1954-04-22 第19回国会 衆議院 農林委員会蚕糸に関する小委員会 第2号
○小野参考人 災害の各種の資金を扱うにあたりましては、国会であのような附帯決議をつけていただいておりますが、私どもの立場から申しましても、国のふところも容易でないということもわかつておりますので、まず自分たちのできることだけは努めてみたいというので、昨年の十一月くらいかち第四次、第五次というふうに、地方の信連とも打合せて、資金計画を情勢の変化に応じてつくつて参つております。その見通しから、申しますよりも
○小野参考人 災害の各種の資金を扱うにあたりましては、国会であのような附帯決議をつけていただいておりますが、私どもの立場から申しましても、国のふところも容易でないということもわかつておりますので、まず自分たちのできることだけは努めてみたいというので、昨年の十一月くらいかち第四次、第五次というふうに、地方の信連とも打合せて、資金計画を情勢の変化に応じてつくつて参つております。その見通しから、申しますよりも
○小野参考人 農林中央金庫といたしましては、養蚕農家側の立場からする金融をお世話申し上げるのでありますが、購繭資金ととなえられておりますものの二十七年度または二十八年度等の実績の数から見ますると、大体組合関係と申しますか、農業協同組合等が経営の主体になつておりまする組合製糸、または共同で乾繭にして保管をする、こういうものに対する中金の融資は、産繭額から申しても大体一割見当に相なるかと思うのであります
○参考人(小野三郎君) そういうことはございません。信連が損失補償を受ける立場に立つわけでありますね、県との契約で、その金を中金が信連に出ず場合においては、これは中金には損失補償も何もございません。信連の責任に置いて一〇〇%返さなければならない。信連にたまたま百万円出して三十万円損害があれば、その三十万円を県に損失補償してもらう。中金と信連との関係は、信連がこの資金を扱う当事者になるわけであります。
○参考人(小野三郎君) いろいろお気付き、御注意頂いて有難いわけでありますが、北海道の雑穀地帯の金融についてはいろいろ勉強し、又新らしい施策も附加えて参らねばならん点もあるように考えております。今のお話の中に、雑穀は途中から信連等を通じないで逃げるというお話がありました。最近の傾向を見てみますと麦、雑穀等が統制を解かれて自由販売になり、結局町村の段階で業者にじかに売る、その関係で組合金融機関系統を通
○参考人(小野三郎君) 中金の最近の金繰り等も併せて、お尋ねの点をお答え申上げたいと思います。委員長の今のお話にありましたごとく、重なる災害で今年の中金の金繰りも必ずしも予期したように行かないのではないかというお話がありましたが、最近の動きは、皆様先刻御承知のように供米に関連する金が中金の秋口の増加の対象をなしておりますので、昨今の供米の遅れております事情がそのまま中金の資金繰りにも反映いたして来る
○小野参考人 簡單に申しますと、そういうことになります。
○小野参考人 先刻あらましは申し上げましたが、農林中央金庫の資金の構成とその性格等から考えてみますと、これは申し上げるまでもなく、秋口に農産物の收穫代金でどつと預金がふえますが、春先に至つて潮の引くごとく、これもまたどつと営業資金その他のために預金が收縮いたします。さような関係上運転資金等についても、十分なる需要にこたえ得ないのが現状であります。長期資金のお尋ねだと思いますが、長期資金はさような関係上
○小野参考人 理事の小野であります。時間の関係もありますので、こまごまと申し上げることもできませんが、沿岸漁業の協同組合を中心といたします金融をおあずかりしておりますので、あらまし現在の数字を申し上げますと、農林中央金庫の中で、貸出しの面で、水産業に出しておるものが四十五、六億見当ございます。一面漁村から種々の形態で農林中金に集つていると思いますが、協同組合というものから直接お預かりしている預金が三億見当