1987-11-12 第110回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
○説明員(森下忠幸君) 一つは、乾電池の中の水銀の含有量を減らしてほしいということを要請してます。それから、使用済みのアルカリ乾電池などの、さっき先生おっしゃいました広域的な回収処理の実施、それから水銀等の排出に対するモニタリングの強化。 以上でございます。
○説明員(森下忠幸君) 一つは、乾電池の中の水銀の含有量を減らしてほしいということを要請してます。それから、使用済みのアルカリ乾電池などの、さっき先生おっしゃいました広域的な回収処理の実施、それから水銀等の排出に対するモニタリングの強化。 以上でございます。
○説明員(森下忠幸君) 昭和六十二年の六月現在でございますが、使用済み乾電池を別に分けて集めております市町村の数は全国で二千百八十一市町村でございます。 費用がどのくらいかというのは、これちょっと突然のお尋ねであれでございますけれども、これを集めまして、今は北海道のイトムカで処理しておりますが、そこでの実績から逆算いたしますと、約四千トンの乾電池が持ち込まれて処理されたということでございます。持ち
○説明員(森下忠幸君) 石綿を飲み込む、経口摂取をいたした場合に健康にどんな影響があるかということにつきましては、これは国際的にも因果関係がまだはっきりしておりません。つまり、一般的には吸入による影響に比べまして、飲み込んだ場合の影響は極めて少ないというふうにされております。 現在アスベスト、石綿に関しまして水道の水質基準を決めた国はございませんけれども、米国でいろいろな研究がされております。それは
○説明員(森下忠幸君) まず排出する事業者側、例えば建設業界におきまして、十分この廃棄物を御自分の責任できちんとした処理業者にやらせるという意識を徹底していただくことが必要だと思いますが、建設廃棄物に限って申し上げますと、建設現場が各所に点在しておりますので処分場までの距離が遠くなる、それからさまざまな種類の産業廃築物がまざって出てくるというふうなこともありまして、どうも扱いが難しいということでそういうことが
○説明員(森下忠幸君) これはその前の五年に比べますと若干減っております。これはいろいろ工場の生産工程が合理化されまして廃棄物を出さないような工程を組むとか、あるいは産業構造が変化いたまして廃棄物をたくさん出すような業種が変わってきているというふうなこともございまして、一概にどちらの方向とも申せませんけれども、ここの前々回と前回の比較では減っております。一番新しいデータは今調査中でございます。
○説明員(森下忠幸君) 最新の状況につきましては、昭和六十年度の排出量につきましてただいま調査中でございますが、前回五十七年度に行いました全国の調査によりますと、昭和五十五年度の排出量でございますと、全国合計で二億九千二百三十一万トン、それぞれの廃棄物ごとに内訳出てございますけれども、合計といたしましては二億九千二百三十一万トンという数字でございます。
○森下政府委員 厚生省が所管いたします部分についてお答え申し上げます。 液状PCBにつきましては昭和四十七年に生産が中止になったわけでございますが、その後鐘淵化学あるいは三菱モンサントにおきまして保管、管理されております。この汚染対策につきましては、四十七年の四月、関係省庁より成りますPCB汚染対策推進会議、こういうものが設置されまして、総合的な汚染防止対策が推進されておるところでございます。
○森下政府委員 お答えいたします。 医療機関から排出されます廃棄物は事業活動に伴って排出されるものでございますので、その材質とか性状に応じまして産業廃棄物あるいは一般廃棄物に分けられるわけでございます。産業廃棄物として代表的なものは、先生が今おっしゃいました使用済みの注射針などの金属器具、これは金属くずという範疇に入ります、そのほか破損した注射器など、これはガラスくず、それから使い捨ての注射器、これは
○説明員(森下忠幸君) このたぐいの施設は設置する前にいろいろ問題がありまして、地元の了解を取りつける、あるいは着手するまでに相当年月を要するわけでございますが、運転を開始いたしましてから、ただいま先生が仰せになったようなケースで地元とトラブルを起こしたというようなことで国の方に報告が参っておるものはこれ以外にはございません。
○説明員(森下忠幸君) 公共関与のものは全国で百二十六施設ございまして、主たるものが財団法人あるいは市あるいは県が直接経営しております。株式会社のものは今ここに表がありますが、ちょっと見さしていただきますと、京都がそうでございまして、京都環境保全公社。それから大分県に株式会社エスプレス大分というのがございます。
○森下政府委員 ごみの収集車で三人乗車させろということでありますが、これは市町村の状況によって一律にそうであるかどうかということは、またいろいろ問題があろうかと思います。 私どもはごみを収集する部分については、これはもう二人でやれ、これは先ほど先生も引用されましたけれども、「廃棄物処理事業における事故防止対策マニュアル」というのがございまして、この中で「収集作業は二人以上で行う。」ということでございますから
○森下政府委員 これから扱います機械類はできるだけフエールセーフといいましょうか、二重にも三重にも安全装置が組み込まれているということが望ましいわけでございます。特にごみの収集車の場合は、普通の自動車なんかに比べますと非常に厳しい条件で扱われるということでございますから、それだけに傷みも激しい。走向している部分については通常でございますけれども、後ろでごみを送り込むという部分については大変な力が常時
○森下政府委員 厚生省の方からお答え申し上げます。 労働災害防止に関しましてそれぞれの市町村で対策を講じておるわけでございますが、都道府県を通じましての指導は、ただいま先生仰せになりましたいろいろなマニュアルなどを示しまして、全国衛生主管部局長会議あるいは担当課長会議などの場を通じて行っておるところでございます。 ただ、歴史的に申し上げますと、この清掃事業での災害と申しますのは、従来は、プラント
○政府委員(森下忠幸君) 適正な処理の困難な廃棄物についてでございますが、廃棄物処理法第三条の中に「事業者の責務」というのがございます。ちょっと詳しくなりますが、その第一項の方が、「事業者は、その事業活動に伴って生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理しなければならない。」というのがありまして、その次に第二項でございますが、ここに御関連の表現がございます。「事業者は、その事業活動に伴って生じた廃棄物
○政府委員(森下忠幸君) でございますから、今のような手続でいろいろと検討してまいりますが、直ちに考えて、今思い浮かぶものといたしましては、廃棄物に含まれますものの中で、除去とか無害化の困難な有害物質を持っている、あるいは環境汚染物質、あるいはその原因物質を含有しているものということで、主として化学的、生物学的な性状を有するものということがありまして、PCBのたぐいなどはそれでございますし、あるいはある
○政府委員(森下忠幸君) 今のところ、個別、具体的には申し上げる段階にはございませんが、つまり、一般廃棄物の方から申し上げますと、市町村の通常の廃棄物の処理事業の中で、技術的に処理できないもの、あるいは処理いたしますために大変コストがかかるというものは、適正処理が困難であるというふうに理解するわけでございます。 そこで、この適正処理困難物につきまして、今後の廃棄物処理行政の基本的な考え方というふうなことで
○政府委員(森下忠幸君) お答えいたします。 簡易水道事業としてこういった淡水化の施設を整備いたします場合には、三宅島に対しましては、ここは離島でございますので離島振興法が適用されることになっておりますから、現行の制度では施設整備の二分の一が補助できることになっております。
○森下政府委員 厚生省の国庫補助の制度は施設の整備に対して行っているわけでありますので、お尋ねの江川用水供給事業、それからそれに関連いたします水道につきまして、施設整備以外の助成につきましては、私ども所管の今の制度によっては国費を導入する方法はございません。 しかし、用水供給事業の料金の設定に関しまして、これを低減化することにつきましてはいろいろな方策が考えられるわけでございます。先生がおっしゃるとおり
○森下政府委員 広域水道は水資源をできるだけ効率的に使うということでありますから、やはりそのためには施設が重複してつくられることのないように、しかもでき上がった後、合理的で経済的な運営ができるようにということで、計画の段階からいろいろと私ども指導いたしましてやっているところでありまして、でき上がって計画の水量まで達すれば御心配のようなことはないわけでありますが、立ち上がり時点で多少計画水量に達しないということで
○森下政府委員 昭和五十九年三月に生活環境審議会から答申をちょうだいしておりまして、この中で、水道料金の開きにつきましては、平均と一番高いところと当面全国レベルで二倍程度におさまるように配意しながら高料金水道に対する効率的な補助を行うべきだという御指摘をいただいているわけでございます。これを受けまして、厚生省では昭和六十年度におきまして、水道水源開発等施設整備費補助の採択基準をより高料金対策に資するよう
○森下政府委員 まず古紙の問題でございますが、私ども研究をいたしましたところ、この流通の経路、逆流通を含めまして大変複雑でございます。こういうものを合理化してということでまず価格の安定にもつながる問題ではないかと考えております。これは一つは産業政策にわたる事項でございますので、私ども直接対応は難しいわけでございますが、しかし仰せのとおり、そういう市町村の清掃事業に入る前の段階でごみが減るということは
○森下政府委員 今先生の方からリサイクルというお話がございました。伸びが前回の見通しよりも下回ったということはいろいろな原因があると私ども考えておりまして、一つには経済の安定成長ということで消費が落ちついている、それから、省資源、省エネルギーの思想が定着しているということもあると思います。 それから御指摘のリサイクルの推進、これは大変大きな要素かと考えております。ちなみに古紙の回収率などを見てまいりましても
○森下政府委員 お答え申し上げます。 先生御指摘のただいまの廃棄物処理施設整備五カ年計画を策定いたしましたときには、これは五十六年に策定いたしましたが、そのときに用いましたごみの排出量の実績は、昭和四十九年度から五十三年度までの実績をもとに計画したわけでございます。そのときの数値を申し上げますと、家庭から出ますごみの量を人口一人当たり一日に直しますと、四十九年度には七百六十グラム程度でございましたが
○森下政府委員 なぜですかというお尋ねでございますが、つまびらかには存じませんが、やはり自分の事業活動の一環でございますから、それによって収益を得るということで、その始末まで自分で責任を持つということは、これは非常に当然なことではないかと思いますし、先生御承知のとおり、国際的にもPPPという一つの原則で共通的に認識されているところでございます。
○森下政府委員 お答え申し上げます。 事業者責任ということで、これは産業廃棄物というのは、事業活動に伴って生じました廃棄物のうち特別処理のしにくいものを定義しておるわけでございますが、そうでない廃棄物も含めまして事業活動から出てまいりました廃棄物は、これは事業者が責任を持って始末するということでございます。 では、具体的にどうやるかということでございますが、まず、自分でみずから手を下して処理するということが
○説明員(森下忠幸君) 職業訓練に関する一般的な制度といたしましては、職業訓練法に基づきます公共職業訓練施設による職業訓練等の制度がございますことは、先生御案内のとおりと存じます。このほか、廃棄物処理業それ自体の事業を転換しなきゃならぬとか、あるいは、そこで働いておられる従業員の方々の職業訓練が容易に行われるために、特別の措置といたしまして中小企業事業転換対策臨時措置法がございますが、この法律によります
○説明員(森下忠幸君) 合理化事業計画は、合理化法にも規定されておりますように、あくまで清掃事業の担い手でございます市町村が、地域の状況を踏まえまして、みずからの発意によって定めるものでございますから、厚生省といたしましても、地方自治を尊重しながら適正な法の運用を図ってまいる考えでございます。 なお、お尋ねの民間委託等の点でございますけれども、清掃事業の実施体制は、一般廃棄物の処理責任を有する市町村
○説明員(森下忠幸君) 大変ごもっともな御指摘と存じます。日ごろ非常に御苦労の多いし尿処理の仕事を引き受けられまして市町村の清掃行政に貢献してこられましたのは、一般廃棄物処理業の経営者と並びまして、日々実際の仕事に従事されている従業員の方でございます。これが下水道の整備等によりまして業務が縮小するとか、あるいは廃止を余儀なくされるという場合には、御指摘のとおり、これらの従業員に対しましても十分な配慮
○森下説明員 職業訓練に関する一般的な制度といたしましては、職業訓練法に基づく公共職業訓練施設による職業訓練の制度がございます。 このほか廃棄物処理業の事業それ自体の転換及びそこで働いております従業員の職業訓練を容易にするための特別の措置といたしまして、中小企業事業転換対策臨時措置法によります業種指定を受ける方途がございます。でございますので、今後このし尿処理業などを指定業種とすることについて関係省庁
○森下説明員 お答え申し上げます。 大変ごもっともな御指摘と存じます。日ごろ非幣に苦労の多いし尿処理の仕事を引き受けられまして市町村の清掃行政に貢献しておられましたのは一般廃棄物処理業の経営者でございますが、これと並びまして毎日の仕事に従事される従業員の方々、大変に御苦労されておるわけでございます。これが下水道の整備によりまして業務が縮小あるいは廃止を余儀なくされるという場合には、御指摘のとおりこれらの
○説明員(森下忠幸君) 当然衛生の観点からチェックはしてございますが、今回公害研究所の方で開発された技術というのは、私どもが通常使います技術よりもおよそ一万分の一ぐらいの微量なものまで検出されるということでございまして、従来私どもが使っておりました技術ではそういうものは検出されておらないものでございます。
○説明員(森下忠幸君) 御説明申し上げます。 これは主として鋼管、スチールのパイプに使われておりますが、一部鋳鉄管の異移管と申しまして、曲がったパイプとか、こういうところに使われております。 全体でどのくらいかということでございますが、鋼管は我が国の水道の配水管の中で約四%使われておりまして、そのうち先生仰せの系統の塗料を使っておりますものがその八〇%。そうしますと、約三%ということでございます
○森下説明員 御説明申し上げます。 先生御指摘の新聞報道は、仰せのとおり、国立公害研究所の職員が分析法の精度を向上させようということで大変研究されまして、今までの二万分の一くらいの精度のものができたということでアメリカの雑誌に発表された、これがニュースのきっかけになったわけでございます。こういうやり方で、今までは検山することができなかったレベルのジベンゾフランなどの微量物質が検出できるということになったわけでございます
○森下説明員 御説明申し上げます。 お話のように、ただいま仮復旧ということで仮配管を路上にいたしまして、直径が五十ミリから百五十ミリ程度でございますが、これも大体一千メートル程度やっております。ポンプも新たに四つのポンプを借り上げまして運転しております。これから状況を調査いたしながら本復旧ということにまいろうと思いますが、その場合に、ただいまやっております応急仮復旧、本復旧含めまして、できるだけ地元
○説明員(森下忠幸君) そのとおりでございます。今までもやってまいりましたが、さらにこの補助のやり方が料金の格差の是正に資するように努力してまいりたい、このように考えております。
○説明員(森下忠幸君) 水道事業の場合は、電気などに比べますと大変事業の数が多うございまして、一万五千ぐらいの事業体がございます。それで、事業のそれぞれの建設の条件、つまり遠くの方から水を引いてきて、高級な処理をして、それをポンプで送るというふうなこととか、あるいは建設の年次が古いか新しいか、古くて減価償却が済んでしまったような水道は安いわけですけれども、このごろできた水道は高いということがございます
○説明員(森下忠幸君) 水道関係について御説明申し上げます。 全国レベルでは水道の普及率は九二・六%ということでございますが、町では八二・八、村の部では七五・八と、先生仰せのとおり大変低くなっております。大変整備の難しい地域が残っているということでございますので、従来から簡易水道を中心に、そういう地域の普及には努めてまいったわけでございますが、今後とも補助事業を優先的に採択する等、山村地域につきましてもさらに
○森下説明員 トン当たりにいたしますと、距離をどのくらいに見るかということで変わってまいりますが、どこから水を分けるかということで延長が十キロになるか二十キロになるかということもございます。でございますから、例えば延長二十キロということで一番高い見積もりをいたしますとその工事費が六十億円ということになりますから、私ここで暗算で余り正確には申し上げられませんが、稼働率などを考えました場合に水の単価、コスト
○森下説明員 一般的と申しますと量によって変わりますから、大体小豆島を対象にした水量でお答えいたしたいと思いますが、さっき申しました五千トンないし一万トンぐらいの範囲でどうしたらいいかということになりますと、パイプの太さが内径で三百ミリから四百五十ミリぐらいのものが必要かと思います、パイプが細くなりますとポンプで圧力を余計かけなければなりませんから。そういうこともあります。 どのくらいかというコスト
○森下説明員 御説明申し上げます。 現在の小豆島の給水量は最大の場合で一日約一万八千トン必要だと思います。また、冬場でも一万四千トン程度必要だと思います。今回の渇水で二〇%ないし二五%の給水制限を行いましたから、今後給水の安定化のためには約三千トン毎日、将来を含めますと一日八千トン程度の手当てが必要じゃないかと思っております。 その水道の水源の確保の方策は、一つは海底送水管で島の外から持ってくるということが
○森下説明員 御説明申し上げます。 王滝村の場合には簡易水道が四カ所ございまして、いずれもわき水を水源としておりまして、地震直後わき水が濁りましたという報告を受けたものですから、これを処理して配った方がいいだろうということで、ちょっと離れておりますけれども、佐久市で使っておりました急速ろ過機をトラックとヘリコプターを使って輸送いたしまして、これでもってとりあえず濁った水を浄化して給水しております。
○森下説明員 御説明いたします。 これは、水道のサイドからいろいろ研究しようということでございますが、先ほど食品保健課長も御説明いたしましたが、近年国民の嗜好が高級化しているというふうなこともありまして、水道の水についてもおいしい水を欲しいという声が高まっております。また他方、一部の地域では水道の水が季節によってまずいという声もあるわけでございます。 これからの水道行政をどう展開していくかということにつきまして