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139件の議事録が該当しました。

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1952-07-30 第13回国会 衆議院 法務委員会 第74号

加藤(充)委員 いや、それはどつちでやつているのかということで、どつちかでやつているのだろう、外国軍隊が駐留する限りにおいては、いわゆる放送もかつてだと認めねばならぬというのですが、今までやつて来たのは、少くともそれは占領軍として法的な解釈をやつて来たのだろうと思うのですが、それでは今度は占領軍ではなくして、国連軍として、この放送をやつてるものだというような切りかえをあなたの方でやつたのですか。

加藤充

1952-07-30 第13回国会 衆議院 法務委員会 第74号

加藤(充)委員 親善けつこうだが、親善安全保障の押しつけは迷惑しごくであります。大西委員が言われたように、渉外関係にもせよ起訴された問題以後になつてそういうふうなことになると、私は今の渉外事項だというような説明だけでは済まされない問題が残るのですが、これはあとからの問敦にいたします。ただもう一つ、ついでだからお尋ねしますが、今ソ同盟にあなたが行かれた当時のことを言われたが、そのときは、いろいろ

加藤充

1952-07-30 第13回国会 衆議院 法務委員会 第74号

加藤(充)委員 今の二委員質疑関連して二点ほど質問いたしますが、先ほど裁判管轄の問題については国際慣例がない、もしくは不明確だ、困つておるのだというようなことが言われた。しかもそれには戦時中のヨーロツパ諸国と、それからアメリとのいろいろな軍事協定まがいの條約協定などに基いた事例があるので扱いにくい、こう言われたのですが、私はそれであるならば、国際慣例がない、もしくはあつて日本の具体的な場合に

加藤充

1952-06-17 第13回国会 衆議院 電気通信委員会 第38号

加藤(充)委員 共産党原案並びにその修正案反対いたします。以下簡單にその理由を申し述べます。  航空航海の安全というようなことを目的にしておる、こういうのでありまするが、航空航海の実態を明らかにしなければ、抽象的にその安全だとか、その能率だとか、その運営だとかいうことを問題にしてみても、それは無意味であるばかりでなく、とんでもない間違いであるということを指摘しなければならないと思います。しかも

加藤充

1952-06-17 第13回国会 衆議院 法務委員会 第68号

加藤(充)委員 多面にわたる法律改正なので少し筋立つた質問は後日に残したいと思うのですが、今の北川委員質問関連して一、二点お尋ねしてみたいと思うのであります。  今の保釈出所の制限の事由の説明の中にあつたお礼参りのことに関連してでありますが、政府は巧みにいわゆる町のならず者、暴力団というようなものが、えらくすごんでにやつと笑つただけでもお礼参り目的を果すのだというような形で、いかにも他人事

加藤充

1952-06-17 第13回国会 衆議院 法務委員会 第68号

加藤(充)委員 その点に関連して言うのですが、こういう点も調べてもらいたい。これは当局で調べてもらつたことなのであつて、その池上署から送局された男で起訴された者は野島某という者だろう。だから実在の人物であるということを言われたのであります。私はその答弁を満足に思うものでありませんが、おそらくその者についてだろうと思うのですが、野島という男についてはこういう拷問の事実があるのであります。逮捕されたのは

加藤充

1952-06-17 第13回国会 衆議院 法務委員会 第68号

加藤(充)委員 そのことに関連してちよつと調査の筋のことを私ども希望いたしますので発言したいと思うのです。これは明らかに警視庁公安一課のさしずでやられたことのようであります。五月十四日に古島さんと猪俣さんと私とで、池上署を当日の午後三時半ごろ尋ねて、捜査主任に面会して事情を聴取したのであります。そうしましたところが、先ほど古島さんの方から捜査主任黙秘権を行使してしまつて、さつぱり要領を得なかつたという

加藤充

1952-06-07 第13回国会 衆議院 本会議 第51号

加藤充君 日本共産党は、まず裁判所侮辱制裁法案に絶対反対するものであります。  諸君、何人も裁判を受ける権利を奪われないということは、裁判所権威規定したものではありません。国民基本的人権の侵すべからざることを制度的に現わしたものであります。裁判官は断じて一般国民よりも上位の権威を有するものではありません。裁判の対審及び判決は公開法廷で行う、政治犯罪、出版に関する犯罪または国民権利が問題になつておる

加藤充

1952-06-05 第13回国会 衆議院 法務委員会 第63号

加藤(充)委員 これは取上げぬでもいいような問題なのですが、いやしくもこういう法律立法するときには、すべてその立法の必要な事例としてあげたその事例が、われわれの了解の行くようなものになつていなければ、ちよつとふまじめじやないかと思われたから、こういうことを言つたのであります。具体的な実例についてお尋ねし、意見をただしておきたいのですが、先般大阪地方裁判所長などを呼び出して問題になりました、大阪地方裁判所堺支部

加藤充

1952-06-05 第13回国会 衆議院 法務委員会 第63号

加藤(充)委員 かきの貝から身を離すのには鉄べらがいるのですが、その鉄べら廷丁なり警備の警官隊だと思うのです。それらが万般配備されておつていすにしがみついたのが離れないで困るというのが、この法律が出てそれを離すに役立つというようなことには相ならないと思うのです。提案のりくつとして、何でもそこらに思い当つたものを教え立てて来ればいいじやないかというような、不見識きわまるものをここに発見するような

加藤充

1952-06-05 第13回国会 衆議院 法務委員会 第63号

加藤(充)委員 先日来の政府委員答弁によりますと、法廷秩序がいろいろなことで乱れる。その実例としましては、一般傍聴への中に退廷を命ぜられたりした者がまぎれ込んで、いすにしがみついてどうにもならぬ、そういうことが言われておりましたが、この法律が出るならば、いすにしがみついたり、傍聽人にまぎれ込んだりしている者は、現実にとまりますか。警察がおつて廷丁がおつてどうにもならないのを、この法律でどうしていすから

加藤充

1952-06-04 第13回国会 衆議院 法務委員会 第62号

加藤(充)委員 私は今の発言の中で二点聞きのがしがたい点を発見するのであります。一つ国家予算が云々ということであります。予算がないから刑務所に入れるのだこういう話であります。この際国家予算というものと人権保障というものとどちらが重点的に考えられなければならないのかということ、これは決して軽からざる質を持つた発言だと思いますので、この点を明確にしておきたい。それからもう一つ、あなた方はこの法律ができれば

加藤充

1952-06-04 第13回国会 衆議院 法務委員会 第62号

加藤(充)委員 この監置場はすぐにできそうもないと思うのでありますが、いつごろ、どのくらいできるのか。それからこの際聞いておきたいと思うのですが、附則の二に「第十八條第一項中「及ビ労役場」を「、労役場及ビ監置場」に改める。」こういうことなのですが、一定の施設を新たに設けることなしに、役労場監置場と呼びかえるというようなことでは私は監置あるいは監置場拘留というものは実質的な刑罰の執行と同じものであり

加藤充

1952-06-03 第13回国会 衆議院 法務委員会 第61号

加藤(充)委員 いろいろ修正の企てもあるようでありますが、一応原案について、まず字句解釈的なところからお尋ねして行きたい。  原案の第一條ですが、「裁判所威信を保持し、司法の円滑な運用を図ることを目的とする。」この威信を保持して、司法の円滑な運用をはかるということになりますと、円滑という文字の精神が死んでしまう、こう私は思います。これは「威信を保持し、もつて」ということですか。威信を保持したり、

加藤充

1952-06-02 第13回国会 衆議院 地方行政委員会 第59号

加藤(充)委員 日本共産党はこの法案反対です。簡單にその理由を述べます。  大体財政面からこの法案の必要があるのだ、こういうようなことを言つておりますが、これはごまかしです。地区方自治行政の現状、いわゆる行政事務面においても、財政面においてもまさに崩壊状態になつております。この原因は中央政府吉田内閣売国奴政策のための行政面財政面の地方自治体に対する下請か、あるいはしわ寄せという面から起きて

加藤充

1952-05-31 第13回国会 衆議院 地方行政委員会 第58号

加藤(充)委員 それではお尋ねいたしますが、先ほど例示いたしましたアメリカ独立宣言にあるこの政治原理並びに世界人権宣言にある、最後には政府政府でないならば、反逆も人民の、人間の権利として許される、しかもこれは自明の理である。ここに基本的人権の奪うべからざる尊嚴さがあるのだ、こういうようなことが言われておりますが、それに対するところの御見解を明確に承ります。

加藤充

1952-05-31 第13回国会 衆議院 地方行政委員会 第58号

加藤(充)委員 これは齋藤長官答弁として受取りがたいのであります。それはまだ結論を申し上げる段階に至つておりませんけれども、今の答弁の中には、これが憲法的な裏付というもの、これが一つもなされておらない。ただこれは必要だから取締る必要がある。そういうふうな状態が出て来たから取締る必要があるというだけであつて、必要のためにこれが必要だというだけであつて、憲法的な裏づけというものが何らなされておりません

加藤充

1952-05-31 第13回国会 衆議院 地方行政委員会 第58号

加藤(充)委員 集団示威運動等秩序保持に関する法律案中心にして、二、三の質疑をいたしたいと思います。まず提案理由と称して配付を受けましたプリントに従つて質問をいたします。お尋ねしたい第一点は、「終戦後、集会、多衆運動等は、その正当な範囲を逸脱して犯罪を構成するに至つたときに、初めて刑法その他の法令によつて取締りを受けるほかは、何らこれに対する規制の方法がなかつた」こう書いてあるのでありますが、

加藤充

1952-05-30 第13回国会 衆議院 法務委員会 第60号

加藤(充)委員 私は今の言葉の中に重大なものを見出ざるを得ないのです。われわれはここでさきにも申し上げたように、仮釈放並びに保護監察というものが不幸な反則者あるいは犯罪者に対してどういうような実際上の効果、機能を持つか、これをいま少し科学的に全体的に考察して、このたびの改正の問題についてわれわれの誤たざる審議責任を果したいと思つてつたわけなんです。しかし過剰収容の緩和のために仮釈放というものが

加藤充

1952-05-30 第13回国会 衆議院 法務委員会 第60号

加藤(充)委員 私は仮釈放すなわち仮退院、仮出獄の本質の問題、それから保護観察本質の問題、これは実際的な効果の面と関連してお尋ねをいたしたいのであります。収容からいわゆる仮釈放までの平均期間というようなものがまず計数的にありましたならばお尋ねいたしたいと思うのです。それからなおそれに関連して、その収容から仮釈放の間までに、一時収容された者のこうむつた影響というようなものについて、いずれ考えておられるだろうと

加藤充

1952-05-29 第13回国会 衆議院 法務委員会 第59号

加藤(充)委員 私は大した額でもなさそうだとは大体見当もつくのですが、しかし改正前の大した額でない、その数額すらが負担できずに、徹底的に明らかにさるべき人権保障方法に遺憾な点が出て来るというような事例があるのでありまして、そういう事例が、この改正のために、そしてこの負担被告並びに関係当事者の気の毒な人の負担になるということのために、それが強められるということを懸念するから、今のような御質問をしたわけであります

加藤充

1952-05-22 第13回国会 衆議院 法務委員会 第56号

加藤(充)委員 先ほど所長の御報告の中にありました大正村の飛行場というのは、ちようど前の戦争時代に、ずいぶんあの辺一体の土地が広範囲に取上げられまして、大正村は、今は八尾市に編入されておるのですが、あるいは柏原に編入されておる東の方の村では、平均三反までも行つていないのじやないかと言われるほど耕作反別がドカ減りいたしまして、ために多年の先租代々の職業である農業をやめたり、あるいはよそに日雇いその他転職

加藤充

1952-05-15 第13回国会 衆議院 本会議 第42号

加藤充君 日本共産党は、本三法案撤回を要求します。日本共産党は、本三法案並びに修正両案に絶対反対であります。  政府は、平和條発効後の治安維持のために本法案を提出したというのであります。しかし、政府治安維持というものは、一体どんなものであるか。今般の日米両條約及び行政協定は、中ソ両国を敵視し、日本米国の防衛の強力な一翼となり、米国共産主義国と戦う場合に、米国の忠実なる肉弾となるべきことを

加藤充

1952-05-12 第13回国会 衆議院 法務委員会 第49号

加藤(充)委員 これは新聞社をばかにしていると思うのです。大新聞がこういう不体裁なことを好んで書くわけはない。あなたは自主的だ自主的だと言うが、ばかなことをやつているのは人民どもだというようなことを言つているが、あなたたちがこういうことをやるから、安全にしようと思えばこういう不体裁なことをしなければならないのである。あなたが、公安調査官は任意的な方法で決して人権を蹂躪しないでいたします、人権保障

加藤充

1952-05-12 第13回国会 衆議院 法務委員会 第49号

加藤(充)委員 それは先ほど引きました五月五日の毎日新聞事例ですが、先ほど指摘したような注を一々つけなければ、新聞記事もあぶなくて書けないような事態、こういう金魚のうんこみたいなものを記事あとへつけ加えて行くというような体裁を、あなたは好ましいと考えるのか。また好ましくないとするならば、こういうような注を一々書かなくてもやつて行けるような方法にしなければならないと思うが、この法案でそういうことが

加藤充

1952-05-12 第13回国会 衆議院 法務委員会 第49号

加藤(充)委員 特別のはからいだそうなので、えらい恩に着て発言を処女のごとくおとなしく簡單にやります。  先般来の審議で、暴力主義的破壊活動取締られなければならない、こういうことが繰返し言われて参つたのであります。審議が続けられましたけれども、防衛さるべき実体すなわち国家社会基本的秩序とは何だ、これの憲法的な究明は依然として不十分であります。答弁はこのことの根本問題について少しも触れておりません

加藤充

1952-05-10 第13回国会 衆議院 法務委員会 第48号

加藤(充)委員 思つているなら、かつてにしろと言わざるを得えないのであります。問題のけじめは、自分たち日本日本民族として独立回復をしなければならないというのは、国民の多数の一致した希望であり意思であります。このことは明瞭であります。それをしも法務総裁は御否定になるのか。日本としてそういうようなものはもつてのほかだという考え方なのか。こういうことを真剣に考えるならば、中国独立回復のあの人民

加藤充

1952-05-10 第13回国会 衆議院 法務委員会 第48号

加藤(充)委員 ちよつと関連して……。総裁がたまに出て来まして雨夜の星のように常にいなくなるので、この際、お尋ねしたいうちの一、二点だけ、簡単にお尋ねしておきたいと思います。  蒋介石も「中国の命運」という著書の中で、中国は、不平等条約の履行の過程において、見るにたえざる、筆に表わすにもたえがたいといわれている実情に落ち込んで行きましたが、その実情を詳細に述べております。飜つて日本アメリカとの

加藤充

1952-05-09 第13回国会 衆議院 法務委員会 第47号

加藤(充)委員 私の質問に対してひとつも答えておらぬと思う。国内治安維持というものは、日本の自主的な立場でなさるべきものだと思う。占領下においては占領命令でいわゆる占領秩序が保たれておつた。そこには重宝するものもあると政府は言うのです。私は重々指摘してお尋ねしたのでありますが、ポ政令というものは失効すべきものだということは当然であります。だからわが党のごとく、いわゆるポ勅令に基いた幾多のポ政令というものは

加藤充

1952-05-09 第13回国会 衆議院 法務委員会 第47号

加藤(充)委員 それではお尋ねいたしますが、日本政府は過去約七年間にわたつて、いわゆる占領命令ポ政令の制定をやつて参りました。そうしてこのたびの国会におきましても、その整備をやりつつあるのであります。それでお尋ねいたしますが、こういうことを前提に考えてみますると、政府見解によれば、占領期間中においてもまだ治安立法が足りない点があつたということになるのか。あるいはまたポ政令その他のものの整備統合

加藤充

1952-05-09 第13回国会 衆議院 法務委員会 第47号

加藤(充)委員 委員長委員会の開会を宣して、私に質疑通告順に従う発言を許されたのであります。しかし、この法案のような重大な内容を持つた法案審議にあたつて出席者與党 四名、野党残念ながら共産党二名という状態であります。こういうふうな体たらくでは十分な審議実体を整え切れないことは明白であります。にもかかわらず委員会の成立を宣せられたる委員長の処置も、はなはだ不当であり遺憾であると思うのであります

加藤充

1952-04-26 第13回国会 衆議院 法務委員会 第43号

加藤(充)委員 お手本にしたのではない。例を紹介したのだというが、これは言葉ごまかしであります。地球は世界中心にあらず、また不動にもあらずして運動し、しかも日々運動するとの命題は不條理である。それは哲学的には虚偽にして、神学的に見れば信仰上誤謬なり。これは一六三三年ガレリオに対する調査起訴と審判の結果である宣告文の一部でありますが、私はさらに血液循環系統発見者であるセルヴエツスとか、火あぶりにされました

加藤充

1952-04-26 第13回国会 衆議院 法務委員会 第43号

加藤(充)委員 私は政府が声を大きくして、握りこぶしを固めて、断固として、命をかけて守らなければならないという基本的秩序というもの、この実体は何かということについて関連質問をいたします。  時間の関係でごく簡單に申し下げます。昨日關次長であつたかと思うのでありますが、南阿連邦では共産党取締法があり、また南阿共産党を非合法として解散を命令しているというようなことを言われた。私はそのときにたいへん恐縮

加藤充

1952-04-24 第13回国会 衆議院 本会議 第34号

加藤充君 日本共産党は、本法案撤回を求めるものであり、この法案に、絶対反対であります。  第一、この法案日米行政協定に伴うものであるというが、行政協定内容は、明らかに日本国憲法にいう條約である。米国では国会承認は必要でないかもしれないが、わが日本においては国会承認を要すべきものなのであります。このことは、国家の自主権に関する重大問題であり、国会承認なき行政協定に根拠を持つた法案提出自体

加藤充

1952-04-21 第13回国会 衆議院 法務委員会 第38号

加藤(充)委員 米英協定を出されましたが、米英協定にも私が指摘したようなことはない。本法案従つてその基礎になつた日米行政協定なるものは、世界の各国、各民族がいまだ経験したことのないほどの屈辱的な一大例外を認めたものだ、こう考えます。今米英協定を出されたけれども米英協定にも、繰返して言うまでもありませんが、軍人軍属家族まで広汎なこの裁判権を認めたり、あるいはまた使用中の者についても裁判権を認

加藤充

1952-04-21 第13回国会 衆議院 法務委員会 第38号

加藤(充)委員 先ほど猪俣君の質問に対する政府側答弁がはつきりしなかつたのであります。土曜日の当委員会においても、私が申しました質問に対する答弁がないのでありますから、まずこの際明確にして、総裁答弁を求めたいと思います。  まず一般的に治外法権と言われている問題についてであります。ある国に外国軍隊が駐在する場合には、その軍隊施設や区域の外では、一般に駐在国が裁判権を持つ、こういうのが国際法

加藤充

1952-04-21 第13回国会 衆議院 法務委員会 第38号

加藤(充)委員 一点だけ関連上お尋ねいたします。軍人軍属の私用中の犯罪についてまでアメリカ裁判権を認めるというようなことは、どこの條約にもありません。またそれを認める合理的な、法的な同時に慣行的な手続も絶対にないということができると思うのです。それからおまけにアメリカ軍軍人軍属家族行つた犯罪についてもアメリカ裁判権を持つというのは、世界にまつたく類例のないものであると、私どもは私ども

加藤充

1952-04-21 第13回国会 衆議院 建設委員会法務委員会連合審査会 第1号

加藤(充)委員 行政協定の具体的な内容、とりわけ特調関係におきましては、第三条などが前面に出て参る。その第三条を見まして、対等独立国になつたのだからどさくさまぎれの占領下のような事態はない、行政協定によつてもそういうことはあり得ないのだというような考え方は、この行政協定内容を厳粛に読み、かつ検討したものにとつては、おめでたすぎるか、さもなければ対等条約である、あるいは講和発効後においては独立

加藤充

1952-04-21 第13回国会 衆議院 建設委員会法務委員会連合審査会 第1号

加藤(充)委員 権利権力権能を全面的に掌握した米軍のことでありまするから、大臣の予想するといなとにかかわらず、そのオールマイテイ的な権能の実行は協定上当然に考えられるわけであります。従いまして今の大臣のようなお話であるならば、行政協定の第三条の執行方法について米軍との間にそういうことを予想しなくてもいいだけのとりきめがあつたのかどうか。もしないとして、ただ予想しないというのであるならば不見識

加藤充

1952-04-21 第13回国会 衆議院 建設委員会法務委員会連合審査会 第1号

加藤(充)委員 まず岡野さんに確かめておきたい。これは行政協定第三条との関連についてでありますが、直接調達の場合はどうなるのか。それはそれなりに当然だから規定がないということに相なるのでは、行政協定第三条に基いて権利権力権能を与えられた米軍の直接調達、この場合に対しては本法案内容とする保護的なせめてもの規定は全部無意味になつてしまうと思うのですが、その点はどういう関係にあるのか、お尋ねしたい

加藤充