1971-03-02 第65回国会 参議院 大蔵委員会 第9号
これによりまして国民大衆が安心して預金をすることができまして、特に地方銀行といたしましては、それが、各地域地域で地域金融機関共通の目的でございます豊かな地域社会づくりに役立っていくということになりますと、その意義はたいへん大きいと考える次第でございます。
これによりまして国民大衆が安心して預金をすることができまして、特に地方銀行といたしましては、それが、各地域地域で地域金融機関共通の目的でございます豊かな地域社会づくりに役立っていくということになりますと、その意義はたいへん大きいと考える次第でございます。
一方におきましては、金融機関の公共性ということで、それぞれの地域金融機関、その地域の金融に遺憾なきを期するという面が当然強く要請されるわけでございますが、一方におきまして、金融機関の体質強化、効率化という線からまいりますれば、できるだけ非効率店舗は廃止して金融機関自身の体質の強化をはかってまいらなければならない。
そこで、その適正な競争原理ということは、やはり現実にぜひとも私どもも行政指導上考えてまいらなければならないと思っておりますのは、たとえば地域金融機関、それらが弱肉強食の形で都市銀行などに吸収合併をされるという場合におきましては、その地域におきましての取引先などに非常な迷惑をかけるということがあり得るわけでございます。
具体的な事例を申し上げますれば、たとえばメーカーの間の競争という場合には、良質の品物が安価に出回るということであれば、特に寡占価格というような問題が生じない限りは、競争が極限まで行なわれて一般的には差しつかえないと存じますが、金融機関の場合につきましては、たとえば地域金融機関がその地域に、非常に多くの取引先の、ある意味で死命を制するような形で存在するというのが日本の現状でございます。
そして、特に地域金融機関による地域金融の拡充という点は、私どもといたしましても非常に重視をしておる点でございます。過疎地帯から店を引き揚げるというような場合にも、十分な納得、合意の上で行なわれる場合にのみ許可をするというような方針で臨んでおるわけでございます。
ですから、なかなか、効率化という問題について、また競争原理ということにつきまして、金融機関は公共的の面ですから、若干その経済力の低いところにいましても、やはりその地域のために心配しておるということが公共的の金融機関であるということでございますが、どうもその点、私ども地域金融機関としましては、遺憾な面が若干出ておるように感じる次第でございます。
信用金庫は地域金融機関として地元の金融に責任を持っていることから、地元民の便宜、その経済的発展という点を考え、単に経営の効率化という視点だけから店舗配置を決定することは許されないと存じており、私たちといたしましては、地元経済の発展ないし地域開発の促進に協力するという社会的使命を考え、このような金融の谷間を埋め、過疎地帯の金融の円滑化にもつとめてまいりたいと考えております。
そこで、ある新しい町にそういうリプレースによって店舗が集まってくるときには、通達によると、その地域における地域金融機関を優先するというふうに書かれていますが、あとの都市銀行が出てくる場合には、その都市の人口増等の関係もありましょうけれども、新しい町ができる、そうするとその駅前、目抜きの部分はいきなりほとんどが金融機関だなどということになることは、これは今後私どもは避けるべきものではないのか。
これもやはり地域金融機関としてその地域に、たとえ十分でないにしても、それなりの産業もありましょうし、金融機関の存在は当然必要であるわけでありますから、この面については銀行局としてはそれではどういう考え方でやっていかれるのか、それをちょっと承りたいと思います。
たとえば貸し出し利率の低減、低くなっていくという面もありますけれども、やはり信用金庫はあくまでも地域金融機関としての地位があるわけであります。
だんだんと資本金の増額その他合併・転換、それから相互銀行が都銀のほうへ上がっていくとか、そういう形で、だんだん地域金融機関、中小金融機関から離れていくという、そういう点が非常に危惧されるのです。 もう一つ重要な問題があります。それは、合併・転換に伴って、どの企業もそうですが、労働問題が生じてきます。
第一の問題は、信用金庫は地域金融機関といいましても非常に狭い地域にあるのでございます。狭い地域にありまするために、一方では金の余っている信用金庫もあれば、一方では非常に資金需要の多いというふうな地域もございますので、一つの地域をできるだけ広げていただきたいというふうなことを特にお願いをしておるわけなんです。
ところが国民金融公庫さんは、最近は、全国に支店をこしらえてやっておいでになるというので、どうかと思いまするが、私どもこういう面は、信用金庫はもうほとんど地域金融機関として、北海道から南は奄美大島まであるわけなんですから、かなりきめこまかい配慮ができるんじゃないかというので、これはひとつできるだけ代理貸しということのほうが、どっちかといったらば適切な人たちに貸しつけができる。
○田中国務大臣 先ほども申しましたように銀行の店舗行政等に対しては弾力的な設置ができるようにしたいというとを申し上げましたが、これは市中十二行のように、全国を営業範囲とするものと同じくするということではございませんが、地域金融機関として発達した特性を十分考えながら、しかし、なるがゆえにその府県に局限すべきではない。