1980-03-31 第91回国会 参議院 予算委員会第一分科会 第2号
○説明員(松岡将君) 本件につきましては、昨年の夏外務省からも御相談いただきまして、われわれといたしましては、現在、日本蚕糸事業団がわが国の蚕糸業の振興対策の一環といたしまして絹の需要増進事業に対しましても助成事業をやっている、こういう関係があるわけでございますが、われわれといたしましては、本件につきまして関係機関で予算化措置がなされるとともに推進態勢なり推進母体というものが整備されるということでございますれば
○説明員(松岡将君) 本件につきましては、昨年の夏外務省からも御相談いただきまして、われわれといたしましては、現在、日本蚕糸事業団がわが国の蚕糸業の振興対策の一環といたしまして絹の需要増進事業に対しましても助成事業をやっている、こういう関係があるわけでございますが、われわれといたしましては、本件につきまして関係機関で予算化措置がなされるとともに推進態勢なり推進母体というものが整備されるということでございますれば
○松岡説明員 お尋ねの点でございますが、たとえば輸入調整措置という問題について申し上げれば、生糸の場合は農林省の所管でございますが、絹製品ということになりますとこれは通産省の所管、こういうことでございます。そういった所管問題はございますけれども、われわれといたしましては種々連絡、話し合いをさせていただいておりますし、それからもう一点、先ほど申し上げました末端需要の増進という措置でございますが、この点
○松岡説明員 まず最初の点でございます。現在日本蚕糸事業団が輸入生糸を売却するに当たりましては、これは繭糸価格安定法に定めます生糸の価格の中間安定の一環という形で行っているわけでございますが、輸入生糸につきましては、繭糸価格安定法上、基準糸価、これは現在一万四千四百円でございますが、基準糸価を割っているか、あるいは輸入生糸の売り渡しによって基準糸価を割るおそれがあるといった場合には、輸入生糸の売り渡
○松岡説明員 お答え申し上げます。 五十三年度におきましては一般的に糸価が好調でございまして、ただいま申されました実需者売り渡しでございますとかあるいは事業団からの輸入生糸の一般売り渡しというようなものも行った次第でございますが、五十四年度、昨年、特に六月に糸価が急落をいたしまして、繭糸価格安定法において定めます基準糸価、一キログラム当たり一万四千四百円という水準に接近いたしました。したがいまして
○松岡説明員 お話でございますれば、まず最初に原料をでき上がった製品について国内転用をやる、その結果、次にまた今度は生糸を保税で輸入する、事業団の一元輸入の例外として輸入するということになりますと、その輸入につきましては、その生糸が製品となって輸出されるということが前提になるわけでございまして、その点につきましては、現行の繭糸価格安定法におきましては製品が輸出されるということの前提で初めて一元輸入の
○松岡説明員 申しましたように、繭糸価格安定法の例外規定は、輸出に向けられる製品をつくる原料として輸入するということにおいて繭糸価格安定法の例外規定がかかって一元輸入の対象外、こういう構成に相なっているわけでございます。
○松岡説明員 お答えいたします。 ただいま関税定率法第十九条の二の点につきましては関税局長がお答えいたされたわけでございますが、現行の繭糸価格安定法の例外規定につきましては、関税定率法の第十九条の二の第一項と、もう一つは保税輸入という点がございます。この点につきましては、保税工場におきまして輸出貨物の製造に使用する原材料として輸入されるということにつきまして農林大臣が認定する、輸出貨物向きに製造される
○松岡説明員 ただいま資料を持ち合わせておりませんが、先ほど申し上げましたように、ただ、外国生糸五万俵とか六万俵とかいった在庫を持っているわけでございまして、それの金利は相当な額に実際達しております。それから保管料というもの、これも相当な金額に達する、こういうことでございます。
○松岡説明員 この点につきましては、先ほど局長が国内生糸の買い入れについて申し上げましたけれども、輸入生糸の買い入れにつきましても、農林中金から借り入れをして、その資金で買い入れている、こういうことでございます。そういった金利、それから倉敷、そういったものが保管生糸にかかっていく、こういうことが経費として計上されておる、こういうことでございます。
○松岡説明員 この点につきましては、いわゆる裸価格で、期首たな卸し高は買い入れ価格にコスト価格をオンしたものを計上しておる、こういうふうに承知しております。
○松岡説明員 ただいまの五島の神戸生糸工場でございますか、これは今年九月から自動操糸機四十台という規模で操業可能、こういう状態になっておるわけでございますが、これに要します石油類については、現在どういった種類のものがどのぐらい要るかということについて所要量を調査中でございます。必要がございますればもちろんそういった確保策について十分検討いたしまして、関係方面とも十分連絡をとってまいりたい、こういうふうに
○説明員(松岡将君) お答え申し上げます。 実需者売り渡しにつきましては年間三万俵ということでやっております。それからもう一方の方は、先ほど申し上げましたように、市場価格が高騰するといったようなときに売却いたす分でございますから、これはいかほどということではございません。糸価が高いといったようなときに、たとえば昨年度のような場合には大分売却いたしましたようなことでございますが、その価格は大体一万五千数百円
○説明員(松岡将君) お答え申し上げます。 現在輸入糸、外国糸でございますが、輸入した外国糸の売却につきましては二通りの方法でこれを行っておりまして、一つはただいま申し上げましたように実際に外国相場がそのままはね返る、それに関税諸掛り、そういったものを加えて売却いたしますところの実需者売り渡しというルートで絹業者に流れる分と、それから糸価、つまり一般の生糸価格でございますが、それがある一定水準を超
○説明員(松岡将君) お答え申し上げます。 現在、生糸の現物市況でございますが、これは横浜が中心になりますが、一キロ当たり一万五千円内外ということでございます。それから、お話のございました中国糸あるいは韓国糸の輸入価格でございます。これは最近やや円安の傾向といったようなこともございまして、五月の中国糸につきましては関税諸掛りを入れまして一万一千八百円程度、それから韓国糸は一万一千八百五十円程度というふうに
○松岡説明員 お答え申し上げます。 生糸検査所につきましては、従来からも定員の削減に努めてまいりまして、五十四年度におきましても三十五人の定員削減というのを行った次第でございます。しかしながら、申されましたような最近におきます諸般の状況に照らしますと、やはり検査量と検査人員のアンバランスがあることは否めない事実だろうということで、先ほども先生御指摘のようなことになったわけでございますが、現在、定員
○説明員(松岡将君) 保税加工用生糸につきまして、これを一元輸入の適用対象外、日本蚕糸事業団によります一元輸入の適用対象外というふうにいたしておりますのは、ただいま先生が申された御趣旨だというふうにわれわれ理解しております。
○説明員(松岡将君) 保税そのものにつきましては、輸出に用いますものについては保税加工ということでございますが、特に、四十七年に生糸の一元輸入制度というものが導入されまして、現実に生糸の一元輸入というものが行われるに至りましたのは四十九年の八月一日からでございますが、以後、生糸の一元輸入というものが行われている。それで、この保税加工用生糸につきまして、一元輸入を適用対象外ということにいたしております
○説明員(松岡将君) 現在、繭糸価格安定法の除外規定といたしまして、保税加工用のものにつきましては、輸出貨物の製造に使用する原材料ということでございまして、農林水産大臣の認定を受けまして、一元輸入の適用対象外、こういう形になっておるわけでございますが、関係いたしますところは、輸入業者、それから保税加工、それから輸出業者、こういう三者構成になっているのが通例のようでございます。現在、保税生糸輸入の認定
○松岡説明員 今年度につきましては、先ほど通産省の局長から申し上げましたように、三万二千五百俵ということでやった次第でございますが、五月、七月、九月、十二月、それから三月、そういった割り当てを行っておりまして、それぞれ六千五百俵、七千五百俵、八千俵、八千俵、二千五百俵、こういう割り当ての実態でございます。申し上げましたように、一応定期的、かつ、ほぼ均等な割り当てになったのではないか、こういうふうに考
○松岡説明員 生糸の実需者の売り渡し制度につきましては、御案内のとおり、綿業安定緊急対策の一環といたしまして、五十一年十月から実施しているわけでございます。先ほども申し上げましたように、年間の量につきましては、原則として四半期ごとに割り当てているということでございまして、われわれといたしましても、糸価安定制度の適切な運用を妨げないという範囲におきまして、事情の許す限り、できるだけ定期的かつ早期の割り
○松岡説明員 生糸の実需者の割り当てにつきましては、原則といたしまして各産地の指定団体におきまして、前年の実績をいろいろな書類によりまして検定いたします。そういった前年度の実績を基礎といたしまして、それを各指定団体に配分する、そういった手順をとっておりまして、割り当てといたしましては、具体的には年間四半期ごとに行っている、そういった手順を踏んでおるような次第でございます。
○松岡説明員 それでは、最近のわが国におきます養蚕業の現況と見通しについて御説明させていただきます。 御案内のとおり、わが国の養蚕業は大変伝統的な、かつ古い歴史を有する産業でございます。かつまた、世界的にもきわめてすぐれた技術体系を有している産業でございますが、しかしながら、わが国の養蚕業は桑園管理の面でありますとか、あるいは蚕を育てる飼育の面におきまして、大変労働集約的でございます。そういった背景
○松岡説明員 お答えいたします。 先ほども申し上げましたように、お米の場合は御案内のように米穀年度というものがございまして、十一月一日から始まりまして十月末に終わるわけでございますが、五十二年米穀年度末におきまして七万二千トン在庫しております。 俵数はこれを六十で割りますので、ちょっと計算させていただきます。――約百二十万俵でございます。
○松岡説明員 お答え申し上げます。 食糧庁といたしましては、先ほど申し上げましたように、直接買い入れは行っていない次第でございます。しかしながら、食糧として流通するというようなことがあってはもちろん問題でございますので、地方公共団体等による指導監督のもとに特定倉庫に集結、保管させまして、その処分時点におきまして農林大臣の譲渡許可の対象とする、こういうことでございます。その処分先は都道府県の指導のもとに
○松岡説明員 お答え申し上げます。 食糧管理法に基づきます米の政府買い入れにつきましては、国民食糧の確保を図る、そういった食糧管理の一環として行っているものでございまして、食品衛生法で販売、加工、そういった処分が禁止されております一・〇ppm以上のカドミウムの含有米については政府買い入れは行っていない、こういうことでございます。ただいまお話のございました〇・四から一ppmのもの、先生いま準汚染米とおっしゃられましたが
○松岡説明員 今年の八月末以来製粉業界あるいは二次加工業界の方々と常時連絡を保ちながら、われわれとしての意のあるところを御説明いたしておりまして、その間にありまして、これもいろいろ製品によって異なりますけれども、相当量の混入を行っても品質に影響がないというふうな業界もございます。先生御指摘の、反対も相当あるではないかという御意見、これは確かでございまして、われわれも十分それは承知いたしておりまして、
○松岡説明員 先ほども御説明いたしましたように、食糧庁といたしましては、来年度以降という形で考えておりまして、まだ時間もあることでございます。で、先ほどもこの点申し上げましたように、品質面につきましてはわれわれとしても十分検討すべき問題であるというふうに考えておりまして、むしろいま業界の方々に検討をお願い申し上げていることは、二%という数量をめどといたしまして、どういった前向きの技術の対応ができるか
○松岡説明員 御説明させていただきます。 農林省といたしましては、国民食糧のあり方につきまして、国内生産の可能なものの消費というものを極力増進してまいる方向、すなわち、主食につきましては、国内におきまして十分に供給力の備わっております米の消費の拡大というものを図っていくことが基本的に必要であるというふうに考えておりまして、具体的には、国民に対します米につきましての正しい知識の普及宣伝活動とか、学校給食
○松岡説明員 学校給食における米飯給食、それに対します米穀の売却につきましては、五十一年度より三五%の値引き売却を行っている次第でございますが、その内容でありますところの米穀につきましては、一般の炊飯用と言わずあるいはアルファ化米用と言わず、現地の売却食糧事務所の事情の許す限りにおきまして、現地の御要望に沿うよう指導いたしております。したがいまして、結果的に申しまして、一般の家庭用配給より以上の品質
○松岡説明員 そのように承知しております。