1947-08-06 第1回国会 参議院 厚生委員会 第5号
昨日の文化委員の時にこういう問題が出た、観光の設備をやつて、ホテルなどを作つて外國人を沢山入れて日本に金を落すようにしたい、こういうことで昨日は文化委員の方で長い間專門家の方も來られてやつたのでありますが私は言うたのです。
昨日の文化委員の時にこういう問題が出た、観光の設備をやつて、ホテルなどを作つて外國人を沢山入れて日本に金を落すようにしたい、こういうことで昨日は文化委員の方で長い間專門家の方も來られてやつたのでありますが私は言うたのです。
ただ觀光事業といたしましては、一口に申しましても、ホテル等の規模、あるいはその他の娯樂場の施設等を見ますときには、必ずしも全部を國が一本にやつていくことは、適切でないのではないかと考えておるのでございまして、現在すでに各地に觀光協會が設立されて、それを中央では、全日本觀光連盟というものに統一して、觀光事業の保護育成指導に當つておるわけでございますが、各地にできたその觀光協會を足場にして、その條件のいい
ただ觀光事業の實施そのものにつきましては、いろいろの面があるのでございまして、國立公園に風致をさらにこれに人工を加えてよくしていく、あるいはそこにホテルの設備をする、あるいは他の娯樂の設備をするといつたふうな人工的な面もございますし、またこれに對する旅行の案内、斡旋をするというような仕事もございましようし、さらにこれを運ぶことは、これはもう絶對必要な仕事になつてまいります。
その話合の内容は、東京、大阪、京都、及び名古屋の四都市にホテルを設營いたすこと、それから東京及び京都に必要たる事務所の整備をすること、竝びにそれに付隨いたしまして、日本人の通譯、連絡員、タイピスト、商品専門家等、今囘來朝される方々の適當なる陣容を整える、それから東京及び京都に實業團専用の自動車サービスを設置してそれを運營する。
すなわちホテルとして帝室林野局、住友ビル、名古屋の常磐ビル京都の洛陽ホテル、大阪では病院を直すなど、一生懸命に仕事をしていらつしやると思います。またこの間の新聞を見ますと、バイヤー接遇のために、貿易廳當局者の談として、いろいろなパンフレツトを贈ることにして、それはすでにできておるという談話が載つておるのであります。それが本當なら、なぜ今日ここにそれを持つておいでにならないかと思うのであります。
まず第一に伺いたいことは、ホテルの問題であります。御承知のごとく戰災によりまして、京都、奈良を除く大都市のホテルは、ことごとく戰災にかかつておるのでありまして、今日ホテルの建設は緊急の問題になつております。そこでこのホテルの建設について、資材あるいは資金その他の面において隘路がありますが、これに對する計畫があるかないか。
觀光事業といたしまして、今御指摘になりましたように、ホテルが實は一番大切なものなのでございますが、これは先日私どもの長官が參りましたときに、ホテルの状態と將來の計畫につきまして、概略をお耳にいれましたはずでございますが、實は戰災によつて非常に大きな部分のホテルがなくなりました。そこでその緊急性に鑑みまして、大體來年度以降三箇年の計畫で、重要な地點を定めましてホテルを設備していく。
(拍手)またシカゴ市の話でありますが、強制立退きで全資産を失つてしまつた一人の老人が、下町のホテルでさら洗ひをして一箇月百十五ドルのサラリーの中から、上衣を買うために月々貯金しておりました二十五ドルの金額を寄附してきたということであります。これらの祕められた挿話から、私どもははつきり米國人の厚意と愛情とをうかがい知ることができるのであります。
この宿舎、ホテル等は急速に整備して日本政府として提供することが宜かろうと思うのであります。これは必ずしも進駐軍の要求ということじやないのでございますけれども、純然たる民間の事業というわけでもないのでございまして、こういうのはまあ一つの例を申上げると、詰り政府の需要する営造物というようにお考え願えれば宜しいのであります。
このたび貿易使節が参るにつきましても、慌てて東京、名古屋、京都、大阪という所に政府が直営で急造のホテルを造つておるような次第でありますが、今後観光客を迎えるにつきましては、只今から一日も早くこの宿泊施設の充実を図らなければならんと思います。これにつきましては、勿論資金も要ります。資材も要ります。
曾て鉄道省に観光局が設けられまして、外人の誘致を志しまして著手したことは御承知の通りでありますが、その後の成績を見ますると、特に財政経済方面を見ますると、外人の落す金はホテルでなく、土産物シヨツプでなく、実に船であつたのであります。今後私共は輸出において、いろいろの点において故障がある。