1998-05-27 第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第24号
ところが、そうなってくると、現実的に見て、先ほどの選択制ということから踏んまえて、全部が全部一貫校を望んでくるとはまず考えられない。
ところが、そうなってくると、現実的に見て、先ほどの選択制ということから踏んまえて、全部が全部一貫校を望んでくるとはまず考えられない。
○政府委員(辻村哲夫君) 私どもはこの中高一貫校につきましては、前半の三年間につきましては中学校の学習指導要領、後半の三年間につきましては高等学校の学習指導要領を準用する、これを基本としつつ、六年間を見通した継続的な教育がなされ、そしてこの中高一貫校の特色のある教育が展開できる、これも大変大事なことでございますので、基本は中学校学習指導要領、高等学校学習指導要領を準用するということにしながら、例外的
これは一貫校ではないですが、提携校でありますけれども、それはまさに同一設置者の一貫校に相当すると言ってもよろしいんだと思います。ということになれば、そういう一貫校で入試はしないということができるんではないかと思います。その辺の、いわゆる選抜試験をやるかやらないかというようなことが政省令あるいは法令上読めるような改正になるのかどうか、お伺いしたい。
○辻村政府委員 今先生のお尋ねの点でございますけれども、現行の中学校、高等学校の制度に加えて中高一貫校を設置する、それは中等教育の多様化を進めるということが基本の考え方であるわけでございますけれども、今先生御指摘のとおり、その状況は、都会部とそうでないところ、その他さまざまにあるわけでございます。
○大野(松)委員 この中高一貫校、中等教育の複線化として、あるいはまた制度改革として大きな意味を持っております。と同時に、制度的格差を生ずることにもなりはしないかとも思うわけでございます。 現行では、建学の精神を基本とする私立、教育上の実験校としての国立、公教育を実現し、教育機会を保障する機関としての公立という、設置主体について三つの立場がございます。
○辻村政府委員 説明がちょっと不足していたかと思いますが、県立の中高一貫校ということで、中に前期課程として中学校が入ってくるわけでございますが、そうした形のものを県がつくる場合、それから、併設型といいまして、別個に独立はしておりますが、その間は入試なしでつなぐという、そうした形の中高一貫校、こういった二つの種類につきまして、中学校の部分あるいは前期課程の部分につきましての教職員給与費とか施設整備費とかというものについて
○辻村政府委員 中高一貫校をどのくらい整備するのかということでございますけれども、御案内のとおり、中高一貫校は、既存の中学校、高等学校に加えまして、各地方公共団体等の設置者の判断によってこれは設けるものでございます。
○奥山委員 私は、今回の中高一貫校が特別なエリート校になってしまうと、その意味がなくなるのではなかろうかというふうに思います。だから、そうなってくると、やはり入学方法が相当大きく影響してくると思いますので、その辺はできる限りそうならないような学校にしてもらいたいと思うのです。 それから、この中高一貫校ができましても大学入試はそのまま残るわけです。
そのようにすることが今回適切であろうということで、一貫校と併設型につきましてはそれぞれの学校採択、いわゆる連携型につきましては一般の中学校と同様の採択制度を適用する、こういう判断でございます。
それよりも、ただいま大臣からも答弁がございましたように、各県でどのような中高一貫校をつくっていくか、幅広い関係者の意見を踏まえながら慎重な検討を経てつくっていく。
○辻村政府委員 今回の制度化されますいわゆる一貫校、併設校、連携型とあるわけでございますけれども、一貫校と併設型の中高学校につきましては、それぞれの学校において教科書の採択の決定をするという形を考えてございます。
選択的導入は、言葉として多様な選択肢を残しているかのように見えますが、都会での私立の一貫校の中学受験の過熱化を見ますと、学力一本では、受験の低年齢層化に拍車をかけ、学校の序列化を引き起こす懸念があります。 そもそも一貫教育導入の改革案は、受験の弊害や、いじめや不登校といった校内病理への対応が背景にあるわけであります。
政府の案では、この一貫校は選択制ということで、この点について、大臣にも具体的なことでまた御質問させていただこうと思っておりますが、私は、究極的にはすべての学校に中高一貫をやはり導入していくべきだということを訴えさせていただきたいと思います。 中学校における三十人学級の問題と中高一貫の問題について、最後に大臣にお伺いさせていただいて、質問を終わらせていただきます。
そうなりますと、私立や国立の一貫校に見られますように、やはり子供のニーズというよりは親の判断が優先することになろうと思います。そうすると、やはりこれは子供の未来に関して大変大きな問題を残すのではないかと私は危惧するわけですけれども、大臣はどうお考えになりますか。
そうしますと、中高一貫校にどうしても入りたい子は北海道に引っ越しするということも起こり得るかもしれませんね。選択肢が与えられた子供とそうでない子供、そういうことにやはり不公平が起きてくると私は申し上げたいわけで、先ほど大臣がおっしゃった、必ず平等でなければいけないのかというお話とはちょっと私は違うような気がするのですけれども、いかがでしょう。
例えば、ちょっと先ほど申し上げました宮崎県五ケ瀬中学校・高等学校、これは、まさに恵まれた自然の中で自然体験、社会体験ができるという特色を持ってつくられたということでありまして、きっとそれは、何も自然体験のみならず、例えば国際化に対応できる一貫校であったり、あるいは環境教育を一生懸命やる一貫校であったり、あるいは伝統文化を継承するための一貫校であったり、いろいろな特色のある一貫校ができるべきであろうと
ですから、そういう複線化の中で、この中高一貫校だけではなくてあるいはほかにどういう御議論があったか、お考えをお聞かせいただければと思います。
私は、やはり生徒の自主的、主体的な選択を可能にすることが必要でございまして、そのためには各通学区に中高一貫校が選択できるようにその導入に配慮をすべきであろうかと思うわけでございますが、この点についてのお考えをお聞きいたしたいと思います。
それとも、東京都内に数校の一貫校を置くということなのでしょうか。 また、現在、子供たちは受験競争で本当に苦しんでいますけれども、受験競争が軽減されるのかということで、ちょっとお聞きいたします。
○辻村政府委員 今、五ケ瀬の中高一貫校のお話がございましたが、あの五ケ瀬の中高一貫校も原則としては学習指導要領を基準として教育活動が展開されております。ただ、研究開発学校ということで、特に現行の教育課程の基準によらないでもいいという、そういう例外的な適用を受けておりますので、ただいま先生が御指摘になりましたような活動が許されているわけでございます。
次に、フォレストピア宮崎構想は、県北部の豊富な森林資源を活用した森林理想郷づくりを目指しており、全国初の県立の中高一貫校が平成六年に五ケ瀬町に設立される等、ユニークな取り組みが行われております。 保健・福祉の面では、九州で初めての県立看護大学の設置、「二十一世紀ニュー保健所プラン」の推進、「ホット二十一ふくしプラン」の推進等に取り組んでおりました。
そういう中で、これまで中教審の四六答申あるいは昭和六十二年の臨教審の中でも、中等教育において中高一貫校というような答申が、豊二とは言いませんが二度続けてございました。
一方、住みよいふるさと宮崎づくりに向けて進展をする大規模プロジェクトといたしまして、宮崎・日南海岸リゾート構想及びフォレストピア宮崎構想があり、特にこのフォレストピア宮崎構想の目玉といたしまして、全国で初めての県立の中高一貫校のフォレストピア学びの森学校というものが、既に各小学校の推薦によりまして生徒数一学年四十名をもって全寮制のもとに開校されておりまして、早くもその成果が期待されるとのことでありました
そして、この矛先は、五十人以上の入学者を出す高校の多くが私立の六年制一貫校と国立の一部附属高校であると指摘しております。
○菱村政府委員 今回の中教審の審議経過報告では、御指摘のように、六年制の一貫校につきましていろいろな角度から意見が述べられております。そこで、臨教審でも六年制一貫校について提言をしているわけでございますが、この両者の違いからまず申し上げますと、臨教審で提言しましたのは、新しい学校制度としての六年制中等学校でございます。
「各地に公立の中高一貫校ができれば、授業料も安いから成績の良い小学生がどっとそちらに流れるかもしれません。そうしたら、塾はまた一層繁盛しますよ。これからが楽しみです」ということを言っています。
○久保亘君 既に全国の私立の学校におきましては、全国に高等学校約千三百校近くございますが、そのうち中高併設となっておりますある種の一貫校ですね、これが五百三十五校全国にはございます。既に私立の学校におきましては半分近くが中高は併設され一貫教育となっておるわけでありますが、この私学における中高併設の実情等についてもいろいろ分析をされたのでございましょうか。
ただ、ただいまお言葉に出ておりまする中高一貫校をつくるといたしましても、設置者が異なっておりまするから行政の面に問題が出てくるでございましょう。やる気になれば解決できるはずだ、こうも言えるかと思いますが、実際問題として突き当たる一つの問題点でございましょうし、なかんずく今日のような状況下では財政に与える影響ということも考えないわけにいかない。