1966-04-12 第51回国会 参議院 法務委員会 第14号
○岡村文四郎君 私は、死刑の宣告を受けた者が、たとえば無期になり有期になるというのなら話はわかります。ところが、地と天の差ですから、比較にならない。だから、裁判というものは安心ができないということを盛んに言われておる。だから、神の気持ちになって──最高裁でなくても、神の気持ちになって犯人をということでなければごめんこうむりたい。ですから、給料はうんと出してかまうことないですから、給料が安いから、裁判
○岡村文四郎君 私は、死刑の宣告を受けた者が、たとえば無期になり有期になるというのなら話はわかります。ところが、地と天の差ですから、比較にならない。だから、裁判というものは安心ができないということを盛んに言われておる。だから、神の気持ちになって──最高裁でなくても、神の気持ちになって犯人をということでなければごめんこうむりたい。ですから、給料はうんと出してかまうことないですから、給料が安いから、裁判
○岡村文四郎君 それで、いまお聞きした理由は、最高裁判所というものを最高の地位に置かれるのは当然なことで、退職手当にせよ、給与にせよ、そうなくちゃならぬと思う。ところが、一番肝心なところは、ここではございません。ですから、そこに下級な者を置いて、ただ勝手に罪名をつけておくようなかっこうになっているものですから、そこで私が一番心配なのは、二年ばかりの間に、死刑の宣告を受けたものが最高裁で無罪になった。
○岡村文四郎君 ちょっとお伺いいたしますが、裁判というものは、もう人間の一番大事なことなんですが、高裁まで行く件数の割合はどのくらいですか。高裁まで何本ぐらいいままでに行っているのですか。
○岡村文四郎君 いまの御質問の登記所の問題でございますが、実は払いまやっておりますところは、法務局長もなかなかりっぱな返事をしてくれませんが、移転の問題はやむを得ないようでございます。北海道の網走の小清水町の登記所でございます。網走を離れておりますが、隣の町に持っていこうとしております。東京で考えてもわかりません。管轄が広いんでございます。それをなぜしなければならないかと聞いてみますると、別に本省は
○岡村文四郎君 お話もわかりますけれども、これはルートを変えなければだめです。今のようなことをなんぼやってもだめです。ルートを変えて、そうして公道の道を開いて、全部国費でやる、そうして一番の元祖は、どうして一体事業やって赤が出るのかということだけれども、付属金をやたらに持っておる。農林省の監督が足らぬということがよくわかるのです。足りないということは、伊勢湾台風のとき五つの県が、こういう四、五億払えないでおる
○岡村文四郎君 そう言うと思っておりました。ところが、そんなんじゃない。農家の不満もよくわかります。これは最近の報告ですが、三十二年から三十六年の五カ年間に三百三十八組合検査を行なって、そのうちで百六十七組合で七億一千二百八十万八千二百二十五円ごまかしている。それは私に言わせると、一組合最小限度二十万以上ごまかしていることになる。そうすると大体五割、そうすると四億というものを黙ってごまかしている。それをあなたの
○岡村文四郎君 今御審議になっております農業災害補償法という法律は、まじめな百姓にとって、実に大事な法律でございます。そこで、ここにありますけれども、こういうわけでなければならないというのは、これはうそ八百ですよ。ところが問題は、局長に去年の十二月にあの法律を作る、やるかやらぬかと聞いたら、どうしたらいいんだろう、困ったというので、僕はどういうわけでわれわれが法律の改正を叫んでおるか知っておるか、おれはお
○岡村文四郎君 今渡辺委員から種々御質問がございましたが、非常に残念なことは、実は北海道事業の根本に間違いがあると思う。そこで十分に議を練って、そうして出せばよかったが、そうでないものですから、そこで今局長が非常に御苦労しておられるが、ますます苦労が多くなって、これではだめだと思うのです。そこで御承知と思いますが、各県から来ている陳情書はみなだめなのです。みんな八割助成、それから三分五厘と、こう言ってきておりますが
○岡村文四郎君 農林省の関係なんですが、次官でおわかりにならなければ、事務次官でけっこうですが、実は、激甚災害の工事関係については、おそかれ早かれ必ずやる。ところが一番困ったのは、一般作物なんです。御承知のように、農業災害補償法がありまして、それが適用されるのはさまっております。ところが、なかなか容易でないのです。今度のは。そこで何とか低利資金を貸すというお話もありましたけれども、その貸すにも、相当低利長期
○岡村文四郎君 大臣はまだ十分に研究しておらぬという話ですが、森君は専門家ですから、私は今までいろいろ聞いて心配いたしております点は、どうも事務屋にやらせてやってはなかなか困難であろう。そこで北海道は逆に非常な不作に見舞われておりますようなわけで、十二万トンの手持ち澱粉、それに対してはそうやらなければうんと違うのです。それで取り出していうわけですが、だから何もコンスターチはやめるのじゃない。それと相待
○岡村文四郎君 大臣にお願いをいたします。ここで今まではカンショとバ レイショと両方やっておったのでございますが、四、五年、三年ばかり前までは、カンショのほうが安くてバレイショが高かった。ところが幸いにしてカンショのほうは非常に暴騰しまして、今度はバレイショを上げなければならぬのですが、バレイショのほうは競合ができまして、どうしてもそれができない。現に今みんながいろいろ心配しておりますが、私の見たところでは
○岡村文四郎君 だんだんコンスターチがふえていっておるようでございまして、三十年から三十七年までにすでに四倍になり、三十七年にはおそらく九倍になるだろう、こういう心配をいたしておりますが、澱粉は価格も高くないのでいろいろお願いしたいということでございますが、そういうわけで現在食糧庁に手持ちをしておるのでは価格の要求をいたしましても非常に困るわけでございますが、私はこの間わからないという話を聞きましたが
○岡村文四郎君 長官も御承知のように、どうしてもバレイ澱粉は寒地農業として作ることをやめるわけには参りませんので コンスターチと競合して非常に困っているようでございますが、幸いに各方面で努力をされてバレイショ澱粉の需要が確実になったところへ、今度はコンスターチが出てきたようでありますが、承りますと、コンスターチの輸入の関税が安い、おまけに飼料として無税で入ってきておりますトウモロコシをコンスターチに
○岡村文四郎君 澱粉価格についてお尋ねをいたしますが、食糧庁ではよく御存じのことで私から申し上げないでも知っていられると思うわけですが、要は幸いに澱粉の需要の道が開けて参りましたので、従前どおりでございますと、あまりに、御迷惑をかけなくても済んだと思う。ところが現在では、そうでなくて、わきの品物が出てきたので、澱粉も思うように売れぬようでございますが、これはどうお考えになっているかひとつ伺いたい。
○岡村文四郎君 会計検査院の報告によりますこの事柄は、とても時期が短かったらわからない。おそらく一年か一年半と思いますが、その間でありますと、御返事を聞いてもなかなか信用できないことでありまするし、またできないと思います。そこで、どうして各省の仕事が、国民の大事な血液をしぼった国税で仕事をしておりながら、こうルーズになっておるということは、とりもなおさず前申し上げたことだと思いますが、大臣の任期中は
○岡村文四郎君 あれとだいぶん違ったものが報告されております。そこで、なかなかこうでないと思ったものは、財産管理について非常に当を得ない、また土地の処分についても非常にわれわれ満足できないものがたくさんございますが、そういうことを今お聞きしても、大臣はおわかりになりません。そこで、農林省に限りませんが、非常は各省に不当事項があり、まことに残念なことがたくさんございます。私は、これはあまりにも大臣の期間
○岡村文四郎君 大臣は時間がないようでございまして一ほかにも質問者があるようでございますから、簡単にお伺いいたします。 農林省の会計検査によります報告書が参ったのでございますが、大臣はこの報告書をよくお読みになったでしょうか。御存じですか、この書いてある内容を。
○岡村文四郎君 今度の一年限りの法律改正では何も意味はございません。ところが、それも今回限りですからなんですが、価格のきめ方です。四月一ぱいではとてもおそくて話にならない。ですから真にビートを作らせるとするならば、前年度にきめなければならない。そうしませんと、これでは非常に工合が悪いですから、ぜひひとつできるだけ早くしていただきたい。これは食糧庁ではございませんが、何ぼでも取れます、作れますよ、ビート
○岡村文四郎君 私の質問は、本来なら会計検査院及び行政管理庁からお聞きしたいのでありますが、そうでなくても、農林大臣の御返事一つで解決つくと思いますので、結末から申し上げます。 わが国の政府は、保険事業を十三持っております。ところが、私のほんとうに関係のございます-百姓でございまするから、農業災害補償法につきましては、年々歳々、毎年のごとく、実に膨大な指摘を受けております。そこで、百姓でなければ、
○岡村文四郎君 大豆なたねの交付金暫定措置法でございますが、今もう収穫済んだのですから、これは最近たくさん来ているのです。きのうそれで大蔵省と交渉中だというお話しだったのですけれども、いつごろきまるのでしょうか。早くきめてもらわぬと困る。
○岡村文四郎君 われわれこい願っておりますのは、私一人ではないと思うが、国が毎年百三、四十億も資金を出して、そうして農家のために出しているにかかわらず喜んでくれないというのは、組織の欠陥であると思うが、これをほんとうに百姓が、せっかく国民が細めた税金から毎年百三、四十億使って、使った百姓も何もありがたがっていない、こういうことは非常に残念である、ひとつ全力をあげて、今度の通常国会には出ましょうが、そういうことがないように
○岡村文四郎君 もう一つ合点がいかぬことだからお聞きしますが、事業不足金というのが相当にあって、現在三十八億ほどあるようですが、それが四十六都道府県のうちで二十県には一つもございません、あと二十六県ばかりあるのですが、この金利というものはどこが一体負担をすることになるのか、金利のために何をやっている、支払期日というものは三十七年が大かたなんです。ですから、そういうものまで出ることがないし、何で一体…
○岡村文四郎君 今の問題は三を四に直す、だけで簡単でございます。ところが局長にお聞きしたいことは、これは各省ともほとんどそうなんですが、局長行政なんです。そこで、災害補償法に対しては、御承知のようにわいわいと陳情が来るやら人が来るやら、全くひどい。そこで、農業災害補償法を改正していかぬというのは一つも来ない。本旨はわかっておるから、早くやってほしいという希望なんです。そこで問題は、ああいう委員会に手数
○岡村文四郎君 私はこの法律案には大賛成でございますが、ぜひ御意見申し上げておきますことは、現在の畜産局としてのこの案は非常に無理でございまするから、十分人を整えてそうして出した以上は完全にこの法律案が有効に働けるようにしてもらいたいということを念を押してお願い申し上げておきます。
○岡村文四郎君 お伺いしますがね。非常に御意見もございますが、牛馬商の資格がなければ絶対に売り買いできないということもいかぬと思います。と申しますことは、私のうちで今酪農をやって、登録の上等の牛が十八頭おります。そこで、付近の人は、あそこの子が生まれたらと考えております。いい子が生まれて売ろうとしても、牛馬商を通さなければならぬ、それは損なんです。自分のうちにいるものは、牛馬商がおらなければ売買もできないとなれば
○岡村文四郎君 念頭になければ何かしるしておかないと、牛、馬と書いてある。僕に言わせたら、馬、牛と書きたいんだけれども、「牛、馬、めん羊、山羊、豚」と、こう書いてある。今までの議論なら、馬を先に書いて、馬、牛と書くのがほんとうだと思う。ところが馬がこういうふうになっていることは事実なんですから、これは否定しません。競争馬を除くならそうせんと、家畜の改良増殖法の一部を改正する法律なんですから、ちゃんと
○岡村文四郎君 局長にお伺いするのは無理かもしれませんが、私、家畜改良増殖法という法律そのものに実は疑義があるわけです。私の申し上げることは、第三条の二に、「農林大臣は、政令で定めるところにより、牛、馬、めん羊、山羊、豚」と、こう書いてある。ところが一番困るのは馬なんです。実は私の父親は博労で財産を築いた男なんです。ですから非常に私も馬好きなんです。ところが、ずいぶん苦労しました。そこで、今申し上げますことは
○岡村文四郎君 第二班の報告を申し上げます。 第二班の派遣地は、熊本、宮崎の両県で、派遣委員は亀田委員、北條委員及び私の三人でございます。 八月十六日、東京を出発して、八月二十二日に帰って参りました。この間、両県の各地において、農林漁業者諸君の種々の意見や要望に接したのでありますが、第三十八回国会における農業基本法の審議を通じて、農林漁業者の農林漁業政策に対する関心が非常に高まったと県及び市町村
○岡村文四郎君 これは櫻井さんからだいぶお話がございましたが、どうも一番困ったことは、どんな法律が出ましても、大臣も次官もそう長くやっておるわけではないのですよ。一番やらなければならぬのは局長なんです。これがどうもそうなんだ。そこで局長の考え方のよし悪しによって、とんでもないことになってしまうのが実態です。僕は最初から、あんなことをされてこれが実行できるどうというそんなことはあまり考えていないが、しかし
○岡村文四郎君 それでお考え願うのは当然でございますが、はっきりと助成をしようという実は御返答をもらいたいのです。奨励金を出そうという……。
○岡村文四郎君 私は、農林大臣に簡単にお聞きをして、簡単に御返答をもらおうと思っていますから、時間もございませんから一つ……。 農業基本法はよくできておるようでございますが、一つ困ったことには土地の問題が非常に少ない。私は農業、純粋の百姓でございますが、農業というものは土地によって行なう。ところが、二条の二号にちょっと書いてあります。それではまことに残念で、どうしてもう少し土地の問題を入れてくれないかということを
○岡村文四郎君 畜産局長にお聞きしたいと思うのですが、私は飼料が余っているとは思いませんが、しかしまたそんなににわかに大不足ということになるとは思っていない。食糧庁の方で大麦、裸麦が余って困るということを聞きましてから、やがてはえさの問題が出てくるのではないかと思っていましたが、はたしてえらい勢いで足らないようになった、どうも近ごろこういうことがはやって困る。たとえて申し上げますと、大豆がそうではなかったか
○岡村文四郎君 何かつけ言葉のようなことで、ほかのことを聞いておるのじゃないのですから、農業団体がほしいというものだから、それを聞いておるのです。その言い方が非常に何といいますか、ふてくされた、なかなかしぶとい食糧庁長官の話だものだから、どうもいけない。業者のことは聞いておりません。協同組合の方でほしいというのだから、差し上げますと、それでオーライということをはっきり言って下さい。
○岡村文四郎君 今お話を承わりまして、大体いいと思いまするが、どうもはっきりしない節があって残念でございます。そこで飼料が特に不足いたして、大へん食糧庁としましてはうれしい悲鳴で、大麦、裸麦が余って困っておったということでございますから、大へんしあわせでございますが、ところが聞いておりますと、何だか飼料業者にやられるのがほんとうだというような腹でお話をなさるものだから、私の聞きようが下手なのかもしれませんが
○岡村文四郎君 農林省設置法の一部を改正するということはよくわかりますが、私は近ごろ直接感じておるわけでございますが、こんな改正じゃだめじゃないかと思っております。そこで、そう申し上げるのは、どだい話が違うが、今までは農業というのは適材適所にやることが農業でございますが、今はそうではございません。そこで、農林省の研究が足らぬから百姓はいつもばかを見ておるのです。今一つの例を申しますと、私のところで実
○岡村文四郎君 局長からいろいろお話がございましたが、私の心配は、この実態を知らせぬがために、幾ら自由民主党が勝手な措置をするといいましても、みんな改訂はせねばならぬと言うのであって、言わぬとは言いませんが……。ですから行政管理庁からたくさん資料が来ましたが、きのう日曜で全部見てしまいました。済まぬ、まことに相済まぬことです。あれだけもし、農林省が自分のやっていることだから、調べる気持があったら、絶対
○岡村文四郎君 別に疑問はございませんが、年々歳々大体あるところにきまって指摘をされておる。そこで私は非常に残念なことには私百姓でございます。そうして自分の仕事の所管を持つ農林省が一番多いのでございます。これは補助の仕事がございますから、補助事業というのは、どうも下の方でいろいろ会計検査院が指摘するような事項が起きることがございますから、これはやむを得ぬと思いますが、それにしても非常に多いことを残念
○岡村文四郎君 それではまず会計検査院にお尋ねをいたしますが、私の考え違いかもしれませんが、非常に不正指摘事項が多いのでまことに残念でございますが、役所自体が全然これを知らないで、下でばかりやっているものとは考えられない。ですから調べたことがあると思うのですが、役所の方に何か関連があるのではないかという気がしてしようがないのです。ですから全然役所のことは関係はございません、ごく指摘した事項だけでございますということかどうか