスという新聞を見ますと、恩赦課長と称する男がおります。この恩赦に対する一問一答をしている記事が出ておるのでありますが、全体の趣旨を見ますと、大臣の答弁と非常に違ったニュアンスで――山本宏子という女の死刑囚については恩赦があったのでありますが、それを機会に、この前委員会
○猪俣委員 ただ、その後どうも様子がよくわからない。関係者が法務省にも相当陳情にも行っておりますが、はっきりしない。実は七日付の内外タイムスという新聞を見ますと、恩赦課長と称する男がおります。この恩赦に対する一問一答をしている記事が出ておるのでありますが、全体の趣旨を見ますと、大臣の答弁と非常に違ったニュアンスで――山本宏子という女の死刑囚については恩赦があったのでありますが、それを機会に、この前委員会
○猪俣委員 私はごく簡単にお尋ねしますが、いつぞやの本法務委員会で、再審法案の審議中でありましたが、自民党の大村議員から大臣に対する質問があって、われわれが再審法案で再審するべきものと予定しておりました者たちに対しては恩赦の考えがないかということに対しまして、大臣は、それは恩赦になるように非常に努力するという答弁があられたのでありますが、それは間違いないわけですね。
○猪俣委員 この五十条の法務大臣の特別在留許可、それが不許可になったということで強制送還令状が出る。そこで強制送還が不当だということで行政訴訟を起こしておる、そういう数が、いまあなたが言っただけでも相当あるわけです。現に、私も弁護士として数件やっておるわけであります。そうしてこの行政訴訟を起こすとともに、裁判所に対して執行停止の仮処分をとっている。あるいは大村へ送られる直前あるいは横浜へ送られる直前
○猪俣委員 そこで、その特別在留許可を許さないために行政訴訟を起こして、特別在留許可を許すべきにかかわらず許さなかった、そうしてそれによって強制送還の令状が出ておるわけです。そこで強制送還の令状を取り消せという訴訟を、第五十条の法務大臣の裁量が誤っているということで訴訟をやっておる、それは一体何件ぐらいあるのです。
○猪俣委員 先般、私は新しい法案と行政訴訟の関係をお尋ねいたしたのでありますが、これについてもう少し明確なる御答弁をいただきたい。これは、人権保障の意味から重大な問題があるのであります。実は、本法案に関しましては、憲法論とか訴訟論とかいう抽象的な、総括的な質問をいたしまして、しかる後に一カ条一カ条審議をしたいと思っておったのでありますが、ところが時間の制約がありまして——これは委員会から制約せられたわけじゃありません
○猪俣委員 そうすると、この前の返事とは違うわけですね。
○猪俣委員 そういうケースはあったとおっしゃるのですか。
○猪俣委員 本日質問するにあたりまして、前回私が質問いたしておりました問題で、法務省でも調査なさっていると思うのでありますが、アメリカの軍用機を利用して立川飛行場へ外国人が密入国してくる、そういう事案については調査なさいましたか。
○猪俣委員 三十七、八年ごろから改正に着手されたといわれるのでありますが、私がいまお尋ねしたいと思いますことは、現職の検事であって、法務省の入管局付になり、そして入管の参事官までなった池上努という人がある。この人のあれを見ると、昭和三十三年から法務省の入国管理局に入った。そして参事官になった。そうすると、本案の作成なんかに対して相当中心的役割りをしたのじゃなかろうか、こう思われますが、池上氏が、いまあなたがおっしゃったような
○猪俣委員 昭和三十六年ごろからお立てになった。昭和四十二年に入管法改正準備委員会なるものが法務省にできたのでありますが、そのときの準備委員のメンバーについて御報告願いたい。
○猪俣委員 これは法務当局にお尋ねいたしますが、現行の入管令は、御承知のように昭和二十六年にできたものでありまして、ポツダム政令でありますが、当時朝鮮戦争のさなかで、ことに、アメリカでは、トルーマンという反共宣言をやったことで有名な人が大統領になっておった。そういう意味におきまして、この入管令が外人に対して相当きびしくできていることも想像されるのであります。しかし、平和条約が成立いたしまして、日本が
○猪俣委員 先般私は当法務委員会で、いわゆる裁判所では起訴状一本主義にもとったような行動をやっているじゃないですかという質問をいたしました。ところが、当時答弁に出ておられた最高裁の方は、初耳であって自分らは知らぬ、いずれ調査して御報告いたします、こういうことであったわけです。ところが、今月の十七日になりまして、羽仁五郎氏を先頭に五十四、五名の、これはおもに学者、文化人——政党人は入っておりませんが、
○猪俣委員 最善の努力をなさることはもっともでありますが、ほとんど一緒にして六百四、五十名の弁護士がそういう意見で、署名しているという報告がきております。これが、裁判所側がいま言ったように絶対態度を変更する意思がないということに相なりますると、各地の弁護士会でもって立ち上がってくると、これは日弁連の決議は、私は裁判所に不利になるんじゃないかと思うのです。皆さんの期待しておるようなことにならぬのじゃないか
○猪俣委員 関連してちょっと一点だけ。東京、大阪、神戸等の大弁護士会がみんな数回開いていろいろの決議をやっておりますが、そうして、いずれもこの二十三期の司法修習生の問題について日弁連の臨時総会を開催することを要求し、裁判所が態度を変えない限りにおいては、二十三期のその特別の三十一名の修習生については、弁護士会としては修習を引き受けないという決定をすべしということに相なっておりますが、まあ不幸にして最高裁判所
○猪俣議員 政治亡命者保護法案の提案理由の説明をいたします。 最近、国際交通の発達と周辺諸国の政情不安定を反映して、わが国に政治亡命を求める外国人が増加する傾向があります。それに対して、わが国においては、現在何ら保護規定がなく、出入国管理令等の規定に基づき政治亡命者はほとんど不法入国、不法在留、つまり犯罪者として取り扱われ、わずかに法務大臣の自由裁量により特別在留許可が与えられたときに限り在留を認
○猪俣委員 諸君は刑務所の都合のいい報告だけを信じて、実際徹底的に調査したのですか。彼らはお互いの責任のあることは言いやしませんよ。いいかげんな報告をしておる。そのいいかげんな報告をそのまま信じて、何にもないのだ。これは意味ないじゃないですか。こういうことが裁判上の問題にまでなって大新聞に報道されるとすれば、もっと徹底的に調査しなければならぬじゃないですか。どれだけ調査したのですか。調査したならば、
○猪俣委員 この桑原健一という人物について、なお私どもがあなたの説明に承服できがたいのは、実はこの人物は昭和四十三年一月の佐世保のエンタープライズ事件でやはり公務執行妨害の嫌疑を受けまして、その際警視庁の機動隊の警棒によって頸部、頭部を乱打され、それ以来頸部に非常に疼痛を覚え、手足のしびれを来たしたというので、それで結局立川市立病院の脳神経外科でもってレントゲンをとったところが、頸椎がはずれておるという
○猪俣委員 矯正局長にお尋ねいたします。これは朝日、毎日新聞にも報道されましたが、今度の学生事件で起訴され、東京拘置所に入れられておる学生の中で、看守から相当暴行を受けたという事実が報告されましたが、私のところへ弁護団から詳細な報告がまた来ております。本人が事こまかに、細密に書きました手紙も持っておるのですが、時間がありませんから、一々それを申し上げるわけにいかないのですが、そのうちの桑原健一という
○猪俣委員 実は、それは私のお尋ねの答えにはなっておらぬのです。それは私も知っておる。そうじゃなくて、被告が全部退廷を命ぜられたので、弁護人もそれでは自分が在廷するあれがないというので退廷して、まさに法廷外へ一歩足を踏み出したところに命令が出た。命令は聞こえたとは思うのですが、こういう事例。在廷せよという命令——被告人はだれもいないのだ。だから、弁護人としても、いてもしようがないというので退廷しようとした
○猪俣委員 こういうふうに判事が弁護人に在廷を命じ、それを聞かぬということで留置するというようなことは、あなたのほうのお調べで前例があったのでしょうか。
○猪俣委員 時間がありませんから、ごく簡単にお尋ねいたします。四、五日前の新聞ですが、日本大学のデモ騒擾事件に関しまして、その弁護人が門馬という判事の命令で拘禁された。あまり例のないことだと思うのですが、この事件のいきさつをちょっと説明していただきたい。
○猪俣委員 どうも説明が少しよくわからぬのですが……。私が質問いたしました趣旨は、この百十六号布令さえ非常に反動的なものであり、人権侵害のものであるという内外の批判がある。そして沖縄の立法院は、保守党が大勢を占めておるにかかわらず、日本の内地に行なわれておる労働基本三法を、高等弁務官が反対しているにかかわらず、立法院はこれを立法した、三法を手本にした。しかし、布令がその上に効力を持っているのでありますから
○猪俣委員 それじゃ、とにかく出ていらっしゃる方にお尋ねします。これは総理府になるかもしれませんが、沖縄の復帰問題、これについては沖縄島民のみならず、日本の全国民の熱望するところであり、佐藤総理大臣がおっしゃったように、国民的コンセンサス、合意がもうできておる。強い要望があることは申し上げるまでもない。しかるに、アメリカ政府の沖縄に対する態度、これは、今度新たに物議をかもしました総合労働布令というものを
○猪俣委員 いま出ていらっしゃるのは……。
○猪俣委員 これが問題になりますのは、みんな警察のパトロールなど信用いたしまして、安心している住民ですね。ところが、交番から二百五十メートルくらいのところに、一日二回ずつパトロールが出ており、それでヘリコプターまで動員して徹底的に発見につとめていたけれども、これが見つからなかった。そうすると、パトロールなんというものは、ただぶらぶら散歩しているんじゃなかろうか。いまの自動車は、昼間はみんな出動してしまって
○猪俣委員 それじゃその詳しい数字を、私は別に質問要項を出しておきませんでしたから、あとでまたお答えいただきます。 これは大臣でなくてもいいですが、今度の例の三億円事件の濃紺色の自動車の発見がおくれました原因は、どこにあるか。だいぶ新聞でも批判されておりますが、それについて、その原因をお答えいただきたい。
○猪俣委員 荒木大臣にお尋ねいたしますけれども、ちょうど例の三億円事件が勃発しましたのが、全学連のあばれている最中でありました。今回の三億円事件の最も主要なる証拠物として、盗まれた濃紺色のカローラの発見、これに対しては警察当局も相当徹底的に捜査することにして、ヘリコプターまで使ってやっておったと報道されておりますが、ところが現実は、交番から二百五十メートルぐらいのところに四カ月もほっておいてあった。
○猪俣委員 裁判は、検察官、弁護士、その中間に裁判官があって、裁判を進行しておる。その検察官は、検察庁法によって法務大臣の相当の監督、指揮が行なわれるわけであります。その意味において、裁判に対して相当の影響があるわけです。のみならず、裁判所の予算につきましては、閣議において法務大臣が裁判所を代弁しているわけです。最高裁の事務総長は、閣議に列席することはできない。ここらにも私は問題があると思うのですが
○猪俣委員 そうすると、大体この新聞に報道されたような、まちまちの判決を出している、これが法律無視の風潮を生み出している、歯どめをしなければならぬというようなことはおっしゃった。しかし、まあ取り消した、こういうのであります。これは私は、自民党その他、政府としてもたいへんな問題であるが、ことに法務大臣としては、容易ならぬ問題を含んでいると思うのです。そうして、あなたのおっしゃった時期が非常に悪い。これは
○猪俣委員 これは、主として法務大臣にお尋ねいたします。 〔田中(伊)委員長代理退席、進藤委員長代理着 席〕 三月二十五日に、閣議後の記者会見で法務大臣が談話を発表された。新聞の伝うるところによれば、こう言ったということになっておるのでございますから、それについて間違っておるなら間違っておる、いいかどうか。それは、公安担当裁判官はまちまちの判決を出しており、これが法律無視の風潮を生み出しておる
○猪俣議員 ちょっと提案者から。本案のいまの質問は終わったのでありますが、なお質問者があるならば、質問をしていただきまして、審議をすみやかに遂げられることを希望したいのです。質問者がなければならないように処理していただきたいと思います。
○猪俣議員 先ほど榊近委員が答弁されましたように、在朝法曹と申しますか、裁判所側、検察官側は、法の安定性というようなことを強調される。これはやはり日本の刑事訴訟法がずっと形式的権威主義を法の安定性というふうに考えて、今日まだその頭が抜け切らぬのだと思うのであります。私どもも法の安定性なるものを考えないわけではありませんが、しかし、現行の日本の刑事訴訟法の再審の門は、非常に狭過ぎる。これはもう相当の心
○猪俣委員 その催涙ガスですが、何かこれはガス砲といわれている鉄砲のようなもので撃つようになっておるようですが、こういうものの使用について何か細則があるのですか、ないのですか。
○猪俣委員 荒木公安委員長にお尋ねいたします。今度の東大事件その他の大学紛争事件につきまして、いわゆる警視庁の機動隊なるものが出動しているのでありますが、この攻撃武器と申しますか、機動隊が使っておりまする武器ですね、武器と申していいかどうかわからぬが、どういうものを使っておりますか。
○猪俣委員 この新聞の報ずるところによれば、いまあなたは支払い命令や略式命令が多いとおっしゃったが、書記官が書く時間がないから、廷吏が書いている。一体廷吏がこういうことを書いたりしていいのかどうか。そういう実情でございます。看守というか、廷吏というか、それがやっておる。職員がやれないものだから、廷吏がやっておる、こういうふうな実情ですが、こういう廷吏なんかも、やっぱり略式命令や支払い命令を書いていいんですかね
○猪俣委員 一点だけお尋ねいたします。これは全司法新聞というのに載っております職員の定員に関する記事です。これは三重県の尾鷲という簡易裁判所ですが、ここに職員が二人しかいないのですね。この実情が詳しく書いてありますから、長いことはやめますけれども、そしてしかもこの尾鷲簡裁には家庭裁判所の出張所があり、交通違反に対する即決処分をやっておる。非常に事件がふくそうしているのに、二人しか職員がいない。そこで
○猪俣委員 あなたのおじいさんは征韓論を唱えられたというのですが、それが決して朝鮮と戦争する意味じゃないということが近年来の歴史家によって大いに証明されております。親善を厚くするための議論であったということを私ども承知しているわけであります。あなたはそのお孫さんに当たられるのでありまして、どうか祖父の意思を継いでアジアの親善のためにひとつ立ち上がっていただきたい。 そこでこの問題は、第一は、中国から
○猪俣委員 ありがとうございました。それで了解いたしました。 そこで、大臣は何か決算委員会に出席要求せられているそうでありますので、私は出入国管理令の改正問題についてお尋ねしたいと思いまするけれども、こまかいことは局長さんから御答弁願うことにして、あなたも閣僚の一員としてぜひお願いしたいことは、この新しい管理令の改正について、全般的というか、二つの点に私ども関心があります。第一は中国との関係であります
○猪俣委員 私は、法務大臣に御所見を承りたいと思います。 これは実は巷間の説でありますので、真偽のほどはわかりませんが、例の帝銀事件の被告平沢貞通、これが御存じのように刑が確定してから相当長くたっている。ところがこれに対して、どうも近く死刑が執行されるのではないかといううわさが出てくるわけです。これは大臣の判こ一つで決定される問題であります。 私が御考慮願いたい第一点は、いま、本委員会に再審制度特例法案
○猪俣委員 御異議なしと認めます。よって、中村寅太君が委員長に当選になりました。(拍手) 委員長中村寅太君に本席を譲ります。 〔中村委員長、委員長席に着く〕
○猪俣委員 これより会議を開きます。 私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、委員長の職務を行ないます。 これより委員長の互選を行ないます。
○猪俣委員 そうすると、もう三月中に脱税問題、それから使途不明金が出てきて、四月八日には福島の逮補となり、そのころ政界に対するいろいろな政治献金その他の問題が明らかになったという御答弁でありますが、これはいろいろの当時の新聞もありますが、いま問題になっておりました新日本新聞というのが相当早くから書き立てて、もう四十一年の十月、四十一年の十二月——四十一年十二月十二日の新聞なんぞには「佐藤 ”粛正“
○猪俣委員 日本の刑事訴訟におきましては、犯罪の捜査権は警察及び検察、両建てになっておるようでありますが、本件の日通事件については、検察官が中心となって捜査されたと思うのでありますが、さようでございますか。これは川井さんから……。
○猪俣委員 水かけ論になりますが、局長のは全く客観性がない、詭弁であると思うのです。現に軍法会議に付された際に、彼は台湾の弁護士を頼んで、その弁護士に切実に訴えた。日本の入管が人権擁護の関係が少なくて、私はどうしても台湾へ帰ればあぶないということをどのくらい陳情したかわからないが、それを無理に送還された、そう言うて弁護士に訴えた。その弁護士が陳君を守る会というところにその点を訴えてきております。なぜならば
○猪俣委員 いま問題は、陳君が台湾へ帰りたいと言ったということがうそである、これは入管局長はよく御存じなわけだが、仮放免のときには、必ず帰る旅費は自分で出すということで保証金を積ませるわけなんだ。保証金を積んだからといって、帰りたいという意思表示にならない。それは形式的なことなのです。仮放免するには必ず帰る旅費をどうするか、それを積まなければ仮放免しない。強制送還してしまう。積むことができないのは、
○猪俣委員 私は、きょうは陳玉璽——台湾人の主星の日本からの送還問題に関連いたしまして、主として入管局長、及び大局につきまして法務大臣の御所見を承りたいと思うのです。 ただ、この問題につきまして「陳玉璽を守る会」というのができておりまして、先般入管局長に面会したいということで私が紹介いたしました多数の人と局長は会っていただきまして、詳細に御説明いただきましたそうで、たいへん感謝して私のところへ手紙
○猪俣委員 御異議なしと認めます。よって、床次徳二君が委員長に御当選になりました。 委員長床次徳二君に本席を譲ります。(拍手) 〔床次委員長、委員長席に着く〕
○猪俣委員 これより会議を開きます。 私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行ないます。 これより委員長の互選を行ないます。
○猪俣委員 矯正局長には、もうこれでありません。お帰りいただいてけっこうであります。 人権擁護局長にお尋ねしたいと思うのですが、これは、私、本委員会で二回質問いたしましたが、いま調査中ということでそのままになっておりまするが、九州大学法学部長の井上正治氏が申請いたしました人権侵害の件、この件についての詳細について伺いたいと思うわけであります。 そこでまず第一に、この井上教授が人権擁護で訴えられました
○猪俣委員 わかりました。それでは、この問題は詳細な御報告を受けましたので、質問するあれはありませんが、実際の手続としては、地方更生保護委員会へ刑務所から申請を——本人からも出ているようですが、刑務所から申請することが順序だと思いますけれども、それはまだ決定しておらぬわけですか。
○猪俣委員 私も、きょうは少し時間の都合がありますので、簡単に質問をいたします。 第一番目には、いわゆる白鳥事件に対する犯人とされておりまする村上国治の仮釈放に関する件であります。これはもちろん地方更生保護委員会の職権でありまするので、政府に直接要請する筋合いではありませんけれども、地方更生保護委員会の人事権は法務大臣が持っておられるので、やはり政府と密接な関係があると思いまするから、政府の御所見