1948-12-06 第4回国会 参議院 大蔵・人事・労働連合委員会 第1号
、只今小川さん御指摘の通り、單に財源上その財源捻出の限界、それを以てこれを抑制したとかようのものだけではないのでありまして、たびたび申上げました通り、今日の物價水準、並びに賃金水準とかいうようの点に思いをいたしまして、苟くも今回の新給與の改訂が改善であつて改惡であつてはならない、若しその適正なる考えを逸脱いたしまして、これを徒らに名目賃金を引上げる結果に相成りましては、それこそ物價の騰貴になり、民間賃金
、只今小川さん御指摘の通り、單に財源上その財源捻出の限界、それを以てこれを抑制したとかようのものだけではないのでありまして、たびたび申上げました通り、今日の物價水準、並びに賃金水準とかいうようの点に思いをいたしまして、苟くも今回の新給與の改訂が改善であつて改惡であつてはならない、若しその適正なる考えを逸脱いたしまして、これを徒らに名目賃金を引上げる結果に相成りましては、それこそ物價の騰貴になり、民間賃金
御承知のように、現在官公吏諸君の給與ベースは、本年七月の補正物價体系に織り込まれた民間工業平均賃金に均衡をとつたものでありまするが、その後の推移に顧みまするに、公務員給與三千七百九十一円ペースのすえ置に対しまして民間賃金は相当上昇し、一方生計費もまた相当膨脹いたしておるのでございます。
しかるにその後の推移を見て参りますと、民間賃金は著しく上昇し生計費もまた相当の上昇を來しております。官吏については、今回の國家公務員法の改正に伴つて、特殊の地位を與えられることになるのでありますが、この点にも関連して、この際官公吏の待遇を改善することがぜひとも必要となつたのであります。 補正予算提出の基本的事情の第二は、最近における災害の続出であります。
しかしながら他の一面におきまして、民間賃金との関係におきまして、ただいま本間さん御指摘の通り、たとえば電産の問題あるいは石炭炭鉱諸君の給與の問題、その他等々ございますが、かようなものの間には、おのずからその間の均衡につきましても十分配意いたしたのであります。以上御了承願いたいと存じます。
さらに民間賃金の上昇は、本年に入つてから目ざましいものがございまして、その実質賃金は一月に比べまして、五割近い向上を示しているものと推定されるのでありますが、一方國民の消費水準は、これを統計的に見ますれば、本年に入つて以來ほとんど不動であります。
当初予算におきましては、給與水準は三千七百九十一円として計上したのでありますが、生計費は漸次高騰を示すとともに、民間賃金は相当程度に上昇している状況でありまする事情をも考慮して、ある程度の給與改善を急速に実行しなければならないこととなつたのであります。 次に本年各地に生じました災害の復旧に必要な経費であります。
○田中(織)委員 先ほど打合会で大藏大臣から追加予算編成に関するきわめて簡略なる御方針を御説明願つたのでありますが、ことに大藏大臣の御説明にもありました追加予算の中心をなす官公吏の賃金ベースに関する問題につきましては、大藏大臣の御説明によりますと、本予算決定以後の物價並びに民間賃金の騰貴に伴います事情のみをあげておられるのでありますが、われわれはその事情ももちろんであるのみならず、現にこの國会に目下審議中
それから、今度は御質問申し上げたい事項でありますが、先ほど前田委員の質問に対して、政府職員の給與改訂はしなければならぬが、それはインフレを促進するということも考えなければなりませんし、物價改訂もしくは民間賃金に及ぼす影響等ということも考えなければならぬので、非常にむずかしい問題であるというような意味のことを言われました。
先ほど吉田総理のお答えによりますと、人事委員会の勧告に対して十分尊重する意味で檢討しているというようなお言葉があつたように思いますが、はたしてこの臨時人事委員会の勧告を、十分に尊重するという見地に立つて檢討しているかどうか、さつきの答弁では物價改訂、民間賃金に影響を及ぼすというようなことを言われましたが、臨時人事委員会の勧告は、現在の物價で、つまり改訂しない現在の物價で、現在の民間賃金水準ということを
そういうことになつて、結局は民間賃金の安定というところに行かざるを得ないのであります。從つて、国家公務員法の問題及び給與の問題というものは、國政全般の根本的なものに触れる問題でありまして、どうしても一般的な政策を発表しなければ、確実な審議は断じてできないのであります。このような状態でわれわれが審議するということは、これは國民に対して、まことに済まない審議状況であると思うのであります。
その一般的な財政政策、つまり民間賃金の安定をやるのかやらないのか、そういう一般的な、特にその大事な点を率直に披瀝してもらいたい。そうして、追加予算をいつ出すか、これを聞いておるのであります。この点について、もう一回御答弁を承ります。 〔國務大臣林讓君登壇〕
又その結果は、やがて民間賃金の引上要求となり、物價と賃金の惡循環を招きまして、インフレを促進し、又やがて再び官公吏の給與水準と民間賃金の水準との均衡を破るに至ることは、火を見るよりも明らかであります。從つて官公吏の給與水準を今回引上げて、民間の賃金水準と均衡を図り、これを將來保持して行こうとするためには、このような結果を招かないための適切な方策が同時に強力に実施されなければならないのであります。
そうしてこういうような状況でありますから、いろいろな点を総合いたしまして、民間賃金との均衡がほぼ保たれることによりまして、CPSとの均衡も亦保たれる。
更にこの政府の賃金ベースを維持されるために、或いは民間賃金に対しまして直接間接に統制を加えるお考えであるのかどうか。若しそうだといたしましたならば、その方式はどういうものであるかということについて具体的なお答えをお願いしたいのであります。 第三にお伺いしたいことは、大蔵大臣は先の演説におきまして外資導入について力説されておるのであります。
ところで、そういうような事情があります一ので、官吏の給與は、何時も民間企業、民間賃金或いは自由労働者の賃金に比較しまして、その額におきましても、或いは実施の時期におきましても、非常に大きなずれを何時も生じております。