1980-04-18 第91回国会 衆議院 決算委員会 第16号
○加藤説明員 足切りの問題でございますが、足切りは本来的には、いまの趣旨から言いますとないはずの筋でございます。しかし、一方これは制度を決めた当座から一つの現象的な矛盾をはらんでおります。というのは、一次試験、二次試験をやりましたのは、ただ一度のペーパーテストだけでなくて丁寧な試験をやるという趣旨が含まれております。二次試験では御承知のように論述試験、面接、そういうものがありますので、二次試験の際の
○加藤説明員 足切りの問題でございますが、足切りは本来的には、いまの趣旨から言いますとないはずの筋でございます。しかし、一方これは制度を決めた当座から一つの現象的な矛盾をはらんでおります。というのは、一次試験、二次試験をやりましたのは、ただ一度のペーパーテストだけでなくて丁寧な試験をやるという趣旨が含まれております。二次試験では御承知のように論述試験、面接、そういうものがありますので、二次試験の際の
○加藤説明員 いま御指摘いただきましたことは、一期校、二期校という点で受験の機会が従来国立大学に対して二度あったということとの関連性の御発言だというふうに考えますが、実は一期校、二期校という点で国立大学に対してまさに二回の受験の機会があったという点については、非常なメリットもあったというふうに存じております。しかし一方では、一期校、二期校があったために逆に、一期校の試験を受けて二期校の試験をまた受ける
○加藤説明員 大学入試センター所長の加藤でございます。 大学の入学試験制度の改革がそのまま受験地獄の解消に役立つかという御指摘でございますが、受験地獄というものの考え方が幾らかあろうかと思っております。私どもが大学入学試験を今度の新しい制度に改善いたしましたことは、従来の大学の入学試験のあり方が高等学校の正常な教育をゆがめているのではないか、その原因の非常に重要なことは、入学試験の問題自体が高等学校
○加藤説明員 前回、局長からそのようなお話を申し上げたということを伺っております。筋はそのとおりでございます。御承知のように、共通第一次学力試験の実施時期が一月中旬になったということからしまして、高等学校の履修というものにかかわりを持つようなことについてはその進行程度に十分留意しなくちゃならない。特に先生がいまおっしゃいました日本史はその点で非常に明瞭な問題がございまして、そういうことから世界大戦終結後
○加藤説明員 現在、共通第一次学力試験というものを国大協で考えてまいりました筋道は、先ほど大学局長がお話しなさいましたその考え方であります。そういう意味で、そういう高等学校における一般的、基礎的な履修のあり方を共通第一次学力試験でやるのだ。これは高等学校の必修科目に相当するわけですが、それに加えて、各大学の特色に対応して適性判断、能力判断を二次試験でやるのだ。そういう意味で意思統一がされた、そこから
○加藤説明員 いま先生お話ございました大学につきまして、私どもとの連絡は現在のところございません。私どもには、いまの、先生のお話以外の大学の二、三の方々から、フリーな立場と申しましょうか、そういう立場で、いろいろな情報聴取というような形でお会いした大学はございますけれども、いまの点のは具体的にはございません。
○加藤参考人 いまの物理的に解決できるのではないかという点ですが、結局、台数をふやす、人数をふやせばいいということだと思うのですが、これは非常に技術面に直結するので私自身が十分それに精通しておらない面がございますが、あるいは間違いになるかもしれないかと思っております。 問題になるのは、コンピューターにかける前の基本的な事項が一つございますから、そういう問題も考えていかなければならないかということがございます
○加藤参考人 幾つかの問題に分かれていますようですから、あるいは漏れる点があったらまた御指摘いただきたいと存じます。 大学の改革問題のこれは基本的な背景になると思います。これは、前回もお話ございましたように、大学入試問題というのは、大学全体の改革といいましょうか、そういうものを背景にして行われなければならないし、しかし、大学自体というものがやはり社会を背景に持っているわけでございますので、そういうことを
○加藤参考人 私、加藤でございます。よろしくお願いいたします。 前回こちらに伺いましたときに、いろいろ重要な事柄、私どもとしてもう少し考えなければならぬというふうに私どもが考えました事柄について、いろいろ御審議いただきまして、私どもに指示を下さったわけでございますが、私どもとしてその事柄を十分に検討しなくてはならないというふうに考えましたので、その後、四月十二日と十三日、二日間にわたりまして、それぞれの
○参考人(加藤陸奥雄君) いまの御質問の点、非常に重要な問題だと思いますので、少し時間をおかしいただきたいと思いますが、よろしゅうございましょうか。——私ども考えました第一次共通試験、それに各大学が固有にやるところの第二次試験の組み合わせでこの妥当性を持っていこうと考えたわけですが、その一番前段に選抜をしなければならないという一つの前提をまず私どもは置かざるを得ないわけであります。そうしますと、選抜試験
○参考人(加藤陸奥雄君) 教育制度そのものというのには私いま申しましたこともその一つに入ります。もっと大きく申しますと、小中高の、あるいは大学、六三制の問題もさることながら、大学自体の改革だけではやはりこの大学入試問題ということを中心にした一つの社会問題を解決するには至らないわけです。高等学校あるいは中学校における教科課程の改善も必要であるという、そういう非常に広い意味での教育制度ということは大きな
○参考人(加藤陸奥雄君) いまおっしゃるとおり、入試激化の問題が社会の重要な問題でございますが、それが入学試験そのものだけで改善されるとは私も思いません。しかしそれが重要な一つの要件であることは私ども痛感しているわけであります。たとえば、言うところの社会的通念における大学の格差の問題というような問題もそれに絡んでおるかと思います。そういうようなことお互いに改善しながら入試全体のいわゆる激化している状態
○加藤参考人 調査書につきましては、現在の各大学が——一応私ども国立大学という表現を使わしていただきますが、現在の大学がやっております状態を促進するという趣旨を持っておりますけれども、その点について私どもずっと研究してきた段階においては特に取り上げておりませんが、その取り上げ方も調査書のそれの参考に仕方も各大学が、いま先ほどからお話になっているような趣旨に沿って調査書を利用すべしということにとどまっております
○加藤参考人 いま飯島参考人のお話ししたのは、これは一般論でございますが、いまお話ございました具体的な配点云々に関連したことを申し上げたいと思いますが、おっしゃるように、現在大学の入試で批判されている面は、いまお話ございましたように、いわば高等学校卒業程度をオーバーするようなむずかしい問題を出す、あるいはいわゆる俗に言う難問奇問というようなものが出てくるんだ。そのことが一具体的場面では格差問題ということにもつながっている
○加藤参考人 東北大学の加藤でございます。 第一のテーマでございますが、国立大学協会として現在共通一次試験ということを考えるに至ったわけでございますが、それにつきまして、この質問については、国大協がそもそも最初に発足した経緯を申し上げることが一番よろしいのではないかというふうに思いますが、国大協会がこの大学入試問題を取り上げましたのが四十五年、ですからもう足かけ七年になります。いわば国大協会設立と