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7件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

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2017-02-09 第193回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号

参考人木村汎君) いや、先生のおっしゃるとおりでして、ある意味で日本人ロシア人とはこの地球上で一番正反対の国民なんですよ。だから、国民性を理解することから交渉を始めないとね。  例えば、一例を挙げますと、日本人は最も気が短くて、もうこれ七十年間領土が返ってこないといって、もうこれ以上待てない、強制的に引き揚げさせられた人々はもう八十一・何歳になっている、もう少なくなってきている、もう時間がないといって

木村汎

2017-02-09 第193回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号

参考人木村汎君) いろいろ御質問されましたけど、一番最後の点が先生の御質問ポイントだと思いますので、お答えいたします。  おっしゃるとおり、北方四島の一部に地対空ミサイル等そういったものが、軍備が強化されていることに関しては私はもっと強く抗議すべきだと思います。特に2プラス2、皆様に御説明するまでもなく、ロシアが希望したのか日本が希望したのか、2プラス2という外務大臣のほかに防衛大臣が加わっての

木村汎

2017-02-09 第193回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号

参考人木村汎君) 最初に、米ロ関係について一言申し上げます。  私は、トランプ政権外交行動様式が非常に予想困難で、時期尚早に何かしゃべることは慎まないといけないと思っておりますけれども、米ロ関係を長年研究してきた者の一人として一つのことだけ申し上げたいと思います。  それは、過去三代のアメリカの政権、ひょっとすると四代にわたってロシアとの関係には次のようなパターン、サイクルが見られるということでございます

木村汎

2013-12-04 第185回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号

木村参考人 宮路先生がおっしゃった状況は私も十分理解しておりまして、非常に困ったことだ、日本側にとって不利な分裂だというふうに結論を申し上げることができます。  私の考えは、ちょっと、最後共産党の方が発言されるかもしれませんけれども、共産党の方の結論は正しいんですね。つまり、これは、四島どころではなくて、南樺太、全千島をソ連、現ロシアに対して要求できる立場にあるわけです。  平和条約もございませんし

木村汎

2013-12-04 第185回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号

木村参考人 私の考えでは、ロシア日本に対して北方領土返還に踏み切るか否か、これを決定する要因が大きく言って三つあると思います。まず第一は、国際情勢が今後どのように変化するか。第二は、ロシア国内情勢がどのように変化するか、特にプーチン大統領権力基盤がどのぐらい強いかどうか。第三番目は、日本がそのような環境の中でチャンスをつかまえて十分生かせるかどうか。この三つであります。これについて十分間お

木村汎

1991-03-27 第120回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号

木村参考人 五十嵐先生からたくさんの御質問が全員に出たわけで、私は、その中から二、三を選んでお答えさせていただきたいと思います。  最初は、タイミングの問題が先生から出されて、全く同感でございます。私どもに、名前は挙げられませんけれどもソ連の方がひそかに言っているところでは、もう少し早く我々の書記長大統領日本に行ってもらった方がよかったというようなことで、やはり政治におけるタイミングを逸することの

木村汎

1991-03-27 第120回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号

木村参考人 第一点は、難しい問題ですけれども、先ほどから私申し上げておりますように、ソ連人々の間に行われている意識革命の結果、軍事力というものは国際政治においてはそれほど重要でないという認識が徐々に広まってきておりますから、そのような考えに一番強く抵抗している職業軍人の間にも共鳴者が出てきていると思います。軍部の中も決して一枚板ではなくて、一部の人は、今度の湾岸戦争にあらわされましたように、それ

木村汎

1991-03-27 第120回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号

木村参考人 ゴルバチョフ政権が成立しましてから六年の月日がたちましたが、その中の展開には、日本北方領土返還運動に有利な動きと不利な動きがございます。  有利な展開といたしましては、そもそもペレストロイカというものがなぜ始まったかといいますと、ソ連経済の低迷である。その経済を立て直す、その刺激になりましたのは、一九八五年、ゴ ルバチョフが政権をとりましたときに、くしくも日本GNPソ連国民総生産

木村汎

1990-05-16 第118回国会 衆議院 外務委員会 第5号

木村参考人 ちょうだいいたしました時間が制約されておりますので、私は特にソ連の問題に関しまして一般論を述べたいと思います。  一言で申しますと、現在のソ連にはペレストロイカ危機が訪れております。ややきざなしゃべり方をいたしますと、その影響は全世界に及ぶものでございますから、全世界ペレストロイカ危機という妖怪が徘回していると言っていいと思います。これは皆様御存じのように「共産党宣言」、カール・マルクス

木村汎

1986-11-12 第107回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号

参考人木村汎君) いや、もう先生のおっしゃるとおり、その問題は重要な問題でございまして、我々の方で確固とした態度が必要だと思います。  その前に申し上げたいのは、我々専門家、外国の人も入れましてですけれども、ゴルバチョフはひょっとすると経済集約化を目指しまして、シベリア開発熱がややゴルバチョフ政権ではトーンダウンしているというふうな見方が出ております。ですから、こちらが協力しようと思いましても

木村汎

1986-11-12 第107回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号

参考人木村汎君) 私も、先生がモンゴル、アフガン及びカンボジアに関しまして、ソ連がウラジオストクで約束したほどはその後撤退していないし、またワインバーガー長官のお言葉などを引かれまして、欺瞞的な要素もあるので用心しなければならないという御趣旨にほとんど賛成でございます。  ただ、こういう問題をもう少し大きなゴルバチョフの今後の出方に関連して申し上げますと、やはりゴルバチョフブレジネフ時代最後

木村汎

1986-11-12 第107回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号

参考人木村汎君) 私は、ゴルバチョフになりましてからのソ連がどのような外交安全保障政策をとっているか、その政策に見られる二、三の特徴について三十分間お話ししたいと思います。  鴨先生がさきに安全保障の問題をお話しになりましたので、ちょうどよろしいと思いますので、ソ連安全保障政策について先にお話しいたします。  ソ連安全保障政策一つポイントと申しますか、柱になるのは、今お話に出ております

木村汎

1985-02-12 第102回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号

木村公述人 お答えいたします。  米ソ交渉に関して二つ御質問があったと存じます。一、なぜソ連米ソ交渉に出てきたのか。第二、このことによって日本の一部ではデタントが来るかのように期待する向きもあるが、おまえはどう思うか。  私は、まず第一点、ソ連がジュネーブから一応引き揚げましたにもかかわらず再び出てまいりました最大の理由は、やはりソ連経済が悪い、もっと言うと、ソ連自身が六十七歳で、人間に例えれば

木村汎

1985-02-12 第102回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号

木村公述人 私は、外交、防衛問題に関して、特に防衛費GNP一%にするのが適当かどうかという一点に絞って、私個人の御意見を申し上げます。  今から二百年も前に出版されたものとはいえ、人類の歴史が生んだ十冊の有名な古典と言われる中に入っておりますアダム・スミスの「国富論」の中に、私のちょうど申し上げたい考えが出ておりましたので、お聞き苦しいと思いますが、まずそれを読ましていただきます。それはたった一行

木村汎

1977-06-04 第80回国会 衆議院 外務委員会 第23号

木村参考人 私も前段といいますかの御指摘に大賛成いたします。  ちょっとよけいなことに脱線するようでございますけれども、つまり、先ほど、今度の暫定協定の一条と八条をどう読むかということで国際法的に教えていただきました。確かに国際法的な解釈や用語も大事でございますけれども、そういった法律を結局とちらが——一条をソ連が今後強く運用を主張してくるか、八条を日本が運用していくかということは、結局はただの文理的

木村汎

1977-06-04 第80回国会 衆議院 外務委員会 第23号

木村参考人 国民の一人としてアウトサイダーということは許されないという厳しい御指摘でございましたけれども、本当におっしゃるとおりにその兼ね合いが、兼ね合いという言葉はちょっとどうかわかりませんが、非常にむずかしい。世論を余り盛り上げ過ぎても逆効果ということでは全く同感でございます。  ただ、先ほどと重複しますけれども、ソ連が、そういう国民世論の盛り上がりを意図的に日本政府がつくり上げているというふうにとって

木村汎

1977-06-04 第80回国会 衆議院 外務委員会 第23号

木村参考人 北海道大学でソ連、東欧の研究をしている木村でございます。  このような時局の問題に関して、政治家先生方とか、役所の方とか、ジャーナリズムの方に、格別議論を申し上げたりお教えするようなおこがましいことは職業上できません。つまり、そういうことで互角に勝負をしてはわれわれが負けるわけで、つまりわれわれは、皆様と違った、きょうあすの問題でなくて、もう少し長い歴史的な流れ、巨視的な見方をしていますので

木村汎

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