2009-03-27 第171回国会 衆議院 国土交通委員会 第8号
○杉山参考人 非常時がないことを私は切に願うわけですけれども、諸外国のケースを見ますと、例えば、アメリカのインターステートハイウエー、これはインターステート・アンド・ディフェンス・ハイウエーということで、国防面も入れられておりました。また、韓国の高速道路では、中央分離帯に航空機が離発着できるような、そういう装置もしております。 したがって、海外におきましては、国防面に対する対応はかなり進んでいるのではなかろうかな
○杉山参考人 非常時がないことを私は切に願うわけですけれども、諸外国のケースを見ますと、例えば、アメリカのインターステートハイウエー、これはインターステート・アンド・ディフェンス・ハイウエーということで、国防面も入れられておりました。また、韓国の高速道路では、中央分離帯に航空機が離発着できるような、そういう装置もしております。 したがって、海外におきましては、国防面に対する対応はかなり進んでいるのではなかろうかな
○杉山参考人 私が不十分だというふうに申し上げましたのは、実は我が国の国土構造の問題がかなり大きいと思います。 御承知のように、地震国です。ヨーロッパ等々では、地震というのはほとんどありません。そしてまた、山岳それから河川等々が非常に多いものですから、トンネルとか橋梁、これをつくらなければいけない。ですから、平地で道路をつくるよりも、そのような急峻な国土、この中で道路をつくるということに対してはやはり
○杉山参考人 早稲田大学の杉山と申します。 お手元に、雑駁なメモで恐縮でございますが、二枚紙を差し上げてありますので、それに沿いまして意見を述べさせていただきたいと存じます。 まず第一点は、現在、我が国の道路整備がどのような水準にあるのか。よく言われておりますのは、道路整備はもう既に十分な段階に達したんだということですけれども、私の認識では、まだ十分な段階に達しているというように判断しかねるわけでございます
○参考人(杉山雅洋君) 今、藤野議員が言われましたことは、私が冒頭申し上げたことと関連しているというように思います。と申しますのは、やはり我が国の道路を量的に、質的にどのように整備していったらいいのかという政策理念、それが欠如をしている。 私は、現在の公団方式の最終目標である一万一千五百二十キロ、これを含みます高規格幹線道路、これは一万四千キロ構想でございますけれども、この構想自体は決して非現実的
○参考人(杉山雅洋君) 私は、民営化によりますコストの削減というのは大前提であるというように思います。これは、公団方式よりも民営会社の方がそれへの対応力はあるというように考えます。 ただ、そこで考えなければいけないのは、私のレジュメの二のところに書いてございます。これは先ほど時間の関係で申し上げなかったんですけれども、道路を造るということに当たっての投資基準、これは二つあると思います。 一つが効率性基準
○参考人(杉山雅洋君) 早稲田大学の杉山と申します。 道路政策を論ずるに当たりまして、目下、社会的に大きな関心事となっております高速道路は、国民にとってドア・ツー・ドア・サービスを実現し得る極めて貴重な社会資本であるということの基本認識をまずしておきたいと思います。 社会資本の特徴といたしまして、採算性には長期的な視点が必要とされること、規模効果、ネットワーク効果が大きいこと、したがってリスク発生
○参考人(杉山雅洋君) 私も、その目的税は未来永劫続くものとは考えておりません。やはり考えなければいけないのは、道路整備のためにということから課している税金でございますから、その道路整備の状況がどうであるのか、こことリンクさせて判断すべき問題ではなかろうかと思います。 仮に道路整備が十分であるという判断をした場合には、この揮発油税は三十九年に二十四円三十銭という形で設定されたのが、その後暫定税率ということでもってふえまして
○参考人(杉山雅洋君) 今、二つ御質問がございました。一つは西ドイツあるいは韓国の例があるのではないか、こういう御指摘でございますけれども、旧西ドイツにつきましては非常に古い歴史がございまして、一九六〇年代の後半に租税改正法というのをやりまして、そこで鉱油税、日本で言うこれはガソリン税に相当しますけれども、これをリッター当たりたしか当時三ペニヒ上げました。その増税分を市町村の交通改善のために使ってよろしいと
○参考人(杉山雅洋君) 早稲田大学の杉山と申します。 旧国鉄の長期債務の処理問題につきまして、私の考えているところを三点申し上げてみたいと思います。 第一点目は、処理のための基本方針として何を考えるべきかという点でございます。 御案内のように、債務の額が膨大でございますので、当面の緊急処置をまず講ずる必要があるのではなかろうか。そして、それと同時並行的に抜本的な対応をするべきではないだろうかというように