1981-06-03 第94回国会 衆議院 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第1号
○川崎政府委員 大まかな統計と申しますか、それは出せるかと思います。これは何分数が多うございまして、国税庁において正確な統計というものを個別にとっておりませんので、各個人のそれぞれの非常に正確な統計というものはお出しいたしかねるわけでございますが、ごく大まかな感じでの数字なら御提出できるかと思います。
○川崎政府委員 大まかな統計と申しますか、それは出せるかと思います。これは何分数が多うございまして、国税庁において正確な統計というものを個別にとっておりませんので、各個人のそれぞれの非常に正確な統計というものはお出しいたしかねるわけでございますが、ごく大まかな感じでの数字なら御提出できるかと思います。
○川崎政府委員 税務署は年じゅう忙しいわけでございますが、先生御指摘のように、確定申告のときは特に忙しゅうございます。しかも年々納税者がふえておりますので、忙しさも激化しておるという状況にあろうかと思います。したがって、かなりの人数をアルバイトなどを雇いまして、超過勤務をなるべくしなくて済むようにということでやっておるわけでございますけれども、確定申告時期にはかなり超過勤務の時間が多く出ておるわけでございます
○川崎政府委員 査察官の定員が、先生おっしゃるとおり、全国で八百名少々でございまして、非常に忙しい思いをしているわけでございます。したがいまして定員をふやしたい、あるいは事務を合理化、簡素化したいということで毎年努力をしているわけでございますけれども、まだ必ずしも十分な状況でないと考えておりますので、なお一層定員問題について努力したいと思います。 査察立件に関します対象の話でございますが、これは御承知
○川崎政府委員 国税庁でいろいろ検討をしておりまして、その検討の内容として先生に御説明する点では御説明できるかと思いますけれども、正規にこういう計画である、公認された計画があるという意味ではまだその段階に至っていないわけでございまして、私どももできるだけ努力をしまして、御要望に沿えるようなものをつくりたいと考えておるわけでございます。
○川崎政府委員 国税庁としてはいろいろ検討いたしまして、当庁限りのいろいろな案はあるわけでございますけれども、これが計画書であるといって正規にお出しするほどの段階にはまだ至っていないかと考えております。 ただ、最近の実績でございますが、五十四年度は千六百、五十五年度は千八百、五十六年度は二千百というふうに徐々に採用もふやしてまいっておりまして、いずれこの十年をどういうふうに対処するかという案も政府部内
○川崎政府委員 国税庁の人的構成でございますが、先生御指摘のように、十年の間に二万近くの職員が退職するであろうということが予測されております。したがいまして、これを今後十年の間に補充する意味で、なるべく早い機会にかなりの人数を大き目に補充をしたいということで、近年若干ずつ採用人数をふやしております。御指摘のような、いわゆる補充のための長期にわたる計画といったものは、いろいろ一存ではまいりません点が多
○政府委員(川崎昭典君) ただいま先生御指摘の点は、審判所創設のときからいろいろ議論をされておりました点でございまして、現在やはり部外の方からも来ていただく、また内部的には法律的素養のある者を任命するということで考えてやっておるわけでございます。開設以来すでに大学教授とか裁判官、検事等の経験のある法曹家に延べ三十二名程度来ていただいておりますが、現在在職していただいておる方は九名でございます。それぞれ
○政府委員(川崎昭典君) 御質問は定員の増加を要するんではないかというお話かと思いますが、ただいままでに御説明がいろいろありましたように、件数としても非常に少ないケースであるというふうに考えておりますので、全体として定数の増加を必要とするほどの事務には至らないんじゃないかというふうに考えております。 また、実際の事案に際しましては、もう二年除斥期間があれば課税できたのにというような悪質な場合に、いままで
○政府委員(川崎昭典君) 衆議院の大蔵委員会で私がお答えしたわけでございますけれども、調査をやって答えを出すのは年内ぐらいかかるわけでございます。ただ、どういう方法で調査をやるかということにつきましては、内部でもいろいろ議論をしておりますが、まだ成案を得ていない。じゃいつごろ成案を得るかということにつきまして、二、三ヵ月以内にはきちっとした案でこういうふうな調査をやろうというふうな結論になるんじゃないかというふうに
○川崎政府委員 ちょっと私の発音が不明瞭であったかもしれませんが、国税局に指令をして、こういう調査をしろと言うその原案の議論をいましておる段階でございまして、まだ指令の内容を確定できておらぬということでございます。
○川崎政府委員 把握率がどれほどであるかというむずかしい調査でございますので、この前御答弁申してすぐ答えが出るというわけのものでございませんので、全国の国税局に、こうこういう様式でこういう調査をしろと言う案をつくらなければいかぬわけですが、その素案をいま議論をしておる段階でございまして、恐らく案ができて指令が出るのはいましばらく時間がかかりまして、それに基づいてある種の調査を行って、またその取りまとめに
○川崎政府委員 この前の先生の御質問で、できる範囲で検討をするようにいたしたいと申し上げたわけでございますが、その後検討をいたして、ことしじゅうに何とか答えが出るような調査に取り組みたいと考えておるところでございます。
○川崎政府委員 昭和二十年、三十年に比べますと二倍、三倍ということになっておりますが、この十年で見ますと一・四倍とか一・六倍ということになります。
○川崎政府委員 先生御指摘の点でございますが、従来から研修などやって勉強するようにということで指導いたしてまいっておりますが、なお一層充実いたすように改善すべき余地があろうかと考えておりますので、具体的に法令適用の誤りを犯すことがないように、また納税者の計算誤りを過失で見逃すといったようなことがないように十分勉強する機会を持つように指導したいと思っております。
○川崎政府委員 事務処理体制と申しますか、特に移行年の処理体制をただいま大臣がおっしゃいましたような線でいろいろ検討しておりますけれども、まだ若干時間のあることでございまして、いま具体的に税務署の方でどの程度のどういう相談体制にするというところまで議論が行っておりませんけれども、大臣の御答弁の趣旨を十分踏まえまして検討してまいりたいと考えております。
○川崎政府委員 先生御指摘の件につきましては事実を承知しないわけでございますけれども、税務署が収受の印を押しますのは、税務署が持つ分と会計検査院へ送付する分でございます。本人が控えとして持つ分は通常は収受印は押さなくてよろしいわけでございますが、申し出があれば押す、そういう扱いをいたしております。
○川崎政府委員 通常の場合は一部残るわけでございますが、本人が特別の目的で二部控えが欲しいというような場合には二部残るわけでございます。
○川崎政府委員 通常の場合でございますと、税務署に申告いたしまして税務署に残ります分と会計検査院に送付します分と、それから御本人が手控え用として持つ分でございますから三部通常提出されることになっておるわけでございます。
○政府委員(川崎昭典君) 電算機を入れます建物をまず着工しまして、それからしばらくして入れるということになりますが、五十八年一月までに稼働をするということで考えております。
○政府委員(川崎昭典君) グリーンカードは五十九年から実施になるわけでございますが、カードそのものは五十八年一月から交付を開始するという予定でございます。したがいまして、それに間に合いますように準備を進めておるわけでございますが、具体的に申し上げてみますと、国税庁の方に準備室というのを設けてございますが、そこでいろいろなことを検討しておるわけでございます。 〔主査代理源田実君退席、副主査着席〕
○政府委員(川崎昭典君) 税の実務に関しまして、個人のいわゆる所得とか税額に関しますことはすべて守秘義務ということで、新聞に載っておるのは、残念ながら私どもとしましてもどういう理由かということで推測に苦しむ場合が多いわけでございます。 ただ先ほどからお話がございますように、公示という制度がございまして、法人税の場合、申告所得金額が四千万円を超える場合は公示ということになるわけでございますが、修正申告
○政府委員(川崎昭典君) この調査の結果、国民の意見なり意識としまして、税金が高いというお答えの方のパーセントがずっと高いわけでございますけれども、この調査は信頼はできるものでございますけれども、これはあくまでも意見なり意識の調査でございますから、御本人が高いと考えておるということと、実際に各国の平均なりあるいは日本国民の個人の平均でその方の税金が本当に高いかどうかということはまた別でございまして、
○政府委員(川崎昭典君) まず、総理府の行いました税金に関する世論調査でございますが、これはいろいろな意味で世論調査を総理府の方で行っておるわけでございますけれども、たまたま税金に関する世論調査を行いたいという御希望がございまして、私どもの方もそれはぜひお願いをしたいということで行われたものでございます。 この中でいろいろ調べられておりますこと、たとえば税金についての関心の問題、あるいは税金の負担感
○政府委員(川崎昭典君) 先生御指摘のような事情がございまして、税務職員の負担が相当重い状況になっておることは十分承知いたしております。しかしながら、単に増員のみをお願いするということではなかなか通らないような状況にもなっておるわけでございまして、外部的には増員をお願いします一方、内部事務の非常に合理化を図ってまいったわけであります。また内部の職員配置にも工夫を加えまして、事務官の配置転換もやってまいりました
○政府委員(川崎昭典君) 五十八年の一月一日からグリーンカードの交付事務が行われますようにという予定に従いまして準備を進めております。 いま少し具体的に申し上げますと、国税庁の方に準備室というのを設けて事務的な検討をいたしておりましたが、やはり電算機で処理する方がよろしいという結論になっておりまして、現在電算機で処理をするにはどのようなシステムをつくればよろしいかといったようなことを検討いたしております
○川崎政府委員 制度の実施は五十九年からでございますけれども、五十八年一月からカード交付が始まるという予定でございます。この予定に間に合いますように、円滑に事務が進みますように準備をしておるわけでございます。 具体的に申し上げますと、国税庁の方にカード準備室という一つの責任者を設けまして、そこで今後どういう事務の運びをすればよろしいかということをいろいろ検討してまいっております。五十六年度予算におきまして
○川崎政府委員 おっしゃるとおりでございまして、内部事務の合理化をなおなお進めたいと考えておるわけでございますが、特に電子計算機を導入しまして、広い範囲で電算化をするという計画をずっと進めております。 また、税制面につきましては、いろいろ要望を主税局と打ち合わせまして、毎年検討をして、その中で適宜、時宜に合ったものを主税局で採用していただいて法案化するということも長年やってまいっております。今後ともそういう
○川崎政府委員 外部事務は六割ないし六割五分という状況になっております。これは長年外部事務の比重を上げようという努力をしてまいりまして、かなり上がった状況でこういう状況であるということでございます。
○川崎政府委員 私どもの方で調査選定の方針としまして悪質重点とか大口重点とか言っておりますが、一般の水準に比べて申告の水準が低い、簡単に言えばこういうものを調査の対象とするということでございます。
○川崎政府委員 申告納税でございますから皆さんがまじめに正しい申告をしていただく、別の言葉で申しますと申告水準が適正といいますか高い水準でなければならないということで、そのために、中には正しい申告をしない人がある、そういった人に対して調査をしようという物の考え方でございます。
○政府委員(川崎昭典君) 人口に対してどれだけの納税者がおるかと。つまり農業人口に対しましていわゆる所得税がかかっている人が何人あるかと、給与所得者のうち所得税がかかっている人が何人あるかと、そういう割合をおっしゃっておられると思いますが、その割合に相当の開差がございますのはこれはむしろ経済実態が反映されておるものと考えておりまして、把握率の問題ではないように思っております。実調率が非常に低くなってまいりますと
○政府委員(川崎昭典君) 先ほどちょっと適当でないようなことを申し上げたかもわかりませんですが、実調いたしましてまあある程度増産が出ました場合でも、これでもう完全に間違いなく把握しておるかどうかという、その実調率の問題と把握率の意味というのはいささか意味が違うんじゃないかと、そういう意味で申し上げたわけでございます。御承知のように実調率というのはかなり低くなっておりますけれども、これは定員その他の関係
○政府委員(川崎昭典君) 脱税がどの程度あるかと、完全に把握しておるかという御質問でございますが、神様でもございませんので完全とは考えておりませんけれども、精いっぱいの努力をして脱税がないように努めておるというふうに考えたいと思います。
○川崎政府委員 グリーンカードの枚数が一つの税務署で二千万枚というほどにはならないと思いますけれども、かなりになろうかと考えております。したがいまして、私どもとしましてはできるだけ、アルバイトも欲しいわけでございますけれども、定員の増加をお願いしたいと考えておりまして、五十六年度予算でも若干準備要員の増加を認めていただいております。
○川崎政府委員 はい、五千万でございます。
○川崎政府委員 一人の調査官がどれだけ税収増差額を上げておるかという計算でございますが、いろいろやり方がございますけれども、一応五千億という計算をしたことがございます。計算のやり方によりますればもう少し少ないんじゃないかという見方もあろうかと思います。
○川崎政府委員 先生御指摘の税務の仕事は非常にむずかしい困難性の多い職場でございまして、職員の方にいろいろ希望もあり、またニーズもあるということは十分承知いたしております。そういった点につきましても、ずっといろいろ配意をいたして努力をしたところでございますが、なお今後とも努力をいたしたいと考えておるわけでございます。 ただいまお話しの実調率の件でございますが、三日ほどの調査で十分なことができないという
○川崎政府委員 先生御指摘のとおり、職員数はほぼ横ばいでございますが、課税の対象なり納税者の数はふえておるわけでございます。しかしながら、片一方でたとえば税理士さんの数も何倍かにふえる、あるいは青色申告の普及もまた何倍かにふえるという状況もございまして、私どもは限られた職員数ではございますが精いっぱい工夫をして、公平な税務が執行できるように努力をしていきたいと考えておるわけでございます。また一方、定員
○川崎政府委員 先生御指摘の八〇%以上の申告漏れがあるではないかというお話でございます。これは統計に出ておりますとおりでございますけれども、限られた人員で調査対象、つまり申告漏れなり脱税の疑いのあるものを厳選して調査している結果でございまして、残りのものが全部が全部そういう状況になっておるものとは考えておりません。しかしながら、定員はほぼ横ばいでございますが、納税者なり課税対象は二倍、三倍という状況
○川崎政府委員 福岡市におきまして区制の区域変更が行われるということになっております。それに伴いまして、私ども税務署の管轄区域を変更するということで検討を進めております。手続といたしましては省令の改正ということになろうかと思います。
○川崎政府委員 先生御指摘の点、一々ごもっともかと思いますが、順番にお答えしたいと思います。 確定申告期になりまして非常にたくさんのお客さんが来て、もうすでに非常に忙しくなっております。また、庁舎が狭い等のこともございまして、各地でプレハブ等を利用しておるところもございます。全般的に職員の仕事が余り偏らないように、バランスがとれるようにということを十分私どもも配慮いたしまして、健康面でも、事務面でもいろいろの
○川崎政府委員 先生御指摘のとおり、マージン率が少し低下するわけでございますが、マージンそのものが下がるという事情ではございません。 おっしゃいますように、小売店の経営の問題というのはございますわけで、新規小売店の免許をおろします際には、十分そういった点も考慮してやっておるわけでございますが、何よりもやはり、消費者の利便といいますか、国民大衆が最も便利な形で消費できるようにというふうに配慮しておりますので
○川崎政府委員 先生のおっしゃるお気持ちもよくわかるわけでございますけれども、私どもには守秘義務ということもございますし、また特に本件は調査中でございまして内容を申し上げることはちょっと差し控えさせていただきたいと考えるわけでございます。
○川崎政府委員 近藤病院、個人でございますが、近藤直という人の脱税につきまして五十五年九月二十六日査察調査に着手いたしまして、現在調査中でございます。その後、検察庁におきまして三名の者を逮捕するということになっております。 調査の内容につきましては、個別の事件でございまして、いま調査中でございますので御説明できないわけでございますけれども、ただいま先生が申されましたようなやや大きな事件でございます
○政府委員(川崎昭典君) 税務署なり国税当局が特定の税理士さんを紹介するといいますか、押しつけると、そういう意味では態度は変わっておりませんので、この人に限ってやってもらえというふうなことをやっておるわけじゃございません。ただ、時間と場所とを決めて、この先生が納税相談なり記帳指導をやってくださるということは、これはやはり実際の段取りとして行いませんと事が進まないということで先ほども申し上げたわけでございます
○政府委員(川崎昭典君) 先生がおっしゃっておられますのは、納税者の特定の人に特定の税理士さんが指導に当たるということをやっておるわけでございますが、それはやはり具体的に何月幾日どの場所でこの先生の指導を受けてくださいというふうにお話をいたしませんと、納税者の方で指導を受ける気持ちがございましてもこれはいつどこへ行っていいかわからぬという話がございますので、そこは税務署が納税者の御希望も聞きながら具体的
○政府委員(川崎昭典君) 御承知のとおり、限られた職員で多数の納税者を賄わなければならないという状況でございますので、納税協力団体の協力を得て記帳能力を高めていくということでずっとやってまいっておるわけでございます。したがいまして、税理士会の自主的な指導をやっていただく反面、また税務署の方から税理士会にお願いをして記帳指導をやっていただくということをやっておるわけでございます。
○政府委員(川崎昭典君) おっしゃるように遺憾なことでございまして、綱紀全体を引き締めるように、このようなことが二度とないように全職員に注意をしてまいりたいと思います。また行為者につきましても厳正な措置をとりたいということで検討いたしております。
○政府委員(川崎昭典君) 日曜日に私的な関係でレクリエーションとしてゴルフをやったようでございまして、公務ではないと考えております。