1947-07-04 第1回国会 衆議院 本会議 第11号
從つて労働者諸君は、飢餓の中に労働を強いられている。かくのごとき状態において、はたして労働者に生産能率を上げることを要求することが正しいであろうか。まつたく間違つているのである。 事実こういうことが現われておる。これは全逓大阪中央郵便局支部食糧危機突破大会から、私あてに來た電報でありますが、われらまさに死に瀕す、通信事業また停止せんとす、こういう電報をよこしておるのである。
從つて労働者諸君は、飢餓の中に労働を強いられている。かくのごとき状態において、はたして労働者に生産能率を上げることを要求することが正しいであろうか。まつたく間違つているのである。 事実こういうことが現われておる。これは全逓大阪中央郵便局支部食糧危機突破大会から、私あてに來た電報でありますが、われらまさに死に瀕す、通信事業また停止せんとす、こういう電報をよこしておるのである。
経済復興会議が労働者諸君、経営者の諸君或はその他の人達によつて、下から盛り上つて日本の経済の復興について大きな貢献をしようとされておりまする熱意につきましては、敬意を表しておるのでありますが、ただ私は願くは今の経済復興会議がもつと強化されまして、現実に末端まで中央で決められましたことが滲透しまして、事実上民主的な組織として動いて行くようになることを欲するのでありまするし、政府は又そういうような経済復興会議
ところが、現在まで、今までは、労働攻勢等によりまして、相当に打撃をこうむつたのでありますけれども、幸いにも最近には、労働者諸君の自覚と、また生産者的な誇りと、そういうものを回復いたしまして、到るところで経営協議会が行われ、復興会議が行われ、資本家も、経営者も、それから労働者も、心をおつ開いて、経理を公開したり、経営を協議したりいたしまして、今の民族危機に対しては、どこまでも生産増強に邁進すべきであるという
(拍手)從つて目下考慮中の國家管理法案は、この点に意を用いまして、働く人人の生産協力の体制といたしまして、炭鉱経営協議会を活用いたしまして、労働者諸君が、國家的自覚と國家的矜持によりまして、勤労大衆の責任のもとに、石炭三千万トンをたたき出したいと、われわれは考えておる次第でございます。
労働者諸君が進んで意欲を発揚し、技能の練磨に努力されましたならば、海外諸國に対しまして恥かしからん能率を実現するだけの素質は我が日本民族は十分に持つておると信ずるものであります。勿論労働生産性の低下は、決して勤労者諸君だけの責任ではございません。労働力と結びつかなければならない原料資材や生産設備にも原因はあります。