2005-08-04 第162回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第8号
○瀬川政府参考人 大きく三点にわたる御質問かと思います。 まず第一点目の、災害救助犬に関する民間団体の活動を円滑ならしめるために地方自治体との協定等を結んではいかがかという点でございますが、これにつきましては、内閣府を初め、また関係省庁それから地方自治体とも、今後、御指摘のような御意見も踏まえて検討されていくべきものかなというふうに、私どもとしてはそう思います。その上で警察としてしっかり協力してまいれることはまいりたい
○瀬川政府参考人 大きく三点にわたる御質問かと思います。 まず第一点目の、災害救助犬に関する民間団体の活動を円滑ならしめるために地方自治体との協定等を結んではいかがかという点でございますが、これにつきましては、内閣府を初め、また関係省庁それから地方自治体とも、今後、御指摘のような御意見も踏まえて検討されていくべきものかなというふうに、私どもとしてはそう思います。その上で警察としてしっかり協力してまいれることはまいりたい
○瀬川政府参考人 お答えいたします。 警察犬には大きく二種類ございまして、御質問にもございました、犯罪捜査に活用されるいわゆる鑑識犬というものと、先ほど御答弁申し上げました、警備に活用する警備犬、先ほど御答弁申し上げました災害救助犬というのは、この警備犬のうち、災害現場において捜索活動等に対応することができるものというものでございます。 その育成についてでございますが、警察が直接育成をいたします
○瀬川政府参考人 お答えいたします。 昨年十月発生いたしました新潟県中越地震におきまして活躍した災害救助犬でございますが、これは警視庁のいわゆる直轄犬という犬でございます。警視庁に所属する犬でございますが、二個班四頭が十月二十七日から十一月七日までの間活動したところでございます。このうちの一頭が、先ほど大臣から答弁ありましたとおり、妙見堤におきます、親子三人の乗車した車が崩落した土砂に巻き込まれたという
○瀬川政府参考人 この「焦点」にございますお尋ねの北朝鮮工作員は、正確にその氏名等は私ども把握をいたしておりませんが、俗に朴何がしと言われている人物でございまして、昭和四十五年ごろ秋田県の男鹿半島から我が国に侵入、浸透いたしまして、日本国内におきまして、私ども承知している限りで三人の日本人にいわゆる成り済ましておりまして、日本人としての旅券なり自動車免許証なりを取得して、我が国を拠点として各種の諜報活動
○瀬川政府参考人 お答えいたします。 まず、発行は昭和六十年でございます。そのねらいとするところは、北朝鮮によります我が国に対します各種の諜報謀略活動の実態というものについて広く国民の皆さんに知っていただきたい、こういう意図で作成をされたものでございます。
○瀬川政府参考人 お答えいたします。 警察といたしましては、北朝鮮による日本人拉致容疑事案の重大性にかんがみまして、これまでその全容解明のために必要な捜査を最大限の努力をもって進めてまいりました。警察におきまして拉致容疑事案としておりますものは、そのいずれもが、北朝鮮の国家的意思が推認される形で、本人の意思に反して北朝鮮に連れていかれたというものと考えております。 北朝鮮による日本人拉致容疑事案
○瀬川政府参考人 事案の内容というものはそれぞれ個別に全部違いますので、そういった事案の内容に応じまして所要の調査なり捜査なりを行っているということで御理解をいただきたいと思います。
○瀬川政府参考人 お答えいたします。 私ども、今、実際に北朝鮮による拉致ではないかということで告訴、告発を受理しております件数が三十一件三十三名ということでございます。これにつきまして、当然でございますが全国の都道府県警察において捜査を行っているわけでございます。ほかにも、いわゆる特定失踪者として民間の方から提供を受けた四百名以上のリストというものもございます。 そして、全国の都道府県警察に、北朝鮮
○瀬川政府参考人 お答えいたします。 我が国を取り巻く国際テロ情勢、大変厳しいものがあるというのは御質問のとおりだろうと思います。 警察庁といたしましても、昨年外事情報部を設置するなどして情報体制を強化するとともに、関係省庁と連携した水際対策あるいは各種重要施設の警戒警備等を強化して、未然防止を図っているところでございます。 特に、お尋ねの愛知万博でございますが、我が国を含む百二十一カ国、四国際機関
○瀬川政府参考人 お答えいたします。 今御質問にありました、横田めぐみさんの遺骨とされたものの帝京大学における鑑定の結果でございますけれども、これはあくまでも刑事訴訟法の定めに基づきまして科学的な鑑定を実施したものでありまして、その結果は、仮説というものではなくて、科学的な鑑定の結果の事実ということでございます。その結果につきまして、私どもは、外務省を初め、政府なり関係各機関に連絡をさせていただいたところでございます
○瀬川政府参考人 お答えいたします。 この横田めぐみさんの遺骨とされたものの鑑定につきましては、これは何度かお答えをさせていただいておりますけれども、刑事訴訟法の定めるところに従いまして、我が国で最も権威のある機関の一つが実施をした科学的な鑑定に基づくものでありまして、これは極めて信頼性が高いものというふうに私どもは考えております。 この結果につきましては、捜査上のことではありますけれども、公益性
○政府参考人(瀬川勝久君) 拉致被害者のいわゆる認定という問題につきましては、内閣総理大臣が関係行政機関の長と協議した上で行うということだと承知をしております。 警察といたしましては、北朝鮮による日本人拉致容疑事案という警察の立場としての捜査的観点からの判断で十一件十六名というふうに現在まで判断をしております。これは、いろんな方からの事情聴取あるいは裏付け捜査、国内外の関係機関との情報交換などの積
○政府参考人(瀬川勝久君) スカイマーシャル制度の運用状況についてお答えいたします。 我が国の民間航空機に対するいわゆるハイジャック対策につきましては、かねてより国土交通省あるいは航空会社によりまして各種の航空保安措置が講ぜられてきたところであります。 九・一一、米国の同時多発テロ等の厳しい国際テロ情勢を受けまして、いわゆるスカイマーシャルというもの、航空機に警備のための要員を、多くの場合警察官
○瀬川政府参考人 お答えいたします。 ネステッドPCR法についてのお尋ねでございますけれども、今回、横田めぐみさんのものとされます遺骨についての鑑定の結果、その鑑定した骨が、横田めぐみさんのものと異なるDNAが検出されたという結果を出しました帝京大学でございますが、帝京大学はこれまでも各方面から嘱託されました鑑定におきましてそのネステッドPCR法を用いてDNAの鑑定を行ってきておりまして、実績を上
○瀬川政府参考人 お答えいたします。 イラク外交官殺害事件について、特に車両の鑑定の問題について、日本に来るのを待つのではなくて、現地に行って鑑定をすることができなかったのかというお尋ねだと思います。 そもそも、一般論で申し上げまして、犯罪の捜査というのは国家主権に非常にかかわるものでございまして、主権の行使としての捜査ということでございますので、当該事件の発生した国の捜査機関が主体となって行うことが
○瀬川政府参考人 お答えいたします。 まず、現行の警察法におきまして、その五条でございますけれども、一定のものについて警察庁が関与するということになっております。例えば、五条の四号におきましては、一定の事項のうち、国の公安に係るものについての警察運営、それから六号におきましては、広域的な事案や海外における事案で一定のものにつきましては、警察の態勢に関することについて警察庁がみずから行う、こういうことになっているわけでございます
○瀬川政府参考人 スカイマーシャルの状況について御報告をさせていただきたいと思います。 確かに御指摘のとおり、スカイマーシャルを実施しているのは、都道府県警察の警察官が具体的にはやっているわけでございますけれども、それはやはり、それぞれの県警察の公安の維持といいますか、治安に深く関連するところがあるということで、具体的な飛行機に搭乗してのスカイマーシャル業務というのはそれぞれの県警がやっている、こういう
○瀬川政府参考人 お答えいたします。 本件鑑定は、まず申し上げますと、横田めぐみさんの遺骨であるとして北朝鮮側から提供があったものにつきまして、刑事訴訟法の規定に基づきまして、厳格な手続によりまして、国内最高水準の研究機関であります帝京大学及び科学警察研究所でDNA鑑定を実施したものでございます。 今御質問の中で、いわゆるコンタミネーション、汚染の可能性ということも御指摘をされましたけれども、そういった
○瀬川政府参考人 お答えいたします。 まさに、委員御質問にございました昨年の三月十一日のスペイン・マドリッドの列車爆破テロ事件、同時多発的に行われました。この事案を踏まえまして、その直後に私どもの方から、鉄道施設におけるテロの未然防止ということで、国土省の鉄道局長あてに、本職の名前をもちまして、鉄道事業者による自主警備の徹底、それから旅客への注意喚起ということでお願いをしたものでございます。 ごみ
○政府参考人(瀬川勝久君) まず、私の方からは大規模災害が発生した場合の警察の対応についてお答えをさせていただきたいと思います。 大規模災害が発生した場合、初動のまず体制といたしまして、警察庁それから被災地を管轄いたします管区警察局並びにそれぞれの都道府県警察に災害警備本部を設置をし、体制をまず確立をいたします。しかる後に、全国警察からその被災地を管轄する警察を支援するための活動というものをまず展開
○瀬川政府参考人 お答えいたします。 まさに今、委員の御指摘のとおりだと思います。捜査上の秘密の保持あるいはプライバシーの保護という問題はございますけれども、犯罪捜査規範上も、私ども、被害者の方に対して、捜査の経過その他被害者の救済あるいは不安の解消ということに資すると認められる事項は通知をすることになってございますし、先ほど来御議論ございました、昨年十月に開催をいたしました全国の拉致容疑事案捜査
○政府参考人(瀬川勝久君) お答えいたします。 さきの日朝実務者協議におきまして北朝鮮側から提出をされました横田めぐみさんの遺骨とされるもの及び松木薫さんの遺骨とされるものにつきましては、関係警察より国内最高水準の研究機関などに鑑定を嘱託しておりましたところ、いずれにつきましても、昨日までに、帝京大学から同人らのものとは異なるDNAが検出されたという鑑定結果を得たところであります。 遺骨の状況というお
○政府参考人(瀬川勝久君) 先ほど御答弁申し上げましたとおり、その御指摘の人物の特定につきましては今鋭意作業中でございます。 公表してはどうかということでございますけれども、正にそういった作業を今進めている段階でございますので、その取扱いについて方針を申し上げるというのは現段階では差し控えさせていただきたいと思いますが、そういったものの取扱いについては今後しっかり検討を、関係の省庁とも、関係機関とも
○政府参考人(瀬川勝久君) 御指摘の人物の特定のための作業につきまして、警察といたしましても、各種情報の精査、検証等を通じまして、その真実の究明に向けて努力を重ねている段階でございまして、現段階、今そういう作業中でございますので、その状況につきまして具体的に申し上げることは差し控えさせていただきたいと思います。
○瀬川政府参考人 先ほど来御答弁させていただきましたように、高温で焼かれて、すべてがではございませんが、多くの部分が細かくなっているという状況だというふうに報告を聞いております。 この状態というものについて、不自然だ、あるいは何らかの意図を持ってこういう状態にしたものだというようなことについては、御答弁を差し控えさせていただきたい。その状態からして、そこまでの推論、推測ということは、これは非常に困難
○瀬川政府参考人 横田めぐみさんの遺骨であるとして北朝鮮側から提供されたものにつきましては、大変重要な検体、資料であるというふうに私ども認識をいたしました。捜査上もそうでございますし、そのほかもろもろ、我が国にとって極めて重大な資料であるという認識でございます。そういった認識に基づきまして、この検体の鑑定につきましては、先ほど来申し上げておりますように、科学警察研究所と帝京大学と、二カ所に鑑定について
○瀬川政府参考人 お答えをいたします。 今回、横田めぐみさんの遺骨とされる骨でございますが、その状況というものは、高温で焼かれて細かくなっているという状態であったということでございます。こういった骨を焼くということによって、DNA鑑定は一般的に申し上げまして非常に困難になるというふうに私どもは承知をしております。そういった困難な状況の中で、先ほど冒頭、大臣から御説明させていただきましたように、帝京大学
○瀬川政府参考人 現在、拉致事案に関しまして、数多くの失踪者を対象に警察としては捜査を鋭意進めております。そしてまた、最近のこういった状況の中で、北朝鮮による拉致ではないかという届け出、相談等が非常に多く今寄せられてきております。したがいまして、先ほど来御答弁申し上げておりますように、十件十五名以外にも、これは多くの拉致事案があるのではないかという前提に立ちまして、鋭意捜査を今後とも進めてまいりたいと
○瀬川政府参考人 お答えいたします。 北朝鮮による日本人拉致容疑事案の捜査というのは、実は大変証拠等が乏しいという状況の中で捜査が行われる大変難しい捜査でございますが、今御指摘の三名の手配の関係につきましては、警察といたしましては、関係者からの事情聴取、あるいは裏づけ捜査、あるいは国内外の関係機関との情報交換等々を尽くしまして、長期間にわたる地道な捜査の結果、法と証拠に基づきまして、原敕晁さん拉致
○瀬川政府参考人 お答えいたします。 北朝鮮による拉致容疑事案につきましては、御指摘のとおり、現在まで警察といたしましては、十件十五名につきまして、認定といいますか、北朝鮮による日本人拉致容疑事案であるというふうに判断をしているところでございます。なおまた、これらの事案以外にも北朝鮮による拉致の可能性を排除できない事案があるというふうにこれは考えております。 今、いろいろ名前を挙げられまして委員御指摘
○政府参考人(瀬川勝久君) 現実に駅員の方と共同で駅構内のパトロール等を実施をしたり、あるいは駅の協力をいただいて、いわゆる立哨台といいますか、一段高い、何といいますか、立つための台を用意をいたしまして駅構内のポイントで警察官が立哨警戒をやる。国民の皆さんの目に見える、警察も駅の中で、鉄道施設の中でしっかり態勢を取っているということを国民の目に見える形で現実に行っているところでございます。また、犬、
○政府参考人(瀬川勝久君) 警察といたしましては、同時多発テロ事件以降、国際テロの脅威の高まりに伴いまして、一つは水際対策の強化、国内外における情報収集、テロリストの発見、検挙、それから重要施設等に対する恒常的な警戒、警備という施策を実施をしております。かなり今、長期にわたる警戒、警備の状況が続いているわけでありますけれども、今御指摘ありましたような大変厳しい国際テロ情勢にあるという認識の下、引き続
○瀬川政府参考人 お答えいたします。 SPring8は、もう御案内のとおりだろうと思いますけれども、世界で最高性能の放射光を発生させることができる大型の研究施設でありまして、生命科学あるいは医学、核物理といったさまざまな分野に関する最先端の研究が行われているというふうに承知をしております。犯罪捜査におきましても、このSPring8の活用事例が見られるところでございます。 また、およそ犯罪捜査におきましては
○瀬川政府参考人 お答えいたします。 災害発生のおそれがあると認知したときに、私ども、迅速に出動待機命令等をかけるということにしておりまして、出動命令がかかりましたならば迅速に対処できるための態勢、有事即応の態勢を常に保持しているところでございます。
○瀬川政府参考人 お答えいたします。 広域緊急援助隊でございます。御質問にございましたとおり、平成七年一月の阪神・淡路大震災の教訓を踏まえまして、国内の大規模災害が発生したときに、都道府県の枠を超えまして広域的に即応でき、かつ高度の救出救助能力と自活能力などを持つ災害対策の専門部隊といたしまして、平成七年六月一日に設置をしたものであります。 この部隊は、全国の機動隊員それから交通機動隊員などの中
○瀬川政府参考人 お答えいたします。 御指摘の藤田進さんにつきましては、警察として、これは事案の真相解明に向けて努力してまいりたいというふうに思います。こういった、北朝鮮へ拉致されたのではないかということで届け出をいただいたり、あるいは告発をいただいたりしておられる方、大勢ございますけれども、いずれにつきましても、警察といたしましては、当時の関係者の事情聴取あるいは国内外の関係機関との情報交換等々