○庄司委員長 満場御賛成をいただきまして、御異議なしと認めます。よつてさように決しました。 次に参考資料の提出要求の件についてお諮りをいたします。関係官庁その他各方面に対する資料等の提出要求につきましては、委員長に恒例により御一任をお願い申し上げたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○庄司委員長 これより決算委員会を開会いたします。 審議に入るに先だちまして一言この席からお許しをいただいてごあいさつを申し上げます。 私今般はからずも決算委員長の重責をになうことに相なりました。もとより微力短才、かつ委員会の運営等にもきわめてふなれなものでございます。何とぞ理事並びに委員各位の絶大なる御支援と御協力を賜わりまして、大過なくこの重責を果したい所存でございますから、何分よろしく御協力
○庄司委員 よろしゆうございます。
○庄司委員 本委員会においてもただいままでしばしば議題にはなつておりました問題でございますが、それはNHKのラジオの聴取料の問題でございます。現行制度といいましようか、衆参両院が協賛を与えております聴取料の問題について民間の一部の方々の中に、われわれはNHKの方聴取しないで民放だけを聞いておるのだ。だから聴取料を支払う義務は絶対にないのである。NHK当局が集金人なんかをまわして徴収するのは不合理であるというような
○庄司委員 ただいまがり版刷りの予算要求内訳と言いましようか、まだしさいに検討するときもございません。また館長の方の御説明もきわめて大ざっぱな大体論でありまして、まだ各論にも入らないのであります。営繕の直接関係の部長さんなり、そういう方からの御答弁でけつこうでございますが、あらためて申し上げるまでもなく、国立の国会図書館は、ひとりわが国内のみならず、全世界的にモデル的、模範的なものでなければならない
○庄司委員 電電公社の総裁並びに主管大臣もちようどおられるようでありますから、小委員会で申し上げておつたことでありますが、過般国会より各党合せて六名が南米に派遣されました。その際南米のブラジルあるいはアルゼンチンその他の国々に移住したわが国の開拓移民の日本人会が至るところにございまして、いろいろ祖国に対する御注文もございました。そのうち最も共通的なさしあたりの大きな問題は、何とかラジオが聞えるようにしてほしいということでございました
○庄司委員 いかにりつぱな設計ができ上りましても、設計のための設計をちようだいしたわけではないのでありますから、結局設計だけで終るようなことがあつては、いわゆる砂上楼閣、絵に描いたぼたもちということになるのでありますから、ただいま藤田委員も述べられたように、これはどうしても急速に予算の裏づけを確保しなければならないと思うのであります。それには、まず本委員会において委員の総意を結集いたしまして、強く国会
○庄司委員 ただいま議題になつております、すでに懸賞をもつて募集した一等、二等、三等、選外の佳作、これらのうち、いずれをとつてこの後の実施設計たらしめるかというようなことは、これは、私ども国会議員としては、中には専門の体験やら経験やら専門知識を持つておられる方もあると思いますけれども、私のような不敏な者に至つては、まつたくこれはゼロでございます。そうかといつて、せつかくでき上つたものでございますから
○庄司委員 本会期中これが最後の委員会でございましようから、蛇足を加えるようでございますが、購入していただけるならば、金額まで申し上げて恐縮でございますが、三十万程度、部数は納入者がお負けすることはもちろんのことでございましようが、金額はその程度ならば何とかおやり繰りができるのではないかというような推定のもとに、はなはだかつてなことでございますが、ああいうりつぱな本を保護助長させるという、一つの国家
○庄司委員 ただいま議題と相なりましたる私紹介の請願の趣旨は、簡単に一口に申し上げるならば、国会総覧というあのりつぱな本——前回私は五百というようなことを申し上げましたが、それは取消しまして、数十部程度を国会図書館の予算の範囲内においてお買上げを願い、国会議員個人々々にこれをプレゼントするのではなく、巡回文庫の制度にならいまして、各宿舎の図書室あるいは応接間あるいは各会館のスペシヤル・ルーム、図書室等々
○庄司委員 ちよつと議事進行について。大蔵省の政府委員をすみやかにお 一人なりお二人お呼び立てを願いまして、昭和二十九年度の国会図書館の図書購入費問題並びに三十年度国会図書館予算等に関して希望を簡単に述べたいと思いますが、大蔵省の政府委員がただいま登院しておるかどうかわかりませんけれども、すみやかに政務次官なりあるいは主計局長なりお呼び立てをお願いしたいのであります。
○庄司委員 けつこうです。その御方針で御指導を御励行を願いたい。同時に厚生省なりあるいはもつぱら工事関係方面を指導監督くださるところの建設省におかれましては、農村山村の小さな簡易水道等の御視察までは願われないありましようが、少くとも相当大きな市町村の工事等は何らかの方法で絶えず巡回をされ、その工事を指導する。本法によつて責任の技師が設置されますからたいへんけつこうのようでありますが、本法が施行されましてもここ
○庄司委員 どうかさような御方針で御励行を願います。 それから水道工事の工事者、事業者は、都道府県あるいは市町村の自治団体の理事者であることは言うまでもございませんが、その理事者が当該市町村内の水道工事を請負わしめる場合におけるその方法であります。ただいま建設省の大臣の免許証あるいは府県知事の免許証を持つておる土木建築の請負者は、一般競争入札においてだれでも入札ができるのであります。その結果、従来水道工事
○庄司委員 ただいまの御質問並びに御答弁に関連いたしまして、当局のお考えを伺つておきたいと思います。われわれの社会通念は、上水道に対する信頼と言いますか、水道を布設したあかつきにおいては、当該水道の受給者、住民の範囲内においては、伝染病を防止することができ得るという、長い間の当局の御指導と、さような信頼感を持つて参りましたことは御承知の通りであります。そこでただいまのお尋ね及びお答えに現われておるようでありまするが
○庄司委員 わかりました。国家の財政が窮乏しておる中でありましても、環境衛生の観点から、公衆衛生の理想の実現の上より、ぜひただいまのお答えの御計画をもつて驀進をしていただきたいと念願いたします。それは単に厚生省の予算を幾らかでもふやすという小さな問題でありません。全国の多くの数千、数百の市町村が、これによつて社会的生活の福祉を得ることができるよう、その信念に燃えて、どうかただいまの御方針で、本年の八月十五日後
○庄司委員 もう一点答弁が漏れておるようでございますが、来年度はどういう御計画であるか、水道関係の補助政策のとり方、あるいは起債のわくを確保して、市町村をしてより容易に事業に当らしむる意味から、どういう資金計画をお持ちであるかという点がお答えがなかつたようでありますから、お伺いいたします。
○庄司委員 長い間待望しておりました水道法案が、私からいえば、おそまきながらもここにやや合理的な完成されたる法案として御提出を見たことは、御同慶にたえない次第であります。その上、おまけに同僚只野直三郎君からの御提案もあるようでございまして、まことに今後のわが国の水道事業の発達改善及び保護助長の面から、欣快の至りにたえない次第であります。 お伺いしたい第一点は、また逐条審議的には申し上げませんが、大体論
○庄司委員 私どもの本委員会は、ソ連、中共等にいまだに抑留されておる気の毒なるわれわれの同胞を一日も早く相手国の了解を受けてすみやかに帰還させたい、その合法的なる運動並びにその遺家族・留守家族等を援護して行くことが本委員会の使命であることは、あらためて申し上げるまでもないのであります。そこで、あらゆる角度よりわれわれの同胞をすみやかに帰還させたい、それについて、最近においては日本赤十字社が、まつたく
○庄司委員 図書館等を退職された諸君に、もしそのお考えがあるならば、私は平素いい考えを、独創的な考えを持つておるものであります。これはほんの御参考までに申し上げて、御答弁も何もちようだいしませんでけつこうでございます。それは、わが国において図書の整理を指導するところの団体がないのであります。個人であろうと、あるいは団体であろうと、どうも図書の整理というものが、各家庭において、あるいは現在小学校、中学校等
○庄司委員 行政整理の趣旨に基いて、政府が結局公務員の数を能率の合理化の範囲内において減らす、こういう趣旨はよくわかるのでございまするが、ただいまの金森館長殿の御報告、御説明によりますと、総定員五百六十四人のうちから九名の整理者を出すという。館長さんにとられても、館全体としても、これは決して喜ばしいことではないと思います。一つのやはり国家の方針の犠牲になられるところの九名の諸君であります。でき得べくんば
○庄司委員 よろしゆうございます。
○庄司委員 時間も時間でございますので、簡単に三、四分間法務大臣にお伺いというよりは、むしろ私は御懇談を申し上げて、御善処を願いたいという問題であります。その問題は、きのうのある大新聞を見ますと、新日本海運株式会社取締役会長、古川何がしの逮捕か送検かの問題についての報道がございましたが、その表題は、「古川会長の前科暴露す」という題であります。古川という人が故意に自分の前科を隠蔽しておつたものがばれたというような
○庄司委員 それでは、本委員会の決定に基きまして今回ソ連地区からの引揚げ受入れ援護状況を実地に調査して参りました結果を簡単に御報告申し上げます。 今回の引揚げは、出発前に聞くところによりますと、あるいは最終的な引揚げとなるのではないかというようなうわさもあり、われわれ一行は、八年有余年ぶりで故国に帰られる人々に対して心よりお喜び申し上げるとともに、後に残るであろう人々に対して何か暗い気持を抱きつつ
○庄司委員 関連して簡単に申し上げます。ごらんになつたかどうかわかりませんが、いわゆる不具廃疾状態にある昔の傷痍軍人は、特項症から第一項症、ずつと障害の程度が違つております。特項症は寝たきりで絶対に起きることができない状態、あるいは第一項症は両眼が見えないとか、両手がないとか、両足がないとか、そういうような極端にお気の毒な方々であります。一番最後の方まで、にわかに全部というわけには行かなくとも、最も
○庄司委員 ただいまは松井さんより、NHKに勤務する勤労者諸君の給与問題に関して、かなり御理解の深い、御同情ある御質問やら御意見やらがあられ、それぞれの御答弁があつたようでございますが、本員は一昨日舞鶴のソ連引揚者の出迎えのために、国会代表派遣として行つて参りました。その際NHKの第一線の諸君が、引揚げの様子をキャッチするために四十名くらい行つておりました。前夜より困苦欠乏に耐えて、また前夜は春雨といえばたいへん
○庄司委員 ただいま街頭録音の問題が議題となり、話題となつておるのでございますが、街頭録音の各界、各層方面の公正一を期するということはNHKの御当局としても、実際問題としてはなかなか困難ではないかと私は考えております。むしろ御同情申し上げております。何となれば、ぼくはあまり農村のことはわかりませんが、少くとも人口が十万とか三十万とかいう程度の市においては、街頭録音の場合は、マイクの周囲を取巻くマイク
○庄司一郎君 ただいま格別の委員各位のお許しをいただいて、簡単な一問だけ一応海運局長に御質問申し上げる機会をいただいてありがとうございます。 お伺いの一点は、仮定の上の問題のようでございまするけれども、もはや現実化しておるいわゆるMSAの協定の問題、その協定が成立のあかつきにおいてはかなりアメリカより多くの兵器物資等がわが国に輸送されるような情勢になると思うのでありまするが、そのMSAの関係の兵器
○庄司委員 山西省における閻錫山軍に残つた当時のわが国軍は、必ずしも将兵の自由意思によつて残つてのではないように私は調査しております。閻錫山が有名なるクリスチヤン・ゼネラルとして、山西省内におられた日本の軍隊将兵はむろんのこと、一般邦人に対し生命財産の絶対安全を保証するところの宣言、声明をなすと同時に、われわれの同胞を最も模範的にモラル的に保護されましたことは御承知の通わであります。その際、閻錫山が
○庄司委員 ただいま議題になりまして、すでに満場の賛成を委員長においては得られました李徳全女史の招請の問題に関しては、やがてこの速記録は公開されるものでありますから、すでに満場一致をもつて、日赤をして一切の責任を帯ばしめて、あふるる感謝と好意の中に招請させることを決議した本日のこの席においては、あまり枝葉末節にわたる質疑応答はどうかと私は思うのであります。要は、われわれが日赤を信頼して――日赤は政府
○庄司委員 第二分科会における審議の経過並びにその結果につき御報告申し上げます。第二分科会の審議の対象は、文部省、厚生省及び労働省の所管に関する事項であります。審議に入るに先だち、政府側から予定経費要求額についての説明が行われ、分科会にふさわしく、細目にわたり熱心な質疑応答がかわされました。 まず文部省について申し上げます。文部省所管の予算額は、千百八十三億二千四百四十四万四千円で、これを前年度予算額千六十一億九千五百四十二万三千円
○庄司委員 水道関係に関連をいたしまして、全国の温泉浴場においては、古く封建時代以来、たとえば鉄分を含有しておるところの温泉の湯を飲めば胃腸がなおるとか、あるいは眼を洗えばトラホームがなおるとかいうような、多分に迷信的な民間の悪い伝統が残つております。そこで厚生省としては、全国都道府県の何千何百という温泉浴湯でありますから、なかなか困難でしようが、もう一度再検討をされて当該温泉の泉質が皮膚を浸透して
○庄司委員 大体ただいまの御説明によつて了解をいたしました。ただ簡単水道を要請されておる町村あるいは部落が全国で九百箇所ある。約一千箇所に近いのですが、これに対する補助額が、原案のままに本国会を通りましても、六億四千万円である。百億円ほどを要するところの簡易水道には、まことにこれこそ漢文でいえば九牛の一毛にも達しないのであります。そこで国民保健衛生のため、またチフスあるいは赤痢のような法定伝染病等をできる
○庄司委員 厚生省の特に環境衛生部門における当局に、きわめてこまかい点をお伺い申し上げ、もつて国民衛生保健の完璧を期したいと思うのであります。 まず第一にお伺いいたしたいのは、昭和二十九年度予算の中には水道施設費としてたしか七千五百万円ほどを御要求になつておるようであります。この項目の予算は、前年度においては一億三千三百余万円であつたと思います。本年は緊縮予算の関係といいましようか、たたりといいましようか
○庄司主査 この際ちよつと政府委員に参考のため伺つておきたいのですが、全国にある労災病院は何箇所、また設置場所はどこどこにございますか、念のために伺つておきます。
○庄司主査 これより予算委員会第二分科会を開会いたします。 本日はきのうに引続き昭和二十九年度一般会計予算中文部省、厚生省及び労働省所管並びに昭和二十九年度特別会計予算中厚生省及び労働省所管を一括して議題といたします。 これより質問を山花委員にお願いいたします。
○庄司主査 次に、ただいまの御説明を補足していただきまして、内藤会計課長より詳細にわたる御説明を聴取したいと思います。内藤会計課長。
○庄司主査 これより予算委員会第二分科会を開会いたします。 この際ごあいさつを簡単に即し上げます。不肖私、本分科会の主査の職を勤めることに相なりましたので、何分よろしく御協力をお願い申し上げます。 本分科会は、昭和二十九年度一般会計予算中文部省、厚生省及び労働省所管並びに昭和二十九年度特別会計予算中厚生省及び労働省所管の審査に当ることになつておりまするが、都合上、まず文部省所管の審査の後厚生省、