1981-02-27 第94回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
○松尾会計検査院説明員 昭和五十六年度会計検査院所管の歳出予算案につきまして説明申し上げます。 本院の昭和五十六年度予定経費要求額は、八十三億七千二百四十三万円でありまして、これは、日本国憲法第九十条及び会計検査院法の規定に基づく、本院の一般事務処理及び検査業務を行うために必要な経費であります。 いま、要求額の主なものについて申し上げますと、人件費として七十二億八千七十四万九千円を計上いたしましたが
○松尾会計検査院説明員 昭和五十六年度会計検査院所管の歳出予算案につきまして説明申し上げます。 本院の昭和五十六年度予定経費要求額は、八十三億七千二百四十三万円でありまして、これは、日本国憲法第九十条及び会計検査院法の規定に基づく、本院の一般事務処理及び検査業務を行うために必要な経費であります。 いま、要求額の主なものについて申し上げますと、人件費として七十二億八千七十四万九千円を計上いたしましたが
○松尾会計検査院説明員 先ほどから大蔵省からも説明がありましたけれども、報償費の性格からしまして、その都度の判断で責任者が支出するものでありますので、また、その金はあらかじめ交付しなければ立てかえというようなかっこうになるわけでございまして、その意味から、取扱責任者に交付するというのが最も適切な方法であると考えております。
○松尾会計検査院説明員 そのとおりでございます。
○松尾会計検査院説明員 現在認めておりますのは十一件でございます。
○説明員(松尾恭一郎君) 説明いたします。 昭和五十三年度決算検査報告に不正経理の事案としまして掲記いたしましたものは六件、総額三億二千二百一万円であります。その内訳は、防衛庁の航空自衛隊第一補給処で二百二十万円、環境庁で二千二百十一万円、通商産業省の札幌通商産業局で二百六十九万円、同じく札幌鉱山保安監督局で三百六十九万円、日本国有鉄道の盛岡鉄道管理局ほか四カ所で千七百四十八万円、日本鉄道建設公団
○松尾会計検査院説明員 パーティー券の購入が政治資金規正法第二十二条の三に違反する事態であるということがはっきりしますれば、当然違法な事項として本院の検査の対象となるわけでございます。したがいまして、今後とも御指摘の趣旨に沿いまして、十分留意して検査したいと思います。
○松尾会計検査院説明員 特にパーティー券の購入に関しましては、こういう事実があるということは報告を受けておりません。
○松尾会計検査院説明員 結論から申し上げますと、出資そのものに関心を持っていないというのではなくて、電電公社がKDDの株を持っている所有の経緯を見まして、これは検査の実益がないという考えでいるわけでございます。ですから、電電公社がKDDの株を持っている保有の仕方、経緯について見ると、そこまで検査院等で検査の対象にするということにはならぬのじゃないかという解釈をとっているわけでございます。株式を保有している
○松尾会計検査院説明員 競馬会の方からそういうお話がございまして、こちらも協力したというかっこうになっております。
○松尾会計検査院説明員 現在、中央競馬会には御指摘のとおり二名在籍しております。一名は四十二年の五月に監事となってまいりました斉藤信雄という方が、監事を五十一年の九月にやめまして、五十一年の九月から顧問となっております。それから、村尾審議官でございますが、五十三年の十月に検査院をやめまして、常任顧問ということで五十三年の十月からその職についております。
○松尾会計検査院説明員 刑事訴訟法の解釈につきましては、ちょっと私どもは所管庁ではないので正確なことはわからないのでございますけれども、先ほど刑事局長が行政的裁量の余地があるようなことを申し上げたわけでございます。犯罪があると思料した場合には常に必ず告発しなければならないというものでなくて、こちらとしてもやはり判断の余地があるのではないかと考えております。今回の事件につきましては、検査報告におきましてすでに
○松尾会計検査院説明員 今回の不正経理事件につきましては、現在まだ通告しておりません。その理由を若干申し上げます。 今回の架空旅費支出事件、一連の事件につきましては、観念的には虚偽公文書作成あるいは行使といった犯罪、それから詐欺、背任、横領といった犯罪が考えられるわけでございますが、このうち虚偽公文書作成、同行使ということにつきましては、検査院が架空旅費支出の有無を調査する過程でおのずから関係文書
○松尾会計検査院説明員 検査院からそのような人が出たことはございません。
○松尾会計検査院説明員 お答えいたします。 日本電信電話公社がKDDの株式を一〇%所有しております。会計検査院法二十三条第一項第五号の規定によりますと、「国又は公社が資本金を出資したものが更に出資しているものの会計」を検査するとなっておりまして、この規定の文言だけを見ますとKDDについても検査できるように見えるのでございますけれども、私ども、規定の趣旨からしまして本号の規定により検査することはできないんじゃないかと
○説明員(松尾恭一郎君) 現在まで、ただいまお話しのような超勤手当、旅費のやみの積み上げという事態は、実は私まだ報告を受けておりませんけれども、そのような事態が一般的に行われますと会計検査上からも非常に問題だと考えております。御指摘の旨を体しまして、特に出先機関につきましてこの点に十分留意しまして早速検査いたしたいと考えております。
○説明員(松尾恭一郎君) 交際費の科目から出るのが一番適当で、それ以外の科目が、科目の性状の問題でございますので、これは特に私から言いますと、交際費の科目から出れば一番科目的には適当であろうということでございます。それ以外の科目から出た場合には、交際費に持っていくべきだということをこちらで言うべきであると考えております。
○説明員(松尾恭一郎君) 交際費というのがこういう会費の性質上最も一適切な費目であると考えております。それ以外の経費から出す場合には——やはり交際費という科目があればそれから出すのが一番いいんではないかということでございます。
○説明員(松尾恭一郎君) 昨日私の答えましたのは、正規の交際費から励ます会の会費の支出があった場合に、それはどう思うかということでございますが、正規の交際費から励ます会等の会費を出した場合に、それが交際費の性質から見まして、社交的、儀礼的範囲のものであれば会計検査上特に不当とするにしがたいものであるということを申したわけでございます。
○説明員(松尾恭一郎君) いろいろ考え方があるかもしれませんけれども、交際費の性格から見まして、励ます会等に出席するための会費が社交的、儀礼的な範囲内であれば、検査院としてこれを不当としがたいと考えております。
○説明員(松尾恭一郎君) 検査院から過去三代にわたりまして監事が出ているというのは事実でございます。私どもは、検査院が実施している外部からの検査と、それから公団が実施します監事監査、それから公団内部の監査室監査と、三者は相互に相まってよろしく運用されて万全を期するものと考えておりますが、検査院としましては、本院の出身者が監事になっているからといいまして検査の上で手心を加えるということは決してないのでございます
○説明員(松尾恭一郎君) 現在鉄道建設公団、それから環境庁につきまして不正経理問題を検査中でございます。そのほか、現在いろいろな情報が入っておりますが、それらにつきまして参考にすべきものは今後大いに参考といたしまして、今後の検査に組み入れまして厳正に検査していきたいと考えております。
○松尾会計検査院説明員 実際に管理に当たります地方公共団体では、その管理費用につきましては都道府県分担金としまして管理の経費を要しているわけでございますけれども、国の助成は非常にわずかなものでございまして、たとえば五十一、五十二年度に年間総額一千万円程度が交付されているという状況でございます。
○松尾会計検査院説明員 先ほど説明したとおり法定外公共物の管理につきましては都道府県が責任を持っておるということでございまして、先生ただいまお話がありました現在処理が済んだもの、是正処理したものというのは、都道府県がやったものでございます。
○松尾会計検査院説明員 昭和五十一年度の決算検査報告に特記事項として挙げました法定外公共物の管理について、概要を説明いたします。 法定外公共物につきましては、いろいろの原因がございまして、非常に管理がむずかしいということがございます。たとえば、法定外公共物につきましては地番もなくて、土地登記簿にも登載されていない。それから管理は都道府県が行うこととされておりますが、責任の所在が明確でない。それから
○松尾会計検査院説明員 昭和五十一年度北海道開発庁の決算につきまして検査いたしました結果、特に違法または不当と認めた事項はございません。
○松尾会計検査院説明員 昭和五十一年度労働省の決算につきまして検査いたしました結果の概要を説明申し上げます。 検査報告に掲記いたしましたものは、不当事項二件でございます。 検査報告番号四八号は、失業給付金の支給が適正でなかったもので、雇用保険事業における失業給付金の受給者が再就職しているのに、引き続き失業給付金を支給していて給付の適正を欠いているというものでございます。 また、検査報告番号四九号
○松尾会計検査院説明員 先ほども申しましたように、商社の活動費の内容につきまして、ガルフストリームⅡ型機だけの分を取り出すというのは非常に困難な作業でありまして、住友商事側にも大分しつこく言っておるのでございますが、なかなか出てこないというかっこうがありまして、現在のところ、これにつきましてはいつというふうにはちょっとお約束できない事態でございます。これにつきましては、なお一層今後とも督促しまして、
○松尾会計検査院説明員 御説明いたします。 本年一月のSECの報告によりまして、GⅡ型機の購入に絡みましてグラマン社から住友商事に三十万ドル余のコミッションが払われているということが報告されましたが、検査院としましては、これらコミッションの性格、金額、経緯等の実態を把握しまして、これが航空機の購入価格にどのように影響を持っているかという見地から検査を進めたわけでございます。 飛行機の購入につきましては
○松尾会計検査院説明員 昭和五十一年度運輸省の決算につきまして検査いたしました結果の概要を説明申し上げます。 検査報告に掲記いたしましたものは、不当事項一件及び意見を表示しまたは処置を要求した事項一件でございます。 まず、不当事項について説明いたします。 検査報告番号四〇号は、公共事業関係補助事業の実施及び経理が不当と認められるもので、新潟県が事業主体となって施行した村上市岩船港改修工事において
○松尾会計検査院説明員 お答えします。 住宅公団につきましては従来いろいろ問題がございまして、いわゆる不当事項とか改善を要求する事項、改善の意見を表示する事項というような事態のほかに、いろいろ問題がございまして、未利用地の問題、これは保有している土地が利用されていないという問題でございます。それから新築空き家、これは新築しまして入居者を募集しましたがふさがらないという事態、それから未募集新築住宅、
○松尾会計検査院説明員 昭和五十一年度建設省の決算につきまして検査いたしました結果の概要を説明申し上げます。 検査報告に掲記いたしましたのは、不当事項十一件、意見を表示しまたは処置を要求した事項三件、本院の注意により当局において改善の処置を講じた事項二件及び特に掲記を要すると認めた事項二件でございます。 まず、不当事項について説明いたします。 検査報告番号五〇号から六〇号までの十一件は、公共事業関係補助事業
○松尾会計検査院説明員 問題となっております飛行場用地の買収は五十二年の三月に行われておりまして、検査院としましては、五十二年の七月、現地に赴きまして実地検査を行ったわけでございます。 今回御指摘のような事実が新聞に報道されまして、直ちに運輸省から提出されております証拠書類につきまして見直し検査を行いましたが、いずれの点でも特に問題となる点はないというようになっております。 なお、この点につきましては
○説明員(松尾恭一郎君) 本格的パイプラインの新ルート決定によりまして、千葉市内の一部のパイプライン、既設のパイプラインを埋め殺し、埋め戻しですか、掘り起こしですか、そういう事態のあることは御指摘のとおりでございます。かかる費用も三億円に達しているということも御指摘のとおりでございますが、このような事態が直ちに不当事項に該当するかどうかというのはやはり若干の検討が必要かと考えております。このような事態
○説明員(松尾恭一郎君) いままでの検査におきましても、われわれは決して手を抜いているわけではないんでございまして、何分――言わしてもらいますと、非常に少ない人数で、空港公団のみならずあらゆる方面の団体あるいは各省、団体を検査しているわけでございまして、その点であるいは先生のなかなか御指摘を受けるようなことがあったかと思いますが、今後とも公団につきましては、これからパイプラインの建設、千六百億ですか
○説明員(松尾恭一郎君) 成田空港につきましては私どもも十分気をつけて検査しているわけでございますが、何しろ問題が非常に不当事項になじむかどうかというのがむずかしい問題でございまして、住民の反対等がありまして非常に困難な問題を抱えているわけでございます。決して検査をおろそかにしているわけではないのでございまして、昭和五十年の検査報告には、成田空港の遅延の問題につきまして、特に掲記を要すると認めた事項
○松尾会計検査院説明員 昭和五十一年度沖繩開発庁の決算につきまして検査いたしました結果、特に違法または不当と認めた事項はございません。
○説明員(松尾恭一郎君) 既往において占使用等の事実が判明していながら、長期間にわたって処理されないまま現在に至っているものの事例を二、三申し上げますと、まず大阪府の貝塚市地区地先で里道、水路、四千七百四十五平米が工場敷地として使用されているという事態がございます。それから、東京都の八王子市地先で水路八百八十四平米がゴルフ場として使用されている、こういう事態がございます。それからもう一つ、神奈川県足柄上郡大井町地先
○松尾会計検査院説明員 昭和五十一年度住宅金融公庫の決算につきまして検査いたしました結果の概要を説明申し上げます。 検査報告に掲記いたしましたものは、意見を表示しまたは処置を要求した事項一件及び特に掲記を要すると認めた事項一件でございます。 まず、意見を表示しまたは処置を要求した事項について説明いたします。 これは、賃貸住宅貸し付け等の適正化に関するものでございます。 公庫では、賃貸住宅等の