1947-07-12 第1回国会 衆議院 農林委員会 第5号
第一點の就任したときに私が數字を見て驚いたというのは、一體どういうことか、これは率直に、私はかように政府の手持米がほとんど皆無に近くなつておるとは思つておらなかつたのであります。それから森君のお述べになりましたように、大體われわれが了承する食糧の數字というものは、そんなに心配がないと思つておつたにかかわらず、遲配缺配が先日本會議で申しましたように非常に多いということを見て、實は驚いた。
第一點の就任したときに私が數字を見て驚いたというのは、一體どういうことか、これは率直に、私はかように政府の手持米がほとんど皆無に近くなつておるとは思つておらなかつたのであります。それから森君のお述べになりましたように、大體われわれが了承する食糧の數字というものは、そんなに心配がないと思つておつたにかかわらず、遲配缺配が先日本會議で申しましたように非常に多いということを見て、實は驚いた。
しかし、わが國の食糧事情は、連合國も御承知のごとく、政府の手持米をほとんど食い盡し、供出も全力をあげているのでありますが、すでにこの供出につきましても、底を打ちまして、それに加うるに、轉落農家の增加や、海外の引揚げ同胞あるいは復員者等々で、配給人口は次第に增して、ひところは、月間わが國の需要量は三百万石程度でよかつたのでございますが、今日では四百五十万石という消費量がなくては、月間の需要を滿たすことができない