1991-02-22 第120回国会 衆議院 商工委員会 第5号
したがいまして、その製造業に従事する者、実際に物づくりに携わる技術者をいかに育成して確保していくかというのは現下における非常に重要な課題だと考えております。
したがいまして、その製造業に従事する者、実際に物づくりに携わる技術者をいかに育成して確保していくかというのは現下における非常に重要な課題だと考えております。
今日、経済の本来の目的である物づくりをおろそかにし、マネーゲームに狂奔する傾向が強い中で、まじめに努力を続ける製造業業者が大勢いることも忘れてはなりません。そのような業界にとって、この特例制度は、経営を守る最後のとりでとして重要な意味を持っております。この制度を乱暴にも一律に廃止すれば、そこで働く勤労者やその家族の人生に深刻な影響が出ることは火を見るよりも明らかであります。
なお、青少年に対して物づくり、創造の喜びが実感できる教育が大切ではないかとお述べになりましたが、私も全く同感でございます。
これは、額に汗し、こつこつと物づくりにいそしんできた日本人の努力と勤勉さのたまものと言えましょう。しかし、最近、経済の礎である物づくりを嫌う風潮が高まりつつあり、将来を担う若者たちの間でも製造業離れが進み、労働力不足と相まって深刻な社会問題となっております。産業界の一部では外国人労働者の受け入れでその場をしのいでいるようですが、根本的な解決にはなりません。
アメリカ経済の現状を考える際、二つ目に、アメリカが三十年ぶりに物づくりにUターンを始めた、これを大きな課題として私は取り上げる必要があると思っております。ことしの大統領経済報告も指摘しております。去年のアメリカの製造業の設備投資に占める外国企業のウエートは何と一四%に達したということを明らかにしてくれております。
最近、「日はまた沈む」という本を書かれて日本で時の人になっておられる「ロンドン・エコノミスト」のビジネスアフェアの編集長のビル・エモットさんも、作業の現場における日本の足腰、これは世界に冠たるものだ、ぜひこの足腰をヨーロッパ経済、物づくり再生のために活用すべきだということを強調されております。
○参考人(井上宗迪君) 先ほどアメリカが物づくりにカムバック、Uターンを始めるようになったということを指摘させていただいたわけですが、この物づくりへの動きですが、広がりと深さを持ってくるようになっていると私はとらえております。
すばらしい物づくりに成功した我が国です。豊かな心を持った人づくりをし、そして世界に貢献していかなければならないと思います。 次は、二番目の今日的課題でございます。五つの項目を挙げさせていただきました。 第一番目は、大幅な対外不均衡を是正し、世界に貢献していくことだと思います。この大幅な対外不均衡は、頭で考えるより図で見ていただくと一番わかりやすいと思いましたので、この図を持ってきました。
業界自身、また事業者自身が今の厳しい状況を肌身で感じているし、同時に自分たちの自助努力しなければならないものは自分たちで自助努力していこう、物づくりに汗を流す心を忘れないでいこうというふうにまで自覚をし、挑戦の気構えを持っているわけでございます。
最後に、委員が言われました、この方の提案の、物づくりを大事にしていきたいという、こういう心、それは前提が自助努力であります、こういうことであられるわけでありますが、極めてとうとい経営姿勢でございまして、私どもも、これを一つの示唆として、御指摘をいただいた方向として大事にしながら今後に対応していきたいな、こう思っております。
例えば予定した材料が入ってこない、機械が同じように動かない、予定した人間が休んじゃう、設計変更する、これを毎日毎日どうやってうまくやっていくかというのが、これが物づくりというものです。これができないと物ができないんであります。また下手をすると不良品がお客さんのところに行っちゃうんであります。
その理由は、私は経済の原点は物づくりだと思っております。物づくりの裏づけのないお金は全部紙くずであります。物をつくるためには技術が必要でございます。その技術の点で、日本が現在の段階では非常にがっちりやっております。現在、日本は物をつくるのに一番世界で恵まれている場所なんであります。
もう一つは、もっと大きなとらえ方があって、日本は戦後加工貿易で、物づくりで今日この経済大国を築いたんだから、その基本になる物づくりの現場というのをそう大々的に海外に出していった場合に、雇用は確かにマクロ的に見れば第三次産業、サービス産業で吸収されることは計算してみれば可能であろうと思うけれども、しかし、中核になる製造業というものがそんなに外にたくさん出て日本経済全体の活力がそれで維持できるのかねという
いているわけでございまして、具体的にはいろいろ、ちょっと言葉がおもしろいのでございますが、趣味と実益を兼ねたと、こういうようなことを私どもは言っておりまして、この資金の対象としまして高齢者の活動として出てきているものの例示を申し上げますと、例えば漬物づくりとか山菜加工、ジャムづくり等の農産加工、あるいは民芸品づくり、わら細工、竹細工等、あるいは花卉、花木、盆栽づくり、それからニンニク、フキ等の特産物づくり
なぜ高くなるのか、結局いままでの見込み生産を主体にしてこの物づくりが行われてきた。そうなればそこに返品も起こる、バーゲンも起こるというようなこと。
一例を言えば山村地域高齢者林産物栽培園設置事業でありますとかその他でございますが、私どもの改良資金で取り上げております高齢者資金は、そういったハードな部分を含む助成事業ということよりも、むしろ共同で高齢の方、おおむね六十歳以上の高齢者グループというようなものを想定しているわけでございますが、こういう方々が主として生産的な活動、たとえて言えばその地域の特産物づくりでありますとか、農産物の加工でございますとか
ところが、やはり物づくりの方へ熱中されてこられたのですけれども、私は三木さんも、田中さんのやられたことの中で人づくりを少し——田中さんもやはり人づくりを非常に提唱されたのです、本会議の施政演説を承っても。現に初中教育に力点を置き、人確法など歴代の総理が言われなかったことをすぱっとやられた。海外に教員の派遣などということは英断です、これは。
そこで、精神的なもの物質的なもの、いずれもその調和をはかって国政の発展に寄与させねばならぬのですが、物づくり、経済面とそれから人づくり、そうした文化教育面とこういうものを、バランスをとらなければならないわけです。