1958-02-21 第28回国会 衆議院 予算委員会 第10号
○津島国務大臣 お答えいたします。防衛庁では御承知のように技術研究所において科学技術の研究開発をいたしております。ただいま仰せになりました金額は、あるいは予算の数字として一部であるかと思いますから、一応数字を申し上げます。技術研究所の予算として三十三年度では十九億一千百万円でございます。これは固有の予算でございます。
○津島国務大臣 お答えいたします。防衛庁では御承知のように技術研究所において科学技術の研究開発をいたしております。ただいま仰せになりました金額は、あるいは予算の数字として一部であるかと思いますから、一応数字を申し上げます。技術研究所の予算として三十三年度では十九億一千百万円でございます。これは固有の予算でございます。
○津島国務大臣 一同一生懸命にやっておりますからどうぞ御了承願います。
○津島国務大臣 お答えいたします。海上自衛隊の出動につきましては、自衛隊法に明瞭な規定がございまして、武力攻撃による場合、これに自衛のために出動するというのが第一点でございます。今日までの李承晩ライン外におけるいろんな事故というものは、侵略であり、また武力攻撃があるというところまでに至っておらぬと認めておりますので、海上自衛隊は出動を見合しております。
○津島国務大臣 ただいまお答えいたしましたように、現状において海上自衛隊が侵略行為として出動するという段階には至っておらぬと思っております。また現状における事態に相応して、自衛隊法を改正するのがいいかどうか、こういう御意見、御質問のようでありますが、この点はまだそういった措置をとる必要はないと思っておる次第でございます。
○津島国務大臣 御意見は御意見として承わっておきまして、十分考慮いたしたいと思います。ただ私が申し上げましたの、現在の自衛隊法の規定の上からいって、現状において自衛艦隊その他を出動させるという時期ではないと、こう思う次第でございます。
○柳田委員 ただいま承わりますと、堀木厚生大臣並びに津島国務大臣御病気の由でありまして、まことにお気の毒であります。国政掌理の重大な任に当られますから、御加餐の上、すみやかに御回復を祈っておりまするが、しかしながら考えてみますと、このように予算委員会におきまして代表質問のさなかに、最も重要な大臣が御病気で倒られることはまことに遺憾であります。
○津島国務大臣 お答えいたします。昨年六月の防衛整備目標では、これは国防の基本方針に基いて、今後三十五年ないし三十七年度にわたる防衛の整備目標を大体きめたのでございます。これはもう御承知のように、その目標においては陸上は何万人、また海上は何万人、あるいは飛行機数においては千三百機とか、こういうようにきめたのでございます。
○津島国務大臣 毎年度の繰越額は相当多額に上って、この消化については非常に注意をいたしまして、三十二年度はまだ決算——年度末がまだ来ておりませんので、明確なことは申し上げられません。しかしながら今日までの予算消化の実況から申しますると、ほんとうの未済繰り越しとして三十三年度に持ち越すのは、おそらく三十億程度じゃないかと思っております。御承知のように三十二年度への繰越金は二百三十六億でございました。
○津島国務大臣 全体の国防の基本方針が、わが国においては必要限度の防衛の整備をやろう、と同時に国連の安全保障体制、また日米安保条約に基く安全保障によってこれを守っていこう、こういう考え方になっているわけでございます。それを全体を考慮して、わが国において整備すべき目標はこの程度で適当だろう、こういうことに相なっているわけでございます。
○津島国務大臣 御趣旨の点はよくわかりました。本件の場合に、三井の造船に関しての価格についての資料が出ておるが、一方、予定価格に近かったというか、実価がそれよりも高かったものについての資料は出ていない、これについては調査をするかどうか、またその資料を出すか、こういうことでございます。
○津島国務大臣 原則としては艦船の建造にはほかの船舶と違って非常に特殊の性能装備というものがあるのでございます。従って御承知のように過去においても随意契約ということが認められ、それによって調達されたというような事例を今日まで続けてきておるわけでございます。三十一年度艦につきましても種々の事情、条件を考慮いたしましてこの際最も適正な方法として随意契約ということに相なった次第でございます。
○津島国務大臣 現場では、技術者が監督に当っておる者は相当あるということを承知しておりまするが、お説のように、経理部面においては現場に駐在する監督と申しますか、防衛庁員が不足をしておるように私も思うのでございます。これは今後十分改善を加えたい、こう存ずる次第でございます。
○津島国務大臣 御質問の点まことにごもっともと思います。きょうはその点について精細なるお答えをすべき準備をすべきでありましたが、事務当局側にはその資料をただいま持ってないからきわめて抽象的なお答えをしたと思います。十分調査したものがあるということを承知いたしております。
○津島国務大臣 資料の提供の件、了承いたしました。
○津島国務大臣 御意見のあるところは十分了承いたします。しかし自衛隊の整備につきましては、先ほど申し上げました通り、質的改善を加え、また新しい科学の利用によって一そうその力を増していくという方向で、わが国の防衛体制を確立したいと思います。もっともこれについては、わが国独力ではなかなか完璧を期することができないのが現状であろうと思います。
○津島国務大臣 新兵器としてのミサイルが防衛力の強化ということには非常に貢献するものだと思っております。これについては十分検討しなければならぬと思っている次第でございます。
○津島国務大臣 先ほどの問題もありましたから、あわせて次の機会に申し上げます。
○津島国務大臣 検討中でございます。
○津島国務大臣 ミサイルの問題についても、円資金でこれを買うという交渉をいたしたことはございません。また先方は正式に何らそういう申し込みをわれわれに持ち出したこともございません。これは事実でございます。
○津島国務大臣 この種の兵器を円資金をもって購入する交渉をしておるかどうか、こういう御質問だと思うのでありますが、それはいたしておりません。
○津島国務大臣 ただいまの点は、総理からお答えした通り、そういうものを使用する、持ち込むということはいたさない、こういう方針でございます。
○津島国務大臣 そういった了解はあるものと私は信じております。
○津島国務大臣 本演習場に対する地元の御要望はまことにごもっともと思うのでございます。しかしただいますぐこの飛行場、演習場を撤去するかどらかということについて、私としてはっきりした言明をここで申し上げることは差し控えたいと思います。御趣旨のあるところはよくわかっております。しかしこの具体的な問題に対して、この場合ただちにこう処理するということは申し上げかねるのがはなはだ遺憾でございます。
○津島国務大臣 はなはだ遺憾でございますが、この段階であの演習場を返還すべしという交渉を直ちにやることは非常に困難だ、これは全体の計画の一つでありますので、そういったところは十分御了承願いたいと思います。
○津島国務大臣 三十一年度の防衛庁費の繰り越し額についてちょっとお答えいたします。締め切ったところが二百三十六億でございます。