2000-05-10 第147回国会 衆議院 運輸委員会 第14号
○平賀委員 私は、日本共産党を代表して、港湾運送事業法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。 港湾運送事業は、波動性、労働集約性などの特徴を持ち、供給過剰による事業秩序の混乱と悪質事業者や劣悪な労働条件の横行などのもとで、港湾運送事業者の安定化と港湾労働者の労働条件確保のために、事業免許制の導入や認可運賃・料金制度の確立などの規制が行われてきました。 港湾運送事業の規制緩和は、これまでの
○平賀委員 私は、日本共産党を代表して、港湾運送事業法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。 港湾運送事業は、波動性、労働集約性などの特徴を持ち、供給過剰による事業秩序の混乱と悪質事業者や劣悪な労働条件の横行などのもとで、港湾運送事業者の安定化と港湾労働者の労働条件確保のために、事業免許制の導入や認可運賃・料金制度の確立などの規制が行われてきました。 港湾運送事業の規制緩和は、これまでの
○平賀委員 いろいろ言われましたけれども、静岡空港が首都圏第三空港の補完空港だという位置づけは、第七次空整の中でもはっきりさせていないわけですね。そういう言及はありません。 それから、静岡空港の問題について言いましても、これは需要見通しがくるくる変わってきているのですね。八七年の説明では四百万から五百万だ、それが九六年では、今お話しになったように、年間百七十八万、そういう需要がある、それから最近では
○平賀委員 いろいろ言われましたけれども、私が聞いた第七次空港整備の審議の中で補完空港だという位置づけであるかどうかについては、明確に一言も答弁がありませんでした。 それで、私は、静岡で記者会見をやって、第三空港の補完空港の役割をいろいろお話をされるというふうなことは、これは静岡の空港の需要予測が非常に少ないことをある意味では明らかにしているというふうに思わざるを得ないわけです。 なぜ私がこの問題
○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。 私は、静岡空港の問題について質問をいたします。 二階運輸大臣は、昨年十一月の当委員会におきます私への答弁でも、それから就任早々静岡に行きまして記者会見をやりまして、そのときにも言われておりましたが、静岡空港は首都圏第三空港の補完の役割を果たす空港だ、こういうことをこの間言われてきました。 第七次の空港整備計画の審議の中でも、首都圏第三空港については言及されているわけなんですが
○平賀委員 私は、日本共産党を代表いたしまして、道路運送法及びタクシー業務適正化臨時措置法の一部を改正する法律案の反対討論を行います。 既にタクシー業界は供給過剰状態にありますが、この供給過剰状態は、政府の政策によってつくり出されたものであることは重大であります。運輸省は、供給過剰状態にあるとして、九三年十二月には全国的にタクシーの減車指導を行っていながら、九七年からは、当面の規制緩和措置によって
○平賀委員 ところが、タクシーが供給過剰にあるというふうに認識をしながら、九七年には、平成九年度以降の当面の規制緩和措置ということでそれを実施しまして、タクシーの慢性的な供給過剰状態を一層深刻化させてきたわけです。 東京都内の法人タクシーは、消費不況が長期化をしている中で、過去五年間で約二千五百台もタクシーを増加させてきました。それから、全国ではこの三年間で五千六百台も増車をしました。運輸省は、九七年
○平賀委員 今の答弁で、確かに期間限定ではあっても、その時点ではタクシーが供給過剰だというふうに認識をされていたのかどうかについて、明確に答えてください。
○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。 私は、道路運送法及びタクシー業務の適正化臨時措置法の一部を改正する法律案について質問をいたします。 九七年度におけるハイヤー、タクシーの利用者は年間二十六億一千五百万人で、国民一人当たりの利用回数も二十・八回ということで、タクシーは、公共輸送機関として国民生活に密着をしております。 公共輸送機関の最大の社会的使命というのは、人命を安全に目的地まで
○平賀委員 依然として八千名以上の人が避難生活を余儀なくされているわけですから、ぜひ万全な対応策を講じていただきたいということを改めて要請しておきたいと思います。 それで、有珠山の噴火災害では、噴火が予知されて人的な被害は発生しておりません。しかし、避難指示のもとで、洞爺湖温泉の旅館やホテルは休業状態にあるわけです。虻田町では八割の住民に避難指示が出されまして、経済活動が停止した状態にあります。観光業
○平賀委員 高校卒業で内定されている方がスタートからつまずかないように、ぜひきちっとした対応をしていただきたいことを改めて要請しておきたいと思います。 それから、カラカミ観光は、売上高が百九十六億円の観光大手です。正社員、パート従業員の雇用継続を行うように要請すべきだと思います。 また、この被災地は雇用調整助成金の支給対象地域になりましたけれども、助成率が、中小企業で三分の二です。特に中小業者は
○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。 私ども日本共産党も、この有珠山の噴火災害では、ちょうど三十一日の日に志位書記局長が現地に行っておりまして、本部や避難所をいろいろ訪問しているさなかに噴火が始まりました。私も第二次調査団で現地に行ってまいりましたが、既に二週間以上たっても、虻田町を中心にして八千人以上の住民の避難指示が出されております。 虻田町の住民は八割近くが避難生活を余儀なくされておりまして
○平賀委員 私は、高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律案に対して、日本共産党を代表しまして、修正の動議を提出いたします。 その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。 これよりその趣旨について御説明いたします。 高齢者、障害者等が社会参加をしていく上で、移動の自由と安全を確保することは不可欠であり、基本的権利です。ところが、長年の自民党政府
○平賀委員 今外国のいろいろな事例をお話しになりましたけれども、私もそれらをいろいろ調べてみました。それで、特に欧米の高齢者や障害者等の移動制約者の基本的理念として、スウェーデンでは、ノーマライゼーションの思想に基づいて、高齢者や身体障害者の方々の交通の利便を確保することは義務だということで確立をされておりますし、アメリカでも、身体障害者や高齢者などの移動の問題というのは人権問題だということで、あらゆる
○平賀委員 この問題では、阪神・淡路の経験からいいましても、個人補償をしなかったことが復興をおくらせましたし、自殺者まで出す、こういう事態を生んだわけです。特に今回、洞爺湖温泉では町民のほぼ八割が観光関係の仕事に従事をしている。ですから、この面での個人補償、営業補償がない限り町の復興はできないというのが現地の実態だと思いますね。ですから、従来型ではなく、そういう新しく個人補償まで踏み込んだ対策をぜひ
○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。 まず最初に、北海道の有珠山の噴火の問題について大臣に伺いたいと思います。 私も四月の七日と八日に現地に行ってまいりまして、一番被害のひどい虻田町では、まだ八割の住民の皆さんが避難所で避難生活をしていますし、町の役場そのものも豊浦町に避難をしている、移転をしている、こういう状況です。そして特に、町民の皆さんの生活再建が一体どうなっていくのかについて、
○平賀委員 阪急伊丹の駅のあり方についても、運輸省も参加をしてやった、今後の基本方向だというふうなことも言われておりますので、ぜひそういう方向で頑張っていただきたいと思います。 それから三点目に、今度は松田参考人にお話を伺いたいと思いますが、私は事業者責任について質問をしたいと思うのです。 先ほど意見陳述のときに、首都圏では随分いろいろ努力をされている、こういう御意見がありました。運輸省からいただいた
○平賀委員 わかりました。 次に小澤参考人に伺いたいと思いますが、直接的には意見陳述の中では言われていなかったと思います。 先日、四月五日、運輸委員会としてもバリアフリーの実態の調査に行きまして、その中で、私も車いすに乗る体験もしました。それから、車道と歩道の区別をなぜつけなければいけないかというふうなことも実際に調査をしてみまして、二センチの段差をつける、この二センチの段差というのは、視覚障害者
○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。 きょうは、参考人の皆さんには大変お忙しい中をわざわざお出かけいただきまして、心からのお礼を最初に述べたいと思います。 私は、バリアフリー法案について、これは一層充実したものにしていくためには何点かの不十分さがあると思っております。例えば、障害者の定義の問題についても、これは身体障害者ということで、身体障害者だけに限定をしておりますし、それから、事業者責任
○平賀委員 さらに続けてこの阪急の伊丹駅の問題について伺いますが、特に私は、バリアフリー法案といった場合、最初にも申し上げましたように、これはすべての障害者を対象にするべきだということを考えているわけなんです。しかし、ハード面からいいましても、どういうふうなことをやれば知的障害者や精神障害者の方の要求にこたえていけるのかという問題があると思うんですが、この点で、具体的に知的障害や精神障害に対するハード
○平賀委員 突然の、我が日本共産党の見解についていろいろ御答弁いただきました。ありがとうございました。 次に、三星参考人のいろいろな資料を読ませていただきまして、私は、阪神の伊丹駅の建設に当たりまして、障害者の皆さんの意見を取り入れて、組織的にも参加をして、それで駅をつくった、こういうふうなパンフレットを見せていただきました。 これによりますと、一つは移動しやすいこと、それからわかりやすいこと、
○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。 きょうは、参考人の皆さんにつきましては、大変お忙しい中にもかかわらず参加をいただきまして、心からのお礼を申し上げたいと思います。 最初に、私は、高齢者や障害者の皆さんの移動の自由と安全の確保を図るということは政治に課せられた責任だと思いますし、同時に、こうした問題について皆さんが権利を主張されるということに対して、社会はこれにこたえていかなければならない
○平賀委員 今、コンテナ船よりもカーフェリーの方が現実的だという趣旨の答弁がありましたが、私、そもそもTSLの建造に当たっては、もともと民間のユーザーや民間事業者の意向を反映したものではなくて、やはり急激な円高に伴って不況に陥った造船業界の起爆剤としてこのTSLの建造を進めていこう、こういう経過があったと思うのですね。それで、実際にそういうことでつくってきた結果、運航維持コストが大きくかけ離れることになったのです
○平賀委員 今の、支援策は講じていくということなんですが、実際になかなかもうかっていないのじゃないかという問題について、私、次に聞きたいと思うのです。 実際、運輸省が三十九億円の補助をして、総事業費百六十九億円をつぎ込んで、大手造船七社の技術研究組合が研究開発を行ってこのTSLができ上がったわけです。しかし、船の値段が高いということや運航リスクが大きいために、まだ事業化した船は一隻もないわけです。
○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。 改正案は、造船業基盤整備事業協会を解散しまして、運輸施設整備事業団にその清算業務を引き継ぐと同時に、超高速船、テクノスーパーライナーの実用化を図るための業務が新たに追加をされています。まず最初に、このテクノスーパーライナーの実用化の問題について大臣に聞きたいと思います。 テクノスーパーライナーは、八八年度から九五年度にかけて研究開発を行ってきました
○平賀委員 いろいろ言われましたけれども、国の責任で行う直轄事業を、これはその責任にふさわしく補助負担率も高めるというのが趣旨だということに、私理解しました。 それで、今直轄事業そのものについて、これはずっとふえてきているわけですね。特に、第九次の港湾整備計画では、物流コストの削減や国際競争力の強化のために、この優先投資先として、国際海上コンテナターミナルの整備を、国のイニシアチブを持って直轄事業
○平賀委員 ぜひ速やかな対応をお願いしておきたいと思います。 それでは、港湾法の問題について質問します。 この港湾法の一部を改正する法律案は、全国的、広域的な視点から、効率的な物流体系の構築に資する港湾の整備とその適正な管理運営を推進することなどを目的としております。 今まで、重要港湾は国の利害に重大な関係を有する港湾として定めて、特定重要港湾については、法的な定義はありませんでしたが、本法案
○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。 まず最初に、先日の営団地下鉄日比谷線のあの脱線事故におきまして、四名の方が亡くなられて、三十四名の負傷者の方が生まれました。私は最初に、こうした犠牲になられた方々に心からのお見舞いとお悔やみを申し上げたいと思います。 それで、まず最初に大臣に伺いたいと思いますが、輸送の安全問題というのは、これは運輸行政の一番のかなめだと思います。特に、事故原因の徹底究明
○平賀高成君 初めに、営団地下鉄日比谷線の脱線衝突事故で犠牲になられた方々に心からのお見舞いとお悔やみを申し上げます。 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律案について質問をいたします。 我が国では、国際障害者年から既に十七年も経過をしているにもかかわらず、交通バリアフリー化の改善整備は極めて不十分な現状であると
○平賀委員 私は、日本共産党を代表して、平成十二年度予算三案につき政府がこれを撤回のうえ編成替えを求めるの動議について、提案理由及び概要を御説明いたします。 まず、撤回のうえ編成替えを求める理由についてです。 政府予算案は、公債依存度が三八・四%に達し、四割近くを借金に頼るという異常な事態となっています。年度末の国、地方の長期債務残高は六百四十五兆円、国民一人当たり五百十万円もの空前の規模です。
○平賀分科員 それで、実際にそういうふうな営巣木を守ることがやはり大変重要な問題だということなんですが、それにもかかわらず、静岡県の空港建設の問題では、先ほどお話ししましたように、二月二十二日の早朝七時過ぎから一気に百四十名も職員や作業員を動員して、しかもオオタカが巣をつくった営巣木から最初に切っていく、これで二ヘクタールの森林が伐採されました。 そもそもこういう営巣木を切るということは、種の保存法
○平賀分科員 法律に基づいてしっかり保護されるべき動物だ、そういうふうに答弁があったと思います。 それで、今オオタカが多くいるところ、人里に比較的近い場所を営巣地域にしてオオタカがいるわけですね、それを保護する場合、各地でいろいろな公共事業と衝突をするといいますか、そういう状況にあります。そういうケースは全国で五十四カ所にも上る、こういう新聞報道もあるわけです。 それで、これまでオオタカが発見されてその
○平賀分科員 日本共産党の平賀高成でございます。 私は比例の東海ブロック選出の議員でありますので、今の東海地方には、岐阜県の徳山ダムだとか愛知県の愛知万博とか静岡県の静岡空港というように、本当に大きな公共事業がメジロ押しになっております。ところが、こうした大規模な公共事業を進めるに当たりまして、絶滅危惧種になっていますオオタカが発見されているにもかかわらず、十分なアセスメントや、またその保護対策が
○平賀委員 今、どの分野を削っていくか、特に量の分野をお話しになりましたけれども、さらに先ほどの中で、同時に質の問題も検討するべきだと言われました。 私もこの質の問題について言いますと、いろいろな議論をやりました。これは先ほども、水害があったらどうするかとか、いろいろありますけれども、しかし、今の公共事業というのは、本当に住民が求めているようなものではなくて、やはり大手のゼネコンなどが参加をしていろいろ
○平賀委員 公共事業の問題について言いますと、先ほど、今の日本の財政状況を考えてみて、やはり公共事業の問題で、長期的には公共事業の半減というふうなことをお話しされましたけれども、どういう計画といいますか、長期的にどの分野を削るのかとか、具体的な内容についてちょっとお話しいただきたいと思います。
○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。 公述人の皆さんについては、大変遅くまで御苦労さまでございます。 私は、日本の財政の問題について、特に公共事業の問題について少し伺いたいと思います。 日本の公共事業の問題について聞きますと、今では財政的には赤字の債務残高が六百四十五兆円で、国内総生産の一・三倍だ、この一番大きな問題の根底には、五十嵐先生がお話しになった公共事業の問題があると私は思うのです
○平賀委員 こうした運輸省の動向に対応した形で、財界の方は、中部国際空港建設計画を念頭に置いた研究会を続々と発足させ、八九年六月の三菱商事、三菱銀行など六十一社での空港プロジェクト研究会を皮切りに、九〇年の五月までの一年以内に十一のプロジェクト研究会が発足、この発足に参加した企業数は、すべての財界グループを中心に千八十九社にも上っているわけです。まさに、中部国際空港の建設は、財界による財界のためのものだと
○平賀委員 現在の名古屋空港が二十一世紀の初頭に限界に達するという見解につきましては、私はこの後で十分時間をとってやりたいと思います。 それで、今大臣が言われましたので、歴史的にこの中部国際空港がどういう経過をたどって現在に至っているのか、このことについて少し言いたいと思います。 この中部国際空港の建設を初めて公式に検討を開始するべきだと言ったのは、これは八五年の二月に、第五次空港整備五カ年計画
○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。 私は、東海の比例代表ブロックの選出でありまして、今東海地方には、国際的な問題にもなりました愛知万博を初め、中部国際空港や、また岐阜に行きますと徳山ダム、さらには三重県でも伊勢湾口道路、静岡は静岡空港というように、今どこに行きましても、数千億円から数兆円の規模の大型の公共事業がメジロ押しであります。 今多くの皆さんから伺うのは、老後の死活問題でもあります
○平賀委員 大変参考になる御意見だったと思いますが、今の魚本参考人の御発言にありましたように、私は点検をする技術者の技量という問題がやはり問われてくると思います。 今までは点検方法は目視と打音によって行われてきましたけれども、私は点検する人の技量や経験がやはり点検結果に大きく影響すると思うわけです。その点で、私は、やはり的確な点検を行うために点検者がふさわしい技量を持つためにどういう職員の研修やまた
○平賀委員 事業者がそのような基準を持って点検しているものだということと、あわせてふさわしい点検や維持管理が必要だというふうな答弁だったと思います。 そこで、きのうの十二月九日の新聞各紙を見ますと、JR山陽新幹線で打音検査によって約四万カ所で異音がし、はがれる可能性があった約一万カ所をたたき落とした、こういう記事が大きく報道されていました。今まで福岡トンネルでコンクリートの塊が落ちたり、さらには北九州
○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。 きょうは、参考人の皆さんには大変御苦労さまでございます。 六月に山陽新幹線のコンクリートの剥落事故が起こって以来、さまざまな点検や検査が行われてきました。そうしましたら、十月に同じ山陽新幹線で、今度は北九州トンネルでコンクリートの剥落事故が起こり、そして十二月になりますと北海道の礼文浜トンネルでコンクリートの二トンの塊が落ちるというように、鉄道輸送
○平賀委員 この独立行政法人は、行政の徹底的な効率化を行っていくその手段として導入するんだということをここの最終報告にもちゃんと書いてあるのですよ。それを結局大臣は認めないのですよ。独立行政法人の制度そのものというのは、行政の減量化を目的に導入されて、そして運営については、これもその効率化を徹底して追求するんだということになっています。しかも、所管大臣が一方的に目標を立てて、その目標に沿って独立行政法人
○平賀委員 今いろいろと、独立行政法人にした方が一層よくなるんだという趣旨のことを述べられたと思います。 行政改革会議の最終報告、この七十五ページのところで、行政機能の減量化の基本的な考え方というところがあります。そこでは「行政機能の減量は、重要な課題となる。」「外局制度及び独立行政法人制度を活用し、その自律的、効率的な運営の徹底を図る。」行政の徹底的な効率化のために独立行政法人を導入するんだということがはっきり
○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。 行政改革会議の最終報告を受けた中央省庁等改革基本法、そして各省設置法、独立行政法人通則法、そして今回の個別法案、私は、これらの行政改革の関連の議論にこの間参加をしてまいりました。政府は、自民党政治が生み出した六百兆円の財政赤字、これを解決することが行政改革だと言っています。行政改革会議の最終報告の中で明らかにしておりますように、独立行政法人制度の導入は、行政
○平賀委員 私は、なぜ独立行政法人にしなければいけないのかと。今、八十六の事務事業と言いましたけれども、しかしそれ以外にもあるわけです。ですから、一つ一つの事務事業について、これは独立行政法人にするべきなのかどうなのか、やはりこういう吟味がされてしかるべきだと私は思うんですが、これらは本当にやられているんでしょうか。
○平賀委員 私、一番素朴な疑問なんですが、なぜこの八十六の事務事業が独立行政法人の対象になるのか、ここの点について答えてください。
○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。 政府が提出をしました八十六の事務事業にかかわる五十九本の独立行政法人の個別法案には多くの問題があると私は思います。独立行政法人の対象機関は、国民生活を守り支える部分に集中的に向けられておりまして、こちらの分についても私は大変大きな問題があると思います。 国立の試験研究機関は、国の機関として、高い公共性と中立性を保障する環境の中で長時間かけて基礎研究
○平賀委員 今、行政の継続性ということが言われ、前大臣からずっと引き継いでこられました問題についてはしっかり守っていくという趣旨の答弁があったと思います。 それで、ことしの五月二十五日に一千四十七名問題で、当時の野中官房長官は、放置できない気持ちはよくわかる、JR各社や労働組合に対して、解決に向けて努力をしたい、また、川崎二郎運輸大臣に対してもしかるべき対応をするように指示する、こういうことが述べられました
○平賀委員 この問題というのは、原点は、国策によってこの問題が生まれ、そして国会の場でも大臣が、一人たりとも路頭に迷わせない、そして組合間の差別は行わない、こういう言明を行って、附帯決議もできたわけです。ですから、大臣はそういうことをしっかり実現する責務を持っていると私は思うのですが、この点についての考えを聞きたいと思います。
○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。 二階運輸大臣は、就任前から大変運輸行政については造詣が深いと伺っております。そして、山積しているさまざまな問題についても本当に邁進をされているというふうに伺っております。 そこで、まず最初に、一千四十七名問題、これは採用差別の問題でありますが、今から十二年前に国策としてこの問題が発生をしました。既に十二年がたったわけでありますが、特に国会でも、一人