1948-11-11 第3回国会 参議院 厚生委員会 第2号
その他先きにマツカーサー元帥より日本政府に対しまして勧告書が出されました、社会保障制度に実施準備、國立病院、國立療養所等の公的医療機関の整備、兒童福祉対策の強化、生活協同組合の助長、水道、下水道等の整備、國立公園の整備、良質廉價な医藥品の増産等、前途に横たわる困難は十分承知いたしておりますが、「健康で明るい生活」をモツトーといたしまして、より一層厚生行政の推進を図る覚悟でおるのでありまするから、どうか
その他先きにマツカーサー元帥より日本政府に対しまして勧告書が出されました、社会保障制度に実施準備、國立病院、國立療養所等の公的医療機関の整備、兒童福祉対策の強化、生活協同組合の助長、水道、下水道等の整備、國立公園の整備、良質廉價な医藥品の増産等、前途に横たわる困難は十分承知いたしておりますが、「健康で明るい生活」をモツトーといたしまして、より一層厚生行政の推進を図る覚悟でおるのでありまするから、どうか
無医村の数は戰前の三六〇〇に比して現在はその半数以下の一七〇〇になつておりますが、なお、請願のごとき医療の普及していない土地も相当あると考えられますので、現在立案中の医療法が成立いたしましたならば、その規定による公的医療機関の設置について十分考慮いたしたいと考えております。 —————————————
第三、医療法は、医療関係者の身分的事項を除いたその勉の医療に関する事項を内容としておるのでありまして、病院の差益を引上げて二十床以上としたこと、診療所には原則として四十八時間以上患者を收容することを禁じたこと、助産婦の管理する助産に関する施設はこれを助産所とし、收容人員をも制限したこと、新たに綜合病院の制度を設けまして、公的医療機関の整備に関する規定を設けたこと、並びに廣告に関する取締規定を明確にしたこと
それから國立病院は、もとの陸海軍病院等が多いために、その位置がきわめて一般公衆の利用には不便な位置にあるものがあり、中には施設の公的医療機関と隣り合つておるという所もございますので、おそらくこれは整理を要するものと思います。けれども、適当なる措置が講ぜられました場合に、私どもは國立病院の維持につきましては、必要なる経費は十分計上するつもりでおります。
第六に、今後のわが國の医療機関の整備の点につきましては、根本的には厚生省及び各都道府縣に医療機関整備審議会を設けて、その全般的整備計画につき調査審議さぜるとともに、地方公共團体等の経営する公的医療機関を早急に整備することにつき國庫補助を行うこととし、また医療機関の運営に関しましては、主として公的医療機関中整備されたものをいわゆるメディカル・センターとして、その施設を開業医の利用等に開放させ、またその
○野本委員 公的医療機関が予期の成果を收め得ない理由の一つといたしまして、私どもは待遇の面において、その他各種の生活上の條件の上において、その土地に安住し得ないというようなことが大きな理由であろうと思うのであります。
最後にお伺いいたしたいと思いますことは、公的医療機関の拡充ということがまさに時代の要求でありまして、國といたしましてもその線に沿つて、逐次日本の医療の問題を解決していこうと努力されておることはわかつております。しかしながら不幸にして、私どもの見聞するところにおきましては、從來の公的医療機関は必ずしも成功しておらぬ。相当失敗しておるということは事実がこれを証明しておる。
○久下政府委員 お話の通りに、從來の公的医療機関が必ずしも全部公的医療機関たるの成績をあげておることは、私どもも考えておらないのでありまして、この一番主要な理由となりますことは、公的医療機関の経営主体の医療機関がいかなる使命をもつべきものであるかという認識が欠けておるがゆえではなかろうかと思います。
この意味におきまして、今度の医療法におきましても、医療機関の補助につきまして、公的医療機関に対しましては二分の一を國庫で補助し得るということにいたしまして、そうして地方財政の苦しいところを助けまして、そうして公的医療機関を完備せしめまして、地方財政の困つておるところを助けたいと思いますのでありますが、閣議におきまして大藏当局では財政的見地からいたしましてどうしても了承して呉れなかつたのです。
第六に今後の我が國の医療機関をいかに整備すべきかは極めて重要な問題でありますが、この点につきましては、根本的には厚生省及び各道都府縣に医療機関整備審議会を設けて、その全般的整備計画につき調査審議させると共に、これに基ずき特に公的医療機関を必要とする部面につきましては、地方公共團体等の経営する公的医療機関を早急に整備することとし、國庫はこれが設置費に対しその一部を補助することができることとしたのであります
第六に、今後のわが國の医療機関をいかに整備すべきかはきわめて重要な問題でありますが、この点につきましては、根本的には厚生省及び各都道府縣に医療機関整備審議会を設けて、その全般的整備計画につき調査審議させるとともに、これに基き、特に公的医療機関を必要とする部面につきましては、地方公共團体等の経営する公的医療機関を早急に整備することとし、國庫はこれが設置費に対し、その一部を補助することができることとしたのであります
大衆轉嫁になります面については、他の面におきまして公的医療機関の整備拡充、さらに御審査を願わんといたしておりまする医療法の中にきめんといたしておりまする公的医療機関の國庫補助というような面におきまして、でき得る限り大衆の厚生、衞生の面につきまして配慮をいたすということで進んでいきたいと思うのであります。
なお医業の公共性ということに対して深き御心配がありまして、開業医並びに公的医療機関に対して、何らか特別な援助の手を差伸べて、國民大衆の医療ということについて、もつともつと関心をもつべきではないかという御趣旨のように拜聽いたしました。
又適正な医療を成るべく低廉に普ねく國民に普及いたしますために、全国に亘りまして医療の実施調査をいたしておりますのみならず、公的医療機関の普及整備、公的医療機関に関する医療報酬の基準額等を設定することを内容といたしております医療法案を本國会に提出いたしまして、御審議を煩わすべく準備をいたしておる次第であります。でき得る限り医療費の軽減に努めたいと存ずるのであります。
但し料金の今の標準につきまして当、厚生省、私共の手許において妥当と思われるような標準の料金点数を示しまして、この標準によつて、勿論地域その他によりまして多少の幅はございますが、この標準を開業医といわず、公的医療機関といわず、すべてが、これを守つて行くように医師会を通じて指導いたしたい。さような考えを只今持つております。
この御審議の結論が出ますれば、それに基きまして、適当なる処置を講じたいと考えておるのであります、ただ一言申上げて置きたいことは、公的医療機関と開業医とは、車の両輪として國民医療の完璧を期すべきものであると考えておるのであります。
尚これより先、日本医療團の解散につきましては、同團が設立されまして以来、我が國の公的医療機関を経営する主体として、相当多数り病院、診療所或いは結核診療所を経営いたしておりました関係上、これらの各施設の処理移管の方針につきましては、先ず結核療養所につきましては、本年の一月二十四日の閣議決定に基きまして、同團で経営しておりました結核療養所は、これを國に移管をいたしまして、國において今後経営する方針を取つておりましたのでございます