1947-08-07 第1回国会 衆議院 文化委員会 第4号
文部大臣が非常に樽俎折衝を重ねて三十億圓の金が出るということになつて、どうかこうかへの字なりに六・三制を實施しようということになつたことは御承知の通りです。
文部大臣が非常に樽俎折衝を重ねて三十億圓の金が出るということになつて、どうかこうかへの字なりに六・三制を實施しようということになつたことは御承知の通りです。
その熱意を文部大臣竝びに文部次官にも傳達しましたところ、文部大臣としても非常な熱意をもつてやりたいと言つておるのでありますから、文部省にもそういう意向があるなら、勞働者諸君と眞劍にまじめに取組んでいかなければならない勞働省においても、ただ研究するとか何とかというだけでなく、すでに文部大臣もその熱意を十分にもち、下からの産別なり—東京などの産別のことはまだ知りませんが、少くとも愛知縣の産別なり總同盟、
また先般森戸文部大臣も、私に直接、今後の文部省の行政の重點としての社會教育の意義について、懇々と御指導を賜わつたのでありまして、ここには政務次官も見えおでありますが、おそらく文部省といたしましては將來社會教育に画期的な肩を入れてまいりたいという希望を、首脳部ももつておられることと察せられる次第であります。
○松本委員長 文部大臣より、先般の六・三制問題に對しまして御挨拶の發言の通告ございますので、これを許します。文部大臣 ○森戸國務大臣 特に皆様が強い關心を拂われており、また文教委員會の決議によりまして、六・三制の實施について力強い御支援をいただいたことを、厚く御禮を申し上げます。
○黒岩委員 三十一億二千萬圓の豫算を獲得するような努力をなさいました文部大臣以下文部當局の御努力に對しては衷心から敬意を表します。
今、文部大臣がお話になつたようなことがありまして、大藏省の方としては、財源がないので組入れるわけにいかない。大體できても五億程度であろうというような話であります。私どもとしては五億程度の豫算では、これは六・三制の實施ではなくて、中止以外には途がない。
しかし六・三制實施に對しては、文部大臣その他非常に熱意をもつて努力されているということが十分わかりまして、非常に心強い感じがします。しかし大藏當局その他一般の認識が高まれば、財源の捻出ということについては、何らかまだ方法の余地があるものと考えられるのであります。
最初に文部大臣から一應の御説明を願ひます。
昨年の臨時議会において、私学振興に関する決議案が上程可決されました折に、時の田中文部大臣は、文部省の罪滅ぼしに云々と言われたのであります。いま私学團体からは、教育金庫の設置について、熱烈なる叫びがあがつております。これなどは、罪滅ぼしの糸口にも及ばぬことでありますから、ぜひ早急に実現するよう、努力さるべきであります。
それから右の方の文部大臣官舎の前の横の所に、コの字型になつておりますのは、これは参議院の方で、やはり官舎その他の施設をしたいということになつておるわけであります。それから参謀本部に横に黄色く出ておりますのは、やはり参議院の方の議員会館的のものをとりあえずここにつくりたいというのであります。
六三制、その新制中学の非常に困難な有様は、既に文部大臣におかせられましても屡々お述べになつたところがありまするけれども、尚我々をして言わしむれば、実情を深く御識識なさつておらないというのほかはないのであります。
○議長(松平恒雄君) 時間も過ぎておりますから、次の‥‥ 〔文部大臣が返事をしないじやないか、文部大臣重大な問題を二つ落した、教育内容の問題、試驗の問題を落した」「最も大事じやないか」「議事進行」「答弁」「大問題だ」「抽象論廃止」「作文はよくない」と呼ぶ者あり〕
こうした正直者に馬鹿をみせないように政府がやろうと、文部大臣一生懸命になつておるようでありますが、実に結構である。だが併しこの正直者のみた馬鹿が、これが國の宝であり、これがあればこそよい。若しこちらだけであつたならば、非常に悲慘な日本であつたことは明らかな事実であります。(拍手)馬鹿をみたというだけではなくて、これが國の宝である。
○議長(松平恒雄君) 一昨日の吉川君の質疑に対し文部大臣より発言を求められました。この際許可いたします。 〔國務大臣森戸辰男君登壇〕
轉じて第五に、教育の問題、殊に新学制の実施に伴ういろいろな問題につきましては、既に昨日の本会議における同僚諸君の質問と、これに対する文部大臣の答弁があつたことでありまするから、できるだけ簡單に申し上げたいと思うのでありまするが、私はこの新学制実施のために必要な経費を、どんなことをしても捻出するに努めるということが、教育優先主義を認め、文化國家建設のために努力するという現政府の態度を、最も簡明に表現する
○國務大臣(片山哲君) 六三制の問題については、詳細は文部大臣から御答弁があると思いますが、昨日の演説にも申しました通り、趣旨におきましてはできるだけ実現に努力したいと考えておるのであります。問題は財政上の問題でありまするから、これらの問題につきましては、尚慎重を要することと思います。又科学教育の振興発展を期したいというお説につきましても大いに賛成であります。(拍手)
○吉川末次郎君 簡單でありますから再質問したのでありますが、この席からお許しを願いたいと思うのでありますが、六三制の問題についての御答弁は、今の大蔵大臣及び文部大臣が他日して戴くというお話は了承いたしますが、同問題については、片山首相からも文部大臣と同様に御答弁を願うようにお願いしておいたのでありますが、いかがでありますか。できるならばお願いいたしたい。
○議長(松平恒雄君) 文部大臣、大蔵大臣よりは後刻適当の機会に答弁があるということを、政府より申出がありました。本日は…… 〔吉川末次郎君発言の許可を求む〕
(拍手)この点に対して、文部大臣はいかなる御所見でございまするか、それをお伺いいたしたいと思います。 以上八ヶ項目にわたつて、それぞれの関係大臣から、本議場を通し、國民に呼び掛ける心構えをもつて、正直に、率直にお答えあらんことをお願いいたしまして、私の質問を終る次第であります。(拍手) [國務大臣片山哲君登壇]
先ほど森戸文部大臣が言われたように、われわれは、次の世代に文化國家の完成を大きく期待するものであります。その教育の現状が、しかもこのようでは、まことに心細いのであります。アメリカなどでは、いわゆるデモクラシーの底には、これを貫く宗教がある。今もピューリタンの精神が流れておる。日本では教育の偶像を破壊したが、さてあとには何もない。
○参事(寺光忠君) 学術研究会議につきまして、これは勅令でございますが、第一條に「学術研究会議は文部大臣の管理に属し、科学及びその應用に関する研究の連絡、統一、及びその促進奨励を行うを以て目的とする。」、第二條に「学術研究会議は会長一人、副会長二人及び会員七百名以内を以てこれを組織する。会長、副会長及び会員は文部大臣の秦請により学識経験ある者の中より内閣においてこれを命ずる。」