1966-08-09 第52回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第1号
○参考人(和栗博君) お答えをいたします。 現在の農林漁業金融公庫で災害の場合にいろいろ努力をいたしておりますことは先生も御承知のとおりだと思うのでございますが、いわゆる貸し付け金の償還の条件を緩和するとか、あるいは災害の自作農資金を出すとか、そういうような措置を講じております。 先生がただいま御質問になりました土地改良区の運営資金と申しますのは、現在の制度では公庫といたしましては融資ができないことになっております
○参考人(和栗博君) お答えをいたします。 現在の農林漁業金融公庫で災害の場合にいろいろ努力をいたしておりますことは先生も御承知のとおりだと思うのでございますが、いわゆる貸し付け金の償還の条件を緩和するとか、あるいは災害の自作農資金を出すとか、そういうような措置を講じております。 先生がただいま御質問になりました土地改良区の運営資金と申しますのは、現在の制度では公庫といたしましては融資ができないことになっております
○説明員(和栗博君) 農林省予算に計上いたされております五千五百人は、一応全部が農業移民ということで予算が計上されておるわけでございまして、その移民に対しまして、送出前に農林省で担当して実施いたしておりまする実務講習をやる場合の予算を見ましても、それは農業の実務講習をやる人数といたしまして五千五百人分が計上されておるわけでございます。
○和栗説明員 お答え申し上げます。外務省との折衝には、私の方の官房の山本参事官が直接当っておられますので、今山本参事官を至急に呼んでおりますので、山本参事官が参りましてからあらためてお聞き取りを願いたいと存じますけれども、私が一応考えましてこの外務省案で困ると思います点を申し上げたいと思います。 農林省案の方には、事業計画のほかに業務の方法と資金計画というものが載っております。業務の方法は、いわゆるこの
○説明員(和栗博君) ただいまの農林省側の回答に対する説明をするようにというお話でございましたが、まだ次官申し合せというものはできていないわけでございまして、外務省の方からそういうお話があることになっておりますので、それを待っておるわけでございます。なお、ただいまお話がございましたこの外務省の方の回答の方の中には、海外移住審議会における農林次官とか通商産業次官の言葉が入っておるわけでございますが、私
○説明員(和栗博君) この外務、大蔵、農林の三省で話し合いをいたしまして調整をいたしました点といたしましては、ただいま申し上げました第一条なり第八条の面におきまして、移住者の行う農業、漁業、工業、その他の事業に必要な資金の貸し付けを行うという、いわゆる移住者なり、移住者の団体に対して融資をするという点を外務省の原案につけ加えていただいた点でございします。 それから第二点といたしましては、ただいま申
○説明員(和栗博君) 昨年南米の移民の仕事の事務のやり方につきまして、南米移民が九割五分以上農業移民でございますので、外務省と農林省との間におきまして両省の分担の分野、事務の分担分野をどういうふうにしてやっていくかということにつきまして、二十九年の七月に一応閣議決定を見ましておるわけでございますが、その閣議決定の解釈をめぐりまして、その後やはり農林、外務の間で絶えず仕事のやり方がごたごたいたしまして
○説明員(和栗博君) 従いまして、調達庁なり防衛庁が支出しております補償額の中には、今御質問のような長い間の苦労の結実が、そういうようないろいろの形で農地その他になってできておりますので、それが補償の対象になっている、それに対して補償額がきめられて払われておるという恰好になっております。
○説明員(和栗博君) 米軍なり、自衛隊の用地となりました場合の補償の問題でございますが、この補償のやり方それ自体は調達庁なり、あるいは防衛庁がやるわけでございますが、それを実際やりますときには、過去の開拓地に対する融資額というものが対象になるのではなしに、現在の調達なりをする場合のときにおける開拓地の、今まで苦労してそこまで仕上げていったその現在の状況における開拓者のそれまでの投下した資本なり、労力
○和栗説明員 二十九年度まではいわゆる行政募集と申しますか、政府なり県を使っての募集でございましたが、三十年度からは地方の海外協会を使って募集いたしますので、三十年度からということになっております。
○和栗説明員 御質問でございますが、御承知の通り農業移民に関しまする国内の募集選考なりあるいは移民選出前の教育は、農林省が担当して実施いたすことになっておりますので、地方海外協会へこういった募集選考に関連する事務をお願いする関係上、それに要する補助金を農林省予算に計上してただいま要求中でございます。
○和栗説明員 お話のようなことがございますればそれは行き過ぎだと思います。先ほど申し上げましたように、まだ現地から回答もございませんし、私の方から防衛庁の方へ回答をいたしたこともまだございませんので、防衛庁の本庁の方はまだ御存じないのではないかというふうに考えております。
○和栗説明員 農林省に対する御質問に対してお答えいたします。小野村の方も有明ケ原の方も、まだ県の方から農林省の照会に対する回答がございません。農林省としてはまだ態度をきめていないわけでございますので、御了承を願います。
○和栗説明員 むしろ防衛庁の方からお答えになるのが適当かと思いますが、今まで防衛庁と農林省の方の話合いをいたしておつたところによりますと、耕地を防衛庁の方でいわゆる用地として必要な場合は、事前に農林省の方に協議をしていただく、こういう打合せになつておる次第であります。
○説明員(和栗博君) 農林省の考えといたしましては、お話の通りラジオ・ビーコンの所は、ちよつと向うが条件を何か付けておりますので、ちよつとはつきりしないところがございますけれども、大体御趣旨のように、そういう所はもうできるだけ農民のほうに返してもらいたいという考えで、今後もこの線は是非通してもらいたいと考えております。
○説明員(和栗博君) 簡単に経緯を申上げますが、解除になるという話合を日米合同委員会のほうでいたしまして、その結果米軍のほうの意向といたしましては、一応日本側に返還はするけれども、滑走路は不時着用のために日本政府側でこれを維持してもらいたいという条件の下に返還をするという話が米軍側から参つておるわけでございます。その線に基きまして、現在日本政府の関係省のほうで、今後どういうふうにそれではこの問題をやつて
○和栗説明員 地方の農家として、土地をとられると非常に困るというような陳情が主でございました。なお一部には、そのときに補償問題の額に触れられた方もございましたけれども、大部分の方は、地元は耕地が少いから演習場にされては困るというのがそのときの陳情のおもなる趣旨でございます。
○説明員(和栗博君) 只今の問題につきましては実は誠に申訳ないわけでございます。私は現地の実情を詳しく存じておりませんが、大体想像いたしますと、キヤンプ敷地になりました分はこれは又農地に戻るということは困難だろうというふうに考えております。
○説明員(和栗博君) 只今の御質問の借地料とかいう問題につきましては、むしろそれは調達庁の問題になつてくるんじやないかと考えます。農林省のほうへ只今御質問がありました呉市の広町関係の問題につきましてはキヤンプができましたので、その附近の水路が壊されたりその他が起きまして湛水するために、その附近に従来よりも相当そういつた浸水による被害が起きて困つておる。何とかその点について解決を図つてもらえんだろうかという
○和栗説明員 先ほども申し上げましたように、農林省といたしましては、前々からの計画でございますので、目下いろいろと荷とかして現在の財政下でできるように研究をしておるという程度であります。
○和栗説明員 総理のお話は私は伺つておりませんが、河北潟の干拓計画と申しますものは、農林省の方でも前々から研究をいたしておる問題でございます。ただこれをやります場合には、河北潟の干拓工事だけでなしに、これに流入いたしております諸河川の問題、それから大野川のはけ品の関係も、これを拡張するかどうかというようないろいろな問題が、この干拓問題にはからんで来まして、一時私どもの方でも、ここを急にやりたいと考えまして
○和栗説明員 私は県の知事でも、あるいは町村長さんでも、あるいは県議会でも町村議会でも、あるいは議会でなくても、地元の方々で、こういう点で非常に困るのだというようなお話を伺いますときは、それぞれまじめに承つております。
○和栗説明員 従来仕事をいたしておりますときに、私どもといたしましては県庁、県知事、それから地元の利害関係者の代表の方ということで、町村長さん、その他の町村議会の議長さんなんかとお話し合いをいたして参つております。もちろん県議会なり、あるいは町村議会の議決というものも十分尊重いたしております。
○和栗説明員 お答え申し上げます。地元の了解というものを、特定のある一つの文で承諾書をとつたとかどうとかいう話でなしに、全般的なことで御判断なりお認めを願いたいと思うのでございます。大体淡谷委責も、本件のいきさつについては深く関心を払つておられまして、御承知のことと思いますが、これは昨年の三月ごろから始まつた問題でございまして、その間現地に農林省の職員も二回ばかり出かけておりますし、昨年の夏には、合同委員会
○和栗説明員 お答え申し上げます。試射場の貸付の問題につきまして具体的に申し上げますと、名古屋の調達局の方から、農林省の出先機関である金沢農地事務局に対しまして、国有の開拓地の借受の申込書が出ております。その申込みは一応三箇年という申込みでございましたが、農林省の方といたしましては、その期間は不定でございしますので、一年を限りまして、状況によつては更新をして行くという建前のもとに、一年限りの貸付の了承
○和栗説明員 さつき申し上げましたごとく、行政協定の第二条に基きまして、正式にこれを米軍に使用させる提供地域として出す場合は、やはりその地域なり使用条件をはつきりきめまして、それを閣議決定して、本会議で調印するということに相なります。その前に、今実際問題としては米軍は使用してないとかいう話ですが、たまに来て何かちよつと使つたということがあつたといたしました場合に、それは今は正式の提供になつていないのでございます
○和栗説明員 ただいま申し上げましたごとく、最終決定は日米間におきましては、日米合同委員会でございます。日本の国内手続といたしましては、日本政府のものといたしましては、合同委員会で最終決定をする前に必ず閣議を通す、閣議決定後に日米間で正式に決定する、そういうふうな順番に相なつております。
○和栗説明員 農林省の入植課長でございます。合同委員会の仕事にタッチしておりますので、私の方から説明を申し上げます。 大体お話のごとく、演習場はすべて合同委員会にかかりまして、当初合同委員会の陸上演習場の分科会で日米間で協議をいたしまして、意見が一致いたしました場合は普通ならば閣議に全部かけまして、その場合に地域と使用条件——米軍がどういうふうに使えるかという使用条件の両方をきめまして、それを閣議
○説明員(和栗博君) お答え申上げます。 昔、前に開拓団なり義勇隊というものを送り出しました場所は満洲だけになつております。終戦後その方々が満洲で、あらゆる、これは本当に筆舌に尽しがたい苦心を現地でなめられまして、向うで一部は亡くなられましたかたもありますが、帰つて、その後漸次引揚げて来られましたかたがたと私どもも会いました。当時皆様方の帰つて来られた話では、自分たちは帰つて日本に引揚げて来たあとで
○和栗説明員 お答えをいたします。ダムをつくつたらどうかというお話がただいまございましたが、農林省の立場といたしましては、できるだけこういつた演習場の設置その他に伴いまして、地元の方々がいろいろな面において損害をこうむられる、そういう場合に現在農林省でやつておりますいろいろの工事などがございますが、できるだけその地元の方の負担を軽減するという意味におきまして、直接なり間接なりに関係がございまして、これはぜひそういう
○和栗説明員 もちろん私どもとしまして、開拓地として買収いたしました土地は、開拓いたしまして食糧増産の一助にいたしたいという考えで当初はおつたわけでございます。ところがその後米軍の試射場の必要性という話が出て参りまして、その問題について外務省ともよく相談をいたしました結果、まあ国家的な立場におきまして、これはやむを得ぬだろうということで、これを試射場に使つてもらうということに相なつておるわけでございます
○和栗説明員 まことに申訳ありませんが、その時日は私ただいま記憶いたしておりませんので、後ほどお知らせ申し上げます。 それから、前に開拓財産でございましたが、それを試射場とすることについて、私の方の農地局長からお答えをいたしたそうでございますが、これは国としての必要の場合はやむを得ないという考えで、開拓財産の一部を試射場に使うというふうな考えであります。
○和栗説明員 お答えいたします。内灘砂丘地は豊国土地の所有でございましたが、これを開拓地にいたしますために、国の方で自作農創設特別措置法に基きまして買収いたしまして、現在開拓財産になつておるわけでございます。
○説明員(和栗博君) お答えいたします。お話の通り日米合同委員会に出ておりますので申したいと思いますが、合同委員会では米軍のほうに……。一般的に申上げますが、合同委員会でやつております仕事は、一応米軍の申入を大体一遍受付けまして、その内容を地元のほうに下ろしまして、地元のこれに対する意見、希望、その他をとりまして、日本側のほうの各省から委員が出ておりまして、審議をしましてそれからそういうような日本側
○説明員(和栗博君) 私が聞知いたしております限りにおいてはそういうことになつておると思います。これは主管は調達庁になりますが、多分そういうことになつておると思います。
○説明員(和栗博君) 強制収用の措置をとるかどうかという点につきましては、これはやはり上のほうで状況を見て頂いて決定になるものと思います。現在のところでは、やはりできるだけ話を地元と懇談してまとめたいという気持は持つておるわけでございますが、結局その辺の見通し、或いはどういうふうに最後に断を下されるかということは、結局これは上の問題になつておりますので、御了承願います。
○説明員(和栗博君) 地元のがたの御了解を成るべく得たいと考えておりますから、今後も折衝を続けますが、その結果といたしまして、地元のかたがあれも合せて使用してもらいたいというようなお話になりますれば、そういう方法をとりますし、どうしてもいやたということになりますと、又そのときにいろいろ考えにやならんということになると思います。