2020-05-20 第201回国会 衆議院 経済産業委員会 第11号
○山地参考人 御質問ありがとうございます。 OCCTO、広域機関の役割はますます重要になっていくと私は考えております。 ちょっと細かく言うと二面あるかなと思うんですが、一つは、再エネの、今度FIPに変える、そうすると交付金を賦課するわけですけれども、また、FIP価格を決めるときの入札業務とか、非常に業務がふえてくるわけですね。だから、それをやはりより一元的に運営できる機関ということが広域機関に期待
○山地参考人 御質問ありがとうございます。 OCCTO、広域機関の役割はますます重要になっていくと私は考えております。 ちょっと細かく言うと二面あるかなと思うんですが、一つは、再エネの、今度FIPに変える、そうすると交付金を賦課するわけですけれども、また、FIP価格を決めるときの入札業務とか、非常に業務がふえてくるわけですね。だから、それをやはりより一元的に運営できる機関ということが広域機関に期待
○山地参考人 コロナの影響ということでございますけれども、これは非常に多様でございます。それから時間軸もいろいろあると思います。 一つは、エネルギー需要自体が下がっていますよね。特に、この季節ですとふだんでも下がっている需要が、もっと下がってくるものだから、そうすると、再生可能エネルギーの比率が高まってきて、それをいかに調整するかという問題が足元にあります。 しかし、これは考えてみれば、長期的には
○山地参考人 御紹介いただきました地球環境産業技術研究機構、英語の略称のRITEとよく呼ばれていますが、そのRITEの副理事長と研究所長を務めております山地でございます。 私は、今回の法案に関して、幾つかの審議会にかかわってまいりました。直接関係するのは再生可能エネルギー主力電源化制度改革小委、よく主力化小委と略称していますが、それと持続可能な電力システム構築小委、これは構築小委という略称ですが、
○参考人(山地憲治君) 問題意識としては、再エネは入ってきたけど、余りにも国民負担が大き過ぎるという認識です。 それは、改正FIT法で少しは修正いたしましたけれども、そもそものFIT法の中で、再生可能エネルギーを種類別に分け、規模別に分け、設置形態別に分けて、それぞれの区分の中で効率的な供給を行った場合に通常要する費用に利潤を配慮して買取り価格を決めると、こういうことになっているわけです。そうすると
○参考人(山地憲治君) 今後、三十年後の再エネの目標について聞かれたというふうに認識しておりますけれども、まず、先ほどちょっと私の発言の中でも申し上げましたけど、今改定の審議中ですけど、今のエネルギー基本計画で二〇三〇年に二二から二四%の再エネ電源比率を目指すと、現状一五・三%来ているということですよね。それを踏まえて、三十年後というお話でございますよね。 私は、その再エネの中の構成の問題があると
○参考人(山地憲治君) 地球環境産業技術研究機構、英語の略称のRITEというふうに呼ばれることが多いんですが、そのRITEの研究所長を務めております山地でございます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。 私は、再生可能エネルギーに関する審議会のメンバーを幾つか務めておりますけれども、先週は、調達価格等算定委員会で来年度以降のFIT、固定価格買取り制度の買取り価格等について意見を取りまとめたところでございます
○参考人(山地憲治君) 広域連系線の容量を拡大していかなければ今以上の広域調整はできないということになりますので、そのためには送電線、あるいは周波数変換所もありますけれども、そこのキャパシティーを増やしていくということが必要になってくると。したがって、その方向で、私も広域機関の評議員を務めておりますが、幾つかの連系線あるいは周波数変換所の容量拡大を図っていますけれども、時間は掛かると思います。 それと
○参考人(山地憲治君) 未稼働案件への対処ですけれども、原則として、今回の改正法が通りますと来年四月施行と言われていますので、そのときまでに、経過措置はありますけれども、それ以外のものはそれまでに接続契約が成立していなければ失効して、新たに接続契約を取ったときに認定されると。 ただ、やっぱりそれでも運転開始までに時間が掛かるというケースが考えられるので、やっぱり運転開始時期に一定程度の制約を課す必要
○参考人(山地憲治君) 山地でございます。 お手元に一枚紙の資料ですけど、再エネ特措法改正案についてというタイトルで私の名前の資料が配られていると思いますので、それを使いながら説明させていただきます。 まず、固定価格買取り制度、フィードインタリフでFITと呼ばれていますが、FITの政策的位置付けについて確認したいと思います。 FITとは、生産する電気の価値よりも高い価格で買い取って、再エネ電源
○参考人(山地憲治君) 実は、先ほどの意見を述べたときに、ちょっとスマートグリッドの話をしました。今はまだそれに期待するのは現実的でないということでバッテリー。バッテリーも実は森会長がおっしゃったように需要側設置と系統側設置と両方検討したんですけれども、系統側設置の方が安いということで系統側設置のコストを申し上げましたが、需要側にバッテリーを設置するという非常にシンプルなやり方もあるんですけれども、
○参考人(山地憲治君) 私は、だから、実現可能な範囲のぎりぎりのところが二〇〇五年比マイナス一五%というところで出ていると理解しています。と申しますのは、昨年の長期エネルギー需給見通しの中で、先ほどちょっと私も申し上げた最大導入ケースというもので、マイナス一四%に近いところまでは積み上げである程度、もちろん最大限の努力の中で見えていたところ、そこに四月の麻生総理がJリカバリープランとかで太陽電池の二
○参考人(山地憲治君) 東京大学の山地でございます。 私は、経済産業省の総合資源エネルギー調査会という審議会がありますが、そこで今回審議されているエネルギー関連法案に関する議論に参加させていただいております。 今回提案のエネルギー供給新法といわゆる代エネ法改正につきましては、非化石エネルギー利用の促進ということとともに、化石エネルギーの徹底した有効利用を図るということで、非常に重要な意義を持つというふうに