1951-02-21 第10回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
世界情勢の変化に応ずる場合においては、ここ六箇月とか十箇月とか、少くも一箇年くらいの間に、その点まで確保するにあらざれば、日本の経済自立あるいは食糧の安全を確保して行くことができないであろうということで、できるだけの力を眼前の重点的の問題に注ぎましたために、ただいま井手委員のお尋ねのごとく片手落ちの、沿岸海運政策を等閑に付したるがごとき、一応の外形を呈したのでありますけれども、御説の通りに日本は四面環海
世界情勢の変化に応ずる場合においては、ここ六箇月とか十箇月とか、少くも一箇年くらいの間に、その点まで確保するにあらざれば、日本の経済自立あるいは食糧の安全を確保して行くことができないであろうということで、できるだけの力を眼前の重点的の問題に注ぎましたために、ただいま井手委員のお尋ねのごとく片手落ちの、沿岸海運政策を等閑に付したるがごとき、一応の外形を呈したのでありますけれども、御説の通りに日本は四面環海
然るに四面環海である日本におきましては国民栄養の基本的要素である動物性蛋白質の給源としては古来よりその八〇%以上を水産物に依存している次第でありまして水産業の振興こそは我が国国民生存上最も重大なる関心事であります。
四面環海の我が国にとつて港湾の開発発展ということは、誠に重大な問題でありますので、これについて明確な法的基準を与え、地方公共団体の自由な意思による港湾管理者の設立その他港湾の管理運営の方式を確立し、以て港湾の開発と利用の促進を図るため、ここに港湾法案を提出する次第であります。
四面環海にあるわが国においては、港湾の発展、開発は、きわめて重要であります。私ども港湾関係者としては、長年の間今日までの港湾行政に対して、一日も早く一元的な管理運営を希望して来たのであります。幸いにして本国会において基礎的な法律案ができることになりまして、非常に喜ぶものでありますが、賢明な皆様におきまして、一日も早くこの法案をつくられんことを要望するものでございます。
○大屋国務大臣 四面環海のわが国にとつて、港湾の開発発展ということはまことに、重入な問題でありますので、これについて明確な法的基準を與え、地方公共団体の自由な意思による港湾管理者の設立、その他港湾の管理運営の方式を確立し、もつて港湾の開発と利用の促進をはかるため、ここに港湾法案を提出する次第であります。
御承知の通り、わが国は四面環海にして、しかも資源乏しき四つの小さな島に、八千万に余る厖大なる人口を擁しているのでありあまして、わが国の経済は、いわゆる海を越えた再生産、すなわち貿易に依存しなければ、国内における生産も雇用も縮小し、その経済循環はきわめて小規模となり、平和的にして文化的なる国民生活は、とうていこれを維持することができないのであります。
由来わが国は、四面環海の島国でありまして、この狭隘なる国土に八千万り国民をかかえながら生きて行く道は、実に海以外にはないのであります。戰前、商品貿易の入超じりをカバーした海運収入を、今こそ思い起さねばなりません。先ほど有田君からも御説明のありましたことく、わが国は目下連合国の占領下にありますために、外航配船についてば種々の制約を受けておるのは、やむを得ないことであります。
その意味におきまして、政府といたしましても食糧の量的な問題だけではなく、やはり質的な……この四面環海の日本においてこの水産物を高度に利用するような、食糧問題を質的な観点に立つて御考慮をされることを一つお願いしたいと思います。
殊に我が國が四面環海でありまして、今後におきまする水産業の発達振興ということにつきましては、我我といたしましても、最も意を用いなければならないと思うのでありまして、これらの引揚げた方々にはいろいろ貴重な経驗を持つておられる方も多いと思うのでありますが、これらの方方が更生の途を水産業界に求められまする場合におきましては、我々といたしましても適切な指導をいたし、又資材、金融等につきましても、十分一つ御斡旋
併しその他の運輸事業、いわゆる不定期航路事業につきましては、これは特に我が國の海運は四面環海の地理的状況から見ましても、單に沿岸だけではなく、広く海外より輸入又は輸出いたしまする物資を運送する。
しかしながらわが國は御承知のように四面環海でありまして、到るところに機帆船を利用するような港湾が、非常にたくさんあるのであります。從いまして鋼船は大量の石炭輸送等を除きましては、主として外航に、木船は國内沿岸に就航するというような使命が、おのずからわかれて來るのではないかと思つております。
○藪谷政府委員 わが國のような四面環海の國にありましては、海運、陸運を総合的に輸送計画を立て、運賃の調整を行うことについての橘さんの御説はごもつともでありまして、私たちも根本的には大賛成であります。ところ今日のような輸送にも、また運賃にも、大きなひずみのある時代においては、非常にその理想に向つては遠い点もございます。
そういう点に対しましてもこういう四面環海のわが國の事情を生かしまして、さらに一層大衆的な水産食料品を大量に供給する。こういう方向で問題を考える必要があるのじやないか、これは漁区の制限の問題とかいろいろありますけれども、そういう点を司令部にぜひ考えていただいて、能率化する方向に持つて行きたい。
戰前においてもすでに二億円余を算していた点から考え合わせまして、その將來性を卜したいと思います 第三に、風光明娼、四面環海の國、温泉王國日本は、いずれの点から見ましても最も惠まれた観光事業の栄ゆべき地であります。と同時にこれを確立して失業救済の面に備うべきであると存じます。 第四に、観光事業のための第一要件は観光道路の普及整備にあります。ホテル施設の整頓も又不可欠の要件であります。
今は占領治下のことでありますからなかなか政府の思うようにはならんかも知らんけれども、併しながら日本の再建に立す上において、折角いわゆる四面環海の島國で以て、現在は内地における鉄道と汽船とが相爭つておる時代ではありますけれども、將來はやはり海外に伸びなければならん運命を持つておる、だから私はこれは如何に関係方面と雖も、一方を潰して一方を生かすということがあるべきものではない、政治の方から考えて見ましても
海運につきましても、御指摘になりました通り、我が國のごとく四面環海の國において、現在のごとき船舶量を以てして所詮國民生活に必要な輸送に当り得ないことも、これは明白なる事実であります。不幸にして、船舶については連合國に対する賠償問題がまだ決定いたしておりません。
しかるに從來においては水産に對する國家及び國民の関心はきわめて薄く、四面環海の日本でありながら、他の産業に比して水産業の科学的調査研究等ははなはだ遅れており、殊に水産の第一線において活躍すべき人材を養成するための教育施設はまことに貧弱であります。現在の教育施設としましては中等程度の学校が全國においてわずかに十四五、專門程度のものは二、三にすぎない。
政府はよろしくこの立法府の民主的結論を速やかに実行に移し、四面環海の日本の將來を水産によつて確立すべきであります。以上簡單ながら開会にあたつてわれわれの決意を表明する次第であります。
四面環海のわが國において水産業が發達し、各種漁業活動が國家經濟に貢獻したることは、言をまたないところでありますが、特に明治末期以來發動機漁船による太平洋かつお、まぐろ漁業の發展が國家に寄與したるところはまことに大なるものであります。